Lotus Notes Traveler 8.5.3

第 4 版

2011 年 10 月

本書について

この版の製品資料では、アクセシビリティに対する IBM の取り組みに従い、アクセシビリティが確保されています。

印刷中

この資料を印刷する場合、印刷出力の質を向上させるため、スタイル要素の一部が除外されます。以下に、印刷に関するいくつかのヒントを紹介します。
  • 資料の長さがブラウザの印刷能力を超えることがあります。Microsoft Internet Explorer については、大きなファイルを正しく印刷できることが実証されています。
  • 本書は長い資料です。印刷プレビューを使用して、印刷されるページの長さを確認してください。
  • 資料のセクションを強調表示して、選択した内容のみを印刷することができます。

オフラインでの操作

この資料は、ブラウザからローカルにコピーして保存することができます。メニューおよびメニューオプションはブラウザごとに異なります。資料をローカルに保存するために参考情報が必要な場合はブラウザのヘルプを参照してください。

フィードバックの送信

この資料に関するフィードバックをご提供いただく場合は、Lotus Documentation Feedback の Web サイトを参照してください。

概説

IBM® Lotus Notes® Traveler には、Lotus® Domino® サーバーと無線携帯デバイス (Android デバイス、Windows Mobile デバイス、Nokia S60 Third Edition および Fifth Edition デバイス、Nokia Symbian^3 デバイス、ActiveSync プロトコルを実行する Apple デバイス等の一部のモバイルデバイスなど) との間の双方向無線自動同期機能が用意されています。 Lotus Notes Traveler を使用すると、E メール、カレンダー、タスク、アドレス帳、ジャーナルデータをリアルタイムで同期できます。

Lotus Domino サーバーからの新しいメールメッセージは、 ご使用のデバイスに自動的に着信し、着信音やデバイスの振動などの通知イベントを起動できます。 新規メールメッセージの送信やカレンダーエントリの変更など、デバイス上で行った更新の情報は、ネットワーク接続が使用可能になるとすぐにサーバーと同期します。

Lotus Notes Traveler は、簡単で使いやすいインターフェースを備えており、構成の設定数が最小で済みます。デバイスと同期するデータの量をカスタマイズして、デバイスのメモリ使用量を最適化できます。

Lotus Notes Traveler 8.5.3 サーバーは、Lotus Domino 8.5.3 が実行されているコンピュータ上にインストールされ、Lotus Domino のサーバータスクとして実行されます。基本的な設定の場合、Lotus Notes Traveler コンポーネントは、管理者から要求される最小限の入力によるインストールを行った直後に動作します。管理者の日常的な作業は、すべて IBM Lotus Domino Administrator クライアントおよび Lotus Domino のリモート管理コンソールを使用して実行されます。Lotus Notes Traveler は、Domino ディレクトリを使用してユーザーを自動的に検索するため、手動による登録手順はありません。

IBM Lotus Notes または Lotus iNotes® ユーザーは、Lotus Notes Traveler ユーザーとして既に有効になっています。モバイルデバイスユーザーは、デバイスに応じたクライアントソフトウェアをインストールして、Lotus Notes Traveler サーバーを指すようにデバイスを操作するだけで済みます。デバイスはサーバーに自動的に登録し、デバイスに対して即座に同期を開始します。

Lotus Domino サーバーと通信する Lotus Notes Traveler クライアントでは、主要な方式として無線通信チャネルが使用されます。セルラー方式の General Packet Radio Service (GPRS)、WiFi (802.11x) または 3G などがその例です。Lotus Notes Traveler クライアントは、デバイスにインストールされているセキュアな仮想プライベートネットワーク (VPN) と連携して動作します。また、IBM Lotus Mobile Connect との統合サポート機能も提供します。Lotus Mobile Connect を使用することにより、モバイルデバイスが使用している物理的ネットワークに関係なく、エンタープライズネットワークを論理的にモバイルデバイスまで拡張するローミング機能やセキュア通信機能を活用することができます。Lotus Notes Traveler クライアントでは、GPRS や GSM (モバイル通信用グローバルシステム) などの公衆網を使用して接続できる上に、セキュリティが維持され、会社のイントラネット上での存在も維持できます。デバイスとサーバーとの間で伝送されるデータは、データトラフィックを最小限に抑えるために圧縮されます。このことは、低速なトラフィックリンクでは重要です。

Lotus Notes Traveler 8.5.3 の新機能

IBM Lotus Notes Traveler 8.5.3 では、サポート対象のデバイスや Lotus Notes Traveler サーバー用の新機能が追加されています。

Android デバイスのサポート

Android のインストール機能の向上
  • Lotus Mobile Installer は別個のアプリケーションではなくなりました。 Lotus Mobile Installer が提供していた機能 (クライアントの自動更新など) は、Lotus Notes Traveler クライアントアプリケーション内に統合されました。
  • Android デバイス上でデフォルトブラウザを使用して接続し、Lotus Notes Traveler client for Android クライアントをダウンロードする場合、サーバーとユーザー ID のフィールドは Lotus Notes Traveler のインストール中に自動入力されます。 Lotus Notes Traveler for Android クライアントでは、ブラウザに以前入力された情報を再使用して、この接続情報を事前入力できるようになりました。

詳しくは、Windows Mobile デバイスでのクライアントのインストール方法を参照してください。

Android のメール機能の強化
  • メールを表示しているときのメニューに [テキストの選択] オプションが追加されました。このオプションを選択すると、メール項目内のテキストを選択してデバイスのクリップボードにコピーできます。このテキストは、Lotus Traveler の新規メールメッセージ、およびクリップボード貼り付け機能をサポートするその他のアプリケーションに貼り付けることができます。
  • Lotus Domino で暗号化されたメールを Android デバイスで読んだり送信したりできるようになりました。
  • 新しいメールメッセージに名前またはアドレスを入力すると、Lotus Notes Traveler は、入力した文字に一致する可能性のある連絡先のリストを生成します。 選択項目のいずれかを選択すれば、いつでもフィールドを埋めることができます。 表示されるのは、一致する連絡先とグループの両方です。 これをメール作成エディタから行う場合、生成される一致項目には、連絡先とグループを区別するアイコンが更に表示されます。
  • Android デバイスでメール添付ファイルを自動ダウンロードするための [最大ファイルサイズ] オプションが、25k、100k、500k、2M、10M に増加されました。
  • メールの作成フォームに [送信] ボタンが追加されました。 デバイスのメニューにアクセスしなくても、メールを送信できます。
  • メールメッセージの署名に複数行を使用できるようになりました。
  • 送信、ドラフトとして保存破棄などのアクションは、メールの作成フォームのボタンになりました。 [Cc] フィールドと [Bcc] フィールドは、デフォルトでは非表示になりました。これらのフィールドの表示/非表示を切り替えるには、[メールオプション] ダイアログで [Cc/Bcc を非表示] または [Cc/Bcc を表示] を選択します。
  • メール作成エディタのユーザーインターフェースが改善されました。 送信、ドラフトとして保存破棄の各アクションが、コンテキストメニューではなく、1 次作成画面から直接利用できるようになりました。

詳しくは、Windows Mobile デバイスでのメッセージの作成方法を参照してください。

Android のカレンダー機能の強化
  • カレンダーエントリを表示しているときのメニューに [テキストの選択] オプションが追加されました。このオプションを選択すると、エントリ内のテキストを選択してデバイスのクリップボードにコピーできます。このテキストは、Lotus Notes Traveler のメールメッセージやクリップボード貼り付け機能をサポートするその他のアプリケーションに貼り付けることができます。
  • カレンダーを週表示する場合、ビュー内に表示できる限りのカレンダーイベントの件名テキストを表示できるようになりました。
  • Android デバイスから、参加者との会議の予定をスケジュール、スケジュール変更、変更、キャンセルできるようになりました。
  • Lotus Notes Traveler for Android では、カレンダーエントリの [件名]、[場所]、[説明] フィールド内の電話番号と電話会議のアクセスコードが認識されて強調表示されるようになり、ユーザーはその文字列をタップするだけでダイヤルできるようになりました。
  • スワイプジェスチャを使用しているときに日または週を変更するパフォーマンスが向上しています。
  • 新しいカレンダーエントリに名前またはアドレスを入力すると、Lotus Notes Traveler は、入力した文字に一致する可能性のある連絡先のリストを生成します。 選択項目のいずれかを選択すれば、いつでもフィールドを埋めることができます。 表示されるのは、一致する連絡先とグループの両方です。 これをカレンダーイベントエディタから行う場合、生成される一致項目には、連絡先とグループを区別するアイコンが更に表示されます。

詳しくは、Windows Mobile デバイスでのカレンダーエントリの作成および管理方法を参照してください。

メールおよびカレンダー用 Android ホームページウィジェット
Lotus Notes Traveler のメールおよびカレンダー用ホームページウィジェットを Android のホーム画面に追加できるようになりました。 ホーム画面のアイコンを押したままにして、次にウィジェットの追加を選択すると、以下のウィジェットのリストが表示されます。
  • Traveler Calendar
  • Traveler Mail

メールウィジェットとカレンダーウィジェットには、小さいバージョンと大きいバージョンがあります。

メール用の新しい Android Home Page Widget により、メッセージ、未読メール数、新規メッセージ作成用のショートカットボタンを、スクロールバーを使って繰り返し表示できます。カレンダー用の新しい Android Home Page Widget には、カレンダーエントリ、今日の日付情報、新規カレンダーエントリ作成用のショートカットボタンを繰り返し表示するためのスクロールバーが実装されています。これら両者で、Android OS 3.0 以降で利用可能な、滑らかなスクロール機能が活用されています。

Android 3.0.x タブレットメニュー
各 Lotus Notes Traveler アプリケーション内の Traveler メニューが、Android 3.0.x タブレットに期待されていたナビゲーションの操作性に基づいて改善されました。

Apple デバイスのサポート

Apple デバイス向けの選択的アプリケーション同期
Lotus Notes Traveler 設定を Domino ポリシーの一部として使用している管理者は、Enforce in child ポリシー機能を使用して、Apple iOS デバイスと特定のアプリケーションとの同期を回避できるようになりました。 例えば、[メールアプリケーションの同期 (Mail application sync)] オプションを選択解除して [子に強制 (Enforce in child) ポリシーオプションを選択すると、このポリシーを使用している Apple デバイスのユーザーはメールを自分のデバイスと同期できなくなります。このオプションは、iOS デバイスでサポートされている各アプリケーション (メール、カレンダー、連絡先を含む) で使用できます。
注: このようなデバイス設定のロックは、Lotus Domino ポリシーの一部としてのみ使用可能です。 この機能は、LotusTraveler.nsf 管理データベースで定義されているデフォルトのデバイス設定を使用している場合は使用できません。

詳しくは、デフォルトのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の値を参照してください。

Apple デバイスでの選択的ワイプ

Apple iOS デバイスから Lotus Notes Traveler のメール、カレンダー、連絡先のデータのみをワイプする機能が使用可能になりました。 詳しくは、リモートワイプを参照してください。

Apple デバイスでの Lotus Notes ID パスワードのキャッシュ

Apple デバイスでは、ユーザーの Lotus Notes ID パスワードのキャッシュに関して、セキュリティポリシー設定が考慮されるようになりました。 Lotus Notes ID パスワードはデバイス上で安全にキャッシュされ、"自動ロック期間" ([管理者] 設定) が期限切れになるまで、またはデバイスがロックされるまで、ユーザーはパスワードを再入力する必要がありません。 この機能には、iOS App Store で入手可能な Traveler Companion バージョン 2.0.3 以降が必要です。

Apple デバイスからの返信および転送の標識
Apple iOS デバイスから Lotus Notes Lotus Domino メールの返信または転送を実行する場合、返信と転送の標識がサーバーサイドのメールデータベースに適切に設定されるようになりました。
注: Apple デバイスはこれらの標識をサーバーから同期しません。Apple デバイス以外のデバイスで転送または返信した場合、Apple デバイスのメールに標識が同期されません。

Nokia デバイスのサポート

Nokia Symbian^3 のサポート

Lotus Notes Traveler クライアントは、第 3 エディションおよび第 5 エディションの S60 デバイスに加えて、Symbian^3 デバイスでも使用可能になりました。

Nokia Symbian^3 デバイスの暗号化の強制

Symbian Anna レベルのソフトウェアを使用しているデバイスに対して、デバイスの暗号化の強制がサポートされるようになりました。Lotus Notes Traveler サーバー上で暗号化が強制されている場合に、デバイスが暗号化されていないことをクライアントが検出すると、暗号化されるまで同期がブロックがされます。 デバイスが暗号化されていない場合は、開始を促すウィンドウが表示されます。

詳しくは、Nokia Symbian^3 デバイスの暗号化方法を参照してください。

Nokia Symbian^3 デバイスでの HTML メールのサポート

Lotus Notes Traveler 8.5.3 では、Symbian^3 デバイスでの HTML メールの表示のサポートが追加されました。

Lotus Notes Traveler サーバー

新規デバイスに対するデバイスレベルのアクセス制御

Lotus Notes Traveler では、デバイスアクセス (Device Access) と呼ばれる新しいセキュリティポリシーオプションが使用可能になりました。 このポリシーはデフォルトで無効になっていますが、管理者はこのポリシーを使用して、新規デバイスが Lotus Notes Traveler サーバーに登録する際の承認を要求できます。 デフォルト設定文書の [デバイスアクセス] タブを参照してください。

詳しくは、デフォルトのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の値を参照してください。

法人検索の向上
  • 名前の検索結果で 30 件以上の結果が返される場合、、Android および Windows Mobile 用 Lotus Notes Traveler では、一部の結果が返されないため、検索を絞り込む必要があることが示されます。
  • モバイルデバイス上で名前の検索機能を使用すると、法人ディレクトリのグループ名も検索結果に返されます。モバイルデバイス上で名前の検索機能を使用すると、Lotus Domino のメール受信データベース名も検索結果に返されます。
  • 以前のバージョンでは、モバイルデバイスで名前の検索アプリケーションを使用してユーザーが検索される場合、その検索は Traveler サーバー上の Domino ディレクトリに対して実行されました。この場合、検索結果が Lotus Notes クライアントから実行された検索結果と異なることがありました。 検索では、ユーザーのメールサーバーが代わりに使用されるようになりました。これは、notes.ini パラメーターを使用して構成することができます。
保守性の向上
  • 新規オプションにより、IBM のサポートファイル収集サイト ECURep にサポートファイルを簡単にアップロードできるようになりました。 新規の管理者コマンド tell traveler pmr <pmr_number> [log file list]systemdump を実行し、それらのログファイルを 1 つのアーカイブに収集して、IBM サポートに自動的にアップロードします。

    詳しくは、サーバーログを参照してください。

  • コマンド tell traveler systemdump は、NSD が完了するのを待機するようになりました。
  • 現在、サーブレットのロギング設定は、Traveler タスクのロギングにリンクされています。 したがって、レベル、カウント、制限、ユーザー上書きなどを /data/cfg/NTSServletLogging.properties で変更する必要がなくなりました。 現在、サーブレットのロギング設定は、NTSLogging.properties の一部になっています。サーブレットのロギング設定を変更するには、このファイルを使用するか、または既存の tell traveler log コマンドを使用します。
  • コマンド tell traveler log collect は、複数のファイルを収集し、ディレクトリではなく 1 つの zip を作成します。また、NTS*.log ファイルが収集された後、これらのファイルを削除しなくなりました。 これらのファイルを削除するには、コマンド tell traveler log clear を使用します。
Lotus Notes Traveler サーバー上でメール配信を構成する必要がなくなりました。
以前のバージョンの Lotus Notes Traveler サーバーでは、メール配信を構成し、SMS のメッセージの書き込みや、モバイルデバイスから送信された会議通知を処理するよう動作させる必要がありました。 Lotus Notes Traveler サーバーが、メールサービスと同じ Lotus Domino サーバー上で実行されていないデプロイメントシナリオで、この操作はもう必要ありません。 Lotus Notes Traveler サーバーでは、すべての送信メッセージにおいて、ユーザーのメールサーバーの mail.boxが使用されるようになりました。
モバイルデバイスから送信された会議通知
以前は、会議通知 (例えば、モバイルデバイスからの新規会議要求、会議の了承通知など) の [送信者] フィールドに Lotus Notes Traveler サーバーのアドレスが表示されました。 この点が修正され、カレンダー通知は送信 E メールと類似したパスで処理されるようになり、すべての会議通知の送信元はモバイルデバイスユーザーの ID になりました。

インストールと構成の計画

IBM Lotus Notes Traveler サーバーをインストールする前に、インストールと構成に関して考慮すべき事項が多数あります。

デプロイメント構成の選択

IBM Lotus Notes Traveler サーバーは、複数の異なる構成を使用してデプロイできます。

Lotus Notes Traveler サーバーは、IBM Lotus Domino サーバーにインストールされ、そこで実行されます。このサーバーは、モバイル Lotus Notes Traveler ユーザーのメールファイルにアクセスできる必要があります。これらのメールファイルは、Lotus Notes Traveler サーバーと同じサーバーに置くか、リモートの Lotus Domino サーバーをホストとして管理します。Lotus Notes Traveler では、Lotus Domino ディレクトリを使用して、Lotus Notes Traveler ユーザーのホームメールサーバーを見つけます。ローカル Lotus Domino ディレクトリ (names.nsf) にモバイルユーザーが存在しない場合は、ユーザーがリモート Lotus Domino ディレクトリ内で検出されるように Lotus Domino ディレクトリアシスタントを構成してください。

Lotus Notes Traveler サービスをホストしている Lotus Domino サーバーには、HTTP Web サーバーコンポーネントがインストールされている必要があります。このコンポーネントは、Lotus Domino サーバーのインストール時にデフォルトでインストールされます。

Lotus Notes Traveler では、Lotus Domino サービスプロバイダの構成はサポートされていません。Lotus Domino サービスプロバイダのセットアップでは、Lotus Notes Traveler で必要なサーブレットを機能させることはできません。

考慮する必要があるネットワークトポロジのタイプと、ローカルおよびリモートメールファイルの詳細については、以下のトピックを参照してください。

ネットワークトポロジの計画

ネットワーク内のどこに IBM Lotus Notes Traveler サーバーを配置するかは、使用するデバイスタイプと同期タイプによって異なります。このセクションでは、考えられる一連のシナリオを紹介し、他のシナリオではなくそのシナリオを選択すべき理由を説明します。

Windows Mobile デバイス、Nokia デバイス、Android デバイス

Microsoft Windows Mobile デバイスおよび Nokia デバイス上で稼働している Lotus Notes Traveler クライアントは、単一の通信チャネルを使用してデータを同期し、オプションの SMS チャネルと共にメッセージをプッシュします。データ同期チャネルは、HTTP または HTTPS を使用してサーバーと通信します。このチャネルは、常にモバイルデバイスから開始されます。 チャネルを保護するために、 仮想プライベートネットワーク (VPN) を使用するか、または HTTPS を使用して、 すべての送信データを暗号化する必要があります。 オプションの SMS チャネルは、処理待ちのサーバーの変更をモバイルデバイスに通知するために使用されます。このショートメッセージは、デバイスの SMS メールボックスに送信され、Lotus Notes Traveler クライアントによって読み取られます。次に Lotus Traveler クライアントは、コマンドを実行するか、またはデータの同期を開始します。

Apple デバイス

Apple デバイスは、HTTP 通信チャネルまたは HTTPS 通信チャネルを使用して、Lotus Notes Traveler サーバーと同期します。 このデバイスでは、SMS プッシュチャネルはサポートされません。

接続タイプおよびポート

次の表に、モバイルデバイスの接続タイプとそれらのデバイスがデフォルトで使用するポートの要約を示します。使用されるデータ同期チャネルは 1 つだけですが、モバイルデバイスは HTTP と HTTPS のいずれかをサポートできるものとします。

表 1. 接続タイプおよびデフォルトのポート番号
用途 接続タイプ デフォルトポート メモ

データ同期

HTTPS

443

この接続タイプは、データの同期に最適です。 このポートでは、デバイスとサーバー間のデータ転送にセキュアなチャネルが使用されます。

データ同期

HTTP

80

このポートでは、デバイスとサーバー間のデータ転送にセキュアなチャネルは使用されません。

自動同期

TCP

8642

ポート 8642 は、8.5.2 より前の Windows Mobile または Nokia クライアントを使用する場合にのみ必要です。それ以外の場合、ポートは使用されず、無視するか無効にすることができます。

以下のトピックでは、異なるネットワークトポロジについて説明し、それぞれを使用する理由に関するより詳細な情報を提供します。

仮想プライベートネットワークの使用

このトピックの図は、仮想プライベートネットワーク (VPN) サーバーをモバイルデバイスから企業のイントラネットへのセキュアアクセスポイントとして使用するネットワークトポロジを示しています。

VPN

このソリューションは、モバイルデバイスを接続できるアプリケーションの種類、およびモバイルデバイスが使用できるプロトコルの種類について、最大限の柔軟性が得られます。モバイルデバイスと企業イントラネットの間でセキュア VPN トンネルを使用すると、デバイスで実行されるあらゆるアプリケーションが、まるで企業ネットワーク内で実行されているように、任意の企業サーバーに接続することができます。例えば、デバイスブラウザを使用して社内 Web サイトのページを開いたり、社内のメッセージングサーバーに接続するデバイスでインスタントメッセージングを使用したりすることができます。

VPN を使用している状況で HTTPS プロトコルではなく HTTP プロトコルを使用してモバイルデバイスクライアント接続を行うこともできます。一般的に、VPN では、セキュアなデータチャネルが提供されます。 SSL ではなく HTTP を使用することによって、パフォーマンスが若干向上します。これは、モバイルデバイスおよび IBM Lotus Notes Traveler サーバーですべてのデータを暗号化しなくても済むからです。ただし、その場合、VPN 接続ポイントと Lotus Notes Traveler サーバーの間の接続が暗号化されないままになります。

インストールすべき VPN サーバーのタイプはモバイルデバイスによって異なります。ほとんどのモバイルデバイスでは何らかの形の IPSec または PPTP プロトコルがサポートされているので、ネットワーク VPN アプライアンスをモバイルデバイスで使用することができます。IBM Lotus Mobile Connect は、Windows Mobile デバイスおよび Nokia デバイスをサポートするモバイルクライアントを提供します。また、Apple iPhone などのデバイスのためのセキュアな HTTP アクセスソリューションを実現します。Lotus Mobile Connect の機能の詳細については、IBM Lotus Mobile Connect のページを参照してください。このページには、Lotus Mobile Connect に関する資料へのリンクが含まれています。

Apple iOS デバイスの場合、VPN 接続はデバイスユーザーが手動で開始する必要があります。この接続は開始後に切断されることがあり、その場合は自動的には再開されません。そのため、iOS デバイスで、メール、カレンダー、連絡先の各アプリケーションを Lotus Notes Traveler サーバーに接続する際の主要な方式として VPN 接続を使用することはお勧めしません。 Lotus Traveler サーバーまたは中間プロキシへ直接 SSL で接続することをお勧めします。

リバースプロキシの使用

このトピックの図は、リバースプロキシが DMZ 内に配置され、モバイルデバイスクライアントのための認証サービスを提供しているネットワークトポロジを示しています。

リバースプロキシ

このネットワークトポロジは、柔軟性の面では VPN トポロジに及びません。しかし、Lotus Domino サーバーのインフラストラクチャがインターネットまたは DMZ に公開されることのないセキュアなネットワーク実装を実現します。

IBM Lotus Notes Traveler は、いくつかのリバースプロキシ製品についてのみテスト済みですが、標準的なリバースプロキシ機能を提供するほとんどの製品で十分です。リバースプロキシを選択する場合は、以下のような考慮すべき項目があります。

  • 使用しているネットワーク内のモバイルデバイスクライアントと同数の長時間稼働 HTTP 接続をリバースプロキシでサポートできることを確認してください。モバイルデバイスでプッシュを有効にすると、そのデバイスでサーバーに対する HTTP または HTTPS 要求のための接続が開かれ、タイムアウトが発生するまで、または、新しいデータが到着するまで、開かれた状態に維持されます。これは、実質上、HTTP または HTTPS 接続の数がオンライン状態のデバイスの数と同じかまたはそれよりも若干多くなることを意味します。Web ブラウザでは、通常、Web ページまたは画像を取得するために接続が開かれ、要求が完了するとすみやかに接続が閉じられますが、このモデルは Web ブラウザとは異なります。
  • リバースプロキシでモバイルデバイスの資格情報を認証する場合は、ユーザーの資格情報の認証が失敗したときに、リバースプロキシから HTTP 401 応答コードを返すことができなければなりません。プロキシが HTTP 200 (OK) 応答と共にユーザー指向の Web ページをモバイルデバイスに返してはなりません。これは、モバイルデバイス上の同期クライアントはユーザー指向の Web ページまたはフォームを認識できず、代わりに、認証が失敗したことを示す標準のインターネット応答コードに依存しているためです。
  • デバイスから Lotus Notes Traveler サーバーへの接続には、HTTP GET、POST、OPTIONS の各メソッドを使用します。 3 つのメソッドがすべて許可されていることを確認してください。
  • HTTP OPTIONS 応答が、リバースプロキシからではなくLotus Notes Traveler サーバーからの応答であることを確認してください。
  • HTTP 449 応答が異なる HTTP 応答 (500 など) に変更されていないことを確認してください。
  • HTTP 302 リダイレクトは避けてください。これは、デバイスが応答時に POST を GET に変えることがよくあるためです。GET には当然ながら本文が含まれていないため、POST 内の本文が失われることになります。

リバースプロキシを使用する場合、「サーバー文書の設定」で説明されているように、 管理者は Lotus Notes Traveler サーバー文書に外部 URL をセットする必要があります。

テスト済み環境
  • IBM Lotus Mobile Connect 6.1. は、HTTP または HTTPS を使用するモバイルデバイスのための、イントラネット内の専用サーバーリソースに対するパススルーとして機能する HTTP アクセスサービスを提供します。詳しくは、Lotus Mobile Connect に関する資料のトピック「HTTP アクセスサービス」を参照してください。
  • IBM Websphere Edge Server V6.1
  • IBM Tivoli® Access Manager バージョン 6.0

直接接続

全体的に最適なセキュリティを確保するには、仮想プライベート・ネットワークまたはリバースプロキシソリューションを使用します。ただし、SSL を使用してモバイルデバイスから DMZ 内の IBM Lotus Notes Traveler サーバーに直接接続することも可能です。

この構成を使用する場合は、Lotus Domino サーバーが保護されていることと、不要なデータが含まれていないことを確認してください。 たとえば、この構成では、Lotus Domino サーバー上でユーザーのメールファイルをホストすることはお勧めしません。 この Lotus Domino サーバーを、ご使用の製品メールドメイン以外の Lotus Domino ドメインにインストールすることをお勧めします。 この構成には、ローカルの names.nsf 内にユーザーの個人レコードが存在しないという利点があるため、ディレクトリアシスタントは、製品ドメイン内の実際のディレクトリにリモートでアクセスするよう構成されます。詳しくは、複数の Lotus Domino ドメインのサポートを参照してください。

直接接続

Lotus Notes Traveler サーバーは、DMZ 内に設置されており、ユーザーメールファイルを含めることはできません。データ同期のため、インターネットに面しているファイアウォールでポート 443 を Lotus Notes Traveler サーバーに対して開く必要があります。また、8.5.2 より前の Windows Mobile デバイスクライアントまたは Nokia デバイスクライアントを使用している場合は、自動同期の実行用に、ポート 8642 を Lotus Notes Traveler サーバーに対して開く必要があります。さらに、イントラネットのファイアウォールで、ユーザーメールファイルを含んでいるそれぞれの IBM Lotus Domino メールサーバーに対して Lotus Notes RPC ポート 1352 を開く必要があります。

この構成では、デバイスと Lotus Notes Traveler サーバーとの間で HTTPS (SSL) 接続のみが使用されています。HTTP (ポート 80) を使用してデバイスをサーバーに接続することは技術上は可能ですが、そのような構成は使用しないでください。

リモートとローカルのメールファイルに関する考慮事項

IBM Lotus Notes Traveler ユーザーメールデータベースは、Lotus Notes Traveler サービスと同じ Lotus Domino サーバーに配置する必要はありません。リモート構成の場合、Lotus Notes Traveler サービスが Lotus Notes Traveler ユーザーのメールサーバー名とファイル名をローカルの names.nsf で検索し、必要に応じてそのメールサーバーにリモートで接続します。

リモートメールデータベース

Lotus Notes Traveler サーバーがリモートサーバーに物理的に接続できることを確認してください。この接続を確認するには、Lotus Notes Traveler サーバーの Domino サーバーコンソールから、次のコマンドを入力します。

trace remote_server_name

このコマンドにより、Lotus Notes Traveler サーバーと指定されたリモートサーバー間のルートに関する問題があるかどうかを示す接続ルート情報が表示されます。

ローカルメールデータベース

メールファイルをホストしているのと同じ Lotus Domino サーバーで Lotus Notes Traveler サービスを実行することもできますが、そのようなことは比較的小規模なインストール環境の場合にのみ行うのが最適です。通常、Lotus Notes Traveler サービスは、IBM Lotus Sametime® や IBM Lotus Quickr® などのアプリケーションとは別のコンピュータで実行します。

リモートメールデータベースのサポート

Lotus Notes Traveler サーバーは、Lotus Domino 7.0.2 以上のサーバーによってホストされているリモートメールデータベースに接続することができます。Lotus Domino リモートメールサーバーは、Lotus Domino がサポートしているすべてのオペレーティングシステムで使用することができます。

メールファイルテンプレートのサポート

Lotus Notes Traveler サーバーは、標準的なメールファイルテンプレートと Lotus iNotes メールファイルテンプレート (バージョン 6.5 以上) をサポートしています。

複数の Lotus Domino ドメインのサポート

通常、Lotus Notes Traveler サーバーは、製品メールサーバーと同じ Lotus Domino ドメインにデプロイされます。 ただし、以下に示すように、Lotus Traveler サーバードメインと製品メールサーバードメインを別々にした方がよい場合がいくつかあります。

  • Lotus Traveler サーバーのディレクトリ (names.nsf) を製品とは別個にして、より上位のディレクトリからの設計変更がより下位のディレクトリサーバーに同期されないようにしたい場合。 このような環境では、明示的に有効にしない限り、ディレクトリは同期されません。
  • Lotus Notes Traveler サーバーからアクセス可能な稼働サーバーからのデータ量を最小化する場合。

そのためには、考慮しなければならない項目がいくつかあります。このチェックリストはあらゆる Lotus Notes Traveler インストール環境に適用されます。ただし、モバイルユーザーと同じ Lotus Domino ドメイン内にインストールする場合は、通常、これらの項目の多くについては追加構成は必要ありません。

  • Lotus Notes Traveler サーバーを他のドメイン内のメールサーバーに物理的に接続できなければなりません。Lotus Notes Traveler サーバーで Lotus Domino サーバーの trace コマンドを使用して、サーバー間で物理接続が確立できることを確認してください。例えば、Domino 管理者コンソールで、コマンド tracetest_server/your_domain (test_serveryour_domain は、それぞれ、メールサーバーおよびドメインの実際の ID) を使用します。
  • Lotus Notes Traveler サーバーによって使用されるサーバー ID ファイルは、その Lotus Notes Traveler サーバーが接続する必要がある他のあらゆる Lotus Domino ドメインと相互認証されなければなりません。
  • リモートメールサーバーによって Lotus Notes Traveler サーバーに対するサーバーアクセス権が付与される必要があります。これは、Lotus Domino Administrator クライアントを使用して確認することができます。リモートメールサーバーで、サーバーの設定文書を開いて、[セキュリティ] タブをクリックし、[サーバーアクセス] セクションでサーバーが制限されていないことを確認します。
  • モバイルユーザーが Lotus Notes Traveler サーバーに登録または接続するときには常に Lotus Notes Traveler サービスからDomino ディレクトリサービスに問い合わせが行われる必要があります。Domino ディレクトリは、Lotus Notes Traveler サーバーに登録する各ユーザーのホームメールサーバーおよびメールファイルのパス名を返す必要があります。Lotus Notes Traveler サーバーがメールユーザーと同じドメインに配置されている場合、通常、ローカルの names.nsf には既に各ユーザーのユーザー文書が追加されているので、その情報がデフォルトで使用可能になります。ただし、ユーザーが他のドメインに存在する場合には、Domino ディレクトリアシスタンスを構成してそれらのユーザーが検索されるようにするか、ローカルの names.nsf でそれらのユーザーのユーザー文書を使用できるようにする必要があります。
  • モバイルセキュリティポリシーを適用することを計画している場合は、Lotus Notes Traveler のデフォルト設定を使用してセキュリティポリシーを定義します (デフォルトのデバイスプリファレンスとセキュリティ設定を参照)。 これらの設定を、Lotus Domino admin ポリシー設定に含まれる Lotus Notes Traveler 設定の代わりに使用してください。これらの設定を使用しない場合は、Lotus Domino ドメインごとに Lotus Notes Traveler 設定を別々に定義して、これらのドメインを正常に機能させる必要があります。Lotus Notes Traveler のデフォルト設定を使用すると、ユーザーが属している Lotus Domino ドメインに関係なく、Lotus Notes Traveler サーバーに接続するあらゆるユーザーにそれらの設定およびセキュリティポリシーが適用されるようになります。詳しくは、デバイスへのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の割り当てを参照してください。

サーバーのキャパシティ計画

Lotus Domino のタスク、ユーザー数、サーバーハードウェアの能力など、IBM Lotus Notes Traveler サーバーのデプロイメントのキャパシティ計画に影響を及ぼす要素は多数あります。

キャパシティ計画に関連する以下の要素を考慮してください。

  • Lotus Notes Traveler、IBM Lotus Sametime、および IBM Lotus Quickr などの IBM Lotus Domino タスクは、Lotus Domino サーバーのメモリおよび処理の負荷を増加させます。
  • ユーザーの数は、Lotus Notes Traveler によって使用されるメモリ量に影響します。
  • サーバーハードウェアの物理的な性能 (処理速度、メモリ、入出力帯域幅など) はサーバーのキャパシティに影響します。
  • オペレーティングシステムのアーキテクチャは、単一の Lotus Notes Traveler サーバーでサポートできる最大ユーザー数に影響します。32 ビットオペレーティングシステムの場合、アーキテクチャ面での制限により、プロセス当たりのメモリは最大 3 GB になります。Lotus Notes Traveler は Lotus Domino タスクとして実行されるので、Domino 共有メモリが割り当てられていると、Lotus Notes Traveler が使用できるメモリ量が減るため、32 ビットオペレーティングシステムではメモリが制限要素となることがよくあります。64 ビットオペレーティングシステムの場合、メモリの上限値ははるかに大きいので、多くの場合、制限要素となるのは処理能力や入出力帯域幅です。

以下のベストプラクティスを検討してください。

  • 可能な場合は、メールサーバーおよび他の Lotus Domino タスクを実行するサーバーとは別の Lotus Domino サーバーで Lotus Notes Traveler を実行します。
  • 可能な場合は、32 ビットオペレーティングシステムではなく 64 ビットオペレーティングシステムを使用して Lotus Notes Traveler サーバーをホストします。
  • いずれかの Lotus Notes Traveler サーバーをキャパシティいっぱいまで、または、それに近い状態で実行している場合は、Lotus Notes Traveler サーバーを追加して、サーバー全体の負荷を調整します。別々の Lotus Notes Traveler サーバーを使用して、一連の同じ Lotus Domino メールサーバー上のメールファイルにアクセスすることができます。

それぞれの環境の最大キャパシティを正確に把握するのは困難です。 キャパシティ計画に関連する要素の評価を行い、これらのベストプラクティスに従って、Lotus Notes Traveler デプロイメントを最大限に活用します。IBM Techline は、Lotus Notes Traveler と Lotus Domino のインストールとデプロイメントのサイジングに関して、サポートを提供しています。 このサービスについて詳しくは、IBM 営業担当員に問い合わせてください。

ヒント: パフォーマンスチューニングについて詳しくは、サーバーのパフォーマンスチューニングを参照してください。
注: IBM は、随時、パフォーマンスに関するデータをdeveloperWorks® サイトで公開しています。このサイトで「Traveler パフォーマンス」と入力して検索し、Lotus Notes Traveler に関する最新のパフォーマンス分析を確認してください。

クラスタ化とフェイルオーバー

高可用性環境をサポートするために IBM Lotus Notes Traveler サーバータスク自体をクラスタ化することはできません。Lotus Notes Traveler サービスは、リモートメールファイルがクラスタ化されているか他の方法で追加のレプリカが定義されていることを認識し、サーバーの 1 次メールサーバーがダウンした場合は切り替えを行い、レプリカからメールの同期をとります。

Lotus Traveler サービスは、メールサーバー上にある Lotus Domino Cluster Directory データベース (cldbdir.nsf) のレプリカ項目を読み取ることにより、ユーザーのメールファイルのレプリカを検出します。このデータベースは、Lotus Notes Traveler サーバーに最低でも読者アクセス権を付与する必要があります。この権限を付与しないと、1 次 Lotus Domino メールサーバーがダウンした場合に、Lotus Traveler サーバーは、接続をモバイルユーザーの代替サーバーにフェイルオーバーできなくなります。

複数の Lotus Notes Traveler サーバーをセットアップすることができます。各サーバーは、リモートサーバー上のあるユーザーのすべてのメールファイルに対して同じアクセス権を保持できます。 Lotus Notes Traveler サーバーが応答しなくなった場合、ユーザーは手動でデバイスクライアント設定を再構成し、別の Lotus Notes Traveler サーバーを指すようにすることができます。ただし、デバイスが新しいサーバーに切り替わると、サーバーとデバイス間で同期アンカーが一致しなくなります。プロトコルは同期のリフレッシュを開始します。この場合、デバイス上のすべてのデータは、メールデータベースからのデータの新規コピーによって置き換えられます。Lotus Notes Traveler サーバーは、内部では、デバイス上にある個々のデータを追跡しています。デバイスが別のサーバーに切り替えた場合、その履歴は失われます。なぜなら、それらのトラッキングデータベースはネットワーク上に存在せず、Lotus Notes Traveler サーバー間でも共有されていないからです。

下位レベルの Lotus Domino ディレクトリサーバー

IBM Lotus Notes Traveler を Lotus Domino ドメインにインストールする際に、ご使用のバージョンの Lotus Notes Traveler に付属しているものより古いバージョンの Lotus Domino ディレクトリテンプレートをこのドメインで使用している場合は、ディレクトリサーバーテンプレートの設計をアップグレードしてから、Lotus Notes Traveler サーバーをドメインにインストールしてください。

重要: Lotus Domino ドメインのディレクトリサーバー自体が現行レベルで実行されていなくても、アップグレードされたディレクトリ設計がサポートされます。

また、Lotus Notes Traveler サーバーでローカルディレクトリの複製をセットアップする場合は、Lotus Notes Traveler サーバーと Lotus Domino ディレクトリサーバーの間での双方向の複製をディレクトリで行えるように選択します。これは、必ず、Lotus Domino ディレクトリ設計をアップグレードした後で行います。

自身のネットワーク管理者権限ではマスター Lotus Domino ディレクトリのアップグレードが許可されない場合は、Lotus Notes Traveler サーバーを別のスタンドアロンドメインにインストールします。ただし、その場合は、Lotus Notes Traveler サーバーがモバイルユーザーのホームメールサーバーを見つけられるように Lotus Domino ディレクトリアシスタンスを構成することを始めとする、追加設定が必要になります。詳しくは、複数の Lotus Domino ドメインのサポートを参照してください。

自動同期オプションの設定

自動同期オプションを利用して、モバイルデバイスのバッテリ寿命を最大限に延ばすことができます。

同期スケジュールの構成

モバイルデバイスのバッテリ寿命を延ばす 1 つの方法は、モバイルデバイスが Lotus Notes Traveler サーバーに接続されたままなっている時間を短くすることです。 また、デバイスがサーバーと同期する頻度を減らすこともできます。 これらの機能はスケジュールによる同期を実施することで可能になります。

Apple デバイス

スケジュールによる同期のオプションは、デバイスの [設定] アプリケーションの [メール/連絡先/およびカレンダー] > [データの取得方法] の下にあります。[プッシュ] がオンになっている場合、デバイスはサーバーとの接続を維持して、新規データが使用可能になるとすぐに同期することを試みます。 [プッシュ] を無効にしている場合、取得スケジュールを 15 分ごと、30 分ごと、または 60 分ごとに設定できます。 取得スケジュールを手動モードに設定することにより、スケジュールを完全にオフにすることもできます。

Windows Mobile デバイス、Nokia デバイス、および Android デバイス

スケジュールによる同期の設定は、Lotus Notes Traveler アプリケーションの設定画面から使用できます。[自動同期] の設定を選択してから、[スケジュール] を選択します。2 種類の時間枠 (ピーク時間のスケジュールおよびオフピークのスケジュール) に関して動作を設定できます。 同期の動作は、以下のいずれかに設定できます。
  • 常に接続
  • 手動
  • 15 分ごと
  • 30 分ごと
  • 1 時間ごと
  • 2 時間ごと

ピーク時間とオフピーク時間にそれぞれ異なる同期動作を指定する場合は、ピークの時間枠を指定する必要があります。 ピーク時間の曜日と、ピーク時間の開始時刻と終了時刻を定義できます。 例えば、就業時間中 (月曜日から金曜日、午前 8 時から午後 6 時まで) の同期動作を [常に接続] に定義して、オフピークの設定を [2 時間ごと] に定義することができます。

注: 同期動作のスケジュールを [手動] に設定している場合でも、デバイスに対する変更 (E メールの送信や連絡先の更新など) は直ちに同期されます (または、サーバーとの接続が確立され次第、同期されます)。

自動同期の SMS モードの使用

自動同期用として SMS (Short Message Service) モードを使用するように IBM Lotus Notes Traveler を設定することができます。この設定により、バッテリ寿命が延びる場合があります。このトピックは Apple デバイスには適用されません。

デフォルトの場合、Lotus Notes Traveler は、デバイスとサーバーの両方が相互に同期状態を維持することが可能な HTTP/HTTPS 接続をデバイスとサーバー間で維持します。ネットワークプロバイダ、ネットワークアドレス変換 (NAT) のタイムアウト、デバイスの特性などの要因によっては、この接続を維持することによってデバイスのバッテリに負荷がかかることがあります。自動同期用として SMS モードを使用することにより、バッテリへの負荷を軽減してバッテリの充電間隔を延ばすことができます。

重要: 以下の手順は、無制限 SMS プランを利用していない場合は実行しないでください。そうでないと、電話料金が高額になる可能性があります。
Windows Mobile、Nokia、Android デバイスで自動同期を行う場合、SMS モードを使用してバッテリを節約するには、以下の手順を実行します。
  1. デバイスで、Lotus Notes Traveler の設定にアクセスし、[自動同期] を選択します。
  2. SMS用 E メールアドレス情報を入力します。通常は、電話番号の後に @ 記号と通信業者固有のドメインを付けます。例えば、次のようになります。
    • 9195555309@messaging.sprintpcs.com
    • 9195552143@txt.att.net
    詳しくは、Wikipedia の記事「List of carriers providing SMS transit」を参照してください。
  3. Nokia と Android デバイスの場合:
    • [SMS 通知] を [オン] に設定します。
    Windows Mobile デバイスの場合:
    • [SMS 通知を有効にする]を選択します。
  4. [完了] をクリックします。

この手順が完了すると、Lotus Notes Traveler はサーバーに対する常時接続を保持するのを止めます。また、SMS を使用してサーバーサイドの変更をデバイスに通知するようになります。これらの SMS メッセージは デバイス上の Lotus Notes Traveler によってサイレントモードで受信されるため、SMS メッセージングの使用には支障はありません。

SMS メッセージの送信者アドレスの設定

ご使用のモバイルデバイスで、Lotus Notes Traveler サーバーから送信された SMS メッセージを受信できない場合、デバイスのモバイル通信業者が SMS メッセージを無視している可能性があります。デフォルトでは、送信メッセージの [送信者] フィールドに設定された E メールアドレスが、[宛先] フィールドと同じアドレスに設定されます。一部の通信業者は、これを無効な SMS E メールメッセージとして処理します。正しく処理されるようにするには、Lotus Notes Traveler サーバーが異なる [送信者] アドレスを使用するように、内部構成値を設定します。Lotus Notes Traveler サーバー管理者は、最初に ¥traveler¥cfg¥NTSConfig.xml ファイルを編集する必要があります。 このファイルの先頭部分に、以下のような新規エントリを追加します。
<PROPERTY NAME="SMS_SENDER_ADDRESS" VALUE="some_email@your.company,com"/> 

SMS_SENDER_ADDRESS の値には、有効な E メールアドレスを指定してください (この例に示した値は使用しないでください)。ファイルを保存し、Lotus Notes Traveler サーバーを再起動します。 この手順は、SMS メッセージの受信に問題がある場合のみ、実行する必要があります。Android では、接続されているときのステータスは「SMS 経由でサーバーに接続されています。」と表示されます。

ハートビートアルゴリズムの最大間隔の設定

通常、最大間隔の値は変更する必要がありません。 しかし、ご使用の環境に固有のネットワークタイムアウト値が分かっている場合は、このパラメータをカスタマイズすることによって効率がある程度向上する場合があります。

デバイスに停止が通知されることなく、デバイスとサーバー間の接続がタイムアウトすることがあります。その場合、クライアントにプッシュする必要があるサーバー上の変更内容は、後になってからプッシュされます。ハートビート間隔を設定すると、こうしたタイムアウトを防止して接続を維持することができます。ただし、バッテリの寿命が短くなる可能性があります。

ハートビート間隔が最小タイムアウトよりもわずかに小さくなるように自動調整することにより、Lotus Notes Traveler は、接続を自動的に維持することができます。

接続されている各クライアントのハートビート間隔は自動的に Lotus Notes Traveler によって最適に調整されますが、構成パラメータを調整して若干の運用改善を行うことができます。デフォルトで、Lotus Notes Traveler サーバーの設定文書では [ハートビートアルゴリズムの最大間隔] が 15 分に設定されています。TCP プッシュを使用する Lotus Notes Traveler 8.5.2 より前のデバイスを使用している場合は、最大間隔を 15 分のままにしてください。ただし、すべてのデバイスを Lotus Notes Traveler 8.5.2 以降のバージョンで実行していて、すべてのデバイスが HTTP プッシュを使用している場合は、最大間隔を 30 分、45 分、または 60 分に増やすと、いくつかの利点があります。

ハートビートアルゴリズムの最大間隔を変更する場合は、基礎となる全ユーザーのネットワーク接続のタイムアウトがわかっているならば、それよりも少し小さい値に設定します。例えば、アイドルタイムアウトが 30 分である VPN を使用してすべての Lotus Notes Traveler クライアントが接続している場合には、最大ハートビート間隔を 28 分または 29 分に設定します。

Apple デバイスは別のハートビートアルゴリズム (ActiveSync アルゴリズム) を使用します。ActiveSync アルゴリズムでは Lotus Notes Traveler の最小間隔と最大間隔が使用され、それらはすべてのデバイスに適用されます。その他の Lotus Notes Traveler ハートビートアルゴリズム設定は他のデバイスにのみ適用されます。

言語サポート

このセクションでは、Lotus Notes Traveler でサポートされる言語の一覧を提供します。

表 2. 言語サポート
言語 サーバー サーブレット Windows Mobile 用クライアント Nokia 用クライアント Android 用クライアント
アラビア語 いいえ はい いいえ はい いいえ
カタロニア語 はい はい はい はい はい
中国語 (簡体字) はい はい はい はい はい
中国語 (繁体字) はい はい はい はい はい
チェコ語 はい はい はい はい いいえ
デンマーク語 はい はい はい はい はい
オランダ語 はい はい はい はい はい
英語 はい はい はい はい はい
フィンランド語 はい はい はい はい はい
フランス語 はい はい はい はい はい
ドイツ語 はい はい はい はい はい
ギリシャ語 はい はい はい はい はい
ヘブライ語 いいえ はい いいえ はい いいえ
ハンガリー語 はい はい はい はい いいえ
イタリア語 はい はい はい はい はい
日本語 はい はい はい いいえ はい
韓国語 はい はい はい いいえ はい
ノルウェー語ブークモール いいえ はい はい はい はい
ポーランド語 はい はい はい はい はい
ポルトガル語 はい はい はい はい はい
ポルトガル語 (ブラジル語) はい はい はい はい はい
ロシア語 はい はい はい はい はい
スロバキア語 はい はい はい はい いいえ
スロベニア語 はい はい いいえ はい いいえ
スペイン語 はい はい はい はい はい
スウェーデン語 はい はい はい はい はい
タイ語 はい はい いいえ はい いいえ
トルコ語 はい はい はい はい はい
注: ロケールがタイ語に設定されているシステムに Lotus Notes Traveler をインストールする場合、Lotus Notes Traveler サーバーの Notes.ini に次の行を追加する必要があります。この追加作業が必要なのは、Lotus Notes Traveler の Java では仏暦のカレンダーではなくグレゴリオ暦のカレンダーを使用するからです。
NTS_Java_Parms=-Duser.language=th.US
注: デバイスまたはブラウザのロケールがサポート対象外の場合、英語が使用されます。

セキュリティの計画

このセクションでは、Lotus Notes Traveler の各セキュリティオプションについて説明し、デバイスタイプごとに各オプションをどのように適用できるかを示します。 この情報を利用して、ご使用のデバイスでの Lotus Notes Traveler のセキュリティ構成を計画できます。

表 3. Lotus Notes Traveler でサポートされているセキュリティオプション
セキュリティオプション Lotus Notes Traveler サポート
  Apple Nokia Windows Mobile Android

転送中のデータの暗号化 (HTTPS 経由)

サポートされる

サポートされる

サポートされる

サポートされる

Lotus Domino 暗号化メール

サポートされる

Apple iTunes ストアで入手可能な Lotus Notes Traveler Companion アプリケーションを使用

サポートされる

サポートされる

サポートされる

リモートワイプ

サポートされる

デバイスワイプおよび Lotus Notes Traveler ワイプオプション

サポートされる

デバイスワイプおよび Lotus Notes Traveler ワイプオプション

サポートされる

デバイスワイプおよび Lotus Notes Traveler ワイプオプション

サポートされる (デバイスワイプには Android 2.2 が必要)

保存データの暗号化

Lotus Domino ポリシーでサポートされる。

Lotus Notes Traveler では、デバイス全体を暗号化し、デバイス全体に対してセキュリティポリシーを有効化して適用することができます。ハードウェア暗号化をサポートしない iPhone はブロックできます。 iPhone 3GS、iPhone 4、iPad はハードウェア暗号化をサポートします。第一世代の iPhone と iPhone 3G はハードウェア暗号化をサポートしません。

暗号化の有効化を強制し、暗号化されていない電話をブロックするために管理者が使用できる Lotus Domino ポリシーは、次のとおりです。
  • 暗号化されないデバイスを禁止
  • セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する

Symbian^3 デバイスのみでサポートされる。

Lotus Domino ポリシーまたは Lotus Notes Traveler のデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定で強制できます。

ストレージカードは暗号化できます。

ストレージカードは暗号化できます。Lotus Domino 暗号化メールの場合を除き、ネイティブの PIM および E メールアプリケーションのデータは暗号化されません。

サポートされる

パスワードのモニター (アクセスの許可または拒否)

Lotus Domino ポリシーでサポートされる。

Lotus Domino ポリシーまたは Lotus Notes Traveler のデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定でサポートされる。

Lotus Domino ポリシーまたは Lotus Notes Traveler のデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定でサポートされる。

Lotus Domino ポリシーまたは Lotus Notes Traveler のデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定でサポートされる。Android 2.2 デバイスが必要。

セキュリティポリシーの定義について詳しくは、デバイスへのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の割り当てを参照してください。リモートでのデバイスのワイプについて詳しくは、リモートワイプを参照してください。

Lotus Notes Traveler の新しいサーバーへの移動

このトピックでは、サービスのダウン時間を最小限で抑えながら、ある物理マシンから別のマシンへアクティブな Lotus Notes Traveler サーバーを移動する方法について簡単に説明します。

この手順の実行が必要になるケースとして典型的なものは、ユーザーおよびデバイスの数が増えて、現行の Lotus Notes Traveler サーバーシステムの容量を超えてしまった場合です。このトピックの手順では、以下の条件を前提にしています。
  • 2 台のサーバーは同じオペレーティングシステム (Windows または Linux) で稼働しています。
  • 「Traveler A」は現在アクティブなサーバーの名前です。
  • 「Traveler B」は、新しいサーバーです。
注: Lotus Domino サーバーを 32 ビット版から 64 ビット版に移行する手順については、この技術情報を参照してください。
  1. オペレーティングシステム、Lotus Domino、Lotus Notes Traveler アプリケーションを Traveler B サーバーにインストールします。Lotus Domino のバージョンと Lotus Notes Traveler のバージョンが、Traveler A サーバーでのそれらのバージョンと同じであることを確認してください。サーバーの移動と同時に新しいレベルへの移行を行うことはやめてください。
  2. Traveler A サーバーをシャットダウンして、Lotus Domino を終了します。
  3. Domino データディレクトリの内容を Traveler A から Traveler B にコピーします。
  4. Traveler A サーバーの電源をオフにします。
  5. Traveler B サーバーのホスト名と IP アドレスを、Traveler A サーバーのホスト名と IP アドレスに一致するように変更します。
  6. Traveler B サーバーを始動します。
これで、Traveler B サーバーは、Traveler A サーバーをシャットダウンする前に Traveler A サーバーが使用していたデータと完全に同じデータを使用して稼働するようになりました。モバイルクライアントに対するサービスも再開されます。これらの手順は、Windows 32 ビットプラットフォームを 64 ビットプラットフォームに移行する場合にも役立ちます。

Lotus Notes Traveler サーバーのインストール

以下のトピックでは、サーバーのインストールとアンインストールのためのオプションについて説明します。

Lotus Notes Traveler 8.5.3 は、Lotus Domino 8.5.3.x サーバーにインストールする必要があります。システム要件について詳しくは、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27022506 にある記事を参照してください。

インストールする前に

IBM Lotus Notes Traveler サーバーのインストールを計画する際に、IBM Lotus Domino のセットアップ項目と Linux オペレーティングシステムの考慮事項がいくつかあります。

システム要件について詳しくは、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27022506の記事を参照してください。

Lotus Domino のセットアップに関する考慮事項

  • Lotus Notes Traveler をホストする Lotus Domino サーバーには、ユーザーのメールサーバーへのアクセス権限と、メールファイルに対する管理者アクセス権限および削除アクセス権限が必要です。このアクセスを許可するには、LocalDomainServers グループにこのサーバーを追加します。
  • マルチドメイン環境の場合、Lotus Notes Traveler をホストしている Lotus Domino サーバーは、アクセス権を獲得するために、他のドメインメールサーバーとの間で相互認証されていることが必要になる場合があります。
  • 各ユーザーには HTTP パスワードが必要です。そうでない場合は、ユーザー ID およびパスワードを検証できるようにディレクトリアシスタントを構成する必要があります。
  • 各ユーザーは、自分のユーザー文書にインターネットアドレスを指定しておくことが必要です。通常、モバイルデバイスは、Lotus Domino スタイルのアドレスよりもインターネットアドレスを使用する方が良好に機能します。
  • 各ユーザーは、この Lotus Domino サーバーのローカルの names.nsf データベースに登録されている必要があります。そうでない場合は、ユーザーが見つかるようにディレクトリアシスタントを構成する必要があります。
  • インターネットサイト文書を使用しており、Apple デバイスを同期させる予定の場合は、 インターネットサイト文書の [構成] タブで [オプション] コマンドが有効になっていることを確認します。これは、Apple デバイスを登録および同期する場合に必要です。
  • サーバー文書の [セキュリティ] タブで、インターネット認証パラメータに [弱いセキュリティと複数の名前のバリエーション] を設定してください。このアクションにより、多くのログイン時の問題が解決されます。
  • Lotus Notes Traveler をインストールする前に、Lotus Domino の資料を確認してください。具体的には、SSL、ディレクトリアシスタント、Lotus Domino ドメイン、Lotus Domino メールルーターに関するセクションを確認してください。これらは Lotus Domino の機能であるため、Lotus Notes Traveler で制御することはできません。
  • Lotus Notes Traveler では、始動時に以下の notes.ini パラメータが必要です。これらのパラメータとその値が正しいことを確認してください。そうしないと、Lotus Notes Traveler が始動しない場合があります。
    • NotesProgram
    • Directory
    • ServerName
    • Domain

Linux へのインストール

  • Lotus Notes Traveler インストールアプリケーションを root ユーザーとして実行する必要があります。
  • パスワードの期限が切れている場合、Linux オペレーティングシステムはインストールアプリケーションにパスワードの変更を要求するため、インストーラがハングする可能性があります。
  • root ユーザー以外のユーザーとしてインストーラを実行すると、インストールアプリケーションがハングする可能性があります。また、ファイルのアクセス権が正しくないため、インストール後にサーバーを開始できないことがあります。
  • Linux システムに非 root ユーザーおよび root への SU としてログインした場合、Lotus Notes Traveler インストーラを UI モードで起動しようとすると、java.lang.noclassdeffounderror sun awt x11graphicsenvironment のようなエラーが表示されることがあります。 これはシステム構成によって異なりますが、root ユーザーとしてシステムにログインするか、単純にインストーラをサイレントモードで実行することによって回避できます (詳しくは、Windows オペレーティングシステムでのサイレントモードのインストールを参照してください)。

サーバーをアップグレードする前に

Lotus Notes Traveler サーバーをアップグレードするには、以下の手順を実行します。

注: システム要件について詳しくは、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27022506の記事を参照してください。
通常、Lotus Domino と Lotus Notes Traveler は、両方同時にアップグレードする必要があります。 メジャーリリースの場合は、このようにアップグレードすることが必要です。メンテナンスリリースの場合は、使用可能な最新のメンテナンスレベルで操作していることを確認してください。Lotus Domino サーバーを 32 ビット版から 64 ビット版に移行する手順については、この技術情報を参照してください。
  1. Lotus Domino と Lotus Notes Traveler の両方をシャットダウンします。
  2. notes.ini ファイルの ServerTasks リストから TRAVELER を削除して、Traveler が始動しないようにします。notes.ini 内に TRAVELER を残すと、バージョンレベルの不一致によりコンソールにエラーが表示される可能性があります。 これらのエラーは、2 つの製品が両方ともアップグレードされるまで表示され続けます。
  3. 新しい Lotus Domino サーバーをインストールします。
  4. Lotus Domino を始動して、あればすべてのマイグレーションタスクを完了させます。
  5. Lotus Domino サーバーをシャットダウンします。
  6. 新しい Lotus Notes Traveler サーバーをインストールします (TRAVELERnotes.ini に自動的に元通り追加されます)。
  7. Lotus Domino サーバーを始動します。Lotus Notes Traveler は自動的に始動します。
Lotus Notes Traveler サーバーのアップグレード後に検討する必要がある追加の構成項目を以下に示します。
  • すべてのネットワークトラフィックは、HTTP または HTTPS を介して伝送されるようになりました。この結果、HTTP スレッドではユーザーのニーズに対して不十分になる場合があります。詳しくは、サーバーのパフォーマンスチューニングを参照してください。
  • すべての Windows Mobile デバイスおよび Nokia デバイスで Lotus Notes Traveler Client 8.5.2 以降を実行する場合は、TCP プッシュポート (デフォルトは 8642) を無効にしても構いません。使用不可にするには、サーバー文書の [Lotus Traveler] タブで、[TCP 通信のポート番号] を 0 に設定します。
  • Apple デバイスを正しく構成するために Apple.xml を変更する必要はなくなりました。その代わりに、以下に箇条書きした 2 点について検討し、サーバーが正しく構成されていることを確認して Apple.xml を削除し、このファイルを AppleTemplate.xml ファイルを基に再作成できるようにします。 このファイルは管理者によって変更されている可能性があるため、自動的には移行されません。
  • バージョン 8.5.3 以降のリリースでは、法人検索機能用に DirectoryAssistance を使用する必要はありません。法人検索は、ユーザーのメールサーバーに対して実行されます。

Windows オペレーティングシステムでのサーバーのインストール

サーバーを Windows にインストールするには、ここから開始してください。

インストールファイルは、IBM Lotus Notes Traveler Server DVD にあります。この DVD は、IBM Lotus Domino DVD メディアキットに付属しています。この DVD の内容は、IBM Passport Advantage®のアカウントまたは PartnerWorld® のアカウントから入手できる Lotus Notes Traveler インストールアプリケーションにも入っています。
  1. 最初に Lotus Domino サーバーを停止してから、Lotus Notes Traveler をインストールすることを確認してください。
  2. DVD からインストールする場合は、DVD をターゲットシステムの DVD-ROM ドライブに挿入します。システムで自動実行が有効になっている場合は、共通起動パネルが自動的に開始します。 自動実行が無効になっている場合は、DVD の内容までナビゲートして、launchpad.exe をダブルクリックします。
  3. インストールアプリケーションからインストールする場合、ダウンロードしたファイル (通常は partnumber.exe) を実行します。
  4. ライセンス条項の内容を確認して同意します。
  5. Domino プログラムファイルおよびデータファイルが置かれているディレクトリを指定します。Notes®.ini ファイルが Lotus Domino プログラムファイル ディレクトリに存在しない場合は、そのファイルのディレクトリを入力するよう要求されることもあります。
    注: パーティション Lotus Domino サーバーをインストールする場合は、1 つ以上の Lotus Domino パーティションに Lotus Notes Traveler をインストールできます。 インストールウィンドウには、インストーラによって検出されたすべてのパーティションが事前に入力されています。このウィンドウでは、必要に応じてパーティションの追加や削除を行うことができます。指定したすべてのパーティションで、同じインストールオプションが使用されます。さらに、後でインストーラをもう一度実行してパーティションを追加したり、アンインストーラを実行してパーティションを削除したりすることができます。
  6. [ユーザーホームページをこのサーバーのデフォルト Web サイトとして設定します] を選択します。

    ユーザーホームページはユーザーにとって便利なスタート地点です。このページでは、ステータス情報や、クライアントソフトウェアおよびユーザー管理オプションへのリンクを提供します。ユーザーホームページをこのサーバーのデフォルトの Web サイトとして設定している場合は、任意のブラウザの表示対象を http://hostname に指定すれば、このホームページを表示できます。 ユーザーのホームページをデフォルトとして設定していない場合は、ブラウザの表示対象を http://hostname/servlet/traveler に指定すれば、このホームページを表示できます。 この設定は Lotus Notes Traveler を初めて開始したときに有効になり、あとで手動で変更できます。詳しくは、Notes.ini 設定NTS_WEBSITE_HOME パラメータを参照してください。[次へ] を選択します。

  7. クライアントを Lotus Notes Traveler サーバーに直接接続するか、プロキシを介して接続するかを指定することにより、クライアント接続 URL を構成します。 URL が現在不明な場合は、[後で構成] を選択します。[次へ] を選択します。
  8. フィールドに外部サーバー URL を指定し、[次へ] を選択します。 指定した URL が検証されます。警告ダイアログが表示された場合はそれを確認し、処理を続行します。
  9. 選択内容を確認します。変更が必要な場合は、[戻る] を選択して選択内容を更新します。変更の必要がない場合は、[インストール] を選択して先に進みます。
  10. インストールが完了したら、[終了] を選択します。エラーや警告が出力される場合は、インストールログを確認し、IBM サポートに問い合わせて問題を解決してください。

Linux オペレーティングシステムでのサーバーのインストール

サーバーを Linux にインストールするには、ここから開始してください。

インストールファイルは、IBM Lotus Notes Traveler Server DVD にあります。この DVD は、IBM Lotus Domino DVD メディアキットに付属しています。この DVD の内容は、IBM パスポートアドバンテージのアカウントまたは IBM PartnerWorld のアカウントから入手できる Lotus Notes Traveler インストールアプリケーションにも入っています。
  1. 最初に Lotus Domino サーバーを停止してから、Lotus Notes Traveler をインストールすることを確認してください。
  2. DVD からインストールする場合は、DVD をターゲットシステムの DVD-ROM ドライブに挿入します。DVD のコンテンツに移動して、launchpad.sh を実行します。
  3. インストールアプリケーションからインストールする場合は、tar ファイルを一時的な場所に解凍して、TravelerSetup を実行します。
  4. ライセンス条項の内容を確認して同意します。
  5. [複数のパーティションにインストールする (Install multiple partitions)] を選択して、複数の Lotus Domino パーティションに Lotus Notes Traveler をインストールします。 Lotus Domino サーバーにパーティションが作成されていない場合や、1 つの Lotus Domino パーティションにのみインストールする場合は、このオプションが選択されていないままにします。
  6. Domino プログラムファイルおよびデータファイルが置かれているディレクトリを指定します。Notes.ini ファイルが Lotus Domino プログラムファイルディレクトリに存在しない場合は、このファイルのディレクトリを入力するよう要求されることもあります。
    注: パーティション Lotus Domino サーバーをインストールする場合は、1 つ以上の Lotus Domino パーティションに Lotus Notes Traveler をインストールできます。 インストールウィンドウには、インストーラによって検出されたすべてのパーティションが事前に入力されています。このウィンドウでは、必要に応じてパーティションの追加や削除を行うことができます。指定したすべてのパーティションで、同じインストールオプションが使用されます。 さらに、後でインストーラをもう一度実行してパーティションを追加したり、アンインストーラを実行してパーティションを削除したりすることができます。
  7. Lotus Domino ユーザー名およびグループ名の値を入力します。これらは、Lotus Domino サーバーの実行に使用される Linux サーバーの既存のユーザーとグループで、Lotus Domino サーバーをインストールして実行する前にセットアップされます。
  8. [ユーザーホームページをこのサーバーのデフォルト Web サイトとして設定します] を選択します。

    ユーザーホームページはユーザーにとって便利なスタート地点です。このページでは、ステータス情報や、クライアントソフトウェアおよびユーザー管理オプションへのリンクを提供します。ユーザーホームページをこのサーバーのデフォルトの Web サイトとして設定している場合は、任意のブラウザの表示対象を http://hostname に指定すれば、このホームページを表示できます。 ユーザーのホームページをデフォルトとして設定していない場合は、ブラウザの表示対象を http://hostname/servlet/traveler に指定すれば、このホームページを表示できます。 この設定は Lotus Notes Traveler を初めて開始したときに有効になり、あとで手動で変更できます。詳しくは、Notes.ini 設定NTS_WEBSITE_HOME パラメータを参照してください。

  9. クライアントを Lotus Notes Traveler サーバーに直接接続するか、プロキシを介して接続するかを指定することにより、クライアント接続 URL を構成します。 URL が現在不明な場合は、[後で構成] を選択します。[次へ] を選択します。
  10. フィールドに外部サーバー URL を指定し、[次へ] を選択します。 指定した URL が検証されます。警告ダイアログが表示された場合はそれを確認し、処理を続行します。
  11. 選択内容を確認します。変更が必要な場合は、[戻る] を選択して選択内容を更新します。変更の必要がない場合は、[インストール] を選択して先に進みます。
  12. インストールが完了したら、[終了] を選択します。エラーや警告が出力される場合は、インストールログを確認し、IBM サポートに問い合わせて問題を解決してください。

カスタマイズされた JVM を使用して、Windows オペレーティングシステムでインストールを実行する

カスタマイズした Java 仮想マシン (JVM) をインストール時に使用したい場合もあります。 例えば、カスタムの JVM が、JAWS for Windows などのスクリーンリーダーの処理に対応している場合などです。この場合は、必ず Java 1.6 以降を使用してください。

  1. IBM Lotus Notes Traveler インストールアプリケーションの場所を確認します。
  2. コマンドプロンプトで、インストールアプリケーションの場所にディレクトリを変更します。
  3. 以下のように LAX_VM オプションを使用してインストールアプリケーションを起動し、使用する JVM を指定します。

    installername.exe LAX_VM fully-qualified java.exe path

    たとえば、TravelerSetup.exe LAX_VM C:¥Program Files¥IBM¥Java50¥bin¥java.exe となります。

カスタマイズされた JVM を使用して、Linux オペレーティングシステムでインストールを実行する

カスタマイズした Java 仮想マシン (JVM) をインストール時に使用したい場合もあります。 例えば、カスタムの JVM が、JAWS for Linux などのスクリーンリーダーの処理に対応している場合などです。 この場合は、必ず Java 1.6 以降を使用してください。

  1. IBM Lotus Notes Traveler インストールアプリケーションの場所を確認します。
  2. コマンドラインで、インストールアプリケーションの場所にディレクトリを変更します。
  3. 以下のように LAX_VM パラメーターを使用してインストールアプリケーションを起動し、使用する JVM を指定します。

    ./installername LAX_VM fully-qualified java path

    たとえば、./TravelerSetup LAX_VM /opt/ibm/java-i386-60/bin/java となります。

Windows オペレーティングシステムでのサイレントモードのインストール

IBM Lotus Notes Traveler サーバーの自動インストールを実行する場合は、以下の手順に従います。

  1. Lotus Notes Traveler インストールアプリケーションの場所を確認します。インストールアプリケーションは、DVD に収録されているか、IBM パスポートアドバンテージアカウントを使用してダウンロードできる場所に格納されています。
  2. 以下の表 1 を使用して、installer.properties ファイルで設定を確認します。Windows の場合は、このファイルを使用するか、または、DVD メディアの extras フォルダ内にあるサンプルを使用します。
  3. コマンド installer.exe -i SILENT -l locale -f installer.properties を実行します。ロケールの値は、以下の表 2 のとおりです。
  4. 重要: インストールが成功したことを確認するため、インストールログを確認する必要があります。最初に、DOMINO_DATA_DIRECTORY_1/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/traveler/logs/TravelerInstall.log で、何らかの警告やリカバリー可能なエラーがないことを確認します。このファイルが存在しない場合やタイムスタンプが古い場合は、リカバリー不能なエラーが発生した可能性があります。 リカバリー不能なエラーは、すべて、インストールアプリケーションが含まれているディレクトリ内の InstallError.log に書き込まれます。
    注: インストールをサイレントインストールする場合、デフォルトでは、アンインストール操作もサイレントで行われます。サイレントアンインストールではプロパティファイルは不要であり、Lotus Notes Traveler ファイルがインストール先のすべての Lotus Domino パーティションからアンインストールされます。
    表 4. インストーラのプロパティ
    プロパティ 選択項目 説明

    ACCEPT_LICENSE

    true | false

    使用条件の条項に同意する場合は true を設定します。false を設定すると、アプリケーションはインストールされません。

    DOMINO_PROGRAM_DIRECTORY

    完全修飾パス

    nserver.exe ファイルが存在する IBM Lotus Domino プログラムディレクトリのパス。

    DOMINO_DATA_DIRECTORY_1

    完全修飾パス

    names.nsf が存在する Lotus Domino データディレクトリのパス。

    注: Lotus Domino のパーティションインストールを使用する場合は、このパラメータを増分して、追加のパーティションを指定します。例えば、2 番目のパーティションであれば、 DOMINO_DATA_DIRECTORY_2=Fully-qualified path というように指定します。

    DOMINO_NOTESINI_DIRECTORY_1

    完全修飾パス

    Lotus Domino サーバーのこのインスタンスの notes.ini ファイルのパス。

    注: Lotus Domino のパーティションインストールを使用する場合は、このパラメータを増分して、データディレクトリに対応する追加の notes.ini ファイルを指定します。例えば、2 番目のディレクトリであれば、 DOMINO_NOTESINI_DIRECTORY_2=Fully-qualified path というように指定します。

    NTS_SET_EXTERNAL_URL

    完全修飾パス

    Lotus Notes Traveler クライアントが Lotus Notes Traveler サーバーへの接続に使用する完全修飾 URL。 この URL は、サーバーのアドレスまたはプロキシサーバーのアドレスのいずれかになります。この URL が現在不明な場合は、後で Lotus Domino サーバー文書の [Lotus Traveler] タブで設定する必要があります。の

    クライアントが常にセキュアな接続を介して Lotus Notes Traveler サーバーと通信するようにすることをお勧めします。 https:// で始まる URL を使用して SSL 通信を指定することを検討してください。クライアントが Lotus Notes Traveler サーバーと通信するには、ターゲットサーバー上で SSL をセットアップして構成しておく必要があることに注意してください。

    NTS_WEBSITE_HOME

    0 | 1

    スタートアップ時に 1 に設定すると、Lotus Notes Traveler は、ユーザーホームページを Lotus Domino サーバーのデフォルト Web サイトとして設定します。この場所では、ステータス情報や、クライアントソフトウェアおよびユーザー管理オプションへのリンクが提供されるので、スタートページとして使用すると便利です。

    Lotus Notes Traveler ユーザーのホームページをデフォルトとして設定している場合は、任意のデバイスブラウザの表示対象を http://hostname に指定すれば、そのホームページを表示できます。ユーザーのホームページをデフォルトとして設定していない場合は、任意のデバイスブラウザで表示対象を http://hostname/servlet/traveler に指定すれば、そのホームページを表示できます。この設定は、Lotus Notes Traveler を初めて始動したときに有効になります。

    OVERRIDE_BACKREV

    true | false

    この任意指定のプロパティは、ダウングレードインストールにのみ適用されます。より新しいバージョンが既にインストールされている場合、false がデフォルト値であり、インストールは許可されません。true に設定するとデフォルト値が上書きされ、Lotus Notes Traveler サーバーがサイレントインストールを使用してダウングレードされるようになります。

    表 5. ロケール値
    言語
    ブラジルポルトガル語 pt_BR
    カタロニア語 ca
    チェコ語 cs
    デンマーク語 da
    オランダ語 nl
    英語 (デフォルト) en
    フィンランド語 fi
    フランス語 fr
    ドイツ語 de
    ギリシャ語 el
    ハンガリー語 hu
    イタリア語 it
    日本語 ja
    韓国語 ko
    ポーランド語 pl
    ポルトガル語 pt
    ロシア語 ru
    中国語(簡体字) zh_CN
    スロバキア語 sk
    スロベニア語 sl
    スペイン語 es
    スウェーデン語 sv
    タイ語 th
    中国語(繁体字) zh_TW
    トルコ語 tr

Linux オペレーティングシステムでのサイレントモードのインストール

IBM Lotus Notes Traveler サーバーの自動インストールを実行する場合は、以下の手順に従います。

  1. Lotus Notes Traveler インストールアプリケーションの場所を確認します。インストールアプリケーションは、DVD に収録されているか、IBM パスポートアドバンテージアカウントを使用してダウンロードできる場所に格納されています。
  2. 以下の表 1 を使用して、installer.properties ファイルで設定を確認します。事前に入力されたサンプルが eAssembly に用意されています。
  3. eAssembly に含まれている silentInstall スクリプトでロケール設定を確認します。ロケールの値は、以下の表 2 のとおりです。
  4. eAssembly (./silentInstall) に含まれている silentInstall スクリプトファイルを起動します。
  5. 重要: インストールが成功したことを確認するため、インストールログを確認する必要があります。最初に、DOMINO_DATA_DIRECTORY_1/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/traveler/logs/TravelerInstall.log で、何らかの警告やリカバリー可能なエラーがないことを確認します。このファイルが存在しない場合やタイムスタンプが古い場合は、リカバリー不能なエラーが発生した可能性があります。 リカバリー不能なエラーは、すべて、インストールアプリケーションが含まれているディレクトリ内の InstallError.log に書き込まれます。
    注: インストールをサイレントインストールする場合、デフォルトでは、アンインストール操作もサイレントで行われます。サイレントアンインストールではプロパティファイルは不要であり、Lotus Notes Traveler ファイルがインストール先のすべての Lotus Domino パーティションからアンインストールされます。
    表 6. インストーラのプロパティ
    プロパティ 選択項目 説明

    ACCEPT_LICENSE

    true | false

    使用条件の条項に同意する場合は true を設定します。false を設定すると、アプリケーションはインストールされません。

    DOMINO_PROGRAM_DIRECTORY

    完全修飾パス

    nserver.exe ファイルが存在する IBM Lotus Domino プログラムディレクトリのパス。

    DOMINO_DATA_DIRECTORY_1

    完全修飾パス

    names.nsf が存在する Lotus Domino データディレクトリのパス。

    注: Lotus Domino のパーティションインストールを使用する場合は、このパラメータを増分して、追加のパーティションを指定します。例えば、2 番目のパーティションであれば、 DOMINO_DATA_DIRECTORY_2=Fully-qualified path というように指定します。

    DOMINO_NOTESINI_DIRECTORY_1

    完全修飾パス

    Lotus Domino サーバーのこのインスタンスの notes.ini ファイルのパス。

    注: Lotus Domino のパーティションインストールを使用する場合は、このパラメータを増分して、データディレクトリに対応する追加の notes.ini ファイルを指定します。例えば、2 番目のディレクトリであれば、 DOMINO_NOTESINI_DIRECTORY_2=Fully-qualified path というように指定します。

    LINUX_USER_NAME

    Linux ユーザー名

    このプロパティは、Lotus Domino サーバーが使用するユーザー名です。 インストールプロセスでファイルのアクセス権を正しく設定する必要があります。インストール時にそれが自動的に検出されるようにするため、ブランクのままにしてください。

    LINUX_GROUP_NAME

    Linux グループ名

    Tこれは、Lotus Domino サーバーの実行に使用される Linux ユーザーのプライマリグループです。 インストールプロセスでファイルのアクセス権を正しく設定する必要があります。インストール時にこの値が自動的に検出されるようにするため、ブランクのままにしてください。

    NTS_SET_EXTERNAL_URL

    完全修飾パス

    Lotus Notes Traveler クライアントが Lotus Notes Traveler サーバーへの接続に使用する完全修飾 URL。 この URL は、サーバーのアドレスまたはプロキシサーバーのアドレスのいずれかになります。この URL が現在不明な場合は、後で Lotus Domino サーバー文書の [Lotus Traveler] タブで設定する必要があります。の

    クライアントが常にセキュアな接続を介して Lotus Notes Traveler サーバーと通信するようにすることをお勧めします。 https:// で始まる URL を使用して SSL 通信を指定することを検討してください。クライアントが Lotus Notes Traveler サーバーと通信するには、ターゲットサーバー上で SSL をセットアップして構成しておく必要があることに注意してください。

    NTS_WEBSITE_HOME

    0 | 1

    スタートアップ時に 1 に設定すると、Lotus Notes Traveler は、ユーザーホームページを Lotus Domino サーバーのデフォルト Web サイトとして設定します。このページでは、ステータス情報や、クライアントソフトウェアおよびユーザー管理オプションへのリンクが提供されるので、スタートページとして使用すると便利です。

    Lotus Notes Traveler ユーザーのホームページをデフォルトとして設定している場合は、任意のデバイスブラウザの表示対象を http://hostname に指定すれば、そのホームページを表示できます。ユーザーのホームページをデフォルトとして設定していない場合は、任意のデバイスブラウザで表示対象を http://hostname/servlet/traveler に指定すれば、そのホームページを表示できます。この設定は、Lotus Notes Traveler を初めて始動したときに有効になります。

    OVERRIDE_BACKREV

    true | false

    この任意指定のプロパティは、ダウングレードインストールにのみ適用されます。より新しいバージョンが既にインストールされている場合、false がデフォルト値であり、インストールは許可されません。true に設定するとデフォルト値が上書きされ、Lotus Notes Traveler サーバーがサイレントインストールを使用してダウングレードされるようになります。

    表 7. ロケール値
    言語
    ブラジルポルトガル語 pt_BR
    カタロニア語 ca
    チェコ語 cs
    デンマーク語 da
    オランダ語 nl
    英語 (デフォルト) en
    ドイツ語 de
    フィンランド語 fi
    フランス語 fr
    ギリシャ語 el
    ハンガリー語 hu
    イタリア語 it
    日本語 ja
    韓国語 ko
    ポーランド語 pl
    ポルトガル語 pt
    ロシア語 ru
    中国語(簡体字) zh_CN
    スロバキア語 sk
    スロベニア語 sl
    スペイン語 es
    スウェーデン語 sv
    タイ語 th
    中国語(繁体字) zh_TW
    トルコ語 tr

Lotus Notes Traveler のアンインストール

IBM Lotus Notes Traveler を IBM Lotus Domino サーバーからアンインストールするには、Lotus Notes Traveler アンインストールプログラムを使用します。

Lotus Notes Traveler サーバーをアンインストールしても、Lotus Notes Traveler クライアントはデバイスからアンインストールされません。最初にすべてのデバイスから Lotus Notes Traveler クライアントをアンインストールして Lotus Notes Traveler を削除する必要があります。詳しくは、Windows Mobile デバイスの場合はWindows Mobile デバイスでのクライアントのアンインストール方法、Nokia S60 デバイスの場合はNokia デバイスでのクライアントのアンインストール方法、Apple デバイスの場合はアカウントを削除する方法を参照してください。
  1. IBM Lotus Notes Administrator クライアントまたは Lotus Domino コンソールを使用してコマンド quit を発行することにより、Lotus Domino サーバーを停止します。
  2. Domino program directory/_uninst/traveler にナビゲートします。
  3. TravelerUninstall を起動します。
    注: サイレントモードでインストールを実行した場合は、アンインストールも自動的にサイレントモードで実行されます。サイレントアンインストールを手動で実行するには、コマンド行から以下のコマンドを入力します。TravelerUninstall -i silent
  4. パーティション Lotus Domino サーバーからのアンインストールの場合は、Lotus Notes Traveler をアンインストールするすべてのパーティションを選択します。Lotus Notes Traveler がインストールされているパーティションのみが表示されます。
  5. IBM HTTP サーバーの一部の設定は、アンインストール中に削除されません。それらには、サーバー文書またはインターネットサイト文書に対して行われた変更が含まれます。サーバーが引き続き Web コンテンツをホストする場合には、サーバーのホームページを含め、HTTP 設定を再構成します。

Lotus Notes Traveler サーバーの構成

IBM Lotus Notes Traveler 構成設定は、Domino サーバー文書の一部です。Lotus Notes Traveler サーバーは、初めて起動されたときに必要な構成を実行します。ユーザーが、基本構成の範囲を超えた追加的な構成を実行したい場合があります。以下のトピックでは、追加構成オプションについて説明します。

Lotus Notes Traveler サーバーの設定

サーバー文書の設定や notes.ini の設定など、Lotus Notes Traveler サーバーのさまざまな設定を構成することができます。

サーバー文書の設定

IBM Lotus Notes Traveler サーバー文書を表示するには、IBM Lotus Domino Administrator クライアントを開き、[設定] タブ > [サーバー] > [現在のサーバー文書] > [Lotus Traveler] をクリックします。

注: ログ設定を除くサーバー文書設定の変更を行ったときは常に、Lotus Notes Traveler サーバーを再起動する必要があります。
表 8. 基本設定
設定 デフォルト値 説明

最大メモリサイズ

512 MB

これは、Lotus Notes Traveler サーバータスクに割り当てられる Java メモリの最大量です。

外部 URL

なし

すべての Lotus Notes Traveler トランザクションとデータ同期を実行するために、デバイスがサーバーに接続する際に使用する完全な URL。 この URL により、サーバーは、デバイスが使用できるリンクを確実に送信できます。また、この URL には、Lotus Notes Traveler ユーザーが内部ネットワークでもインターネットからでも常にアクセスできる URL を指定する必要があります。この URL は変更しないでください。

URL には、スキーム (HTTP または HTTPS)、サーバーのホスト名、ポート番号 (デフォルトポートでない場合)、 およびパス (例: /servlet/traveler) を含める必要があります。 サーバーが HTTP と HTTPS の両方を許可しており、HTTP が HTTPS にリダイレクトされる場合は、 外部の URL を HTTP バージョンではなく、HTTPS バージョンにする必要があります。使用中のリバースプロキシがある場合、そのリバースプロキシ名を使用して URL を設定する必要があります。外部トラフィックをインターネットから Lotus Notes Traveler サーバーに送信するために使用する DNS 名や IP アドレスがある場合、その DNS 名や IP アドレスを使用して URL を設定する必要があります。

IPC ソケットポート

50125 50126

Lotus Notes Traveler HTTP サーブレットと Lotus Notes Traveler サーバータスクの間の通信に使用する TCP ポート。この通信はローカルシステムでのみ行われるため、外部ファイアウォールがこのトラフィックを認識することはありません。

表 9. Lotus Traveler のアクセス設定
設定 デフォルト値 説明

サーバーへのアクセス可

なし

このサーバーの 1 次ディレクトリか、Domino ディレクトリアシスタントによって資格情報が信頼されている任意の 2 次ディレクトリにユーザー文書を置いているユーザーの Lotus Notes Traveler サーバーへのアクセスを制御します。

Lotus Notes Traveler サーバーへのアクセスが許可されているユーザー、サーバー、グループの個別の名前を選択することもできます。

デフォルトの空白値は、認証されたすべてのユーザーおよびサーバーが、Lotus Notes Traveler サーバーにアクセスできることを意味します。ただし、[サーバーへのアクセス不可] フィールドにリストされているユーザーおよびサーバーは除きます。

複数の名前を入力するには、カンマまたはセミコロンで区切ります。

階層名ツリーの 1 つの枝のすべてのメンバーを指定するには、アスタリスクに続けてスラッシュと認証者名を入力します (例えば、*/Sales/Acme)。

サーバーへのアクセス不可

なし

Lotus Notes Traveler サーバーへのアクセスを許可しないユーザー、サーバー、またはグループの名前を選択します。

デフォルトの空白値は、アクセスが許可されないユーザーがないことを意味しています。

[サーバーへのアクセス可] フィールドを使用して、アクセスを拒否することもできます。[サーバーへのアクセス可] フィールドに名前を入力すると、このフィールドにリストされていない名前に対しては自動的にアクセスが拒否されます。

複数の名前を入力するには、カンマまたはセミコロンで区切ります。

階層名ツリーの 1 つの枝のすべてのメンバーを指定するには、アスタリスクに続けてスラッシュと認証者名を入力します (例えば、*/Sales/Acme)。

リモートユーザーコマンド (Remote user commands)

無効

Lotus Notes Traveler ユーザーが、Lotus Notes ユーザーホームページからリモートユーザーコマンドを発行できるようにします。

ユーザー管理セキュリティ

有効

これは、ユーザーがユーザー管理セキュリティコマンドにアクセスできるかどうかを制御します。

表 10. ログ設定
設定 デフォルト値 説明

ログ詳細度

情報 (Informational)

これは、Lotus Notes Traveler がログファイルに出力する情報の詳細度を定義します。有効な値は、以下のとおりです。ログ情報は最少から最大の順にリストされています。
  • 重大 - 重大のメッセージのみがログに記録されます。
  • 警告 - 警告および重大のメッセージがログに記録されます。
  • 情報 (Informational) - 情報 (Informational)、警告および重大のメッセージがログに記録されます。
  • 詳細 1 - 重大、警告、情報 (Informational) のメッセージに加えて、低レベルのトレースがログに記録されます。
  • 詳細 2 - 重大、警告、情報 (Informational) のメッセージに加えて、中レベルのトレースがログに記録されます。
  • 詳細 3 - 重大、警告、情報 (Informational) のメッセージに加えて、高レベルのトレースがログに記録されます。 これには、XML ログ (SyncML と ActiveSync) が含まれます。

パッケージのログフィルタ

*

このフィールドを使用すると、特定の Lotus Notes Traveler コンポーネントのログを有効にすることができます。トラブルシューティングの目的で Lotus Notes Traveler サポートからそうするように指示されない限り、このパラメータを変更しないでください。

最大ファイルサイズ

50 MB

これは 1 つの Activity Log ファイルの最大サイズです。このパラメータは「Activity Log ファイルの最大数」と使用して、ログに使用する合計ディスク容量を指示します。

Activity Log ファイルの最大数

10

これは、ディスク上で保持する Activity Log ファイルの最大数です。この数値に達すると、新しいログファイルが作成されるたびに、最も古いログファイルがファイルシステムから削除されます。

ログに記録されるフィールド - プライバシー

件名 (Subject)、場所 (Location)、アドレス (Address)、電話番号

このパラメータに指定したフィールドが、トラブルシューティングの目的でログに記録されます。有効な値は、以下のとおりです。
  • その他 (Other) - 以下で指定されていないすべてのフィールドをログに記録します。
  • 本文 - 同期の対象となっているデータの [本文] フィールドをログに記録します。
  • 件名 (Subject) - 同期の対象となっているデータの [件名 (Subject)] フィールドをログに記録します。
  • アドレス (Address) - 同期の対象となっているデータの [アドレス (Address)] フィールドをログに記録します。
  • 電話番号 - 同期の対象となっているデータの [電話番号] フィールドをログに記録します。
  • 場所 - 同期の対象となっているデータの [場所] フィールドをログに記録します。
表 11. 自動同期の設定
設定 デフォルト値 説明

モニターのポーリング間隔

3 秒

ユーザーのメールデータベースが自動同期のためにアクティブにモニターされている場合に、変更がないかユーザーのメールデータベースが確認される頻度。この確認は、Lotus Notes Traveler サーバーとユーザーのメールデータベースとの間で行われます。

TCP 通信のポート番号

8642

この TCP ポートは、バージョン 8.5.1 以前の Lotus Notes Traveler サーバーおよびクライアント間の 自動同期通信用に使用されます。 バージョン 8.5.2 以降のクライアントを使用している場合、このポートは使用されないので、無効にすることができます。 8.5.2 以前のクライアントを使用している場合は、このサーバー上の他のアプリケーションがこのポートを使用してはなりません。Lotus Notes Traveler サーバーがファイアウォールの内側にある場合は、このポートをファイアウォール上で開いておく必要があります。このようにしないと、Lotus Notes Traveler クライアントは、外部ファイアウォールをトンネルするための VPN を使用する必要があります。

TCP ポートの自動同期を無効にするには、ポート値を 0 に設定します。

ハートビートアルゴリズム

無制限に検出

接続確認メッセージを送信する場合に使用するアルゴリズム。接続確認メッセージは、自動同期アクティビティが他にない場合にのみ送信されます。

[無制限に検出] が、サポートされている唯一のオプションです。この値を変更しないでください。

ハートビートの開始間隔

30 秒

接続確認ポーリングに使用する初期間隔。この値は、どのネットワークタイムアウト値よりも短いものであってはならず、以下で指定する最小間隔より短いものであってはなりません。

ハートビートアルゴリズムの最小間隔

30 秒

接続確認ポーリングに使用できる最小間隔。ハートビートアルゴリズムでは、この値より小さい値を計算することはできません。

ハートビートアルゴリズムの最大間隔

15 分

接続確認ポーリングに使用できる最大間隔。ハートビートアルゴリズムでは、この値より大きい値を計算することはできません。

Windows Mobile または Nokia クライアントのバージョン 8.5.2 以降を使用している場合は、最大間隔を長くすることをお勧めします。ただし、ネットワークまたは VPN のタイムアウトよりも小さい値を指定してください。

ハートビートの再計算間隔

30 分

新しい最適値を計算する前に、最適の接続確認送信の間隔を使用する期間。

デバイスのオフラインタイムアウト

24 時間

ユーザーが非アクティブになっている時間が、この値よりも長くなる場合、ユーザーのメールデータベースをアクティブにモニターできなくなります。ユーザーは、デバイスをアクティブにするか、Lotus Notes Traveler クライアントを開始することによって、Lotus Notes Traveler サーバーにアクセスすることができます。このタイムアウト後にデバイスがサーバーによって検出されると、直ちにメールデータベースのアクティブモニタリングがサーバーで再開されます。

ユーザーのクリーンアップタイムアウト

30 日

ユーザーが非アクティブになっている時間が、この値よりも長くなる場合、ユーザーは Lotus Notes Traveler データベースから削除されます。ユーザーは、Lotus Notes Travelerクライアントをアクティブにすることによって接続することは可能ですが、クライアントを Lotus Notes Traveler サーバーに再登録する必要があります。データは、新規ユーザーからのデータの場合と同様に同期する必要があります。

Notes.ini 設定

これらの IBM Lotus Notes ファイルを使用して、Lotus Notes Traveler のデフォルト値を変更または上書きすることができます。 大半のインストールでは、これらの設定を変更する必要はありません。デフォルト値が既存のシステムに適合しない場合の参考として、これらの設定を以下に示します。

表 12. サーバー設定
パラメータ 説明

NTS_AUTO_CONFIG

インストール中に true に設定します。

truee に設定すると、Lotus Notes Traveler サーバーは、スタートアップ時に HTTP サーバーを構成して始動、または (必要に応じて) 再始動します。 この値は、false に設定しない限り、true であると見なされます。

NTS_WEBSITE_HOME

インストール時に [ユーザーホームページをこのサーバーのデフォルト Web サイトとして設定します] を選択した場合は、/servlet/traveler に設定します。

NTS_WEBSITE_HOME を設定した場合、Lotus Notes Traveler サーバーは、スタートアップ時に、HTTP サーバーのホーム URL を設定する目的で指定した値を使用します。 インストール済み環境にデフォルトで設定される値は、ユーザーのホームページである /servlet/traveler です。設定する URL は、ご使用の HTTP サーバーのデフォルトにするものであれば何でも構いません。 このパラメータを削除することもできます。削除すると、Lotus Traveler によってホーム URL が変更されることはなくなります。

NTS_IPC_TCP_Port=portnumber[, host address]

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。Lotus Notes Traveler サーバーでは、デフォルトのポート番号として 50125 を使用します。ホストアドレスには Domino HTTP サーバーのホスト名リストの最初のアドレスを使用します。ただし、HTTP サーバーのホスト名リストが空の場合か、このリストが有効になっていない場合は、すべてのアドレスを使用します。

Lotus Notes Traveler サーバーとその HTTP サーバーサーブレット間のプロセス間ソケット接続。これは、Web サーブレットからの要求を受信するために Lotus Notes Traveler サーバータスクによって使用されるポートです。デフォルトのポート番号と、任意でホストアドレスを変更するには、この Notes.ini 設定を追加します。

NTS_AUTOSYNC_TCP_PORT=portnumber[, host address1 [, host address2 [. . .]]]

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。Lotus Notes Traveler サーバーでは、デフォルトのポート番号として 8642 を使用します。ホストアドレスリストには、Domino HTTP サーバーのホスト名リストを使用します。ただし、HTTP サーバーのホスト名リストが空の場合か、このリストが有効になっていない場合は、すべてのアドレスを使用します。

デバイスのクライアントが Lotus Notes Traveler 自動同期サーバーに登録するときに使用できる TCP ポート番号およびホストアドレス。デフォルトのポート番号と、任意で HTTP サーバーのホスト名リストを変更するには、この Notes.ini 設定を追加します。

NTS_IPC_TCP_Port2=portnumber[,host address]

デフォルトでは Notes.ini にはありません。Lotus Notes Traveler サーバーでは、デフォルトのポート番号として 50126 を使用します。ホストアドレスには Domino HTTP サーバーのホスト名リストの最初のアドレスを使用します。ただし、HTTP サーバーのホスト名リストが空の場合か、このリストが有効になっていない場合は、すべてのアドレスを使用します。

Lotus Notes Traveler サーバーとその HTTP サーバーサーブレット間のプロセス間ソケット接続。これはサーブレットの listen ポート番号です。デフォルトのポート番号と、任意でホストアドレスを変更するには、この Notes.ini 設定を追加します。

NTS_Encryption_Enabled

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。デフォルト値は true です。

この機能を有効にすると、モバイルユーザーがモバイルデバイスを使用して、暗号化されたメールメッセージを読んだり送信したりすることができるようになります。 そのためには、ユーザーが自身の Notes ID ファイルをメールファイルに読み込む必要があります。

暗号化を無効にすると、ユーザーは、自分のデバイスを使用して、暗号化されたメールを送信したり表示したりすることができなくなります。

注: この設定を変更する場合で、Lotus Notes Traveler 8.5 または 8.5.1 クライアントを Lotus Notes Traveler サーバーに既に登録してある場合は、サーバーでの暗号化の状況が変更されていることをクライアントデバイスに通知することが重要です。

Lotus Notes Traveler クライアントに対して、構成設定をサーバーから取得するように指示するには、以下のコンソールコマンドを発行します。

tell traveler push flagsAdd serviceability configGet * *

NTS_Encryption_Requires_SSL

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。デフォルト値は false です。

暗号化されたメールをモバイルデバイスで読む際に SSL が必要かどうかを制御します。

NTS_Encryption_Allow_Delete_IDFILE

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。デフォルト値は false です。

有効になっている場合、ユーザーは、Lotus Notes Traveler Notes ID 管理 Web ページを使用して、メールデータベースから自分の Lotus Notes ID を削除できます。

NTS_Java_Parms=-Xms96m -Xmx512m

デフォルトでは Notes.ini にはありません。

場合によっては、Lotus Notes Traveler のスタートアップ段階では、サーバー文書内の Java 最大ヒープサイズ値にアクセスできないことがあります。この場合は、-Xms###m を使用して最小ヒープサイズを指定し、-Xmx###m を使用して最大ヒープサイズを指定します (MB 単位)。

NTS_ENABLE_WEB_CLIENT_INSTALL

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。デフォルト値は true です。

サーブレットページのクライアントのインストールパーツおよび構成パーツの表示/非表示を制御します。

NTS_ENABLE_WEB_REPORT_PROBLEM

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。デフォルト値は true です。

サーブレットページの問題報告パーツの表示/非表示を制御します。

NTS_EXTERNAL_URL

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。デフォルト値は空白です。

これは、https://、サーバー名、ポート番号 (デフォルト以外の場合)、サーブレットパス (/servlet/traveler) を含む完全な URL であり、デバイスがサーバーにアクセスする際に使用されます。この URL は、プロキシの場合もあれば、リダイレクト先のアドレスの場合もあります。これは、リンクの形式を正しく設定するためにサーバーによって使用されます。 これにより、デバイスは、同期する場合と同様にサーバーにアクセスできます。 これは、サーバー文書内にもあり、指定した場合は、notes.ini によって無効にされます。

NTS_ENABLE_USER_MANAGE_SECURITY

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。デフォルト値は true です。

サーブレットページの [セキュリティの管理] 部分の表示/非表示を制御します。このパラメータを有効にすると、ユーザーはワイプ要求やその他の関連セキュリティアクションについて自分のデバイスを管理できます。システム管理者は、これらの操作をサーバー上で常に実行できます。このパラメータは、ユーザーが自らアクションを実行できるかどうかを制御します。

NTS_ENABLE_WEB_MANAGE_NOTES_ID

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。デフォルト値は true です。

サーブレットページの [Note ID の管理] セクションの表示/非表示を制御します。

NTS_EXTERNAL_HTML_ROOT_URL

デフォルトでは Notes.ini ファイル内にはありません。デフォルト値は空の文字列です。

これは、デバイスがサーバーにアクセスして HTML コンテンツを読み込むために使用する完全な URL であり、https://、サーバー名、ポート番号 (デフォルト以外の場合)、ファイルパス (/) を含みます。この URL は、プロキシの場合もあれば、リダイレクト先のアドレスの場合もあります。 この URL は、サーバーによって使用されます。これにより、リンクの形式が正しく設定され、デバイスは、静的な HTML ページおよびファイルを読み込む場合と同様にサーバーにアクセスできます。

NTS_TRAVELER_AS_LOOKUP_SERVER

デフォルトでは Notes.ini にはありません。デフォルト値は false です。

false に設定すると、すべてのデバイス名の検索要求が、ユーザーのメールサーバーに構成された Domino ディレクトリに対して実行されます。true に設定すると、すべての名前の検索要求が、 Lotus Notes Traveler サーバーに構成された Domino ディレクトリに対して実行されます。

NTS_BAN_DOC_LIMIT=number

デフォルトでは Notes.ini にはありません。デフォルト値は 2 です。

Lotus Notes 文書に関連するクラッシュの数を指定します。この数を超えると、Lotus Notes 文書が禁止されます。 0 を設定すると、クラッシュ保護が無効になります。

NTS_LOOKUP_ENFORCE_ACL

デフォルトでは notes.ini 内にはありません。 デフォルト値は 0 です。

1 を設定すると、ユーザーレベルで法人検索にアクセス制御が適用されます。 特定レベルの情報へのアクセスを明確に許可または禁止するディレクトリを使用する場合は、1 以外に設定してはなりません。 例えば、拡張 ACL を使用して検索結果を制御する場合です。 0 を設定するか、または項目を指定しない場合、法人検索は、ユーザーアクセスレベルではなく、サーバーアクセスレベルで実行されるので、拡張 ACL などのアクセス設定は無視されます。

HTTP サーバーの手動による構成

このトピックでは、IBM Lotus Notes Traveler を正常に開始して実行するために Domino HTTP 構成に対して加える必要があるすべての変更について取り上げます。通常は、Lotus Domino サーバーに対して手動で構成変更を行う必要はありません。ただし、環境によっては、Lotus Notes Traveler サーバーに、Lotus Domino サーバー文書に対する書き込みアクセス権限がないことがあります。その場合は、Notes.ini ファイルに NTS_AUTO_CONFIG=false を追加してエラーメッセージが出ないようにし、このトピックの説明に従って、サーバー文書に対して必要な変更を加えます。

  1. Notes.ini を開いて、以下のパラメータを設定します。
    • JavaUserClassesExt=NTS_CLASSES
      注: JavaUserClassesExt はカンマ区切りリストです。
    • NTS_CLASSES=Domino Program Directory¥traveler.jar

      例: NTS_CLASSES=C:¥Program Files¥IBM¥Lotus¥Domino¥traveler.jar

  2. Lotus Domino データディレクトリ内の servlets.properties を開きます。このファイルがない場合は、作成します。以下のパラメータを設定します。
    • servlet.traveler.code=com.lotus.sync.servlet.TravelerServlet
    • servlets.startup=traveler
      注: servlets.startup はスペース区切りリストです。
  3. Lotus Domino データディレクトリ内の httpd.conf を開きます。 このファイルに以下の行が含まれていることを確認します。
    AddType .sisx x-epoc/x-sisx-app # Symbian S60 アプリケーション
    AddType .cab application/vnd.ms-cab-compressed # Windows Mobile インストールファイル
    AddType .apk application/vnd.android.package-archive # Android インストールファイル
    AddType .mobileconfig application/x-apple-aspen-config # iPhone Configuration Utility Configuration Profiles 
  4. Lotus Domino サーバー文書を編集モードで開きます。
  5. [インターネットプロトコル] > [HTTP] をクリックします。
  6. オプション: このサーバーに対して Lotus Notes Traveler ユーザーホームページをデフォルトのサイトに設定する場合は、[ホーム URL] を /servlet/traveler に設定します。
  7. [Domino Web Engine] をクリックします。
  8. [Java サーブレットサポート] を [Domino Servlet Manager] に設定します。
  9. [クラスパス] を既存のディレクトリに設定するか、指定されたディレクトリを作成します。
    注: このステップは Lotus Notes Traveler では不要ですが、このディレクトリが存在しない場合は、Domino Servlet Manager にエラーが表示されます。
  10. インターネットサイト文書を使用するようにサーバーが構成されている場合は、以下のステップを実行します。
    1. Web プロトコル用のインターネットサイト文書を編集モードで開きます。
    2. [基本] をクリックします。
    3. [このサイトにマップされなかった要求をハンドルする Web サイトに使用する (Use this web site to handle requests which cannot be mapped to this site)] を [はい] に設定するか、[ホスト名またはこのサイトにマップされたアドレス] に、このサーバーに接続するために Lotus Notes Traveler クライアントで使用するホスト名を設定します。
    4. [構成] をクリックします。
    5. オプション: このサーバーに対して Lotus Notes Traveler ユーザーホームページをデフォルトのサイトに設定する場合は、[ホーム URL] を /servlet/traveler に設定します。
    6. [メソッドを許可します] については、[GET]、[POST]、[OPTIONS] のいずれかを選択します。
  11. HTTP サーバーを再始動します。
    ヒント: HTTP スレッドの変更の詳細またはその他のパフォーマンスチューニング情報については、サーバーのパフォーマンスチューニングを参照してください。

サーバーのパフォーマンスチューニング

このトピックでは、メモリ、スレッド、ログ記入、その他の、 IBM Lotus Notes Travelerサーバーのパフォーマンスに関する考慮事項について説明します。

メモリ

Lotus Notes Traveler サーバーを 32 ビット版 Microsoft Windows オペレーティングシステムで実行する場合は、コア Lotus Domino サーバーのメモリ使用量を減らすための手順を実行する必要があります。そのような環境では、サーバーで Lotus Notes Traveler のみを実行し、他の Lotus Domino アプリケーションを実行しないでください。次の行を Lotus Domino サーバープログラムディレクトリの Notes.ini に追加して、Lotus Domino によって共有メモリバッファプールに事前に割り当てられるメモリの量を減らしてください。

NSF_BUFFER_POOL_SIZE_MB=256

この行が存在しない場合、Lotus Domino サーバーはバッファの 512 MB の共有メモリを事前に割り当て、その結果、他のアプリケーションをサーバーで実行するのに十分なメモリが確保されなくなります。現在の使用可能メモリでは Lotus Notes Traveler サーバーが十分に稼働していないかどうか判別するには、Tell コマンドに関する考慮事項および例の「Mem Show」セクションを参照してください。

Windows 64 ビットサーバーでは、必要な同期デバイスの数に合わせて HTTP の最大キャッシュユーザーパラメータを増やします。この値は、Lotus Domino サーバー文書内にあり、Lotus Domino Administrator クライアントを使用して変更することができます。

データベースの出フラグ

Lotus Notes Traveler のインストール済み環境の規模が拡大し、実行期間が長くなるにつれて、内部データベースのサイズが大きくなります。 これは、システムパフォーマンスに影響する場合があります。データベースのデフラグを実行すると、データベースを圧縮してパフォーマンスを最適化することができます。

このトピックについて詳しくは、パフォーマンス向上のためのデータベースのデフラグ を参照してください。

HTTP スレッド

Lotus Domino HTTP サーバータスクには、Lotus Notes Traveler サービスにアクセスするモバイルデバイスからの HTTP 要求の数を処理するのに十分なスレッドが必要です。Lotus Notes Administrator クライアントを使用して、HTTP サーバースレッドの数を調整することや、Lotus Notes Traveler サーバーのサーバー文書を変更することができます。サーバー文書で、[インターネットプロトコル] をクリックして [HTTP] をクリックし、アクティブスレッド数の値を変更します。

Lotus Notes Traveler 用に割り当てる HTTP の最適な数を判別するため、デバイスの数を特定して 1.2 を掛けます。たとえば、モバイルデバイスが 250 ある場合には、HTTP アクティブスレッドの値は少なくとも 300 (250 の 1.2 倍) 以上ということになります。HTTP サーバータスクは、開始時にそれらすべてのスレッドを割り当て、サーバーが始動している限りそれらをアクティブに維持します。HTTP スレッドは過剰に割り当てないでください。Lotus Domino サーバーでメモリが不足する原因になります。

HTTP スレッドのチューニングについて詳しくは アクティブな HTTP スレッドの数を Lotus Notes Traveler 用に調整する を参照してください。

Lotus Notes Traveler スレッド

Lotus Notes Traveler は、マルチスレッドの Lotus Domino タスクです。Lotus Notes Traveler のスレッドは、動的に調整されます。ほとんどの場合、管理者がこれらの値を変更する必要はありません。スレッドの数を調整する場合には、追加するスレッドの数とそれらのスレッドを処理するために必要となる追加メモリとのバランスをとることが重要です。Lotus Notes Traveler サーバータスク内のスレッドは必要なときにのみ割り当てられますが、それらが必要なときには、スレッドを開始するために割り当てられる十分なメモリが必要になります。割り当てるスレッドの数が多すぎると、メモリ不足エラーが発生して、システムが異常終了する可能性があります。

管理者は、以下のスレッドプールを手動で調整することもできます。

  • 同期スレッド - ユーザーのメールファイルに対する変更をユーザーデバイスと同期させる必要があるかどうかを決定します (デフォルトは、20 スレッドであり、<Domino data directory>¥traveler¥cfg¥NTSConfig.xmlTSS_PRIMESYNC_THREADS の値として指定されます)。
  • デバイス同期スレッド - Lotus Domino メールサーバーとユーザーデバイスを同期させます (デフォルトは 5000)。
  • ワーカースレッド - デバイス同期処理で内部的に使用されます (デフォルトは 5000)。

ログ

特定の問題をデバッグする場合は、Lotus Notes Traveler サーバーのみを、ログのレベルを FINEST にして実行する必要があります。すべてのユーザーに影響する問題については、全体のレベルを FINEST にしなければなりません。ただし、問題が特定のユーザーのみに関するものである場合は、他のユーザーをシステムレベルにしたまま、それらのユーザーのレベルを FINEST にしてデバッグを実行します。

デフォルトで、すべての Traveler ログファイルは <Domino data dir>/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/traveler/logs に収められます。ログファイルを他の場所に移動する場合は、/cfg/NTSLogging.properties ファイルにあるパス情報を変更してください。ただし、必ず、ファイルは、すべて、IBM_TECHNICAL_SUPPORT ディレクトリの下、または Lotus Domino ディレクトリツリーの外に置いてください。IBM_TECHNICAL_SUPPORT ディレクトリツリーの下を除き、ファイルは Lotus Domino ディレクトリ内に置かないでください。これは、NSD を開始する場合や取り出す場合、Lotus Domino は、IBM_TECHNICAL_SUPPORT ディレクトリ内のファイルを除いて、Domino ディレクトリツリー内のすべてのファイルを参照するためです。したがって、Lotus Domino ディレクトリ内に多数のファイルがある場合、スタートアップ時間および NSD の処理時間は長くなります。Traveler ログに多数のファイルが含まれる可能性があります (特に、FINEST レベルが使用される場合)。

Lotus Domino コンソールを介して以下の tell コマンドを使用することができます。これらのコマンドを使用して、システムレベル以外のログレベルをユーザーに適用することができます。例えば、問題を解決して排除するまで、システムは FINER レベルのままでユーザーを FINEST レベルに設定することができます (設定はシステムレベルである FINER に戻すことができます)。
コマンド 結果

Log AddUser leveluser

このユーザーのレコードを、指定したログレベルでログに記録します。このレベルは、このユーザーがリストから削除されるまでシステムのログレベルに優先します。

Log RemoveUser user

ユーザーのリストから、システムレベル以外のレベルでログが記録されている特定のユーザーを削除します。このコマンドを使用すると、システムレベルでのログが再開されます。すべてのユーザーを削除するには、* を指定します。

アドレスキャッシュユーザー許容値のカスタマイズ

アドレスキャッシュに対して許可される最大ユーザー数をカスタマイズする場合は、NTSConfig.xml ファイルに変更を加えます。ファイルの <COMPONENT COMPONENT_TYPE="TrueSyncServer"> セクションで、<PROPERTY NAME="TSS_ADDRESSCACHE_MAX_ENTRIES" VALUE="3000"/> を探します。データトラフィックに応じて、多数の検索が実行されるのを防ぐために MAX_ENTRIES の値を増やすことが必要になる場合があります。この値は Systemdump に含まれており、キャッシュがいっぱいかどうかということだけでなく、どのユーザーがキャッシュ対象として含まれているかということも確認できます。

セッション認証の有効化

単一サーバーまたは複数サーバーのセッションベースの名前およびパスワード認証を Web ユーザーに対して有効にすることによって、パフォーマンスを向上させることができます。これにより、IBM Lotus Notes Traveler クライアントは、各デバイスにログインする代わりに、セッションごとに 1 回ログインするだけでサーバーと通信できるようになります。 セッション認証パラメータを見つけるには、サーバー文書内で [インターネットプロトコル] > [Domino Web Engine] をクリックするか (インターネットサイト文書を使用していない場合)、Web プロトコル用のインターネットサイト文書の [Domino Web Engine] タブをクリックします (インターネットサイト文書を使用している場合)。

セッション認証を有効にする前に、必ず、このインフォメーションセンターにある最新バージョンの Lotus Domino Administrator 文書で「セッション認証」のトピックを検討してください。セッション認証の詳細を検討し、使用する環境にとって正しいオプションであることを確認してください。

サーバーの物理的な場所

サーバーには高速接続を使用することをお勧めします。また、Traveler サーバーは、可能な限りメールサーバーと物理的に近い場所に配置するようにしてください。接続の速度が遅い場合、タイムアウトエラーが発生する可能性があります。

アクティブな HTTP スレッドの数を Lotus Notes Traveler 用に調整する

Lotus Notes Traveler デバイスは、サーバーと通信する際に、Lotus Domino Web サーバーの HTTP スレッドを利用します。

アクティブな HTTP スレッドの数が十分ではない場合、以下の問題が発生する可能性があります。
  • Apple デバイスのユーザーは、サーバーに接続できないというメッセージが表示されることがあります。また、E メール、連絡先、カレンダーアイテムのオープン、送信、同期を行う場合と、E メールの添付ファイルをダウンロードする場合に、応答が遅くなることがあります。
  • 他のデバイスユーザーは、エラー 503 (サーバービジー状態) のメッセージが Lotus Notes Traveler クライアントのインターフェースに表示されることがあります。また、同期が失敗したり、全体的に応答が遅くなることがあります。
  • サーバーの CPU とメモリの利用率が、正常でないレベルまで増加することがあります。

Traveler で必要なアクティブな HTTP スレッドの数は、「1.2 x 登録済みデバイスの数 = 必要な HTTP スレッドの数」という計算式で算出されます。

Lotus Notes Traveler によってアクティブ化されるデフォルトの HTTP スレッドの値

Lotus Notes Traveler Traveler は、Lotus Domino インスタンスのアーキテクチャに応じて、アクティブな HTTP スレッドを設定します。

2 ビット版の Lotus Domino インストールの場合、100 個の HTTP スレッドが割り当てられます。 この処理は、Lotus Notes Traveler のインストール中に自動的に追加される以下の notes.ini パラメータを使用して実行されます。
NTS_MAX_HTTP_THREADS=100
64 ビット版の Lotus Domino インストールの場合、400 個の HTTP スレッドが割り当てられます。 この処理は、Lotus Notes Traveler のインストール中に自動的に追加される以下の notes.ini パラメータを使用して実行されます。
NTS_MAX_HTTP_THREADS=400

notes.ini 内に NTS_AUTO_CONFIG=true も定義されていて、Traveler サーバー ID が names.nsf に対して正しい ACL アクセス権を持っている場合、Traveler の起動時に、上記のパラメータを使用して、サーバー文書内の [HTTP Number active threads] の値が設定されます。

Lotus Notes Traveler デバイスの数を判断する方法

Traveler サーバーの Domino コンソールで、以下のコマンドを実行します。
tell traveler stat show
このコマンドによって表示される出力情報で、サーバーに登録されているデバイスの総数を示す Push.Devices.Total を探します。 例:
Push.Devices.Total = 225

この場合、225 台のデバイスが Lotus Notes Traveler サーバーに同期用として登録されているため、少なくとも 270 個の HTTPスレッド (1.2 x 225 = 270) が必要になります。

コンソールの出力情報のスクロール速度が速すぎてこの情報を確認できない場合は、以下の手順により、この情報をファイルにダンプすることができます。
  1. コンソールコマンドの tell traveler systemdump stat を実行します。
  2. ¥data¥IBM_TECHNICAL_SUPPORT¥traveler¥logs¥dumps¥systemdump.log を開きます。
  3. Push.Devices.Total を探します。

現在のアクティブな HTTP スレッドの数を判断する方法

起動時に Lotus Domino Web サーバーによって割り当てられたアクティブな HTTP スレッドの現在の数は、サーバー文書 ([Number active threads] フィールドの [Internet Protocols] > [HTTP] タブ) で確認することができます。

システムダンプファイルを使用してアクティブな HTTP スレッドの現在の数を確認するには、以下の設定を探します。
MaxActiveThreads
たとえば、この設定は、システムダンプの以下のような行に記載されています。
Name: HTTP_MaxActiveThreads Type: Number/number list Size: 10 Value: 100

アクティブな HTTP スレッドの数を変更する方法

アクティブな HTTP スレッドの数は、サーバー文書 ([Number active threads] フィールドの [Internet Protocols] > [HTTP] タブ) で変更することができます。

この変更内容を有効にするには、HTTP を停止してから再起動してください (コンソールコマンド: restart task http)。
注意:
多すぎる数のアクティブな HTTP スレッドを割り当てると、サーバーのメモリが不要に消費されることになるため、このセクションの説明を参照して、適切な Lotus Notes Traveler 操作に必要な数の HTTP スレッドだけを割り当てることをお勧めします。 他の HTTP アプリケーションが Traveler サーバー (Lotus iNotes や Sametime など) 上で実行されている場合、Lotus Notes Traveler で必要なスレッドの数を、これらのアプリケーションで使用されるスレッドの数に加算する必要があります。

パーティション用のポートの構成

同一の物理マシン上の複数の Lotus Domino パーティションサーバー上で IBM Lotus Notes Traveler を実行することができます。 パーティションインスタンス間でポートが競合しないようにサーバーを構成する必要があります。

Domino パーティションサーバーをセットアップする場合、各パーティションに別個の IP アドレスを割り当てるのが最善です。 また、パーティションごとに別個の NIC を使用するようにしてください。アドレスごとに別個の NIC を使用すると、I/O 速度が速くなります。また、各パーティションが別個のアドレスを使用するため、ポートの競合が回避されます。Lotus Domino を別の IP アドレスにバインドするためのセットアップについては、最新バージョンの Lotus Domino Administrator 文書のトピック「パーティションサーバーと IP アドレス」を参照してください。

Domino パーティションごとに別個の IP アドレスを使用しない場合は、 ポートマッピングを使用し、サービスに固有のポート番号を使用するように Lotus Notes Traveler パーティションを構成します。

固有のポート番号を構成するには、以下の手順を実行します。

  1. 各 Domino パーティションで、Domino Administrator クライアントを開いて Domino サーバーに接続します。
  2. [構成] > [サーバー] > [現在のサーバー文書] をクリックします。
  3. [サーバーの編集] をクリックします。
  4. [ポート情報] > [インターネットポート] > [Web] をクリックし、[TCP/IP ポート番号] フィールドにポート番号を入力します。
    注: ポート値は固有でなければなりません。例えば、パーティションが 2 つある場合は、80 と 81 を使用します。
  5. [Lotus Traveler] タブをクリックして、[IPC ソケットポート] フィールドにポート番号を入力します。
    注: これらの 2 つの値は固有でなければなりません。例えば、2 つのパーティションがある場合、最初のパーティションで 50125、50126 を使用し、2 番目のパーティションで 50127、50128 を使用します。
  6. 8.5.2 より古いバージョンの Windows Mobile クライアントまたは Nokia クライアントを使用している場合は、[TCP 通信のポート番号] フィールドにポート番号を入力します。
    注: ポート値は固有でなければなりません。例えば、2 つのパーティションがある場合、8642 と 8643 を使用します。
  7. [保存して閉じる] をクリックします。
  8. Lotus Notes Traveler および HTTP サーバーを再始動します。
    注: 特定の Domino パーティションに接続しているユーザーのポートがデフォルト値から変更された場合は、クライアントでも構成変更が必要になります。

接続の保護

IBM Lotus Notes Traveler サーバーと送受信される HTTP トラフィックは、保護することをお勧めします。トラフィックを保護するには、Lotus Domino HTTP サーバーまたはリバースプロキシの SSL を有効にするか、VPN を使用します。

SSL を有効にしたら、HTTP://hostname ではなく、HTTPS://hostname というような URL パターンを使用してサーバーにアクセスします。Domino の自己署名 SSL 証明書または認証機関から入手した SSL 証明書を使用して、Lotus Domino HTTP サーバーで SSL を構成することができます。

構成が完了したら、Lotus Notes Traveler デバイスが SSL を使用するように正しく構成されていることを確認する必要もあります。詳しくは、以下を参照してください。

外部サーバー URL の設定

サーバーによって送信されたリンクにデバイスが接続する必要があるときがあります。 例えば、クライアントファイルや Web ページの URL をダウンロードしたり、暗号化された Apple メールを取得したりするときです。 デバイスが使用できる適切なリンクをサーバーが確実に送信するようにするには、最初にサーバー文書の [Lotus Traveler] タブにある [外部サーバー URL] フィールドを設定する必要があります。

この URL により、Lotus Notes Traveler サーブレット URL が、すべての Lotus Notes Traveler トランザクションとデータ同期の実行に使用する URL として設定されます。この値には、Lotus Notes Traveler ユーザーが内部ネットワークでもインターネットからでも常にアクセスできる URL を指定する必要があります。この URL は変更しないでください。

使用中のリバースプロキシがある場合、そのリバースプロキシ名を使用して URL を設定する必要があります。外部トラフィックをインターネットから Lotus Notes Traveler サーバーに送信するために使用する DNS 名や IP アドレスがある場合、その DNS 名や IP アドレスを使用して URL を設定する必要があります。

このフィールドには、Traveler サーブレットへの完全パス (http:// または https:// を含み、デフォルト以外の値が使用されている場合は任意のポート番号を含み、/servlet/traveler で終わるパス) を指定する必要があります。

HTTP サーバーによっては、URL で大文字/小文字が区別されます。 例:
https://traveler.ibm.com/servlet/traveler
サーバー文書内の外部サーバー URL の変更が終了したら、Lotus Notes Traveler タスクを再開します。 [外部サーバー URL] フィールドは、サーバーのアドレス帳が 8.5.2 テンプレートレベル以上の場合のみ存在します。アドレス帳のテンプレートバージョンが古いため、サーバー文書内にこのフィールドが存在しない場合、外部サーバー URL は、notes.ini 内に NTS_EXTERNAL_URL パラメータとともに設定できます。例:
NTS_EXTERNAL_URL=https://traveler.ibm.com/servlet/traveler
notes.ini 内で NTS_EXTERNAL_URL が追加または変更された場合、変更内容を有効にするには、Lotus Notes Traveler タスクを再開します。
注: notes.ini 内の NTS_EXTERNAL_URL パラメータは、サーバー文書内の外部サーバー URL フィールドより優先されます。 Traveler バージョン 8.5.1 を使用していて notes.iniNTS_EXTERNAL_URL が追加された場合、この記事での記述に従って値が正しく設定されていることを確認してください。このパラメータの使用法は、バージョン 8.5.2 以降で変更されています。URL 設定が正しく設定されていないと、バージョン 8.5.1 では発生しなかった問題が発生する可能性があります。

デバイスの法人検索の構成

Lotus Notes Traveler の法人検索機能を使用すると、モバイルユーザーは、Domino ディレクトリ内の他のユーザーとその情報を検索できます。ディレクトリアシスタントを構成してある場合は、リモートディレクトリを使用して情報を検索することもできます。この機能は、ユーザーが、自分のローカルの連絡先ストアに含まれていない、組織内の別のユーザーに連絡する必要がある場合に役立ちます。

法人検索機能の利用方法は、デバイスタイプごとに若干異なります。詳細については、ご使用のデバイスタイプのメールおよび連絡先の管理に関するトピックを参照してください。法人検索機能の動作は、Lotus Traveler サーバー上で構成できます。詳細については、以下のトピックを参照してください。

法人検索の設定

法人検索機能では、多数の設定を変更できます。

  • 検索実行時の最小入力文字数。
  • デバイスに返される結果の最大数。
  • 検索の実行対象のサーバー。
  • 検索するディレクトリ。
  • アクセス制御リストの適用。
  • 検索機能で実行する検索の深さ。
  • ディレクトリから取得するフィールドと、取得したフィールドをデバイスに送信する方法。
  • 重複の解決のために使用するフィールド。
  • Apple デバイス用にエンコードするメールアドレスフィールド。
注: 通常、法人検索設定を変更した後は、サーバーを再起動する必要があります。

何文字入力されれば照会が実行されるかの構成

Apple デバイスと Android デバイスでは、入力したとおり検索が行われます。 パフォーマンス向上のため、実際に検索を開始するには、デフォルトでは 3 文字を入力する必要があります。 この値を構成するには、 data¥traveler¥cfg¥NTSConfig.xml ファイルにある TrueSyncServer セクションの NAME_LOOKUP_MIN_LENGTHを設定します。 Windows Mobile デバイスと Nokia デバイスの場合は、[検索] ボタンまたは [ルックアップ (Lookup)] ボタンを押すまで検索は実行されません。

クライアントに戻される結果の最大数の構成

デフォルトでは、デバイスに送信される結果の最大数は 30 件であり、デバイスに送信されるレコード数が少なくなるように設定されています。この値は変更できますが、デバイスのパフォーマンスの問題が発生するのを防止するために、比較的小さな値に設定しておくことをお勧めします。この値は、data¥traveler¥cfg¥NTSConfig.xml ファイルの TrueSyncServer セクションにある NAME_LOOKUP_MAX_RECORDS プロパティを変更することで構成できます。デバイスによっては、返される結果の数が 50 件ほどでパフォーマンスの問題が発生するものがあります。

検索の実行対象のサーバーの構成

デフォルトでは、ユーザーのメールサーバーに対して法人検索が実行されます。 これは、Lotus Notes Traveler サーバー上で必要な構成を削減し、Lotus Notes Client でより一貫性のある結果を得るために行われます。 この動作を変更して、代わりに Lotus Notes Traveler サーバーに対して検索操作を実行することもできます。Lotus Notes Traveler サーバーに対して検索を実行するには、notes.ini ファイルで NTS_TRAVELER_AS_LOOKUP_SERVER=true を設定します。

検索するディレクトリ

検索自体は、Lotus Domino サーバーの操作です。Lotus Domino サーバーは、ローカルアドレス帳と、ディレクトリアシスタントで指定されたすべてのディレクトリを検索します。例えば、企業の LDAP を使用している場合は、Lotus Domino サーバーが LDAP サーバーのエントリを検索できるようにディレクトリアシスタントをセットアップする必要があります。通常、ユーザーのメールサーバーは、Lotus Notes Client からの検索要求を処理するように適切に構成しておく必要があります。詳しくは、Lotus Domino の資料の、ディレクトリアシスタントについての説明を参照してください。

検索に対するアクセス制御の適用

デフォルトでは、法人検索機能では、検索を実行しているユーザーに対して、ディレクトリ内の ACL 制限 (拡張 ACLなど) は適用されません。 ACL 制限 (拡張 ACL を含む) を適用するには、notes.ini ファイルで NTS_LOOKUP_ENFORCE_ACL=1 を設定します。ゼロの設定がデフォルトです。 ACL と拡張 ACL を使用してディレクトリへのアクセスを制御する方法について詳しくは、Lotus Domino の資料を参照してください。

検索の深さ

デフォルトの検索の深さでは、見つかったすべてのディレクトリが徹底的に検索されます。この検索の深さは最も一般的なものですが、以下に示すいずれかの値を指定して深さを構成することが可能です。

この設定を変更するには、data¥traveler¥cfg¥NTSConfig.xml ファイルの BackendManager セクションにある nameLookupFlags 属性を更新します。
  • 0。名前の部分一致は検索されません。一致項目が見つかると、検索は停止します。
  • 8。名前の部分一致が検索されますが、同様に見つかった最初の値のみが戻されます。
  • 32。名前の部分一致は検索されませんが、ディレクトリアシスタントで指定したディレクトリを含む、すべてのディレクトリが徹底的に検索されます。 すべての検索結果が返されます。
  • 40 (デフォルト)。名前の部分一致が検索され、すべてのディレクトリが徹底的に検索されます。

ディレクトリから取得する項目の構成

通常、ほとんどの環境では、ディレクトリからデフォルトで取得される一連の項目で十分ですが、非標準のフィールド名を使用する LDAP を使用している場合は、それらの項目を明確に構成することが必要な場合があります。検索では、結果を返すときに、優先度としてフィールドの順序が使用されます。 そのため、フィールドの順序は、希望するソート順をできるだけ表す必要があります。 LDAP のフィールド名を確認するには、LDAP 管理者に問い合わせるか、または LDAP ブラウザアプリケーションを使用することが必要な場合があります。 フィールドを変更するには、data¥traveler¥cfg¥NTSConfig.xml ファイルの BackendManager セクションにある nameLookupItems プロパティを変更します。これは、姓、名、ミドルネームのイニシャル、リスト名、フルネームを基準とした、ソート順のフィールドのデフォルトのリストです。残りのフィールドは、ソート順の結果には重要でありません。
<PROPERTY NAME="nameLookupItems"      
VALUE="LastName,FirstName,MiddleInitial,ListName,FullName,Type,$$NoteID,Title,Suffix,OfficeStreetAddress,OfficeCity,OfficeState,OfficeZIP,OfficeCountry,StreetAddress,City,State,Zip,country,JobTitle,CompanyName,Department,InternetAddress,CellPhoneNumber,PhoneNumber,OfficePhoneNumber,WebSite"/>

ディレクトリからフィールドを取得した後、フィールドをデバイスにマップする方法を変更できます。これは、デバイスの種類によって異なります。 Apple デバイスについては、ActiveSync XSLT ファイルのカスタマイズ を参照してください。 その他のすべてのデバイスについては、VCARD XSLT ファイルのカスタマイズ を参照してください。

重複の解決

特定のエントリが、複数のディレクトリに存在したり、別の名前で同じディレクトリに存在したりすることもよくあります。 重複する結果がデバイスに送信されないようにするには、固有にする必要のあるフィールドを 1 つ以上指定します。 そのフィールドに重複エントリが含まれている場合、そのエントリは無視され、デバイスに送信されません。 デフォルトでは、重複の解決のために InternetAddress フィールドと $$NoteID フィールドが使用されます。 使用するフィールドは、data¥traveler¥cfg¥NTSConfig.xml ファイルの BackendManager セクションにある nameLookupUniqueItems プロパティで構成できます。 重複の解決のためにフィールドを使用するには、そのフィールドが検索で返される必要があることに注意してください。 したがって、nameLookupUniqueItems で指定するすべてのフィールドは、nameLookupItems でも指定する必要があります。そうしないと、それらのフィールドは無視されます。

E メールアドレスのフィールド

Apple デバイスは、Lotus Domino スタイルのメールアドレスを適切に処理できません。 使いやすさを向上し、いくつかの機能的な問題を克服するために、Apple デバイスに送信される非標準のメールアドレスはすべて、Apple デバイスが処理できる形式 (name@yourco.com など) にエンコードされます。 デフォルトでは、法人検索は、InternetAddress フィールドに対して実行されます。 このエンコードを別のメールアドレスフィールドに適用するには、data¥traveler¥cfg¥NTSConfig.xml ファイルの BackendManager セクションにある nameLookupEmailAddressItems プロパティを変更します。 この機能について詳しくは、Apple デバイスのアドレスエンコードを参照してください。

ActiveSync XSLT ファイルのカスタマイズ

どのフィールドが検索から戻されるかが分かったら、それらのフィールドをデバイスのフィールドにマップできます。

Apple デバイスへのマッピングを行うには、ファイル nameLookup-AS.xslt をカスタマイズします。 そのファイルは、data¥traveler¥cfg¥namelookupTemplate ディレクトリにあります。 ファイルをカスタマイズするには、data¥traveler¥cfg¥namelookup という名前の新しいディレクトリを作成して、そのディレクトリにファイルをコピーします。 カスタマイズするのは、コピーしたファイルのみにします。なぜなら、namelookupTemplate ディレクトリ内のバージョンはアップグレード時に上書きされ、変更がすべて失われるからです。 このファイルを最初に作成したときは、サーバーを再起動する必要があります。サーバーを再起動した後、ファイルの変更が動的に採用されます。

デフォルトでは、このファイルは、標準の Domino ディレクトリのフィールドをデバイスのフィールドにマップするように構成されています。デバイスが使用および認識できるフィールドは、ActiveSync プロトコルで定義されたものです。現在、以下のカテゴリーのみが定義されています。
  • DisplayName
  • Phone
  • Title
  • Company
  • Alias
  • FirstName
  • LastName
  • HomePhone
  • MobilePhone
  • EmailAddress
以下に示すように、デフォルトでは、Lotus Domino ディレクトリの OfficePhoneNumber フィールドは、Apple デバイスの Phone フィールドにマップされます。
<xsl:call-template name="MapField">
        <xsl:with-param name="OldValue">
          <xsl:value-of select="OfficePhoneNumber"/>
        </xsl:with-param>
        <xsl:with-param name="NewName">Phone</xsl:with-param>
      </xsl:call-template>
LDAP で WorkPhone というフィールド名が代わりに使用されている場合は、WorkPhonenameLookupFields に追加するだけではなく、ActiveSync XSLT を以下のように変更します。
<xsl:call-template name="MapField">
        <xsl:with-param name="OldValue">
          <xsl:value-of select="WorkPhone"/>
        </xsl:with-param>
        <xsl:with-param name="NewName">Phone</xsl:with-param>
      </xsl:call-template>
デフォルトでは、ミドルネームのイニシャルが FirstName フィールドに付加されます (Active Sync プロトコルでは、ミドルネームのイニシャルのフィールドが定義されていません)。
<xsl:element name="FirstName" xmlns="GAL:"> 
        <xsl:value-of select="normalize-space(concat(FirstName, ' ', MiddleInitial))"/>
      </xsl:element>
同様に、名前のプレフィックス (Mr.、Dr.、Ms.) を必要に応じて名のフィールドに追加することもできます。 LDAP フィールド名を NamePrefix と仮定すると、XSLT は、以下のようになります。
<xsl:element name="FirstName" xmlns="GAL:"> 
        <xsl:value-of select="normalize-space(concat(NamePrefix, ' ', FirstName, ' ', MiddleInitial))"/>
      </xsl:element>

通常 XSLT ファイルを広範囲に変更する必要はありません。ただし、XSLT に関する詳細な情報が必要な場合は、http://www.w3.org/TR/xslt を参照してください。

VCARD XSLT ファイルのカスタマイズ

どのフィールドが検索から戻されるかが分かったら、それらのフィールドをデバイスのフィールドにマップできます。

Android デバイス、Windows Mobile デバイス、および Nokia デバイスのマッピングは、nameLookup-VCARD.xslt ファイルをカスタマイズして行います。 そのファイルは、data¥traveler¥cfg¥namelookupTemplate ディレクトリにあります。 このファイルをカスタマイズするには、data¥traveler¥cfg¥namelookup という名前の新しいディレクトリを作成して、そのディレクトリにファイルをコピーします。 カスタマイズするのは、コピーしたファイルのみにします。なぜなら、namelookupTemplate ディレクトリ内のバージョンはアップグレード時に上書きされ、変更がすべて失われるからです。 このファイルを最初に作成したときは、サーバーを再起動する必要があります。サーバーを再起動した後、ファイルの変更が動的に採用されます。

デフォルトでは、このファイルは、標準の Domino ディレクトリのフィールドをデバイスのフィールドにマップするように構成されています。デバイスが使用および認識できるフィールドは、VCARD 3.0 仕様で定義されたものです。 VCARD 3.0 は、いくつかの RFC 資料で説明されていますが、簡単な説明がhttp://en.wikipedia.org/wiki/VCardに記載されています。

通常、VCARD マッピングを変更する必要はないはずです。 それとは関係なく、以下の例に示す変更が、サーバーからデバイスへのマッピングをカスタマイズするときに望ましい場合があります。

重要: ブラウザの書式設定のために、以下の例は、行が折り返される場合があります。 VCARD 形式では、特定のプロパティ定義内での行の折り返しは許可されません。 行の終わりは、プロパティの終わりを意味します。
例 1: デフォルトでは、Lotus Domino ディレクトリの OfficePhoneNumber フィールドは、デバイスの WorkPhone フィールドにマップされます。 LDAP で OfficePhoneNumber の代わりに WorkPhone を使用する場合は、XSLT を以下のように変更します。
<!-- BEGIN: PERFORM CUSTOMIZATION HERE -->
BEGIN:VCARD
VERSION:3.0
FN;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8:<xsl:value-of select="FullName"/>
N;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8:<xsl:value-of select="LastName"/>;<xsl:value-of select="FirstName"/>;<xsl:value-of select="MiddleInitial"/>;<xsl:value-of select="Title"/>;<xsl:value-of select="Suffix"/>
ADR;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=WORK;TYPE=PREF:;;<xsl:value-of select="OfficeStreetAddress"/>;<xsl:value-of select="OfficeCity"/>;<xsl:value-of select="OfficeState"/>;<xsl:value-of select="OfficeZIP"/>;<xsl:value-of select="OfficeCountry"/>
ADR;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=HOME;TYPE=PREF:;;<xsl:value-of select="StreetAddress"/>;<xsl:value-of select="City"/>;<xsl:value-of select="State"/>;<xsl:value-of select="Zip"/>;<xsl:value-of select="Country"/>
TITLE;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8:<xsl:value-of select="JobTitle"/>
ORG;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8:<xsl:value-of select="CompanyName"/>;<xsl:value-of select="Department"/>
EMAIL;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=INTERNET:<xsl:value-of select="InternetAddress"/>
TEL;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=CELL:<xsl:value-of select="CellPhoneNumber"/>
TEL;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=HOME:<xsl:value-of select="PhoneNumber"/>
TEL;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=WORK:<xsl:value-of select="WorkPhone"/>
URL;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8:<xsl:value-of select="WebSite"/>
X-IBM-LOOKUP-TYPE:<xsl:value-of select="Type"/>
END:VCARD
<!-- END: PERFORM CUSTOMIZATION HERE -->
例 2: デフォルトでは、アドレスフィールドは、標準の米国 Lotus Domino ディレクトリアドレスに調整されます。 特定のロケールでは、他のフィールドの指定が必要になる場合があります。 VCARD アドレスプロパティの詳細を以下に示します。
Post Office Address (first field) Extended Address (second field), Street (third field), Locality (fourth field), Region (fifth field), Postal Code (six field), and Country (seventh field)
ディレクトリフィールド PostOfficeAddress を自宅の住所に追加し、地域として州 (State) または郡 (County) を使用する場合、XSLT は以下のようになります。
<!-- BEGIN: PERFORM CUSTOMIZATION HERE -->
BEGIN:VCARD
VERSION:3.0
FN;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8:<xsl:value-of select="FullName"/>
N;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8:<xsl:value-of select="LastName"/>;<xsl:value-of select="FirstName"/>;<xsl:value-of select="MiddleInitial"/>;<xsl:value-of select="Title"/>;<xsl:value-of select="Suffix"/>
ADR;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=WORK;TYPE=PREF:;;<xsl:value-of select="OfficeStreetAddress"/>;<xsl:value-of select="OfficeCity"/>;<xsl:value-of select="OfficeState"/>;<xsl:value-of select="OfficeZIP"/>;<xsl:value-of select="OfficeCountry"/>
ADR;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=HOME;TYPE=PREF:<xsl:value-of select="PostOfficeAddress"/>;;<xsl:value-of select="StreetAddress"/>;<xsl:value-of select="City"/>;<xsl:value-of select="State"/><xsl:value-of select="County"/>;<xsl:value-of select="Zip"/>;<xsl:value-of select="Country"/>
TITLE;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8:<xsl:value-of select="JobTitle"/>
ORG;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8:<xsl:value-of select="CompanyName"/>;<xsl:value-of select="Department"/>
EMAIL;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=INTERNET:<xsl:value-of select="InternetAddress"/>
TEL;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=CELL:<xsl:value-of select="CellPhoneNumber"/>
TEL;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=HOME:<xsl:value-of select="PhoneNumber"/>
TEL;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8;TYPE=WORK:<xsl:value-of select="OfficePhoneNumber"/>
URL;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE;CHARSET=UTF-8:<xsl:value-of select="WebSite"/>
X-IBM-LOOKUP-TYPE:<xsl:value-of select="Type"/>
END:VCARD
<!-- END: PERFORM CUSTOMIZATION HERE -->

Lotus Notes Traveler の管理

IBM Lotus Notes Traveler サーバーコンポーネントは、Domino サーバーのアドインタスクとして機能し、Domino サーバーのコンソールコマンドに応答します。このセクションのトピックでは、Lotus Notes Traveler サーバーを管理するための一般的な管理用タスクについて説明します。

サーバーの始動と停止

インストール時にデフォルト設定を受け入れる場合、IBM Lotus Notes Traveler サーバーと HTTP サーバーは、自動的に始動します。Lotus Notes Traveler サーバーを手動で始動または停止するには、このトピックで紹介するコマンドを使用します。

Lotus Notes Traveler サーバーを始動するには、Domino コンソールで次のコマンドを入力します。

load traveler

Lotus Notes Traveler サーバーを停止するには、Domino コンソールで以下のいずれかのコマンドを入力します。

tell traveler shutdown

tell traveler quit

注: shutdown コマンドは処理待ちの同期が完了するまで待ってからサーバーを終了させます。 quit コマンドは処理待ちの同期が完了するのを待たずにより短時間に終了させます。 shutdown のデフォルトの終了時間はis 300秒で、quit のデフォルト終了時間は 20 秒です。デフォルト時間は、TrueSyncServer セクションにある NTSConfig.xml ファイルの MAINTASK_QUIT_WAIT_TIME および MAINTASK_SHUTDOWN_WAIT_TIME で変更できます。

Lotus Notes Traveler サーバーを再始動するには、Lotus Domino コンソールで次のコマンドを入力します。

restart task traveler

注: デフォルトでは、Lotus Notes Traveler は、始動時にその構成設定を検証して、 自動的に構成を調整します。スタートアップ時に Lotus Notes Traveler で HTTP サーバーが自動的に構成れるようにしない場合は、パラメータ設定 NTS_AUTO_CONFIG=false を Notes.ini ファイルに追加します。この行を追加した場合は、HTTP サーバーを手動で始動する必要があります。

デバイスへのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の割り当て

ユーザーが IBM Lotus Notes Traveler サーバーでどのような作業を行えるか決定する設定を割り当てるにはさまざまな方法があります。例えば、Lotus Notes Traveler で提供される標準装備のデフォルトのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定を使用することができます。これは比較的簡単な方法です。あるいは、Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書を作成することもできます。その場合、柔軟性と制御性が大幅に向上しますが、構成作業は複雑になります。

Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書を使用する場合、Lotus Notes Traveler サーバー上にあるアドレス帳のテンプレートをバージョン 8.5.2 以降にする必要があります。

注: Apple デバイス用のポリシーまたはデフォルト設定を作成したら、 /traveler/cfg/client/Apple.xml ファイルから com.apple.mobiledevice.passwordpolicy <dict> を削除します。これを行うのは、セキュリティ拡張機能が Apple.xml を通して行われるのではなく、同期フローで実施されるためです。これにより、2 つの設定の矛盾を回避し、ユーザーが手動でアカウントを作成して設定を迂回できてしまうことを防止し、 個々のユーザーまたはあるユーザー群に対して設定をより詳細にパーソナライズし、 ユーザー自らの作業なしにセキュリティを動的に設定できるようになります。
注: Lotus Notes Traveler で定義したデバイスセキュリティ設定は、Apple デバイスに適用されます。ただし、デバイスプリファレンス設定 ([同期の設定]、[フィルタの設定]、[デバイスの設定]) は、Apple デバイスには適用されません。

デフォルトのデバイスプリファレンスとセキュリティ設定

IBM Lotus Notes Traveler にはデフォルトのデバイスプリファレンスとセキュリティ設定のセットが組み込まれており、管理者はそれを変更して、デバイスを初期に Lotus Notes Traveler に登録するときに使用できます。その後、ユーザーは各自のデバイスプリファレンスを、使用している Lotus Notes Traveler デバイスのクライアントから変更できます。

注: デバイスセキュリティ設定は管理者のみが設定でき、デバイスのセキュリティポリシーと、デバイスがポリシーに準拠していない場合に実行するアクションを定義します。

Lotus Notes Traveler 管理データベースにはデフォルトのデバイス設定文書が含まれており、これは Lotus Notes Traveler 組み込みのデバイスプリファレンスとデバイスセキュリティ設定のデフォルトによって初期化されます。デバイスプリファレンスはどのデータをどのようにデバイスと同期させるかを制御し、セキュリティ設定はデバイスのセキュリティポリシーを定義します。

8.5.1 より前のリリースの Lotus Notes Traveler では、管理者は IBM Lotus Domino ポリシーを使用して Lotus Notes Traveler のデフォルトのプリファレンスを変更し、セキュリティ設定を定義する必要があります。Lotus Notes Traveler 8.5.1 以降では、管理者はデフォルトのデバイス設定文書を変更してデフォルトの設定を変更してください。また、Lotus Domino ポリシーを使用するのは、それらのデフォルトを特定のユーザーまたはグループを対象に指定変更する必要がある場合に限定してください。あるユーザーについて、設定とセキュリティポリシーが Lotus Domino ポリシーと Lotus Notes Traveler のデフォルト設定文書の両方で定義されている場合は、Lotus Domino ポリシー設定が使用されます。

Lotus Domino ポリシーは追加の柔軟性と機能性を提供しますが、環境によってはデフォルトのデバイス設定文書より使用が難しい場合があります。 Lotus Domino ポリシーを使用する利点は、以下のとおりです。

  • ユーザー、グループ、または組織ごとに異なるデバイスプリファレンスとセキュリティ設定を割り当てる機能 – ユーザー、グループ、組織を対象にしたり除外したりするメカニズムがデフォルト設定文書にも組み込まれていますが、Lotus Domino ポリシーよりも大きな制限があります。デフォルト設定文書の適用対象でないユーザーには、そのユーザーに対する Lotus Domino ポリシーが存在しない場合、Lotus Notes Traveler の組み込みのデフォルトが適用されます。 これらのハードコーディングされたデフォルトは、デフォルト設定文書と同じものです。 Lotus Domino ポリシーを使用すると、個々のユーザーごとに異なる設定を定義できます。デフォルト設定文書の制限された対象/除外サポートでは、次の 2 組のデフォルト設定を使用できます。1 つは、デフォルト設定文書内で定義されているデフォルト設定であり、もう 1 つは、組み込みの Lotus Notes Traveler デフォルト設定です。
  • ユーザーの個々のデバイスプリファレンスをロックできる機能 – 管理者は Lotus Domino ポリシー内で、ロックするデバイスプリファレンスを個々に選択できます。デバイスプリファレンスをロックすると、デバイス上でデバイスプリファレンス値が強制的に更新され、ユーザーはデバイスクライアントを使用してその値を変更することはできません。

Lotus Domino ポリシーは、以下の環境では管理が難しくなります。

  • 複数の Lotus Domino ドメイン環境 – Lotus Dominoポリシーがさまざまな Lotus Domino ドメイン内のユーザーに適用される場合は、それぞれの Lotus Domino ドメイン内でポリシーを作成し、保守する必要があります。Lotus Notes Traveler のデフォルト設定文書は Lotus Notes Traveler サーバー上でのみ定義する必要があります。各種のユーザーメールファイルに対して複製する必要はありません。その結果、その Lotus Notes Traveler サーバーを通じて同期するすべての Lotus Notes Traveler ユーザーに、それらのユーザーの Lotus Domino ドメインに関係なく、単一のデフォルト設定文書を適用できます。
  • Lotus Domino サーバーのレベルの混在 – Lotus Notes Traveler ユーザー用の Lotus Domino ポリシーを作成する Lotus Domino 管理サーバーは、少なくとも Lotus Domino 8.0.1 サーバーでなければなりません。Lotus Domino Lotus Notes Traveler サーバー以上のサーバーレベルを使用してください。Lotus Domino 8.0.1 以降のサーバーで、しかも Lotus Notes Traveler サーバーのディレクトリテンプレートレベル以上であるサーバーを、代わりに使用することもできます。Lotus Domino ポリシーを、管理サーバーからそのポリシーの適用対象であるユーザーのメールサーバーに複製する必要があります。adminp タスクはユーザーのメールファイルへポリシー設定をプッシュします。Lotus Domino 8.0.1 は、Lotus Notes Traveler ポリシー設定の adminp タスクをサポートする最初のサーバーレベルです。Lotus Notes Traveler は、8.0.1 より前の Lotus Domino サーバー上のポリシーをサポートできますが、Lotus Domino 8.0.1 ディレクトリテンプレートレベル以降を使用するには、ディレクトリテンプレートをアップグレードする必要があります。Lotus Notes Traveler のデフォルト設定サポートを使用すると、アップグレードしたくない旧サーバーレベルが Lotus Domino 環境に含まれている場合に、先行するサーバーレベルとディレクトリテンプレートレベルの要件を回避できます。
注: Lotus Notes Traveler で定義したデバイス「セキュリティ」設定は、Apple デバイスに適用されます。ただし、デバイスプリファレンス設定 (フィルタの設定とデバイスの設定) は、Apple デバイスには適用されません。
注: [同期]、[フィルタ]、[デバイス] のデフォルトのデバイスプリファレンス設定は、デバイスの初期登録時にのみデバイスへプッシュされ、すでに登録されているデバイスには適用されません。ただし、デフォルトのデバイス「セキュリティ」設定は、デバイスの初期登録時と、デフォルトの「セキュリティ」設定が管理者によって変更されるたびに、デバイスへプッシュされます。
注: 複数のデバイス設定文書を使用することは、サポートされていません。 ユーザーごとに異なるセキュリティ設定が必要な場合は、デバイス設定文書ではなく、Lotus Domino ポリシーを使用する必要があります。この理由は、Lotus Notes Traveler では、スタートアップ時に設定を文書からキャッシュに格納し、その文書からのみ更新情報を読み取るためです。 複数の設定文書を使用しようとすると、Lotus Notes Traveler は、最初に検出した文書のみを使用します。この文書は、前回のスタートアップ時に使用されたのと同じ文書であるとは限りません。
注: Nokia セキュリティ設定は、セキュリティが有効な Nokia デバイスにのみ適用されます。Nokia N- シリーズデバイスには適用されません。デバイスのセキュリティを有効にするには、Nokia セキュリティ有効化ライブラリをインストールすることが必要な場合があります。このライブラリは、Nokia の IBM Lotus Notes Traveler サイトから入手することができます。サイトで、[More info] タブを選択して、Nokia デバイス用のセキュリティ有効化ライブラリをダウンロードします。

デフォルトのデバイスプリファレンスとセキュリティ設定の変更

デフォルトのデバイスプリファレンス (これはどのデータをどのようにデバイスと同期させるかを制御します) を変更するには、以下の手順を使用します。また、デフォルトの「セキュリティ」設定 (この設定により、デバイスのセキュリティポリシーが定義されます) を変更する場合にも、この手順を使用することができます。

デフォルトのデバイスプリファレンスとセキュリティ設定を変更するには、以下の手順を実行します。
  1. Lotus Domino Administrator クライアント 8.5 以降から、[メッセージング] タブをクリックし、[メール] タブをクリックします。
  2. [IBM Lotus Notes Traveler] 三角アイコンを展開します。
  3. [デバイスの設定] ビューを開きます。
  4. [設定の編集] をクリックします。
  5. [プリファレンス] タブをクリックします。
  6. 1 つ以上のサブタブをクリックし、必要に応じて設定を変更します。設定について詳しくは、デフォルトのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の値を参照してください。
  7. [適用] タブをクリックします。
  8. 対象/除外ユーザーリストは、デフォルト設定が適用されるユーザーを制限したい場合にのみ変更します。すべてのユーザーにデフォルトが適用されるよう、これらのリストはブランクにしておきます。

    対象/除外リストの主な目的は、限られた数のユーザーに対してデバイス設定が適用されないことを管理者が指定できるようにすることです。デバイス設定から除外されたユーザーは、Lotus Notes Traveler サーバー自体に組み込まれているデバイス設定を使用します。これらの組み込み設定は、最初のデフォルトのデバイス設定と同じものであり、すべての設定がオフになっています。除外リストにエントリ (名前、グループ、または組織) を追加すると、それらのユーザーはデフォルトのデバイス設定から除外されます。対象リストにエントリを追加することは、そのリスト内のユーザーにのみデフォルトのデバイス設定が適用され、それ以外のすべてのユーザーは除外されることを意味します。両方のリストに入っているユーザーがいる場合は、除外リストが優先されます。

  9. [保存して閉じる] を選択します。

デフォルトのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の値

ユーザーのデフォルトのデバイス設定は、Lotus Notes Traveler 管理データベースのデフォルトのデバイス設定に関する資料によるものです。ユーザーは自身のデバイスプリファレンス設定を変更できますが、デバイスのセキュリティ設定を変更できるのは IBM Lotus Notes Traveler 管理者のみです。Lotus Notes Traveler の設定を含む Domino ポリシー (Lotus Notes Traveler Domino ポリシー) を使用して、個々のユーザー、グループ、または組織のデフォルトのデバイス設定を上書きすることができます。

表 13. [デフォルトのプリファレンス (Default Preferences)] > [同期の設定]
設定 説明 デフォルト値

同期 (Synchronize)

Lotus Notes Traveler クライアントに同期させるべき Lotus Notes の項目を指定します。

デフォルトで、[E メール]、[カレンダー]、[タスク]、[連絡先]、[ジャーナル] がすべて選択されています。

  • Windows Mobile デバイスと Android デバイスの場合、メールかカレンダーを選択すると、E メールとカレンダーの両方が同期されます。
  • Nokia デバイスの場合、[カレンダー] か [タスク] を選択すると、カレンダーとタスクの両方が同期されます。
表 14. [デフォルトのプリファレンス (Default Preferences)] > [フィルタの設定]
設定 説明 デフォルト値

E メール本文の切り捨て

E メール本文の切り捨てを有効にします。E メール本文の文字のうち、デフォルトの文字数を超える文字は、E メール本文から切り捨てられます。

有効 (2000 文字)

許可する E メールの最大添付ファイルサイズ - 管理者

デバイスと同期することが可能な、文書のすべての添付ファイルを結合した最大のサイズを指定します。このサイズは、管理者設定であるため、Lotus Notes クライアントユーザーは変更できません。

4000 KB

E メールの添付ファイル

モバイルデバイスへの添付ファイルの自動同期を有効にします。Android デバイスの場合、この設定により、埋め込まれた E メールイメージの自動同期も制御されます。

無効

E メールの添付ファイルのサイズ

このサイズより小さい添付ファイルを自動的にダウンロードします。Android デバイスの場合、この設定は埋め込まれた E メールイメージにも適用されます。

100 KB

E メールの日付フィルタ

指定された日数による E メールのフィルタ処理を有効にします。

有効 (5 日間)

E メールの重要度

重要度によるフィルタ処理を有効にします。

無効

カレンダーの日付フィルタ - 過去のイベント

指定された期間による過去のカレンダーイベントのフィルタ処理を有効にします。

有効 (1 週間)

カレンダーの日付フィルタ - 未来のイベント

指定された期間による未来のカレンダーイベントのフィルタ処理を有効にします。

有効 (3 カ月)

ジャーナルの日付フィルタ

指定された期間によるジャーナルの日付フィルタ処理を有効にします。

有効 (1 週間)

タスクのステータス

未完了状態のタスク項目のみが表示されるようにします。

有効

表 15. [デフォルトのプリファレンス (Default Preferences)] > [デバイスの設定]
設定 説明 デフォルト値

デバイスのログ

ログの詳細度を設定します。

Off

デバイスのログファイルの最大サイズ

最大ログファイルサイズを設定します。

2000 KB

表 16. [デフォルトのプリファレンス] > [セキュリティ設定] > [Windows Mobile]
設定 説明 デフォルト値

デバイスパスワードが必須

デバイスに画面ロックパスワードを備わっていることという要件を有効にします。このオプションは、[パスワードタイプ]、[非アクティブタイムアウト (最大)]、[パスワード履歴数]、[パスワード有効期間]、[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数] のうちのいずれかのサブ設定を使用する場合に選択する必要があります。

無効

パスワードタイプ

[強固な英数字] と [単純な PIN] のどちらかに設定します。強固な英数字には、最低 8 文字で、1 つの英字、1 つの数字、1 つの大文字を使用する必要があります。単純な PIN は、4 桁以上の数字から構成されるパスワードです。
注: デバイスのパスワードに違反アクション [強制] を選択し、[パスワードタイプ] に [単純な PIN] を設定する場合、6.5 より前のデバイスでは最低 7 桁の数値のパスコードを使用する必要があります。 このパスワードの延長は、デバイスに強制されている Windows Mobile セキュリティポリシーによる要求です。

単純な PIN

非アクティブタイムアウト (最大)

非アクティブが原因のデバイスロックまでの最大デバイス非アクティブ時間を指定します。

30 分

デバイスのワイプ前の不正解パスワード数

不正なパスワードが指定の回数入力されるとデバイスがワイプされるようにします。

有効 (7 回の不正なパスワード入力)

ストレージカードの暗号化

デバイスストレージカード上のすべてのデータの暗号化を有効にします。

無効

セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する

リモートワイプまたはセキュリティプロファイルをサポートできないデバイスが Lotus NotesTraveler サーバーと同期するのを防ぎます。

無効

注: 次の表内の設定は、セキュリティ対応 Nokia デバイスにのみ適用されます。Nokia N- シリーズデバイスには適用されません。Nokia セキュリティ有効化ライブラリをセキュリティ用に有効にするには、このライブラリをデバイスにインストールしなければならない場合があります (Symbian^3 デバイスではセキュリティ有効化ライブラリはデバイスに組み込まれているため、インストールの必要はありません)。 このライブラリは、Nokia の IBM Lotus Notes Traveler サイトから入手することができます。サイトで、[More info] タブを選択して、Nokia デバイス用のセキュリティ有効化ライブラリをダウンロードします。
表 17. [デフォルトのプリファレンス (Default Preferences)] > [セキュリティ設定] > [Nokia]
設定 説明 デフォルト値

デバイスパスワードが必須

デバイスに画面ロックパスワードを備わっていることという要件を有効にします。このオプションは、[最短パスワード長]、[文字の最大繰り返し回数]、[連続した数字は禁止]、[英数字が必須]、[大文字と小文字]のうちのいずれかのサブ設定を使用する場合に選択する必要があります。このオプション用に選択した違反アクションは、すべてのサブ設定に適用されます (ただし、[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数] を除きます。[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数] を有効にすると、[デバイスパスワードが必須] の違反アクションは [強制] でなければなりません)。

無効

最短パスワード長

許可されるパスワードの最小文字数。範囲は 4 から 16 です。

4

文字の最大繰り返し回数

パスワード内で特定の文字を繰り返すことのできる最大回数。

0

連続した数字は禁止

連続した数字を含むパスワードを作成できないようにします。

無効

英数字が必須

有効にすると、パスワードに英字と数字の両方が必要になります。

無効

大文字と小文字

パスワード内で大文字と小文字の両方を使用する必要があります。

無効

非アクティブタイムアウト (最大)

非アクティブが原因のデバイスロックまでの最大デバイス非アクティブ時間を指定します。

30 分

デバイスのワイプ前の不正解パスワード数

不正なパスワードが指定の回数入力されるとデバイスがワイプされるようにします。

有効 (7 回の不正なパスワード入力)

暗号化されないデバイスを禁止する

暗号化された電話とマスストレージを持つデバイスのみが Lotus Notes Traveler サーバーと同期できるようにします。

無効

ストレージカードの暗号化

デバイスストレージカード上のすべてのデータの暗号化を要求します。

無効

セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する

リモートワイプまたはセキュリティプロファイルをサポートできないデバイスが Lotus NotesTraveler サーバーと同期するのを防ぎます。値を [有効] に設定すると、前述の [デバイスパスワードが必須] 設定が自動的に [強制] に変更されます。

無効

パスワード有効期間

デバイスパスワードの変更が必要になるまでの日数。範囲は 0 から 365 日です。

0 日間

パスワードの履歴

パスワードの再使用が許可されるまでに必要な固有パスワードの数。範囲は 0 から 20 です。

0

表 18. [デフォルトのプリファレンス (Default Preferences)] > [セキュリティ設定] > [Android]
設定 説明 デフォルト値
デバイスパスワードが必須

デバイスに画面ロックパスワードを備わっていることという要件を有効にします。 このオプションは、[英数字の値が必須]、[最短パスワード長]、[自動ロック期間 (最大)]、[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数] のいずれかのサブ設定を使用する場合に選択する必要があります。

このオプション用に選択した違反アクションは、すべてのサブ設定に適用されます (ただし、[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数] を除きます。[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数] を有効にする場合、[デバイスパスワードが必須] の違反アクションを [強制] にする必要があります。

デフォルトの違反アクションは、[報告] です。

無効
英数字の値が必須 有効にすると、パスワードに英字と数字の両方が必要になります。 無効
最短パスワード長 許可されるパスワードの最小文字数。 範囲は 4 から 16 です。 4
自動ロック期間 (最大) デバイスが使用されていないときに自動的にロックされるまでの時間 (分)。範囲は 1 から 60 分です。 30 分
デバイスのワイプ前の不正解パスワード数 デバイスパスワードのログインの連続失敗回数が指定値に達すると、デバイスが自身をハードリセットできるようにします。 無効
セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する

必要なセキュリティ機能がないすべてのデバイスを、Lotus Notes Traveler サーバーと同期できないようにします。[無効] に設定すると、セキュリティ機能の有無に関係なく、すべてのデバイスがデータを同期できます。

Lotus Notes Traveler は、Android 2.2 で追加されたデバイス管理機能を使用します。この機能を有効にするには、エンドユーザーは、デバイス上でデバイス管理機能を有効にすることに同意する必要があります。

このチェックボックスを選択すると、OS バージョンが 2.2 より前の Android デバイスは許可されなくなります。 また、エンドユーザーが Lotus Traveler のデバイス管理者プロファイルを有効にしていない Android OS 2.2 デバイスも、許可されなくなります。

無効
注: Apple デバイスのセキュリティ設定の場合、可能な違反アクションは [強制] のみです。
表 19. [デフォルトのプリファレンス (Default Preferences)] > [セキュリティ設定] > [Apple]
設定 説明 デフォルト値

デバイスパスワードが必須

デバイスに画面ロックパスワードを備わっていることという要件を有効にします。 このオプションは、サブ設定 ([昇順、降順、および繰り返し順の禁止]、[英数字の値が必須]、[最短パスワード長]、[複合文字の最小文字数]、[自動ロック期間 (最大)]、[パスワード有効期間]、[パスワードの履歴]、[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数]、[暗号化されないデバイスを禁止する]) のいずれかを使用する場合に選択する必要があります。

違反アクションの [強制] は、このフィールドのすべてのサブ設定に適用されます。

無効

昇順、降順、繰り返し順の禁止

昇順、降順、繰り返し順の使用を禁止します。

無効

英数字の値が必須

有効にすると、パスワードに英字と数字の両方が必要になります。

無効

最短パスワード長

許可されるパスワードの最小文字数。 範囲は 4 から 16 です。

4

複合文字の最小文字数

必要となる英数字以外の最小文字数。範囲は 0 から 4 文字です。

0

自動ロック期間 (最大)

デバイスが使用されていないときに自動的にロックされるまでの時間 (分)。範囲は 1 から 60 分です。

30 分

パスワード有効期間

デバイスパスワードの変更が必要になるまでの日数。範囲は 0 から 730 日です。

90 日

パスワードの履歴

パスワードの再使用が許可されるまでに必要な固有パスワードの数。範囲は 0 から 50 です。

0

デバイスのワイプ前の不正解パスワード数

デバイスパスワードのログインの連続失敗回数が指定値に達すると、デバイスが自身をハードリセットできるようにします。

無効

暗号化されないデバイスを禁止する

有効にすると、オンボードデータ暗号化をサポートするデバイスのみが Lotus Notes Traveler サーバーと同期できるようになります。

無効

カメラを禁止する

デバイスのカメラを無効にします。

無効

セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する

セキュリティを有効にできないデバイスを禁止します。

必要なセキュリティ機能がないすべてのデバイスを、Lotus Notes Traveler サーバーと同期できないようにします。[無効] に設定すると、セキュリティ機能の有無に関係なく、すべてのデバイスがデータを同期できます。 ただしその場合でも、できるだけ多くのセキュリティ機能がすべてのデバイスに強制されます。

デバイスに組み込まれているセキュリティ機能は、そのデバイスが実装している ActiveSync プロトコルのバージョンによって異なります。 Apple OS 2 デバイスは ActiveSync 2.5 を実装しています。Apple OS 3 および iOS4 デバイスは ActiveSync 12.1 を実装しています。その他のサポートされていない ActiveSync デバイスは、ActiveSync 12.0 を実装している可能性があります。

ActiveSync 2.5 には、[暗号化されないデバイスを禁止する]、[カメラを禁止する]、[複合文字の最小文字数]、[昇順、降順、および繰り返し順の禁止]、[パスワード有効期間]、または [パスワード履歴数] は含まれません。

ActiveSync 12.0 には、[暗号化されないデバイスを禁止する]、[カメラを禁止する]、または [複合文字の最小文字数] は含まれません。

ActiveSync 12.1 には、Lotus Notes Traveler を通して利用できるすべての設定が含まれます。

デバイスに組み込まれていないセキュリティ機能のいずれかがセキュリティポリシーで有効になっている場合、そのデバイスは「保護されていない」と見なされます。

無効

注: これらの設定のいくつかについては、違反アクションを構成する必要があります。違反アクションは、ローカルデバイスセキュリティ設定がセキュリティポリシーと一致しない場合に、デバイスに対して実行されます。 デフォルトの違反アクションは、[報告] です。
表 20. 違反アクションの設定
設定 説明

報告

設定がポリシーに準拠していない場合は、Lotus Notes Traveler サーバー上の Domino ドメインモニタ (DDM) に違反が報告されます。 Lotus Notes Traveler ステータス画面にセキュリティロックアイコンとメッセージが表示され、モバイルデバイスのユーザーに対して通知が行われます。

購読を無効にする

設定がポリシーに準拠していない場合は、Lotus Notes Traveler サーバーに違反が報告され、これ以降のサーバーとの同期が無効になります。同期を再び有効にするには、セキュリティポリシー違反を修正する以外に方法はありません。

強制

Lotus Notes Traveler クライアントは、デバイス上の設定がセキュリティポリシーの設定と一致するように強制します。デバイスパスワードなどの設定については、モバイルデバイスのユーザーに対して、デバイスのパスワードを入力するためのプロンプトが出されます。設定がポリシーに準拠していないことが検出されると常に、サーバー上の DDM に対して違反が報告され、違反が修正されるまでモバイルデバイスで同期が無効になります。

表 21. デフォルト適用設定
設定 説明 デフォルト値

対象ユーザー

デフォルトのデバイスプリファレンス設定を適用するユーザーまたはグループの名前。

空白 (すべてのユーザー)

階層名ツリーの 1 つの枝のすべてのメンバーを指定するには、アスタリスク (*) に続けてスラッシュと認証者名を使用します (例えば、*/Sales/Acme)。

除外ユーザー

デフォルトのデバイスプリファレンス設定を適用しないユーザーまたはグループの名前。

空白 (該当ユーザーなし)

全ユーザーを指定するにはアスタリスク (*) を使用します。階層名ツリーの 1 つの枝のすべてのメンバーを指定するには、アスタリスクに続けてスラッシュと認証者名を使用します (例えば、*/Sales/Acme)。

表 22. [デフォルトのプリファレンス (Default Preferences)] > [デバイスアクセス]
設定 説明 デフォルト値

デバイスアクセスに対する承認が必要

この設定を選択すると、新規デバイスはすべて登録できますが、Lotus Notes Traveler とデータを同期することはできなくなります。 管理者に承認されるまで、デバイスはロックされた状態になります。

選択解除

承認を必要とせずに、各ユーザーに許可されるデバイスの数

この設定により、管理者は、1 ユーザー当たりのデバイスの数を自動的に承認することができます。この数値は、1 ユーザー当たりの登録されたデバイスの数であり、時間には依存しません。たとえば、この値を 1 に設定すると、あるユーザーについて登録する最初のデバイスは承認を必要としませんが、その後のすべての新規デバイスには承認が必要になります。データベースとセキュリティレコードからデバイスを完全に削除すると、そのデバイスはこの計算から除外されます。

1

オプション: 承認アクションが処理待ちの場合に通知するアドレス

この設定により、管理者は、承認アクションが必要な場合に通知を受信することができます。この通知には、ユーザー ID、デバイス ID、デバイスタイプ、登録日が含まれます。この通知リストには、ユーザー、グループ、メール受信データベースを含めることができます。登録ユーザーは、デバイスを登録するときと、デバイスの承認が必要なときに、必ず通知を受信します。 管理者に送信されるメールのコピーには、LotusTraveler.nsf へのリンクが含まれます。

空白 (該当アドレスなし)

Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書の作成

IBM Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書を使用して、Domino ユーザーメールデータベースのデータを各ユーザーのモバイルデバイスと同期させるためのデバイスプリファレンスとセキュリティ設定を定義します。E メール、カレンダー、タスク、連絡先、ジャーナルのデータを同期させることができます。更新があったときにリアルタイムでデバイスへ更新内容を送信するために、自動同期テクノロジーが使用されます。

注: 最新の設定を利用するには、Lotus Notes Traveler サーバー上のアドレス帳のテンプレートがバージョン 8.5.2 以降になっている必要があります。

Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書を作成するには、以下の手順を実行します。

  1. IBM Lotus Domino ディレクトリの編集者のアクセス権と、以下のロールのいずれかを取得しておきます。
    • 設定文書を作成するための PolicyCreator ロール
    • 設定文書を変更するための PolicyModifier ロール
  2. Domino Administrator クライアントから [ユーザーとグループ] タブをクリックし、[設定] ビューを開きます。
  3. [設定の追加] をクリックして、Lotus Traveler を選択します。
  4. [基本] タブで、ポリシー設定文書に名前を割り当て、説明を追加します。
  5. [プリファレンス > 同期 (Preferences > Sync)] タブで、以下のフィールドに入力します。
    重要: 以下の設定は Apple デバイスには適用されません。
    表 23. 同期のプリファレンス
    フィールド アクション

    同期 (Synchronize)

    デバイスと同期させる 1 つ以上の PIM タイプ (E メール、カレンダー、タスク、連絡先、ジャーナル) を指定します。

    • Windows Mobile デバイスの場合、E メールかカレンダーを選択すると、E メールとカレンダーの両方が同期します。
    • Nokia デバイスの場合は、カレンダーと予定のどちらを選択しても、カレンダーと予定の両方が同期します。
  6. [プリファレンス > フィルタ設定 (Preferences > Filter Settings] タブで、以下のフィールドに入力します。
    重要: 以下の設定は Apple デバイスには適用されません。
    表 24. [フィルタの設定] プリファレンス
    フィールド アクション

    E メール本文の切り捨て

    クリックすると、E メール本文切り捨てフィルタが有効になります。有効になっている場合、デバイスと同期させる E メールの文字の最大数 (1000 文字単位) を選択できます。E メールが切り捨てられる前に、E メールの本文のうちの何文字がデバイスと同期されるかを指定します。

    許可する E メールの最大添付ファイルサイズ - 管理者

    デバイスと同期することが可能な、文書のすべての添付ファイルを結合した最大のサイズ (KB) を指定します。この管理者設定は Lotus Notes クライアントユーザーが変更することはできず、この設定は常にロックされています。

    E メールの添付ファイル

    クリックすると、添付ファイルをデバイスと同期させることが可能になります。

    E メールの添付ファイルのサイズ

    デバイスと同期することを許可された、文書の添付ファイルを結合した合計サイズ (KB) を選択します。指定する値は、[許可する E メールの最大添付ファイルサイズ - 管理者] フィールドの値を超えてはなりません。

    E メールの日付フィルタ

    クリックして電子メールデータフィルタを有効にし、デバイス上にメールメッセージを保持する日数を選択します。フィルタが有効ではない場合、すべてのメッセージが同期されます。

    E メールの重要度

    クリックすると、重要度の高いメールメッセージのみ、同期が有効になります。

    カレンダー日付フィルタ - 過去のイベント/未来のイベント

    同期させるカレンダーイベントの日付の範囲を指定します。繰り返しイベントのインスタンスのいずれかが日付の範囲内にある場合は、その繰り返しイベントも含まれます。繰り返しエントリのすべての日付がデバイスカレンダーに表示されます。あるカレンダーイベントのすべてのインスタンスが過去のイベントの日付の範囲から外れる場合、そのカレンダーイベントはデバイスから削除されます。以下に説明するように、過去のイベントの日付の範囲と将来のイベントの日付の範囲を指定します。

    • [過去のイベント] -- クリックすると、過去のイベントのフィルタが有効になります。カレンダーエントリを同期させる対象となる、過去にさかのぼる時間の長さを選択します。フィルタが有効ではない場合、すべての過去のイベントが同期されます。
    • [未来のイベント] -- クリックすると、将来のイベントのフィルタが有効になります。カレンダーエントリを同期させる対象となる、未来に向かう時間の長さを選択します。フィルタが有効ではない場合、すべての未来のイベントが同期されます。

    ジャーナルの日付フィルタ

    クリックしてジャーナルの日付フィルタを有効にし、デバイス上にジャーナルエントリを保持する期間を選択します。エントリの更新日がフィルタの範囲よりも古い場合、そのエントリはデバイスから削除されます。

    タスクのステータス

    ステータスが [未完了] であるタスクのみを同期させる場合は、[未完了ステータスのみ] を選択します。

  7. [プリファレンス - デバイスの設定] タブで、以下のフィールドに入力します。
    重要: 以下の設定は Apple デバイスには適用されません。
    表 25. [デバイスの設定] プリファレンス
    フィールド アクション

    デバイスのログ

    デバイスのログを有効にするには [オン] を選択し、デバイスのログを無効にするには [オフ] を選択します。

    デバイスのログファイルの最大サイズ (Maximum Device Log File Size)

    ログファイルの最大サイズ (KB) を指定します。

  8. [プリファレンス - セキュリティ設定] タブで、ご使用のデバイス (Windows Mobile、Nokia、または Apple) のタブを選択して、その設定を構成します。
    注: Domino ディレクトリテンプレートのバージョンが 8.5.2 以前である場合、Android デバイスのセキュリティ設定の定義に使用するタブが表示されません。このユーザーインターフェースは、将来のテンプレートバージョンで提供されます。ただし、このような状況に対応するため、Lotus Traveler は、この Traveler 設定文書で Apple デバイスについて定義されているセキュリティ設定を採用し、それらの設定を Android デバイスに適用するよう設計されています。 Android デバイスでは、Apple デバイスでサポートされるセキュリティポリシー機能の一部のみがサポートされます。Android デバイスのセキュリティポリシー機能の完全なリストは、トピックデフォルトのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の値の表 6 を参照してください。
    表 26. Windows Mobile のセキュリティ設定
    設定 説明 デフォルト値

    デバイスパスワードが必須

    デバイスに画面ロックパスワードを備わっていることという要件を有効にします。このオプションは、[パスワードタイプ]、[非アクティブタイムアウト (最大)]、[パスワード履歴数]、[パスワード有効期間]、[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数] のうちのいずれかのサブ設定を使用する場合に選択する必要があります。

    無効

    パスワードタイプ

    [強固な英数字] と [単純な PIN] のどちらかに設定します。強固な英数字には、最低 8 文字で、1 つの英字、1 つの数字、1 つの大文字を使用する必要があります。単純な PIN は、4 桁以上の数字から構成されるパスワードです。

    単純な PIN

    非アクティブタイムアウト (最大)

    非アクティブが原因のデバイスロックまでの最大デバイス非アクティブ時間を指定します。

    30 分

    デバイスのワイプ前の不正解パスワード数

    不正なパスワードが指定の回数入力されるとデバイスがワイプされるようにします。

    有効 (7 回の不正なパスワード入力)

    ストレージカードの暗号化

    デバイスストレージカード上のすべてのデータの暗号化を有効にします。

    無効

    セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する リモートワイプまたはセキュリティプロファイルをサポートできないデバイスが Lotus NotesTraveler サーバーと同期するのを防ぎます。

    無効

    注: 次の表内の設定は、セキュリティ対応 Nokia デバイスにのみ適用されます。Nokia N- シリーズデバイスには適用されません。Nokia セキュリティ有効化ライブラリをセキュリティ用に有効にするには、このライブラリをデバイスにインストールしなければならない場合があります (Symbian^3 デバイスではセキュリティ有効化ライブラリはデバイスに組み込まれているため、インストールの必要はありません)。 このライブラリは、Nokia の IBM Lotus Notes Traveler サイトから入手することができます。サイトで、[More info] タブを選択して、Nokia 用のセキュリティ有効化ライブラリをダウンロードします。
    表 27. Nokia のセキュリティ設定
    設定 説明 デフォルト値

    デバイスパスワードが必須

    デバイスに画面ロックパスワードを備わっていることという要件を有効にします。このオプションは、[最短パスワード長]、[文字の最大繰り返し回数]、[連続した数字は禁止]、[英数字が必須]、[大文字と小文字]のうちのいずれかのサブ設定を使用する場合に選択する必要があります。このオプションに対して選択した違反アクションは、すべてのサブ設定に適用されます (ただし、[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数] を除きます。[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数] を有効にした場合は、[デバイスパスワードが必須] の違反アクションを [強制] にする必要があります)。

    無効

    最短パスワード長 許可されるパスワードの最小文字数。範囲は 4 から 16 です。 4
    文字の最大繰り返し回数 パスワード内で特定の文字を繰り返すことのできる最大回数。 0
    連続した数字は禁止 連続した数字を含むパスワードを作成できないようにします。

    無効

    英数字が必須 有効にすると、パスワードに英字と数字の両方が必要になります。

    無効

    大文字と小文字 パスワード内で大文字と小文字の両方を使用する必要があります。

    無効

    非アクティブタイムアウト (最大)

    非アクティブが原因のデバイスロックまでの最大デバイス非アクティブ時間を指定します。

    30 分

    デバイスのワイプ前の不正解パスワード数

    不正なパスワードが指定の回数入力されるとデバイスがワイプされるようにします。

    有効 (7 回の不正なパスワード入力)

    ストレージカードの暗号化

    デバイスストレージカード上のすべてのデータを暗号化する必要があります。

    無効

    セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する リモートワイプまたはセキュリティプロファイルをサポートできないデバイスが Lotus NotesTraveler サーバーと同期するのを防ぎます。

    無効

    暗号化されないデバイスを禁止する

    暗号化された電話とマスストレージを持つデバイスのみが Lotus Notes Traveler サーバーと同期できるようにします。

    無効

    注: Apple デバイスのセキュリティ設定の場合、可能な違反アクションは [強制] のみです。
    表 28. Apple のセキュリティ設定
    設定 説明 デフォルト値
    デバイスパスワードが必須

    デバイスに画面ロックパスワードを備わっていることという要件を有効にします。 このオプションは、サブ設定 ([昇順、降順、および繰り返し順の禁止]、[英数字の値が必須]、[最短パスワード長]、[複合文字の最小文字数]、[自動ロック期間 (最大)]、[パスワード有効期間]、[パスワードの履歴]、[デバイスのワイプ前の不正解パスワード数]、[暗号化されないデバイスを禁止する]) のいずれかを使用する場合に選択する必要があります。

    違反アクションの [強制] は、このフィールドのすべてのサブ設定に適用されます。

    無効

    昇順、降順、繰り返し順の禁止 昇順、降順、繰り返し順の使用を禁止します。

    無効

    英数字の値が必須 有効にすると、パスワードに英字と数字の両方が必要になります。

    無効

    最短パスワード長 許可されるパスワードの最小文字数。 範囲は 4 から 16 です。 4
    複合文字の最小文字数 必要となる英数字以外の最小文字数。範囲は 0 から 4 文字です。 0
    自動ロック期間 (最大) デバイスが使用されていないときに自動的にロックされるまでの時間 (分)。範囲は 1 から 60 分です。 30 分
    パスワード有効期間 デバイスパスワードの変更が必要になるまでの日数。範囲は 0 から 730 日です。 90 日
    パスワードの履歴 パスワードの再使用が許可されるまでに必要な固有パスワードの数。範囲は 0 から 50 です。 3
    デバイスのワイプ前の不正解パスワード数 デバイスパスワードのログインの連続失敗回数が指定値に達すると、デバイスが自身をハードリセットできるようにします。

    無効

    暗号化されないデバイスを禁止する 有効にすると、オンボードデータ暗号化をサポートするデバイスのみが Lotus Notes Traveler サーバーと同期できるようになります。

    無効

    カメラを禁止する デバイスのカメラを無効にします。

    無効

    セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する

    リモートワイプまたはセキュリティプロファイルをサポートできないデバイスが Lotus NotesTraveler サーバーと同期するのを防ぎます。無効のままにすると、セキュリティをサポートしないすべてのデバイスがデータを同期できます。

    Apple デバイスが保護されているかどうかは、使用している ActiveSync プロトコルのレベルと、 有効なセキュリティ設定のいずれかでもそのプロトコルレベルでサポートされていないものがあるかどうかによって判断されます。 プロトコル 2.5 レベルでは、[暗号化されないデバイスを禁止する]、[昇順、降順、および繰り返し順の禁止]、[パスワード有効期間]、[パスワードの履歴]、[カメラを禁止する]、または [複合文字の最小文字数] はサポートされません。

    プロトコル 12.0 レベルでは、[暗号化されないデバイスを禁止する]、[カメラを禁止する]、または [複合文字の最小文字数] はサポートされません。

    無効

    注: 各セキュリティ設定に、構成する必要がある違反アクションがあります。ローカルデバイスのセキュリティ設定がセキュリティポリシーと一致しない場合は、違反アクションがデバイス上で実行されます。
    表 29. 違反アクションの設定
    設定 説明

    報告

    設定がポリシーに準拠していない場合は、Lotus Notes Traveler サーバー上の Domino ドメインモニタ (DDM) に違反が報告されます。 Lotus Notes Traveler ステータス画面にセキュリティロックアイコンとメッセージが表示され、モバイルデバイスのユーザーに対して通知が行われます。

    購読を無効にする

    設定がポリシーに準拠していない場合は、Lotus Notes Traveler サーバーに違反が報告され、これ以降のサーバーとの同期またはデータ交換が無効になります。同期を再び有効にするには、セキュリティポリシー違反を修正する以外に方法はありません。

    強制

    Lotus Notes Traveler クライアントは、デバイス上の設定がセキュリティポリシーの設定と一致するように強制します。デバイスパスワードなどの設定については、モバイルデバイスのユーザーに対して、デバイスのパスワードを入力するためのプロンプトが出されます。設定がポリシーに適合しないことが検出された場合は、随時、サーバー上の DDM およびモバイルデバイスのユーザーに対して違反が報告され、違反が修正されるまで同期は無効になります。

    表 30. デバイスアクセス
    設定 説明 デフォルト値

    デバイスアクセスに対する承認が必要

    この設定を選択すると、新規デバイスはすべて登録できますが、Lotus Notes Traveler とデータを同期することはできなくなります。 管理者に承認されるまで、デバイスはロックされた状態になります。

    選択解除

    承認を必要とせずに、各ユーザーに許可されるデバイスの数

    この設定により、管理者は、1 ユーザー当たりのデバイスの数を自動的に承認することができます。この数値は、1 ユーザー当たりの登録されたデバイスの数であり、時間には依存しません。たとえば、この値を 1 に設定すると、あるユーザーについて登録する最初のデバイスは承認を必要としませんが、その後のすべての新規デバイスには承認が必要になります。データベースとセキュリティレコードからデバイスを完全に削除すると、そのデバイスはこの計算から除外されます。

    1

    オプション: 承認アクションが処理待ちの場合に通知するアドレス

    この設定により、管理者は、承認アクションが必要な場合に通知を受信することができます。この通知には、ユーザー ID、デバイス ID、デバイスタイプ、登録日が含まれます。この通知リストには、ユーザー、グループ、メール受信データベースを含めることができます。登録ユーザーは、デバイスを登録するときと、デバイスの承認が必要なときに、必ず通知を受信します。 管理者に送信されるメールのコピーには、LotusTraveler.nsf へのリンクが含まれます。

    空白 (該当アドレスなし)

  9. [コメント] タブをクリックして、このポリシー設定文書に関するコメントを指定または変更します。
  10. [管理者] タブをクリックして、この文書の所有者および管理者を入力するか、選択します。
  11. [保存して閉じる] をクリックします。
  12. 設定文書を既存のポリシー文書または新規ポリシー文書に追加します。ポリシーについて詳しくは、このインフォメーションセンターで、最新の Lotus Domino Administrator セクションのポリシーに関するトピックを参照してください。
    注: ポリシーの変更は、影響を受けるユーザーのメールデータベースにただちにプッシュされるわけではありません。Admin Process タスクが、定期的にこのプッシュ操作を実行します。デフォルトでは 6 時間ごとです。即時に更新するには、新規ポリシーの影響を受けるユーザーをホスティングするメールサーバーに対して Domino コンソールコマンド tell adminp process traveler を実行します。

モバイルデバイスを Lotus Notes Traveler サーバーに最初に登録した時点では、デバイス設定は管理者が定義したポリシーのデバイス設定に一致します。そのユーザーに対してポリシーが定義されていなければ、デフォルトのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の値が使用されます。登録が完了すると、モバイルデバイスの設定は、ユーザーのメールデータベースにデバイスプロファイルとして保存されます。その後、ユーザーが新しいデバイスを登録すると、そのデバイスのデフォルト設定は現在有効なポリシー (ある場合) から採用されます。それらの設定はユーザーのメールデータベース内の固有のデバイスプロファイルに保存されます。

デバイスがサーバーに登録され、デバイスプロファイルからの設定をデバイスが受信した後、管理者がデバイスプリファレンスを変更することはできません。ただし、それらの設定がロックされている場合は除きます。ポリシー管理者が設定をロックするか、ロックされた設定の値を変更した場合、その変更は即時にモバイルデバイスと同期します。モバイルデバイスのユーザーは、ポリシーでロックされている設定については、デバイスの設定値を変更できません。デバイスプリファレンスとは異なり、管理者が変更したセキュリティ設定は、すべてモバイルデバイスに同期されます。

注: (Lotus Domino ポリシーテンプレートが下位レベルであるため、または Lotus Domino ポリシーの [適用方法] 設定で [初期値を設定しない] オプションが選択されているために) Lotus Domino ポリシーに含まれない設定については、デフォルトのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の値に定義されている値からその値が取得されます。
注: Lotus Notes Traveler で定義したデバイスセキュリティ設定は、Apple デバイスに適用されます。ただし、デバイスプリファレンス設定 ([同期の設定]、[フィルタの設定]、および [デバイスの設定]) は、Apple デバイスには適用されません。

リモートワイプ

モバイルデバイスを紛失した場合、または盗まれた場合には、管理者はリモートワイプコマンドを実行して、デバイスからすべての機密データを削除できます。 IBM Lotus Notes Traveler アプリケーションおよびデータを削除し、デバイスによっては、デバイスを出荷時のデフォルト設定に戻すことができます。

  1. デバイスをワイプする前に、ユーザーがアクセス不可リストに追加されていないことを確認してください。デバイスが wipe コマンドを受け取るためには、そのデバイスに接続できなければならないからです。 アクセス不可リストには例外はありません。したがって、ユーザーは、ワイプが完了するまではアクセス可能である必要があります。
  2. Domino Administrator クライアント 8.5 以降から [メッセージング] タブをクリックし、[メール] タブをクリックします。
  3. [IBM Lotus Notes Traveler] 三角アイコンを展開します。
  4. [デバイスセキュリティ] ビューを開きます。
  5. デバイスを選択します。
  6. [デバイスのワイプ] アクションを選択します。
  7. 以下のオプションのうちの 1 つまたは複数を選択します。
    • [デバイスのハードリセット] – デバイスを出荷時のデフォルト設定に戻し、Lotus Notes Traveler アプリケーション、ならびに Lotus Notes Traveler と同期されたすべての PIM およびメールデータを削除します。
    • [Lotus Traveler アプリケーションおよびデータ] – Lotus Notes Traveler アプリケーションおよび Lotus Notes Traveler と同期されたすべての PIM およびメールデータを削除します。
    • [ストレージカード] – このオプションはデバイスに搭載されているストレージカードのすべての保存データを削除します。
    一般的なリモートワイプの考慮事項:
    注: ワイプコマンドは、次回デバイスが接続したときに、デバイス上で実行されます。 デバイスがそのとき接続している場合は、ただちにワイプが実行されます。デバイスが接続されておらず、SMS アドレスが指定されている場合 (または、サーバー上で追加されている場合) は、(プッシュに加えて) SMS メッセージも送信されます。これにより、クライアントはプッシュにチェックインするか、またはログインできない場合はアクションを受け入れるように指示されます。この SMS メッセージは、携帯電話ネットワークを介して送信され、デバイスがテキストメッセージを受信できる場合はほぼ瞬時に受信されます (電話機がオンであり、携帯電話ネットワークに接続されている場合)。
    注: システム管理者がリモートワイプアクションを許可している場合、管理者ではなくユーザーが、Lotus Notes Traveler ユーザーホームページの [セキュリティの管理] セクションからこれらのリモートワイプアクションを実行できます。
    Apple のリモートワイプの考慮事項:
    注: Apple デバイスでは、[デバイスのハードリセット] オプションと [Lotus Traveler アプリケーションおよびデータ] オプションのみがサポートされており、SMS を使用してのリモートワイプは行われません。
    注: Apple デバイスでは、同期中に [Lotus Traveler アプリケーションおよびデータ] オプションが実行されます。したがって、データ削除を実行するには、デバイスがサーバーに接続可能な状態になっている必要があります。すべてのデータを消去する同期を実行するには、メールサーバーがアクセス可能で、ACL が正しい状態になっている必要があります。[Lotus Traveler アプリケーションおよびデータ] オプションでは、すべてのデータが削除され、すべてのカレンダーと連絡先の情報が消去されます。また、受信ボックス以外のすべてのメールフォルダ (およびそれらの内容) も消去されます。受信ボックスには、デバイスがワイプされたことを示すメッセージが残され、アカウントの削除方法が示されます。Lotus Notes Traveler アカウントは、どのような方法でも削除や変更は行われませんが、デバイスが同期を試みると、アクセス拒否の応答が返されます。
    Nokia のリモートワイプの考慮事項:
    注: 一部の Nokia デバイスの場合、この機能を使用するためには Nokia セキュリティ有効化ライブラリをインストールする必要があります。 このライブラリは、Nokia の IBM Lotus Notes Traveler サイトから入手することができます。
    注: Nokia N シリーズデバイスでは [Lotus Traveler アプリケーションおよびデータ] オプションのみがサポートされています。選択したデバイスに対してサポートされているオプションのみが表示されます。
    Windows Mobile のリモートワイプの考慮事項:
    注: Windows Mobile バージョン 5 を実行していて、Microsoft メッセージングおよびセキュリティフィーチャーパックでアップグレードされていない以前の Windows デバイスの場合、Lotus Notes Traveler サーバーからリセットコマンドを受信しても、ハードリセットは行われません。このようなデバイスは、リブートするだけです。その場合は、Lotus Notes Traveler クライアントが、ハードリセットコマンドが失敗したことを検出し、Lotus Notes Traveler アプリケーションおよびデータのワイプを実行します。

ワイプ要求のクリア

紛失していたデバイスが見つかった場合は、ワイプ要求をキャンセルしてデバイスをリセットします。また、ワイプコマンドの実行後にユーザーアカウントのロックを解除する必要もあります。

  1. Domino Administrator 8.5 クライアント以降から [メッセージング] タブを選択し、[メール] タブを選択します。
  2. [IBM Lotus Notes Traveler] 三角アイコンを展開します。
  3. [デバイスセキュリティ] ビューを開きます。
  4. デバイスを選択します。
  5. [ワイプのクリア/アクセス許可] アクションを選択します。
    ヒント: Lotus Domino コンソールからワイプ要求をクリアする場合、必要であれば tell traveler show username コマンドを入力することにより、デバイス ID を取得してください。 結果のデバイス ID を結果からコピーして、次のステップで貼り付けます。その後、次のコマンドを入力します。tell traveler security flagsRemove all deviceid username
この手順は、リモートワイプ自体の場合と同様に、[Lotus Notes Traveler ユーザーホームページ] の [セキュリティの管理] セクションからでも実行できます。

SMS メールアドレスの更新

ワイプコマンドをショートメッセージサービス (SMS) で送信するには、SMS メールアドレスが正しく指定されていなければなりません。

  1. Domino Administrator 8.5 クライアント以降から [メッセージング] タブを選択し、[メール] タブを選択します。
  2. [IBM Lotus Notes Traveler] 三角アイコンを展開します。
  3. [デバイスセキュリティ] ビューを開きます。
  4. デバイスを選択します。
  5. SMS アドレスが見つからない場合や正しくない場合は、[SMS アドレスの更新] アクションを選択します。
    注: Domino Administrator クライアントから SMS メールアドレスを更新しても、デバイス構成には影響しません。このアクションを使用して、管理者はデバイスのリモートワイプアクションに使用する SMS アドレスを設定または変更できます。

ユーザー管理セキュリティ

ユーザー管理セキュリティ機能を使用することにより、ユーザーは管理者の助けをかりることなく、 [Lotus Notes Traveler ユーザーホームページ] の [セキュリティの管理] セクションを使用して、自身のデバイスをリモートでワイプまたはロックすることができます。

また、ユーザーは、自身のアクションを「クリア」すること (例えば、ワイプ要求の取り消しや、デバイスのロックの解除など) もできます。

管理者によりサーバー文書の [Traveler] タブで [ユーザー管理セキュリティ] が [有効] に設定されている場合、ユーザーが実行できるのは自身のセキュリティアクションのみです。 また、ユーザーは管理者によって要求された変更を取り消すことはできません。例えば、管理者が「Lotus Traveler アプリケーションおよびデータ」を要求した場合、ユーザーがその要求を「クリア」することはできません。そのような場合にユーザーが唯一できるのは、要求を「デバイスのハードリセット」に「アップグレード」することです。同じように、管理者が「デバイスのハードリセット」を実行した場合には、ユーザーは何もできません。

Lotus Notes Traveler へのアクセスの制御

ユーザーが会社を辞める場合や、デバイスを紛失したり盗まれたりした場合は、IBM Lotus Notes Traveler サーバーへのアクセスを削除または制限する必要があります。このセクションでは、アクセスを削除または制限する方法について説明します。

デバイスへのアクセスの拒否または許可

管理者は、Lotus Notes Traveler 管理データベース内で [アクセス拒否] アクションを使用することにより、IBM Lotus Notes Traveler に登録済みのデバイスを個別に、同期しないようにすることができます。

これは、ユーザーが紛失したデバイスを探す間、デバイスのリモートワイプを発行するまで、デバイスを要求されたレベルにアップグレードするまで、またはデバイスのセキュリティ設定を会社のポリシーに適合するよう更新するまでの一時的な対処法として利用できます。[アクセス拒否] アクションを使用すると、セキュリティ、機能性、またはパフォーマンス上の理由で望ましくないデバイスによるアクセスを、デバイスごとに永続的に防止できます。 この方法を使用しても、ユーザーは他のデバイスにアクセスできます。
  1. Domino Administrator 8.5 クライアント以降から [メッセージング] タブをクリックし、[メール] タブをクリックします。
  2. [IBM Lotus Notes Traveler] 三角アイコンを展開します。
  3. [デバイスセキュリティ] ビューを開きます。
  4. デバイスを選択します。
  5. 以下のいずれかを行います。
    • デバイスへのアクセスを拒否するには、[アクセス拒否] アクションを選択します。
    • アクセスを拒否されていたデバイスへのアクセスを再び有効にするには、[ワイプのクリア/アクセスの許可] アクションを選択します。

サーバー文書のアクセスフィールドによるアクセスの制限

管理者は、IBM Lotus Notes Traveler サーバーへの接続が許可されるユーザーを定義することや、サーバーへのアクセスが拒否されるユーザーを明示的に指定するアクセス不可リストを作成することができます。

  1. Domino Administrator クライアントで、Lotus Notes Traveler サーバー文書を選択します。
  2. [サーバーの編集] をクリックします。
  3. [Lotus Traveler] タブをクリックします。
  4. [サーバーへのアクセス可] フィールドと [サーバーへのアクセス不可] フィールドのどちらかにユーザーおよびグループの名前を入力します。
    表 31. サーバーアクセスフィールド

    フィールド

    説明

    サーバーへのアクセス可

    ユーザー文書がこのサーバーの 1 次ディレクトリ内または Lotus Domino ディレクトリアシスタントを使用して資格情報が信頼された 2 次ディレクトリ内にあるユーザーにのみ、Lotus Notes Traveler へのアクセスを許可するには、[信頼されたディレクトリにリストされたユーザー] オプションを選択します。

    この Lotus Notes Traveler サーバーへのアクセスが許可されているユーザーおよびグループの個別の名前を選択することもできます。空白のエントリは、[サーバーへのアクセス不可] フィールドにリストされたユーザーを除くすべてのユーザーが Lotus Notes Traveler にアクセスできることを意味します。

    サーバーへのアクセス不可

    この Lotus Notes Traveler サーバーへのアクセスが拒否されるユーザーおよびグループの名前を選択します。空白のエントリは、アクセスが拒否されるユーザーはいないことを意味します。

    注: [サーバーへのアクセス可] フィールドに名前を入力すると、リストされていない名前についてはアクセスが自動的に拒否されるようになります。
  5. [保存して閉じる] をクリックします。
注: Lotus Domino の「フルアクセスアドミニストレーター」として定義されているユーザーは、[サーバーへのアクセス不可] または [サーバーへのアクセス可] フィールドの構成内容に関係なく、Lotus Notes Traveler にアクセスできます。
注: サーバー文書の [セキュリティ] タブの下にある Lotus Domino の [ サーバーへのアクセス不可] または [サーバーへのアクセス可] フィールドの構成により Lotus Domino へのアクセスが拒否されているユーザーは、Lotus Notes Traveler にアクセスできません。

デバイスアクセスに対する承認の要求

Lotus Notes Traveler では、ユーザーのデバイスがデータを同期する前に承認を要求する権限が管理者に付与されています。

また、管理者は、承認を必要とせずに同期を実行できる、1 ユーザー当たりのデバイスの数を指定することができます。この機能は、Lotus Notes Travelerでサポートされるすべてのデバイスに適用されます。 .

管理者設定

管理者は、LotusTraveler.nsf のデフォルト設定フォームと、Lotus Notes Traveler の Lotus Domino ポリシー文書を使用して、承認設定を制御することができます。 以下の設定を使用できます。
  • デバイスアクセスに対する承認が必要: この設定を選択すると、機能が有効になります。一度選択すると、新規デバイスはすべて登録できますが、承認されるまでは Lotus Notes Traveler とデータを同期することはできなくなります。 原則的に、管理者に承認されるまで、デバイスはロックされた状態になります。
  • 承認を必要とせずに、各ユーザーに許可されるデバイスの数: この設定により、管理者は、1 ユーザー当たりのデバイスの数を自動的に承認することができます。この数値は、1 ユーザー当たりの登録されたデバイスの数であり、時間には依存しません。たとえば、この値を 1 に設定すると、あるユーザーについて登録する最初のデバイスは、承認を必要としません。登録済みのデバイスをこのユーザーが持っている場合、新たに登録するデバイスでデータを同期するには、承認が必要になります。データベースからデバイスを削除する方法については、後述の tell コマンド情報を参照してください。
  • 承認アクションが処理待ちの場合に通知するアドレス (オプション): この設定により、管理者は、承認アクションが必要な場合に通知を受信することができます。この通知には、ユーザー ID、デバイス ID、デバイスタイプ、登録日が含まれます。この通知リストには、ユーザー、グループ、メール受信データベースを含めることができます。登録ユーザーは、デバイスを登録するときと、デバイスの承認が必要なときに、必ず通知を受信します。 エンドユーザーは、管理者がデバイスへのアクセスを承認または拒否したときに、再度通知を受信します。

Lotus Notes Traveler 管理データベース (LotusTraveler.nsf) を使用したデバイスの承認または拒否

[デバイスセキュリティ] ビューには、すべてのデバイスの承認状況が表示されます。[承認] 列に、デバイスの現在の承認状況が報告されます。この列はソートできます。 [承認] ボタンは、特定のデバイスに対する「承認」アクションと「拒否」アクションの両方に使用でき、1 つ以上の選択されたデバイスに対しても使用できます。このビューで報告される状況は、以下のとおりです。
  • 必要なし: このデバイスの接続時に設定が有効になっていませんでした。
  • 承認済: デバイスはアクセスを承認されました。
  • 自動承認済: デバイスの承認は有効になっていましたが、このデバイスの登録時に、ユーザーがデバイス制限の設定数を下回っていました。
  • 否認: デバイスはアクセスを拒否されました。
  • 処理待ち: このデバイスの承認は処理待ちです (この状況では同期は許可されません)。これらは、管理者によるアクションが必要なデバイスです。

ビュー内のデバイスをダブルクリックすると、デバイス情報画面が表示されます。この画面には、承認者 ID (該当する場合) を伴う承認状況と、承認アクションの時刻が表示されます。

tell コマンドを使用したデバイスの承認または拒否

デバイス承認の管理に使用できる tell コマンドは、以下のとおりです。
  • tell traveler security approval approve <device> <user>
  • tell traveler security approval deny <device> <user>

デバイスカテゴリごとのアクセス制限

管理者は、デバイスセキュリティをサポートしないデバイスへのアクセスを Lotus Notes Traveler またはデバイスのユーザーエージェント値を使用して制限できます。

設定 [セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する] をデバイスカテゴリ (Windows Mobile、Nokia、または Apple) ごとに有効にして、セキュリティ有効化をサポートしないデバイスが Lotus Notes Traveler と同期することを禁止することが可能です。セキュリティ有効化には、Lotus Traveler がデバイスをリモートでワイプする機能や、デバイスパスワードの使用を強制する機能が含まれます。この設定は、デフォルトのデバイスプリファレンスおよびセキュリティ設定の値 および Lotus Domino Lotus Traveler ポリシー設定文書 (Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書の作成 を参照) の両方に明記されています。

[...デバイスを禁止する (Prohibit devices....)] の意味は、デバイスカテゴリごとに異なります。
  • Window Mobile の場合: [セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する] を有効にすると、Lotus Notes Traveler 8.5 より前の Lotus Notes Traveler クライアントを実行している Windows Mobile デバイスは、Lotus Notes Traveler サーバーと同期できなくなります。8.5 より前のクライアントは、リモートワイプ、または Lotus Traveler デバイスセキュリティ設定をサポートしません。
  • Nokia の場合: [セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する] を設定すると、以下の項目に該当する Nokia デバイスは、Lotus Traveler サーバーと同期できなくなります。
    • Lotus Traveler 8.5.1 より前の Lotus Traveler クライアントを稼働している Nokia デバイス
    • Nokia セキュリティアプリケーションをサポートしない Nokia デバイス
    • Nokia セキュリティアプリケーションをサポートするが、それをインストールしていない Nokia デバイス
  • Apple の場合: Apple デバイスが保護されているかどうかは、使用している ActiveSync プロトコルのレベルと、 有効なセキュリティ設定のいずれかでもそのプロトコルレベルでサポートされているかどうかによって判断されます。

    プロトコルレベル 2.5 では、[暗号化されないデバイスを禁止する]、[昇順、降順、および繰り返し順の禁止]、[パスワード有効期間]、[パスワードの履歴]、[カメラを禁止する]、または [複合文字の最小文字数] はサポートされません。

    プロトコル 12.0 レベルでは、[暗号化されないデバイスを禁止する]、[カメラを禁止する]、または [複合文字の最小文字数] はサポートされません。

    例えば、[デバイスパスワードが必須] と [暗号化されないデバイスを禁止する] を有効にした場合は、ActiveSync 12.1 以降を使用している Apple デバイスのみが Lotus Traveler サーバーと同期できます。

  • Android の場合: [セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する] を設定すると、以下の項目に該当する Android デバイスは、Lotus Notes Traveler サーバーと同期できなくなります。
    • Android OS 2.2 以下レベルのデバイス
    • プロンプトされたときに、デバイス管理を有効にしていないデバイス

[セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する] によってデバイスがサーバーと同期できない場合は、「403 (禁止) (403 (Forbidden))」状況がデバイスに返されます。 また、LotusTraveler.nsf の [デバイスセキュリティ] ビューと デバイス文書の [アクセス] フィールドに [禁止] という値が表示されます。

Lotus Notes Traveler の NTSConfig.xml ファイル内の以下の式によって、ユーザーエージェント値または ActiveSync プロトコルレベルで、Lotus Notes Traveler との同期を禁止できるデバイスを定義します。
  • ALLOWED_USER_AGENT_REGEX - データの同期が許可された User-Agent HTTP ヘッダーの正規表現。デフォルトは「.*」であり、すべてのデバイスが同期できます。
    <PROPERTY NAME="ALLOWED_USER_AGENT_REGEX" VALUE=".*"/>
    以下の表には、8.5.2 と 8.5.2 より前の両方の Lotus Notes Traveler クライアントのユーザーエージェントをデバイスごとにリストしています。Windows Mobile と Nokia のユーザーエージェントは、Lotus Notes Traveler の新規リリースが出るたびに変わります。しかし Apple の場合は、OS が更新されるたびにそのユーザーエージェント値が更新されます。 そのため、Apple ユーザーエージェントには、Windows Mobile や Nokia の場合よりはるかに多くのバリエーションが存在します。
    表 32. デバイスごとの Lotus Notes Traveler 8.5.3 ユーザーエージェント
    デバイス ユーザーエージェント
    Windows Mobile Lotus Traveler WM 8.5.3.0
    Nokia Lotus Traveler Nokia 8.5.3.0
    Android Lotus Traveler Android 8.5.3.0
    Apple iPhone (OS 4) Apple-iPhone2C1/801.306
    Apple iPhone (OS 3.1.2) Apple-iPhone/704.11
    Apple iPhone (OS 3.0) Apple-iPhone/701.341
    Apple iPhone (OS 2) Apple-iPhone/508.11
    Apple iPod (OS 2) Apple-iPod/508.110001
    Apple iPad (OS 3) Apple-iPad/702.367
    表 33. デバイスごとの Lotus Notes Traveler 8.5.2 ユーザーエージェント
    デバイス ユーザーエージェント
    Windows Mobile Lotus Traveler WM 8.5.2.0
    Nokia Lotus Traveler Nokia 8.5.2.0
    Android Lotus Traveler Android 8.5.2.1
    Apple iPhone (OS 4) Apple-iPhone2C1/801.306
    Apple iPhone (OS 3.1.2) Apple-iPhone/704.11
    Apple iPhone (OS 3.0) Apple-iPhone/701.341
    Apple iPhone (OS 2) Apple-iPhone/508.11
    Apple iPod (OS 2) Apple-iPod/508.110001
    Apple iPad (OS 3) Apple-iPad/702.367
    表 34. デバイスごとの 8.5.2 より前の Lotus Notes Traveler ユーザーエージェント
    デバイス ユーザーエージェント
    Windows Mobile IBM SyncML Client
    Nokia SyncML HTTP Client
    Apple iPhone (OS 4) Apple-iPhone2C1/801.306
    Apple iPhone (OS 3.1.2) Apple-iPhone/704.11
    Apple iPhone (OS 3.0) Apple-iPhone/701.341
    Apple iPhone (OS 2) Apple-iPhone/508.11
    Apple iPod (OS 2) Apple-iPod/508.110001
    Apple iPad (OS 3) Apple-iPad/702.367
    各種ユーザーエージェント部分の組み合わせとして、多くの例が考えられます。 以下にいくつか紹介します。
    • 「Apple」 - すべての Apple デバイスは同期できますが、それ以外のデバイスは同期できません。
    • 「(IBM SyncML Client)|(Lotus Traveler WM)」 - すべての Windows Mobile デバイス (新旧を問わず) は同期できますが、それ以外のデバイスは同期できません。
    • 「(Nokia SyncML HTTP Client)|(Lotus Traveler Nokia)」 - すべての Nokia デバイス (新旧を問わず) は同期できますが、それ以外のデバイスは同期できません。
    • 「Lotus Traveler * 8.5.2」 - 8.5.2 Windows Mobile および Nokia クライアントのみが同期できますが、Apple デバイスは同期できません。
    • 「(Apple)|(Lotus Traveler WM)」- Apple および 8.5.2 Windows Mobile クライアントは同期できますが、Nokia デバイスは同期できません。
    • 「Apple-iPhone/7」- OS 3 を使用する Apple iPhone (iPod および iPad を除く) のみが同期できます (Windows Mobile と Nokia デバイスはいずれも同期できません)。
    • 「Lotus Traveler Android」 - Android デバイスのみ同期できます。
  • AS_PROTOCOL_VERSIONS - サーバーがサポートする ActiveSync プロトコルのバージョンを指定します。 サーバーは、2.5、12.0、12.1 をサポートします。 Apple OS 2.x デバイスは、AS 2.5 のみをサポートします。したがって、 これらのデバイスを許可する場合は、このリストに 2.5 を含める必要があります。 Apple OS 2.x デバイスをブロックする場合は、このリストから 2.5 を削除します。 Apple OS 3.x デバイスは、12.1 をサポートします。そのため、 リストには必ずこのバージョンを含める必要があります。 Apple 以外のデバイスは、12.0 はサポートしても、12.1 はサポートしない場合があります (2.5 と 12.1 の間)。 これらの値は、コンマで区切って指定します。スペースを含めてはなりません。例:
    <PROPERTY NAME="AS_PROTOCOL_VERSIONS" VALUE="2.5,12.0,12.1"/> 
  • AS_PROVISION_EXEMPT_USER_AGENT_REGEX - ActiveSync プロビジョンコマンドの使用が除外されたデバイスのユーザーエージェント正規表現を指定します。 デバイスがプロビジョンコマンドを使用しない場合、ActiveSync セキュリティは実施されず、 リモートワイプは機能しません。デフォルトは、「」です。これは、どのデバイスもプロビジョンから除外されず、すべてのデバイスのプロビジョンが適切に実施されることを意味します。ユーザーエージェントをこの正規表現に追加するのは、プロビジョンがデバイスで機能しない場合のみです (通常は、デバイス上の ActiveSync 実装のバグであり、Traveler で制御されません)。例:
    <PROPERTY NAME="AS_PROVISION_EXEMPT_USER_AGENT_REGEX" VALUE=""/>  

Lotus Notes Traveler からのユーザーの削除

管理者は、IBM Lotus Notes Traveler 管理者 UI とデータベースから古いユーザーや無効なユーザーを削除できます。この操作は、Lotus Notes Traveler または Lotus Domino サーバーアクセスリストを使用してアクセスがすでに制限されているユーザーと、Domino ディレクトリ内にリストされていないユーザーに対してのみ実行してください。

1 カ月以上非アクティブだった Traveler ユーザーは、自動的にデータベースから削除されます。Lotus Notes Traveler からユーザーを完全に削除するには、以下のステップを実行します。
  1. 以下のコマンドを実行します。
    tell traveler security delete * <username>
    注: Domino ディレクトリからユーザーが既に削除されている場合は、完全なユーザー名を指定する必要があります。例:
    tell traveler delete * "CN=John Doe/OU=Raleigh/O=IBM"
  2. 以下のコマンドを実行します。
    tell traveler delete * <username>

    項目を削除するには、ユーザーまたはデバイスに対して実行されたすべてのリモートワイプコマンドをクリアしておく必要があります。

    通常上記の 2 つのステップでユーザーは完全に削除されますが、 以下の追加ステップで確認を行うことができます。

  3. LotusTraveler.nsf を開き、そのユーザーの項目がないことを確認します。
  4. ntsclcache.nsf を開き、そのユーザーの項目がないことを確認します。
Lotus Domino サーバーからユーザーを削除する方法については、Lotus Domino Administrator についての資料のトピック『ユーザーを削除する』を参照してください。

ユーザーおよびデバイス情報の表示

管理者は、有益な情報を提供する 4 つのビューにアクセスできます。 これらのビューには、IBM Lotus Notes Traveler サーバーに登録済みのユーザー、デバイスのセキュリティポリシー準拠のステータス、リモートワイプのステータス、接続のステータス、ビルドレベルが含まれます。 ユーザーおよびデバイス情報にアクセスするには、このトピックで紹介する手順を実行します。

  1. Domino Administrator 8.5 クライアント以降から、Lotus Notes Traveler サービスを実行中の Domino サーバーを開きます。
  2. [メッセージング] タブを選択し、[メール] タブを選択します。
  3. [IBM Lotus Notes Traveler] 三角アイコンを展開します。
  4. 以下のビューから選択します。
    • デバイスセキュリティ
    • デバイスの設定
    • デバイス
    • ユーザー

    それぞれのビューの詳細については、次の表を参照してください。

    表 35. [デバイスセキュリティ] ビュー
    表示される情報

    デバイス名

    デバイスファームウェアによってレポートされたデバイスの名前。

    ユーザー

    ユーザーの Domino 名。

    承認

    管理者は、Lotus Notes Traveler サーバーに登録される新しいデバイスの承認を要求することができます。

    デバイスの承認と拒否について詳しくは、「デバイスアクセスに対する承認の要求」を参照してください。

    セキュリティポリシー

    このデバイスのセキュリティポリシーのステータス。値には、[ポリシーなし]、[準拠]、[準拠 - 制限]、[非準拠] があります。値 [非サポート] は、8.5 より前のレベルのデバイスクライアント用です。

    デバイスのセキュリティポリシー準拠ステータスについての詳細は、[デバイスセキュリティ] ビューでデバイスの文書を開くと確認できます。

    アクセス

    ユーザーの現在の状態がアクセス許可状態であるかアクセス不可状態であるか。値は、[許可]、[許可しない]、[禁止] のいずれかです。[許可しない] は、リモートワイプアクションまたはアクセス拒否アクションが実行された場合に使用されます。[禁止] は、[セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する] 設定が有効になっており、デバイスでリモートワイプまたは要求されたセキュリティ設定がサポートされていないことを示します。

    ワイプオプション

    ワイプ要求に指定されたワイプ操作。

    ワイプのステータス

    [確認]、[処理待ち]、[エラー] などの値。

    その他の日時情報は、[デバイスセキュリティ] ビューでデバイスの文書を開くと確認できます。

    アクション日付

    デバイスに対してワイプ操作が要求された日時。

    SMS アドレス

    デバイスの SMS用 E メールアドレス (指定されていない場合は空白)。

    表 36. [デバイスの設定] ビュー
    表示される情報

    タイプ

    Lotus Traveler デバイスの設定。このビューには、デフォルトのデバイス設定に関する文書が 1 つだけ表示されます。

    設定名

    デフォルトです。

    説明

    Lotus Traveler デバイスの設定。

    表 37. [デバイス] ビュー
    表示される情報

    接続状態

    [接続しました] または [切断されました]。

    自動同期タイプ

    デバイスが Lotus Notes Traveler からの通知を受信するために使用する接続モデル。オプションは [HTTP]、[TCP]、[SMS]、[ActiveSync] です。

    デバイス名

    デバイスファームウェアによってレポートされたデバイスの名前。

    最後の同期時刻

    デバイスの同期が行われた最新の日時。

    OS タイプ

    デバイスのプラットフォームの種類。 たとえば、PocketPC/5 は PocketPC バージョン 5 のデバイスです。 Smartphone/6 は Windows Mobile 6 標準デバイスです。

    ビルドレベル

    このデバイスで実行されている Lotus Notes Traveler クライアントのバージョンおよびビルド番号。Apple デバイスの場合、ビルドレベルは常にブランクになります。

    ユーザー

    ユーザーの Domino 名。

    表 38. [ユーザー] ビュー
    表示される情報

    ユーザー名

    ユーザーの Domino 名。

    ユーザーステータス

    [オンライン] または [オフライン]。

    オンラインとは、過去 24 時間以内に少なくとも 1 人のモバイルデバイスがサーバーに接続したことを意味します。アクティビティが行われずに 24 時間が経過すると、ユーザーは [オフライン] ステータスに移されます。オフラインでは、メールファイルで変更がモニターされなくなります。ユーザーの [オフライン] ステータスがユーザーリープ間隔よりも長くなると、ユーザーとすべてのデバイスは自動的にクリアされ、Lotus Notes Traveler サーバーから削除されます。

    メールサーバー

    サーバーサイドのデータ変更に関して現在モニター対象となっているメールサーバー。サーバーフェイルオーバーが検出された場合、このサーバーはユーザーのホームメールサーバーとは異なる場合があります。

    メールファイル

    ユーザーのメールファイル名。

LotusTraveler.nsf データベースの使用

LotusTraveler.nsf データベースを使用する場合には、認識しておかなければならない重要な要素がいくつかあります。

以下に、LotusTraveler.nsf データベースを使用するための一連のベストプラクティスを紹介します。
  1. 文書を LotusTraveler.nsf データベースから削除することは、ユーザーおよびデバイスの構成を削除するための適切な方法でしょうか。

    いいえ。LotusTraveler.nsf から文書を削除することはユーザーを削除するための適切な方法ではありません。

    Traveler タスクは、自身で「マスターデータ」を (/data/traveler/ntsdb の埋め込み Derby DB に) 保持します。他のタスクは、変更を要求することにより、マスターデータを変更することができます。マスターデータが変更されると、それらのタスクに通知されます。マスターデータには、LotusTraveler.nsf と Servlet ホームページが含まれます。LotusTraveler.nsf が使用するデータが更新されるたびに、Traveler タスクによって LotusTraveler.nsf が更新されます。LotusTraveler.nsf で指定され、ビューの上部にボタンがあるアクション (アクセス拒否、リモートワイプ) 以外の方法ではデータはフローしません。これらのボタンを動作させるには、Lotus Notes Traveler に対する tell コマンドを生成してデータを更新し、それによって LotusTraveler.nsf を更新します。 例えば、デバイスで「アクセス拒否」アクションが実行された場合、LotusTraveler.nsf は変更されず、Traveler に対して「tell traveler security」呼び出しが行われます。Traveler は、tell コマンドを受け取ると、それを実行して LotusTraveler.nsf を新しい状態に更新します。このように、LotusTraveler.nsf は、直接ではなく、間接的に更新されます。

    詳しくは、Lotus Notes Traveler からのユーザーの削除を参照してください。

  2. LotusTraveler.nsf でユーザーまたはデバイスの文書を削除した場合、その文書が表示されなくなっても、そのエントリは Traveler アプリケーション内に残りますか。

    はい。LotusTraveler.nsf からエントリを削除した場合 (または、LotusTraveler.nsf データベース自体を削除した場合)、それらのエントリは、やがて、Traveler タスクによって再作成されます。Traveler タスクで値が変更されると、それらは LotusTraveler.nsf に送信され、そこで、失われたデータについて新しいエントリが作成されて、新しいデータが保管されます。したがって、やがては、LotusTraveler.nsf に以前と同じデータ (および、新しい変更内容) が再び存在するようになります。

  3. Traveler ユーザーおよびデバイスの構成の変更および削除は、すべて、サーバーコンソールから「tell traveler」コマンドを使用して実行しなければならないのですか。
    はい。すべて、tell コマンドを使用して実行する必要があります。tell コマンドは、以下のように、さまざまな方法で実行することができます。
    1. Lotus Domino コンソールで tell コマンドを実行する。
    2. LotusTraveler.nsf のアクションボタンを使用する。
    3. Lotus Notes Traveler ユーザーホームページ (/servlet/traveler) を使用する。
  4. LotusTraveler.nsf データベースで適切な ACL エントリを作成するための推奨事項を教えてください。

    システム管理者については、[文書の削除] を除き、サーバーの下で選択されているあらゆる設定と共に、ACL を管理者ステータスに設定する必要があります。ロールは使用されないので、無視してかまいません。また、管理者ユーザー (管理担当者) は、tell コマンドをリモートで実行するための権限を持っている必要があります。古いバージョンの Traveler を使用している場合は、任意の操作が許可される ACL を使用してマイグレーションしておくことをお勧めします。最近のリリースでは、レコードの削除に関する混乱を避けるため、ACL は、削除をオフにしてセットアップされます。

  5. tell traveler security allstatus などのコンソールコマンドを使用すると、なぜ、既にそれらのデバイスを使用していないユーザーの古いデバイス ID がシステムに表示されるのですか。

    デバイスを削除するための適切な方法は、tell traveler delete <device> <user> を使用することです。このコマンドにより、Traveler サーバーがデバイスに関して持っているすべての情報 (ただし、セキュリティレコードを除く) が削除されます。セキュリティ情報は重要なものであるため、delete コマンドによって消去されません。さらに、特定の日数の間 (この設定はサーバー文書の [Lotus Traveler] タブで指定) 使用されていないデバイスは、Traveler により自動的に削除されます。これが、セキュリティ情報が delete に関わらず保持されるもう 1 つの理由です。自動削除されたデバイスが、セキュリティアクションが実行されずに元に戻されることがないようにしています。これらをクリアするには、管理者は別途にデバイスに対するセキュリティアクションをクリアする必要があります。セキュリティアクションは LotusTraveler.nsf で、または、tell コマンドを使用してクリアすることができますが、サーブレットでクリアすることはできません。

  6. デバイスをあるユーザーから他のユーザーに引き渡す場合、そのデバイスを新しいユーザーに割り当てる前に現在のユーザーをデバイスから削除するための適切な方法を教えてください。
    適切な方法は、以下の 2 つの tell コマンドを実行することです。
    tell traveler security delete <dev> <olduser> 
    tell traveler delete <dev> <olduser>
  7. ユーザーを削除するときに、なぜ delete または reset ではセキュリティレコードも削除されないのですか。

    指定された日数が経過した後に自動削除が実行されるので、それらのコマンドによってセキュリティ状態をクリアすることはできません。また、ユーザーコマンドがサーブレット (サーバー文書) で使用可能になっている場合、ユーザーがデバイスを削除してセキュリティプロトコルを回避する可能性があります。したがって、delete コマンドではセキュリティレコードは削除されません。管理者のみが、セキュリティアクションをクリアすることができます。

  8. 誤って LotusTraveler.nsf データベースから文書が削除された場合でも、モバイルデバイスは、引き続き、アクティブであり、正常に同期されますか。

    はい。Traveler タスクが実際のデータを保持しており、やがて、LotusTraveler.nsf を再構築します。デバイスは、引き続き、正常に動作します。

  9. デバイスが LotusTraveler.nsf データベースと [デバイスのロック (lock device)] アクションボタンを使用してロックされているとします。さらに、誤って、同じユーザー構成文書も LotusTraveler.nsf データベースから (デバイスがまだロックされている状態で) 削除された場合、IBM ではどのような回復手順を推奨していますか。

    デバイス上で LotusTraveler.nsf 内の情報に影響する何らかのデータが更新されると、それが再表示されます。データベース内でアクションを実行しようとするときにその時点でレコードが存在していない場合は、Lotus Domino コンソールで直接 tell コマンドを使用する必要があります。LotusTraveler.nsf 内のすべてのアクションは、tell traveler security コマンドにマップされています。

コンソールコマンド

このトピックでは、IBM Lotus Notes Traveler コンソールコマンドについて詳しく説明します。

Lotus Notes Traveler サーバーコンポーネントは、Domino サーバーのアドインタスクとして機能し、Domino サーバーのコンソールコマンドに対してアドインタスクとして応答します。Domino コンソールでは、以下のタスクを実行できます。

  • Start: load traveler
  • Stop: tell traveler quit
  • Restart: restart task traveler

Tell コマンド

Domino コンソールを介して以下の Tell コマンドを使用できます。

使用法: tell traveler コマンド

ヒント: Tell コマンドに関する考慮事項および例で、いくつかの主要な Tell コマンドの詳細について説明しています。
表 39. Tell コマンド
コマンド 結果

BannedDoc show DocID UserID

指定された禁止文書を表示します。DocID は、UNID または文書の noteID です。

BannedDoc show * UserID

指定されたユーザーのすべての禁止文書をリストします。

BannedDoc show *

システム上のすべての禁止文書をリストします。

BannedDoc Remove DocID UserID

特定の文書から禁止を削除します。 DocID は UNID、または文書の noteID です。

BannedDoc Remove * UserID

指定されたユーザーのすべての禁止文書から禁止を削除します。

BannedDoc Remove *

サーバー上のすべての禁止文書から禁止を削除します。

BannedDoc Add DocID UserID

特定の文書の同期を禁止します。 DocID は UNID、または文書の noteID です。

BannedDoc dump

すべての禁止文書を DumpDoc.nsf にダンプします。このコマンドを使用するのは、問題の文書をトラブルシューティング用に IBM サポートに提供する場合のみです。

Delete device user

指定したユーザーに関連付けられているすべてのデータ (すべてのデバイスプロファイルを含む) を削除します。 詳しくは、Tell コマンドに関する考慮事項および例を参照してください。

Dumpuser

指定したユーザーに関する情報をファイルにダンプします。 詳しくは、Tell コマンドに関する考慮事項および例を参照してください。

Help

ヘルプトピックを表示します。

Log AddPackage pkg

ログフィルタにパッケージを追加します。フィルタリストのパッケージのみがログに記録されます。* はパッケージ名の後に使用します。 すべてのパッケージをログに記録するには、AddPackage * を使用します。

Log AddUser leveluser

このユーザーのレコードを、指定したログレベルでログに記録します。このレベルは、このユーザーがリストから削除されるまでシステムのログレベルに優先します。

Log Clear

ログを削除します。

Log Collect

ログおよびデバッグデータをサブディレクトリに移動します。

Log Count #

保持するアクティビティファイルの最大数を設定します。

Log Fields fields

どのフィールドをアクティビティファイルに記録するかを制御します (S = 件名、B = 本文、L = 場所、A = アドレス、P = 電話、* = すべてのフィールドを表示、空白 = すべてのフィールドを非表示)。例えば、「Log Fields SB」と指定すると、[件名] フィールドおよび [本文] フィールドのみが表示されます。

Log Help

Log コマンドオプションのヘルプを表示します。

Log Level level

ログのキャプチャレベルを FINEST、FINER、FINE、INFO、WARNING、または SEVERE に設定します。

Log RemovePackage pkg

ログフィルタからパッケージを削除します。

Log RemoveUser user

ログを記録しているユーザーのリストから特定のユーザーを削除します。すべてのユーザーを削除するには、* を指定します。

Log Show

現在のログ設定を表示します。

Log Size #

アクティビティファイルがそれ自体を上書きする前の最大サイズ (MB) です。

Log Usage on/off

使用状況のログを有効または無効にします。

Mem Show

Lotus Notes Traveler が使用しているメモリの量、および空きメモリの量を表示します。詳しくは、Tell コマンドに関する考慮事項および例を参照してください。

pmr <pmr_number> log file list

ログファイルのシステムダンプを実行し、ログファイルコレクションを作成して IBM サポートに自動的にアップロードします。

pmr_number には、正しい形式の PMR 番号を指定します。「数字 5 文字、英数字 3 文字、数字 3 文字」という形式で指定する必要があります。区切り記号には、カンマかピリオドを使用できます。

log file list には、アップロードするファイルのリストを指定します。log file list を指定しなかった場合、サーバーはシステムダンプとログ収集を実行し、結果の Lotus Notes Traveler ログアーカイブをアップロードします。 log file list を指定した場合、新規のログ収集は実行されませんが、代わりに各ログファイルがこの PMR 用にアップロードされます。log file list には、スペースで区切られた 1 つ以上のファイル名を指定できます。ファイル名にスペースが含まれる場合、ファイル名を ¥" で囲みます。クォーテーションマーク (") だけでは十分ではないため、単独で指定されたクォーテーションマークは Lotus Domino 内の Tell コマンドプロセッサによって削除されます。「¥"」の形式にして、コマンド使用の詳細に含める必要があります。 通常、このコマンドを使用するのは、前の FTP 試行が失敗した場合に特定の zip ファイルをアップロードする場合に限られます。ファイル名には、(Traveler logs ディレクトリ内の) 相対ファイル名を指定することも、パス情報を含む完全修飾ファイル名を指定することもできます。

Policy Help

Policy コマンドオプションのヘルプを表示します。

Policy Update user

Lotus Notes Traveler ポリシー設定に対する更新を直ちにユーザーにプッシュします。このコマンドは、Lotus Domino 8.0.1 以前の Lotus Domino メールサーバーの Lotus Notes Traveler ユーザーに対してのみ有効です。すべてのユーザーを指定するために * を使用します。

Push AddListener device user

このユーザーのリスナーを追加します。

Push AllStatus

すべてのユーザーおよびデバイスのステータスを表示します。

Push cmStatus

ConnectionManager のステータスを表示します。

Push cpStatus

ChangeProcessor のステータスを表示します。

Push Disable

プッシュモニターを無効にします。

Push Enable

プッシュモニターを有効にします。

Push flagsAdd app flag device user

デバイスのアプリケーションの変更フラグを設定します。

  • アプリケーションオプション – folder、mail、calendar、contact、journal、task、serviceability、security
  • フラグオプション – all、add、delete、update、move、read、configGet、configSet、wipeDevice、wipeApps、wipeStorageCard、lock

例えば、Push flagsAdd serviceability configGet * * と指定すると、すべての Lotus Notes Traveler クライアントにコマンドが送信されて、それらの構成設定がサーバーから取得されます。

Push flagsRemove app flag device user

デバイスのアプリケーションの変更フラグを削除します。アプリケーションオプションおよびフラグオプションは Push flagsAdd の場合と同じです。

Push lsStatus

ListenerStore のステータスを表示します。

Push mStatus

モニターのステータスを表示します。

Push scStatus

StateController のステータスを表示します。

Push ShowThreads

Lotus Notes Traveler のスレッドプールを表示します。

Push Status user

ユーザーおよびユーザーが所有しているデバイスのステータスを表示します。

Reset device user

デバイスの同期リセットを強制します。詳しくは、Tell コマンドに関する考慮事項および例を参照してください。

Security Add device user

デバイスを追加します。

Security AllStatus

すべてのユーザーおよびデバイスのステータスを表示します。

Security approval flag device user

ユーザーのデバイスの承認状況を設定します。flag は、Approve または Deny です。

Security Delete device user

デバイスを削除します。

Security DeleteAll

すべてのユーザーおよびデバイスを削除します。

Security flagsAdd flag device user

デバイスのフラグを設定します。フラグオプションは、all、wipeDevice、wipeApps、wipeStorageCard、lock です。

Security flagsRemove flag device user

デバイスのフラグを削除します。フラグオプションは Security flagsAdd の場合と同じです。

Security Help

Security コマンドオプションのヘルプを表示します。

Security Policy device user

デバイスのセキュリティポリシー準拠状況を表示します。

Security Send device user

利用可能な手段をすべて使用して、セキュリティメッセージをデバイスに送信します。

Security smsAdd sms device user

デバイスの SMS アドレスを設定します。

Security smsRemove device user

デバイスの SMS アドレスを削除します。

Security Status user

ユーザーおよびユーザーが所有しているデバイスのステータスを表示します。

Show user

指定したユーザーとその全デバイスに関連付けられているすべての情報を表示します。このコマンドには、対象のユーザーが Lotus Notes Traveler サーバーに対して正しく設定されているかどうかを検証する機能もあります。 詳しくは、Tell コマンドに関する考慮事項および例を参照してください。

ShowActive

現在サーバーと同期しているユーザーを表示します。詳しくは、Tell コマンドに関する考慮事項および例を参照してください。

ShowUsers

登録されているユーザーの数および登録されているすべてのユーザーの一覧を表示します。詳しくは、Tell コマンドに関する考慮事項および例を参照してください。

Shutdown

サーバーが新規の処理要求を承認しないようにし、現在の処理を完了できるようにしてから終了します。

Stat Clear

Lotus Notes Traveler サーバーの統計情報をクリアします。

Stat Help

Stat コマンドオプションのヘルプを表示します。

Stat Show

Lotus Notes Traveler サーバーの統計情報を表示します。詳しくは、Tell コマンドに関する考慮事項および例を参照してください。

ステータス

Lotus Notes Traveler サーバーが正常に稼働しているかどうかを検査し、検査結果を管理者に報告します。

StopSync device user

デバイスのアクティブな同期をすべて停止します。

SystemDump

Lotus Notes Traveler サーバーの現在のシステムステータスをファイルに保存します。 詳しくは、Tell コマンドに関する考慮事項および例を参照してください。

SystemDump Help

SystemDump コマンドオプションのヘルプを表示します。

Version

Lotus Notes Traveler サーバーのバージョン情報を表示します。

Tell コマンドに関する考慮事項および例

このトピックでは、IBM Lotus Notes Traveler の主要な Tell コマンドである DeleteResetDumpLog collectMem ShowShowShowActiveShowUsersStat ShowStatusSystemDump について、さらに詳しく説明します。

Delete user と Reset user の違い

これらの 2 つのコマンドの機能はほぼ同じです。これらは、Lotus Notes Traveler に関するユーザーの問題を解決するための最後の手段として使用します。いずれのコマンドの場合も、Lotus Notes Traveler のすべてのデータをデバイスが再び取得しますが、Delete では、さらにすべてのユーザーのプリファレンス情報が削除されます。ユーザーデータの強制リセットが必要な場合は、Reset コマンドを使用してください。どちらのコマンドも、Lotus Notes Traveler サーブレットを使用して実施することができます。

Apple デバイスユーザーの場合、これらのコマンドを使用するには、メールメッセージの自動プッシュを再び有効にする必要もあります。これを行うには、[設定] > [メール/連絡先/カレンダー] > [データの取得方法] を選択し、[プッシュ] を [オフ] にしてから [オン] に戻します。

DumpDoc

この TELL コマンドを実行すると、指定したデータベースから、Traveler ログディレクトリに保管されている Dumpdoc.nsf へ文書がコピーされます。その後、dumpdoc.nsf を、特定の文書を使用して問題を調査するために、サポートにアップロードできます。

DumpDoc <doc#> <user> - 文書の GUID (文書の UNID) またはユーザーメールデータベースからの noteId に基づいて、文書のダンプを出力します。<user> は、任意の固有ユーザー ID または MailServer!!Mailpath です。

Dump user

Dump コマンドを実行すると、/dumps の下にある Lotus Notes Traveler ログディレクトリ内のダンプファイルにユーザーのメタデータがダンプされます。ファイル名の形式は、[User CN Name]_YYYYMMDD.HHMMSS.log です。このファイルは、メールがデバイスに到着しないという問題が発生している場合や文書が見つからない場合に役立ちます。メタデータとは、基本的には、同一の文書のデバイス ID と同期される文書の Domino UNID 間のマッピングテーブルです。実際のデータ (文書、本文、件名など) はファイルにダンプされません。文書のダンプの例を以下に示します。

LGUID: 148575     BACKEND_GUID: 886B8668148DBE98852575E100455A83  TYPE: EMail     FOLDER: 38D46BF5E8F08834852564B500129B2C
------------------------------------------------------------------------------------------
LGUID: 148575 ModTimeInGud: 1246058875 ModTimeInDevice: 1246020108 ModTimeInBe:1246020108850 FolderGudRecordId: -100 Caches: 2, 1, 1246020108 Type: 5155 Folder: 5127 Hashcode: 1598039802
  22154: Appl9C908NAT203 timeSyncInDevice: 0 time_sent:0 DeviceRecordId: null tsTaggedForSlowSync: 0 mChangeData: 0 mChangeMove: 0 mChangeRead: 1
  152752: IMEI:351880010448512 timeSyncInDevice: 0 time_sent:0 DeviceRecordId: null tsTaggedForSlowSync: 0 mChangeData: 1 mChangeMove: 0 mChangeRead: 0
------------------------------------------------------------------------------------------

Log collect

このコマンドにより、すべての既存ログと Lotus Notes Traveler Java ダンプファイルを含む zip ファイルが作成されます。また、すべての Lotus Notes Traveler 構成ファイルと生成されたすべての NSD ファイルは、この新しいディレクトリにコピーされます。このコマンドは、Lotus Notes Traveler サポートに連絡する前に実行してください。
注: (バージョン 8.5.3 以降) このコマンドで NTS*.log ファイルは削除されなくなりました。

Mem Show

Mem Show コマンドを使用すると、Lotus Notes Traveler の現在のメモリの使用状況を確認することができます。Lotus Notes Traveler サーバーは Java Domino サーバータスクとして実装されるため、Java メモリヒープとネイティブの Domino メモリの両方を使用します。

Tell Traveler mem コマンドの出力例を以下に示します。このコマンドを実行すると、過去 24 時間におけるメモリとプロセッサの使用量の 15 分間隔のスナップショットが、画面の上部に表示されます。 各間隔には、15 分間におけるプロセッサ使用量の概算と、Java メモリおよび C ネイティブメモリの両方の現在のスナップショットが表示されます。 これにより管理者は、ある 24 時間のプロセッサとメモリの使用量の傾向を確認できます。 スナップショット間隔情報の後には、詳細なメモリ使用統計が続きます。

CPU とメモリ (MB) の使用量の履歴 (CPU and Memory (MB) Usage History)
日付               CPU  %   Java メモリ C メモリ (Date            CPU  Pct   Java Mem  C Mem)
2010-06-21 09:40:18  EDT  0.26  57        930
2010-06-21 09:55:18  EDT  0.34  78        931
2010-06-21 10:10:18  EDT  0.37  38        931
2010-06-21 10:25:20  EDT  0.45  67        931
2010-06-21 10:40:20  EDT  0.57  91        933
2010-06-21 10:55:20  EDT  0.37  60        933
2010-06-21 11:10:20  EDT  0.42  64        933
2010-06-21 11:25:20  EDT  0.38  47        934
2010-06-21 11:40:20  EDT  0.46  29        934
2010-06-21 11:55:20  EDT  0.41  38        934
2010-06-21 12:10:20  EDT  0.38  40        934

メモリ使用量 (Memory Usage):
	Java メモリ使用量 (Java Memory Usage)
	最大	512 MB 使用可能 (Max Available 512 MB)
	現在の合計 96 MB (Current Total 96 MB)
	57 MB	使用可能 (最大値の 92%) (Available 57 MB (92 percent of Max))
	38 MB 割り振り済み (最大値の 7 %) (Allocated 38 MB (7 percent of Max))
C メモリの使用量 (C Memory Usage)
	合計 8388608 MB (Total 8388608 MB)
	空き 8387017 MB (Free 8387017 MB)
	934 MB 割り振り済み (Allocated 934 MB)
現在の使用量 (Current Usage)
	Java 38 MB
	C 934 MB
 

この例の場合、Lotus Notes Traveler の Java Virtual Machine (JVM) によって割り当てられているヒープメモリは 96 MB だけであり、ヒープの 57 MB はまだ空いています。つまり、このサーバーの Java ヒープは最大制限値である 512 MB をはるかに下回っています。[C メモリの仮想使用量 (C Mem Virtual Usage)] セクションでは、Java ヒープによって割り振られたすべてのメモリとその他のすべての Domino 共有メモリを含む、プロセスメモリ全体が報告されます。 この例の場合、このプロセスには 8388608 MB を使用できます。また、8387017 MB の空きがあり、更に割り振りを行うことができます。Lotus Notes Traveler が 32 ビット Lotus Domino サーバー (Windows または Linux) 上で稼働している場合、アプリケーション C メモリスペースの制限は、デフォルトで 2 GB です。これが 64 ビット版 Windows サーバーであれば、最大使用可能メモリは、Domino サーバーコードが 32 ビットである場合は 4 GB に、Domino サーバーコードが 64 ビットである場合は 4 GB よりも大きくなります。

Show user

Show コマンドを使用すると、全面的なユーザーチェックを実行することができます。Show コマンドの結果として提供される主な情報は、以下のとおりです。

  • 最初のセンテンスは、Lotus Notes Traveler がユーザーのメールファイルに対するアクセス権を持っているかどうかを示します。
  • 2 番目のセンテンスは、ユーザーが暗号化メールメッセージを送受信できるかどうかを示します。
  • 次のセクションには、ユーザーのメールファイルの詳細およびメールレプリカが表示されます。
  • 次のセクションは、ユーザーが Lotus Notes Traveler に登録されているかどうかを示します。ユーザーが登録されている場合は、さらに 2 つのセクションが表示されます。最初は最後の重要な同期に関する情報を示し、2 番目はデバイスおよびそれらが前回 Lotus Notes Traveler サーバーに接続した日時に関する情報を示します。

Show コマンドの実行結果の例を以下に示します。

Lotus Traveler は、データベース Mail/jhyoon.nsf へのアクセスが可能であることを検証しました。
 	メールファイルにも ID ボールトにも Lotus Notes ID が含まれているため、メッセージの暗号化、暗号化解除、署名を行うことができます。
 
 	基本名: CN=First User1/O=Topsail
 	メールサーバー (ホーム): CN=Bono/O=Topsail
 	メールファイル (ホーム): Mail/jhyoon.nsf
 	メールサーバー (現在): CN=Bono/O=Topsail
 	メールファイル (現在): Mail/jhyoon.nsf
 	メールファイルレプリカ: [CN=Bono/O=Topsail, Mail/jhyoon.nsf], [CN=Fish/O=Topsail, Mail/jhyoon.nsf], [CN=U2/O=Topsail, Mail/jhyoon.nsf], [CN=Rush/O=Topsail, Mail/jhyoon.nsf]
 
 	Lotus Notes ID: メールファイルに含まれている Lotus Notes ID の最終更新者は CN=Bono/O=Topsail、最終更新日は 2009 年 8 月 7 日 (金) 10:41:26 AM EDT です。
 	自動同期ユーザーステータス: オンライン
 	前回の重要な同期: 2009 年 8 月 12 日 (水) 1:49:50 PM EDT
 
 	デバイス:
 	デバイス ID: BADAFCCA8F63237F790CB1DE0E70CA22455B3810
 	デバイスの説明: Microsoft DeviceEmulator:PocketPC/6(5.2.1235):IBM Lotus Notes Traveler/8.5.1.0.200907271508
 	セキュリティポリシーステータス: ポリシーなし
 	セキュリティステータス: クリア
 	最後の同期: 2009 年 8 月 12 日 (水) 1:53:03 PM EDT
 	自動同期デバイスステータス: オンライン
 	自動同期接続ステータス: 接続しました (2009 年 8 月 12 日 (水) 1:52:41 PM EDT)
 	同期のための自動同期アプリケーション: mail、calendar、serviceability、security
 	自動同期変更フラグ: クリア

ShowActive

このコマンドは、現在システムで実行されているすべての同期を Domino 管理者が確認するときに役立ちます。ShowActive コマンドの実行結果の例を以下に示します。

接続ユーザー数 (Number of Active Users): 4
接続ユーザーの一覧 (List of Active Users):
d0a2f1e312313a5d6c1f6edd7c778304e05  69824  CN=Jim User1/OU=Somewhere/O=Lotus  6CC4C7EB43518D14E61B4EF6DD3E50EF4296005E
d0a2f1e312313a90fedb2052982c5aeba5  28524  CN=Billy User2/OU=Somewhere/O=Lotus  Appl9C909K08201
d0a2f1e312313a8fa62bf3a15f29de52c4e  5141  CN=Greg User3/OU=SomeWhereElse/O=Lotus  A47A305E9051F74BC85830E22D8300C921DF904F
d0a2f1e312313aee5d936a53da80a9dbfa7  66978  CN=Jane User4/OU=SomeWhereFarAway/O=Lotus  primesync

ShowUsers

このコマンドは、Lotus Notes Traveler を使用するユーザーのリスト一式を Lotus Domino 管理者が必要としている場合に役立ちます。このコマンドを実行すると、Lotus Notes Traveler に登録されているすべてのユーザーが表示されます。

Stat Show

このコマンドは、Lotus Notes Traveler サーバーのステータスのクイックチェックを実行するときに役立ちます。Stat Show は、Lotus Notes Traveler のすべての統計値を Domino コンソールにダンプします。その後、正常に実行された基本同期およびデバイス同期のパーセント値が表示されます。それには、同期に要した平均時間も含まれます。Stat Show コマンドの実行結果の例を以下に示します。

   DB.Connections = 7
   DB.Connections.Idle = 7
   DB.Connections.Max = 1000
   DCA.C.CheckAccessRights = 495
   DCA.C.Count.NSFDbClose = 7524
   DCA.C.Count.NSFDbOpen = 7525
   DCA.C.Count.NSFNoteClose = 16205
   DCA.C.Count.NSFNoteOpen = 16205
   DCA.C.HTMLCreateConverter = 1063
   DCA.C.HTMLDestroyConverter = 1062
   DCA.C.ModDoc.RunCount = 4742
   DCA.C.ModDoc.SkippedDocs = 1278
   DCA.C.ModDoc.SyncableDocs = 11039
   DCA.C.NAMELookup = 4132
   DCA.C.NSFDbGetNoteInfo = 3069
   DCA.CLOSE_DOCUMENT = 27422
   DCA.ChangeDelayCount.000-003 = 4722
   DCA.ChangeDelayCount.003-005 = 1569
   DCA.ChangeDelayCount.005-010 = 598
   DCA.ChangeDelayCount.010-030 = 182
   DCA.ChangeDelayCount.030-060 = 63
   DCA.ChangeDelayCount.060-120 = 239
   DCA.ChangeDelayCount.120-Inf = 649
   DCA.OPEN_DOCUMENT = 25228
   DeviceSync.Bytes.In.B = 1555581
   DeviceSync.Bytes.Out.B = 21509810
   DeviceSync.Count.200 = 2268
   DeviceSync.Count.408 = 13
   DeviceSync.Count.409 = 15
   DeviceSync.Count.412 = 11
   DeviceSync.Count.500 = 17
   DeviceSync.Documents.ToDevice.Calendar.Add = 542
   DeviceSync.Documents.ToDevice.Calendar.Delete = 40
   DeviceSync.Documents.ToDevice.Calendar.Update = 107
   DeviceSync.Documents.ToDevice.Contacts.Add = 629
   DeviceSync.Documents.ToDevice.Mail.Add = 3751
   DeviceSync.Documents.ToDevice.Mail.Delete = 1712
   DeviceSync.Documents.ToDevice.Mail.Update = 479
   DeviceSync.Documents.ToDevice.ToDo.Add = 13
   DeviceSync.Documents.ToDevice.ToDo.Delete = 1
   DeviceSync.Documents.ToDevice.ToDo.Update = 9
   DeviceSync.Documents.ToServer.Calendar.Add = 2
   DeviceSync.Documents.ToServer.Calendar.Delete = 1
   DeviceSync.Documents.ToServer.Calendar.Update = 3
   DeviceSync.Documents.ToServer.Mail.Add = 24
   DeviceSync.Documents.ToServer.Mail.Delete = 89
   DeviceSync.Documents.ToServer.Mail.Update = 182
   DeviceSync.Documents.ToServer.ToDo.Delete = 1
   DeviceSync.Documents.ToServer.ToDo.Update = 2
   DeviceSync.FetchCache.Add = 1760
   DeviceSync.FetchCache.Expired = 878
   DeviceSync.FetchCache.Missing = 652
   DeviceSync.Time.200.Milliseconds = 17721648
   DeviceSync.Time.408.Milliseconds = 4502543
   DeviceSync.Time.409.Milliseconds = 3948921
   DeviceSync.Time.412.Milliseconds = 0
   DeviceSync.Time.500.Milliseconds = 0
   DeviceSync.Time.Histogram.200.000-001 = 1288
   DeviceSync.Time.Histogram.200.001-002 = 230
   DeviceSync.Time.Histogram.200.002-005 = 192
   DeviceSync.Time.Histogram.200.005-010 = 300
   DeviceSync.Time.Histogram.200.010-030 = 180
   DeviceSync.Time.Histogram.200.030-060 = 46
   DeviceSync.Time.Histogram.200.060-120 = 11
   DeviceSync.Time.Histogram.200.120-Inf = 21
   DeviceSync.Time.Histogram.408.120-Inf = 10
   DeviceSync.Time.Histogram.409.010-030 = 2
   DeviceSync.Time.Histogram.409.060-120 = 1
   DeviceSync.Time.Histogram.409.120-Inf = 12
   DeviceSync.Time.Histogram.412.000-001 = 11
   DeviceSync.Time.Histogram.500.000-001 = 17
   Monitor.NewAPI.LoopTime = 0
   Monitor.NewAPI.Users = 44
   Monitor.OldAPI.LoopTime = 0
   PrimeSync.Count.200 = 4735
   PrimeSync.Count.500 = 60
   PrimeSync.Count.Current = 0
   PrimeSync.Count.InQueue = 1
   PrimeSync.Time.200.Milliseconds = 7527539
   PrimeSync.Time.500.Milliseconds = 155745
   PrimeSync.Time.Histogram.200.000-001 = 3789
   PrimeSync.Time.Histogram.200.001-002 = 504
   PrimeSync.Time.Histogram.200.002-005 = 292
   PrimeSync.Time.Histogram.200.005-010 = 49
   PrimeSync.Time.Histogram.200.010-030 = 47
   PrimeSync.Time.Histogram.200.030-060 = 34
   PrimeSync.Time.Histogram.200.060-120 = 14
   PrimeSync.Time.Histogram.200.120-Inf = 6
   PrimeSync.Time.Histogram.500.002-005 = 60
   Push.Devices.ActiveSync = 38
   Push.Devices.ActiveSync.Connected = 11
   Push.Devices.Online = 60
   Push.Devices.SMS = 3
   Push.Devices.TCP = 25
   Push.Devices.TCP.Connected = 8
   Push.Devices.Total = 66
   Push.Received.ActiveSync = 2288
   Push.Received.TCP = 1591
   Push.Sent.ActiveSync = 1136
   Push.Sent.SMS = 28
   Push.Sent.TCP = 3668
   Push.Users.Online = 44
   Push.Users.Total = 47
   ThreadPool.Count.Max.Alarm = 6
   ThreadPool.Count.Max.DS = 9
   ThreadPool.Count.Max.PS = 10
   ThreadPool.Count.Max.TC = 1
   ThreadPool.Count.Max.Worker = 5
   ThreadPool.GetThreadDelayTime.Alarm.00-02 = 8548
   ThreadPool.GetThreadDelayTime.DS.00-02 = 2483
   ThreadPool.GetThreadDelayTime.PS.00-02 = 4794
   ThreadPool.GetThreadDelayTime.PS.02-05 = 1
   ThreadPool.GetThreadDelayTime.TC.00-02 = 12
   ThreadPool.GetThreadDelayTime.Worker.00-02 = 8677

システムに登録されているユーザーは 47 名です。 (There are 47 users known to the system.)
  6% (3 名) のユーザーが 24 時間以上オフラインです。 (6 percent (3) of the users have been offline for more than 24 hours.)
  93% (44 名) のユーザーが現在オフラインまたは過去 24 時間以内にオフラインでした。(93 percent (44) of the users are online or have been within the past 24 hours.)
    現在、それらのオンラインユーザーについて 44 のメールファイルがモニターされています。(There are 44 mailfiles currently being monitoredfor these online users.)
    それらのメールファイルの現在の変更検出遅延は 0 秒です。(The current change detection latency of these mailfiles is 0 seconds.)

システムに登録されているデバイスは 66 台です。 (There are 66 devoces known to the system.)
  4% (3 台) のデバイスが SMS 通知のために登録されています。(4 percent (3) of the devices are registered for SMS notifications.)
  37% (25 台) のデバイスが TCP 通知のために登録されています。(37 percent (25) of the devices are registered for TCP notifications.)
  57% (38 台) のデバイスが ActiveSync 通知のために登録されています。(57 percent (38) of the devices are registered for ActiveSync notifications.)
  9% (6 台) のデバイスが 24 時間以上オフラインです。(9 percent (6) of the devices have been offline for more than 24 hours.)
  90% (60 台) のデバイスが現在オフラインまたは過去 24 時間以内にオフラインでした。(9 percent (6) of the devices have been offline for more than 24 hours.)
    12% (8 台) のデバイスが TCP を使用して現在サーバーに接続しています。(12 percent (8) of the devices are currently connected to the server via TCP.)
    16% (11 台) のデバイスが ActiveSync を使用して現在サーバーに接続しています。(16 percent (11) of the devices are currently connected to the server via ActiveSync.)

重要な同期が 4,795 件ありました。 (4,795 There have been 4,795 prime syncs.)
  重要な同期の平均所要時間は 1,602 ミリ秒です。(The average prime sync took 1,602 ms.)
  重要な同期の 98% (4,735 件) が正常に完了しました。(98 percent (4,735) of the prime syncs were successful.)
    正常に完了した重要な同期の平均所要時間は 1,589 ミリ秒です。(The average successful prime sync took 1,589 ms.)
  重要な同期の 1% (60 件) が失敗しました。(1 percent (60) of the prime syncs failed.)
    失敗した重要な同期の平均所要時間は 2,595 ミリ秒です。(The average failed prime sync took 2,595 ms.)
    重要な同期の 1% (60 件) がコード 500 で終了しました。(1 percent (60) of the prime syncs ended in result 500.)
      コード 500 で終了した重要な同期の平均所要時間は 2,595 ミリ秒です。(The average 500 prime sync took 2,595 ms.)
常に平均 0.116 件の重要な同期が実行されています。(There are an average of 0.116 prime syncs running at any given time.)

デバイス同期が 2,313 件ありました (There have been 2,313 device syncs.)
  デバイス同期の平均所要時間は 0 ミリ秒であり、平均転送バイト数は 9,229 バイトでした。(The average device sync took 0 ms and transferred 9,299 bytes.)
  デバイス同期の 98% (2,268 件) が正常に完了しました。(98 percent (2,268) of the device syncs were successful.)
    正常に完了したデバイス同期の平均所要時間は 7,813.778 ミリ秒でした。(The average successful device sync took 7,813.778 ms.)
  デバイス同期の 1% (45 件) が失敗しました。(1 percent (45) of the device syncs failed.)
    失敗したデバイス同期の平均所要時間は 150,919.000 ミリ秒でした。(The average failed device sync took 150,919.000 ms.)
    デバイス同期の 0% (13 件) がコード 408 で終了しました。(0 percent (13) of the device syncs ended in result 408.)
      コード 408 で終了したデバイス同期の平均所要時間は 346,349.462 ミリ秒でした。(The average 408 device sync took 346,349.462 ms.)
    デバイス同期の 0% (15 件) がコード 409 で終了しました。(0 percent (15) of the device syncs ended in result 409.)
      コード 409 で終了したデバイス同期の平均所要時間は 263,261.400 ミリ秒でした。(The average 409 device sync took 263,261.400 ms.)
    デバイス同期の 0% (17 件) がコード 500 で終了しました。(0 percent (17) of the device syncs ended in result 500.)
      コード 500 で終了したデバイス同期の平均所要時間は 0 ミリ秒でした。(The average 500 device sync took 0 ms.)

以下のリストでは、同期戻りコードが強調されています。

  • 200=正常終了
  • 408=要求のタイムアウト (デバイスが応答せず、サーバーでセッションのタイムアウトが発生しました)
  • 409=競合 (デバイスが開始した新しいセッションによってこのセッションが中止されました)
  • 500=不明なエラー
  • 503=サーバービジー状態

ヒストグラム統計値は、特定の戻りコードに関する各範囲内の秒数です。例えば、「PrimeSync.Time.Histogram.200.000-001 = 3789」は、0 ~ 1 秒の間に戻りコード 200 (正常終了) で終了した重要な同期が 3789 件あったことを示します。これが「PrimeSync.Time.Histogram.200.120-Inf = 6,」まで続きます。これは、戻りコード 200 で終了した 6 件の重要な同期については 120 秒以上かかったことを示します。

ヒストグラムは、同期に時間がかかりすぎているかどうか、システムが過負荷になっていないかどうか、または使用環境で多数のネットワーク遅延が発生しているかどうかを確認する場合に役立つ統計値です。システムの実行速度が低下すると、ヒストグラムの統計値が大きくなる傾向にあります。重要な同期のヒストグラム値は、システムの全体的なパフォーマンスを確認するための最適な手段です。重要な同期は、通信業者のネットワーク遅延やデバイスの処理速度に依存しません。

ステータス

このコマンドを使用すると、管理者は、システムのステータスを簡単に確認できます。 ステータスレベルは、緑、黄、赤で示されます。 システムの状態が黄または赤の場合、status コマンドを実行すると、 問題に関する情報が管理者に提供されます。

ステータスが緑の場合のメッセージの例を以下に示します。
tell traveler status

Lotus Notes Traveler タスクは、6 月 17 日 (木) 21:52:29 EDT 2010 から実行されています。
(The Lotus Notes Traveler task has been running since Thu Jun 17 21:52:29 EDT 2010.)
最後にデバイスの同期が成功したのは、6 月 21 日 (月) 03:23:41 EDT 2010 です。
(The last successful device sync was on Mon Jun 21 03:23:41 EDT 2010.)

Lotus Notes Traveler の全体的なステータスは緑です。
(The overall status of Lotus Notes Traveler is Green.)
ステータスが赤の場合のメッセージの例を以下に示します。
tell traveler status
Lotus Notes Traveler タスクは、6 月 15 日 (火) 17:08:37 EDT 2010 から実行されています。
(The Lotus Notes Traveler task has been running since Tue Jun 15 17:08:37 EDT 2010.)
最後にデバイスの同期が成功したのは、6 月 21 日 (月) 06:43:01 EDT 2010 です。
(The last successful device sync was on Mon Jun 21 06:43:01 EDT 2010.)
ステータスが黄の場合のメッセージ (Yellow Status Messages)
メールサーバー CN=Mail1/O=Test 上のデータベースを開くときの応答時間が、許容しきい値を超えています。
(The response times for opening databases on mail server CN=Mail1/O=Test are above the acceptable threshold.)
メールサーバー CN=Mail7/O=Test 上のデータベースを開くときの応答時間が、許容しきい値を超えています。
(The response times for opening databases on mail server CN=Mail7/O=Test are above the acceptable threshold.)
ステータスが赤の場合のメッセージ (Red Status Messages)
ユーザー CN=Joe Tester/OU=Test/O=IBM について、17,238 件のエラーがログに記録されました。
(17,238 errors have been logged for user CN=Joe Tester/OU=Test/O=IBM.)
サーバーがビジー状態である以外の理由でデバイスの同期が失敗したのは、3,845 回です。
(There have been 3,845 device sync failures for reasons other than the server is too busy.)
Lotus Notes Traveler の全体的なステータスは赤です。
(The overall status of Lotus Notes Traveler is Red.)

SystemDump

これは、Lotus Notes Traveler システムの現在のスナップショットを提供する非介入コマンドです。現在のシステム情報は、IBM_TECHNICAL_SUPPORT ディレクトリに保管される Java ダンプおよび NSD ファイルと共に、 /dumps の下にある Lotus Notes Traveler ログディレクトリ内のダンプファイルにダンプされます。 Lotus Notes Traveler サポートに連絡する前に、このコマンドを実行してください。

Tell Traveler PMR

tell traveler pmr <pmr_number> コマンド (<pmr_number> は、正しくフォーマットされた PMR 番号) は、すべてのログファイルのシステムダンプを実行し、それらのファイルを 1 つの zip ファイルに収集し、このログ収集からの出力を、指定された PMR 番号で ECuRep に自動的にアップロード (FTP) します。
注: すでにシステムダンプを実行済みで、IBM サポートに送信するファイルログのリストがある場合は、次のようにコマンドに [log file list] を追加します。
tell traveler pmr <pmr_number> [log file list]
[log file list] には、アップロードするログファイルのリストを指定します。この場合、コマンドはログファイルのシステムダンプもログファイルの収集も実行しません。[log file list] で定義されているファイルを、指定された PMR 番号で ECuRep にアップロードするだけです。ファイルが複数ある場合は、ファイルをスペースで区切り、各ファイル名を「¥」文字で囲む必要があります。

Status コマンドに関する考慮事項および例

Lotus Notes Traveler サーバーの tell status コマンドは、tell traveler status です。

全体的なステータスが緑のときにこのコマンドを実行した場合、Lotus Notes Traveler overall status is GREEN というメッセージのみが表示されます。ステータスが黄または赤のときは、非準拠の原因であるすべての状態が表示されます。戻りメッセージには、非準拠の原因と、考えられる失敗の原因 (該当がある場合) の両方が含まれます。このステータス情報は、systemdump コマンドの一部です。

以下のセクションは、赤のステータスが返された場合に表示される結果の一例です。
tell traveler status
Lotus Notes Traveler タスクは、6 月 15 日 (火) 17:08:37 EDT 2010 から実行されています。
(The Lotus Notes Traveler task has been running since Tue Jun 15 17:08:37 EDT 2010.)
最後にデバイスの同期が成功したのは、6 月 21 日 (月) 06:43:01 EDT 2010 です。
(The last successful device sync was on Mon Jun 21 06:43:01 EDT 2010.)
ステータスが黄の場合のメッセージ (Yellow Status Messages)
メールサーバー CN=Mail1/O=Test 上のデータベースを開くときの応答時間が、許容しきい値を超えています。
(The response times for opening databases on mail server CN=Mail1/O=Test are above the acceptable threshold.)
メールサーバー CN=Mail7/O=Test 上のデータベースを開くときの応答時間が、許容しきい値を超えています。
(The response times for opening databases on mail server CN=Mail7/O=Test are above the acceptable threshold.)
ステータスが赤の場合のメッセージ (Red Status Messages)
ユーザー CN=Joe Tester/OU=Test/O=IBM について、17,238 件のエラーがログに記録されました。
(17,238 errors have been logged for user CN=Joe Tester/OU=Test/O=IBM.)
サーバーがビジー状態である以外の理由でデバイスの同期が失敗したのは、3,845 回です。
(There have been 3,845 device sync failures for reasons other than the server is too busy.)
Lotus Notes Traveler の全体的なステータスは赤です。
(The overall status of Lotus Notes Traveler is Red.)
スレッドの確認
これらのセクションで指定されているしきい値は、デフォルト値です。赤と黄のしきい値は、設定ファイルを使用してカスタマイズできます。設定パラメータの詳細は、この資料で後ほど説明します。
長時間実行された DS または PS のスレッド
問題のしきい値:
  • 黄: 実行時間の実時間が 30 分より長い
  • 赤: 実行時間の実時間が 120 分より長い

コンソールメッセージ: ¥tUser {User name} on thread {thread name} has been running for {xx} minutes.

考えられる原因: 赤のしきい値に達すると、このスレッドがハングする可能性があります。まれに、サイズの非常に大きなユーザーデータベースや低速なメールサーバーに対して作業中の、デバイス同期または極端に長い主な同期である場合があります。この場合は正常です。

修正操作:
  • 黄の状態が持続する場合、低速なメールサーバーまたは Traveler サーバーの過負荷を示している可能性があります。より適切な診断を示す可能性のある別のステータス状態をモニターおよび検索してください。
  • 初回発生時に、Traveler サービス内のすべてのスレッドに関する情報を含むシステムダンプを取得します。tell traveler systemdump を使用し、Lotus Domino のコマンドラインで nsd を実行して、ネイティブスタックを収集します。ログを収集します。
  • Traveler サービスを再起動します。この場合、Lotus Domino サーバーを完全に再起動する必要がある可能性が高く、完全にシャットダウンするために Lotus Domino サーバーを終了しなければならない場合があります。
戻りコード 503 で失敗したデバイス同期のパーセンテージ
問題のしきい値:
  • 黄: 503 の同期の数が 5% より多い。
  • 赤: 503 の同期の数が 10% より多い。

コンソールメッセージ: ¥tThere have been {number of 503 RC} device sync failures because the server is too busy and returned status code 503.

考えられる原因: 最も可能性の高い原因は、サーバーが許容量の限度を超えて実行されていることです。503 は、同期要求を処理できるスレッドがないことと、リソースが制約されるまで Traveler サーバーがスレッドの割り当てを続行することを示します。

修正操作: メモリを増やすか、一部のユーザーを別の Lotus Notes Traveler サーバーに移動してください。

503 以外のエラーコードで失敗したデバイス同期のパーセンテージ
問題のしきい値:
  • 黄: 失敗した同期の数が 5% より多い。
  • 赤: 失敗した同期の数が 10% より多い。

コンソールメッセージ: ¥tThere have been {number of error code other than 503 RC} device sync failures for reasons other than the server is too busy.

考えられる原因: Lotus Notes Traveler サーバーとユーザーのデバイスとの間に、ネットワーク接続の問題があります。

HTTP スレッドの割り当て
問題のしきい値:
  • 黄: 接続のピーク数または現在の接続数が HTTP スレッドの 80% を超える。
  • 赤: 接続のピーク数または現在の接続数が HTTP スレッドの 90% を超える。
コンソールメッセージ:
  • ¥tThe number of active HTTP connections is {current percentage} percent of the available HTTP threads ({HTTP Threads}).
  • ¥tThe peak number of HTTP connections is {peak percentage} percent of the available HTTP threads ({HTTP Threads}).

考えられる原因: この状態は、Lotus Notes Traveler サーバーの使用を試行するデバイスの数に対して、HTTP スレッドが足りないことを示します。

修正操作:
  • 十分なメモリおよび CPU リソースがある場合は、HTTP スレッドの数を増やしてだくさい。
  • 一部のユーザーを別の Lotus Notes Traveler サーバーに移動してください。
メモリの確認
指定されているしきい値は、デフォルト値です。赤と黄のしきい値は、設定ファイルを使用してカスタマイズできます。設定パラメータの詳細は、この資料で後ほど説明します。
ネイティブメモリの使用量
問題のしきい値:
  • 黄: ネイティブメモリの使用量が 85% を超える。
  • 赤: ネイティブメモリの使用量が 95% を超える。

コンソールメッセージ: ¥tThe current native memory usage is {current percentage} percent of the available memory.

考えられる原因: ネイティブの共有メモリに、Lotus Domino サーバー上の他の Domino アプリケーションとの共有メモリが含まれています。

修正操作:
  • 割り当てられている HTTP スレッドの数が多すぎないか確認してください。
  • Lotus Domino サーバー上で実行されているアプリケーションの数を減らしてください。
  • マシン上の Lotus Notes Traveler ユーザーの数を減らしてください。
  • tell traveler mem コマンドを発行し、メモリおよび CPU の使用量の履歴を確認してください。
Java メモリの使用量
問題のしきい値:
  • 黄: Java メモリの使用量が 85% を超える。
  • 赤: Java Java メモリの使用量が 95% を超える。
コンソールメッセージ: ¥tThe current Java memory usage is {current percentage} percent of the available memory.
考えられる原因: システム上のユーザー数に対して、Java ヒープメモリが足りません。
修正操作:
  • tell traveler mem コマンドを発行し、メモリおよび CPU の使用量の履歴を確認してください。
  • Lotus Domino サーバー文書の [Lotus Notes Traveler] タブで、[最大メモリサイズ] を増やしてください。
その他の確認
指定されているしきい値は、デフォルト値です。赤と黄のしきい値は、設定ファイルを使用してカスタマイズできます。設定パラメータの詳細は、この資料で後ほど説明します。
CPU 使用量

システムが過負荷になっていないか、現在のデータを確認します。 このコードは、現在から過去をある完全な間隔で遡って確認します。 CPU の使用状況の計測に使用される時間枠は、平均でこの間隔の長さの 1.5 倍です。デフォルトの間隔は 15 分です。

問題のしきい値:
  • 黄: CPU のしきい値が 70%。
  • 赤: CPU のしきい値が 90%。

コンソールメッセージ: ¥tThe Lotus Notes Traveler's CPU usage is {current percentage} percent over the last {minutes} minutes of processing.

修正操作:
  • Lotus Domino サーバー上で実行されているアプリケーションの数を減らしてください。
  • マシン上の Lotus Notes Traveler ユーザーの数を減らしてください。
  • tell traveler mem コマンドを発行し、メモリおよび CPU の使用量の履歴を確認してください。
記録されたエラーメッセージ

ユーザーに対して記録されたエラーメッセージの数が、しきい値に達したかどうかを確認します。これらのしきい値は、システム上の全ユーザー単位ではなく、各ユーザー単位でモニターされます。

問題のしきい値:
  • 黄: 1 人のユーザーのエラー件数が 50 件より多い
  • 赤: 1 人のユーザーのエラー件数が 100 件より多い

コンソールメッセージ: ¥t{0} errors have been logged for user {1}. 対象のユーザーについて、データベースを開くのにかかる時間を確認します。

問題のしきい値:
  • 黄: 開くのにかかる時間の 10% が “黄のオープンしきい値 (Yellow Open Threshold)” を超える
  • 赤: 開くのにかかる時間の 5% が “赤のオープンしきい値 (Red Open Threshold)” を超える

コンソールメッセージ: ¥tThe response times for opening databases on mail server {mail server name} are above the acceptable threshold.

考えられる原因: Lotus Notes Traveler サーバーとメールサーバーとの間のネットワーク遅延を確認してください。

制約処理

制約処理は、システムチェックをモニターしてリソースの制約状態に入ったかどうかを確認するプロアクティブコードです。現時点では、モニターされるリソースはシステムメモリのみです。制約状態が検出されると、Traveler は新規のデバイス同期スレッドや主な同期スレッドの開始を許可しません。 その他のスレッドは完了を許可され、うまくいけば制約状態は緩和されます。制約状態が続く場合は、既存の Traveler スレッドプールロジックが、使用されていないスレッドを終了し、システムのメモリ占有スペースをさらに減らします。 主な同期スレッドの最小数は 5、デバイス同期スレッドの最小数は 10 です。システムが制約状態の場合、状況コード 503 (サーバーはビジー状態です) が表示され、新規のデバイス同期は拒否されます。システムは、制約状態の開始時と終了時に、スレッドの要約情報と共にメッセージの情報レベルをログに記録します。制約状態が 60 分より長く続くたびに、エラーメッセージがログに記録され、システムダンプが実行されます。

システムは、メモリの状態が赤のレベルに達すると制約モードを開始し、赤のレベルより 5% 低い状態になると制約モードを終了します。デフォルトでは、ネイティブメモリの使用量のパーセンテージが STATUS_NATIVE_MEMORY_RED (デフォルトでは 95%) を超える場合、または Java メモリが STATUS_JAVA_MEMORY_RED (デフォルトでは 85%) を超える場合に、システムは制約を開始します。 ネイティブメモリの使用量が 90% より低くなった場合、または Java メモリが 80% より低くなった場合、システムは制約を終了します。

同期スレッドのしきい値は動的に指定されるため、TSS_PRIMESYNC_THREADSTSS_SYNC_THREADSWORKER_THREADS を明示的に設定する必要はありません。 これらのパラメータはもう必要ないため、NTSConfig.xml ファイルから移行されます。このコードでは、主な同期に対しては 20 個のスレッド、デバイス同期とワーカースレッドに対しては 5000 個のスレッドの制限がそれぞれ設定されます。 構成パラメータ WORKER_THREADS はもう必要ないためシステムから削除されますが、TSS_PRIMESYNC_THREADSTSS_SYNC_THREADS は引き続き NTSConfig.xml で設定することができます。制約処理により、NTSConfig.xml でこれらの値を明示的にコード化する必要が無用に生じます。

統計
  • GetAlarm.Time.Histogram
  • NameLookup.Time.Histogram
  • DCA.DB_OPEN
  • DCA.DB_CLOSE
  • ERRORS.<UserId>
  • CPU.Pct.<% CPU Range in 10% increments> (000-010, 010-020, and so on)
  • DATABASE.QUERY.HISTOGRAM<SimpleName>.(000-001,001-002,002-005, and so on)
構成パラメータ
以下の表に、しきい値の変更に必要なすべての NTSConfig.xml を示します。
表 40. 構成パラメータ
パラメータ名 デフォルト 説明
STATUS_THEAD_MAX_RUN_YELLOW 30 スレッドがこの値 (分数) よりも長く実行されると、黄の状態と見なされます。
STATUS_THEAD_MAX_RUN_RED 120 スレッドがこの値 (分数) よりも長く実行されると、赤の状態と見なされます。
STATUS_DS_FAILUER_503_YELLOW 5 黄の状態と見なされる、エラーメッセージ 503 で失敗したスレッドのパーセンテージ。
STATUS_DS_FAILUER_503_RED 10 赤の状態と見なされる、エラーメッセージ 503 で失敗したスレッドのパーセンテージ。
STATUS_DS_FAILUER_NON_503_YELLOW 5 黄の状態と見なされる、503 以外のエラーメッセージで失敗したスレッドのパーセンテージ。
STATUS_DS_FAILUER_NON_503_RED 10 赤の状態と見なされる、503 以外のエラーメッセージで失敗したスレッドのパーセンテージ。
STATUS_DB_OPEN_INTERVAL_YELLOW 2 GENERAL_TIME_HISTOGRAM_BOUNDARIES_NAMES での、データベースを開くのにかかる時間制限の間隔の低位の指標。間隔は、"000-001"、"001-002"、"002-005"、"005-010"、"010-030"、"030-060"、"060-120"、"120-Inf" です。
STATUS_DB_OPEN_INTEVAL_RED 8 GENERAL_TIME_HISTOGRAM_BOUNDARIES_NAMES での、データベースを開くのにかかる時間制限の間隔の上位の指標。
STATUS_DB_OPEN_PCT_OVER_YELLOW 5 STATUS_DB_OPEN_INTERVAL_YELLOW で状態が黄に設定されるパーセンテージ。
STATUS_DB_OPEN_PCT_OVER_RED 10 STATUS_DB_OPEN_INTERVAL_RED で状態が赤に設定されるパーセンテージ。
STATUS_CPU_PCT_YELLOW_THRESHOLD 70 CPU の黄のしきい値 (%)。
STATUS_CPU_PCT_RED_THRESHOLD 90 CPU の赤のしきい値 (%)。
STATUS_ERROR_COUNT_YELLOW_USER 50 ユーザー単位で、エラー件数がこの値を超えると、状態が黄に設定されます。
STATUS_ERROR_COUNT_RED_USER 100 ユーザー単位で、エラー件数がこの値を超えると、状態が赤に設定されます。
STATUS_HTTP_THREAD_PCT_YELLOW 80 HTTP スレッドの使用状況のピークがこの制限を超えると、状態が黄に設定されます。
STATUS_HTTP_THREAD_PCT_RED 90 HTTP スレッドの使用状況のピークがこの制限を超えると、状態が赤に設定されます。
STATUS_NATIVE_MEMORY_YELLOW 85 ネイティブメモリの黄のしきい値 (%)。
STATUS_NATIVE_MEMORY_RED 95 ネイティブメモリの赤のしきい値 (%)。
STATUS_JAVA_MEMORY_YELLOW 75 Java メモリの黄のしきい値 (%)。
STATUS_JAVA_MEMORY_RED 85 Java メモリの赤のしきい値 (%)。
THREADS_MINIMAL_PRIMESYNC 5 制約状態において実行が許可される主な同期スレッドの数。
THREADS_MINIMAL_DEVICESYNC 10 制約状態において実行が許可されるデバイス同期スレッドの数。
Notes.ini パラメータ
ヘルスチェックに使用される幾つかの新しい notes.ini パラメータがあります。
  • NTS_ STATUS_CHECK_INTERVAL_SECONDS: 各ヘルスチェックのモニターとログとの間隔 (秒数)。 デフォルト値は 900 秒または 15 分です。
  • NTS_STATUS_CHECK_CACHE_SIZE: 保存するキャッシュエントリの数。キャッシュエントリには、現在の CPU 使用量、現在の Java メモリの使用量、C ネイティブメモリの使用量の各のスナップショットが含まれます。 デフォルト値は 100 エントリであるため、デフォルトでは 24 時間分以上のデータキャッシュが存在します。

パフォーマンスに関する考慮事項

ヘルスチェックコマンドは定期的 (デフォルトでは 15 分ごと) に実行されるだけなので、ヘルスチェックコマンド実行中のシステムパフォーマンスが高性能である必要は特にありません。ただし、頻繁に実行されるので、処理は可能な限り効率良く行われる必要があります。システムが制約状態かどうかを判別する新しいメソッドは、新規のデバイス同期が開始されるたびに実行されるため、パフォーマンスにとって重要です。

パフォーマンスにとって重要なその他の要素には、追加状況の収集があります。現在の手順では、ただでさえ状況のバッチ書き込みが行われるため、追加状況の追加によりさらにパフォーマンスを低下させてはいけません。

Java メモリの使用量については、15 分ごとに取得される CPU およびメモリの統計のキャッシュ (合計 100 エントリ) があるため、適度なものになるはずです。 これは、システム全体のメモリ使用量と比較すると、ごく僅かなメモリ使用量です。

システム状況の結果

コマンド tell traveler status を使用すると、多くの結果を返すことができます。

以下の表は、tell traveler status が返すことのできる各種の状況メッセージをリストして説明したものです。

表 41. 状況メッセージ

統計

説明

CPU.Pct.<bucket>

Traveler は CPU 使用率を定期的に確認します。 この統計は、CPU のパーセンテージが、指定された範囲またはバケット内だった回数を示すヒストグラムです。 bucket 値は、"000-010"、"010-020"、"020-030"、"030-040"、"040-050"、"050-060"、"060-070"、"070-080"、"080-090"、"090-100" です。

例えば、CPU.Pct.040-050 は、CPU 使用率が 40% から 50% の間にあった回数を示しています。

ClusterCache.Access

ntsclcache データベースがアクセスされた回数です。

ClusterCache.Flush

ntsclcache データベースエントリが削除された回数です。

Constrained.state

現在 Traveler が制約状態に入っているかどうかを示します。

Constrained.count

Traveler が制約状態に入った回数です。

Constrained.Histogram.<bucket>

制約状態で費やされた時間 (秒) のヒストグラムです。バケットは、"000-001"、"001-002"、"002-005"、"005-010"、"010-030"、"030-060"、"060-120"、"120-Inf" です。

DB.Connections

現在割り振られている接続の総数です。

DB.Connections.Idle

新しい作業に使用できる、現在割り振られている接続の数です。

DB.Connections.Max

割り振り可能だった接続の最大数です。

DCA.C.CheckAccessRights

Lotus Domino C API 呼び出しを使用して、データベースのアクセス権が検査された回数です。

DCA.C.Count.NSFDbClose

Lotus Domino C API 呼び出しを使用して、データベースが閉じられた回数です。

DCA.C.Count.NSFDbOpen

Lotus Domino C API 呼び出しを使用して、データベースが開かれた回数です。

DCA.C.Count.NSFNoteClose

Lotus Domino C API 呼び出しを使用して、コメントが閉じられた回数です。

DCA.C.Count.NSFNoteOpen

Lotus Domino C API 呼び出しを使用して、コメントが開かれた回数です。

DCA.C.DB_OPEN.Time.Histogram.<server>.<bucket>

Lotus Domino C API 呼び出しを使用して、示されたサーバー上のデータベースを開くのに費やされた時間 (秒) のヒストグラムです。サーバーは、データベースが開かれた Lotus Domino サーバーの名前です。 バケットは、"000-001"、"001-002"、"002-005"、"005-010"、"010-030"、"030-060"、"060-120"、"120-Inf" です。

DCA.C.HTMLCreateConverter DCA.C.HTMLDestroyConverter

HTML Converter オブジェクトが作成された回数、および HTML Converter オブジェクトが破棄された回数です。

DCA.C.ModDoc.RunCount

どの文書が変更されたのかを Lotus Notes Traveler が判断する必要があった回数です。

DCA.C.ModDoc.SkippedDocs

文書がデバイスに同期可能な文書の一つではないという理由で Lotus Notes Traveler が無視している文書の数です (隠しビューなど)。

DCA.C.ModDoc.SyncableDocs

デバイスに同期させることができる文書の数です。

DCA.C.ModDoc.Time

同期可能な文書が判別された時間の長さです。

DCA.C.ModDocCountinue.RunCount

同期可能な文書が notes.ini のパラメータ NTS_PS_MAX_RETURN_DOCS (デフォルト値は 100 文書) より多かった回数です。

DCA.C.NAMELookup

ディレクトリ検索が行われた回数です。

DCA.C.NAMELookup2

ディレクトリ検索が行われた回数です。

DCA.C.NSFDbGetNoteInfo

GetNoteInfo コールを介して文書がアクセスされた回数です。

DCA.ChangeDelayCount.<bucket>

文書が最後に変更されてから、主な同期で Traveler がその変更を検出するまでの間の時間の長さ (秒) です。バケットは、"000-003"、"003-005"、"005-010"、"010-030"、"030-060"、"060-120"、"120-Inf" です。

DCA.DB_CLOSE

Lotus Domino Java API を使用してデータベースが閉じられた回数です。

DCA.DB_OPEN

Lotus Domino Java API を使用してデータベースが開かれた回数です。

DCA.DB_OPEN.Time.Histogram.<server>.<bucket>

Lotus Domino Java API 呼び出しを使用して、示されたサーバー上のデータベースを開くのに費やされた時間 (秒) のヒストグラムです。サーバーは、データベースが開かれた Lotus Domino サーバーの名前です。 バケットは、"000-001"、"001-002"、"002-005"、"005-010"、"010-030"、"030-060"、"060-120"、"120-Inf" です。

DCA.DOCUMENT_CLOSE

Lotus Domino Java API を使用して文書が閉じられた回数です。

DCA.DOCUMENT_OPEN

Lotus Domino Java API を使用して文書が開かれた回数です。

Database.Query.Histogram.<query>.<bucket>

示された照会を Traveler の内部データベースに対して実行するのに費やされた時間 (秒) のヒストグラムです。 query は、実行された照会です。バケットは、"000-001"、"001-002"、"002-005"、"005-010"、"010-030"、"030-060"、"060-120"、"120-Inf" です。

DelayQueue.DequeueDelayTime.<DelayQueue>.<bucket>

DelayQueue から DelayQueueElement をデキューすべきだった時刻と、実際にデキューした時刻の間の時間の長さのヒストグラムです。 DelayQueue は、DelayQueue の名前です。 バケットは、"00-01"、"01-10"、"10-60"、"60-Inf" です。

DeviceSync.Bytes.In.B

同期操作中にデバイスから受信した合計バイト数です。

DeviceSync.Bytes.In.GB

同期操作中にデバイスから受信した合計ギガバイト数です。 これが存在するのは、バイトが大きくなりすぎたときのみです。そのため、実際の値は、この 2 つの組み合わせになります。

DeviceSync.Bytes.Out.B

同期操作中にデバイスに送信した合計バイト数です。

DeviceSync.Bytes.Out.GB

同期操作中にデバイスに送信した合計ギガバイト数です。 これが存在するのは、バイトが大きくなりすぎたときのみです。そのため、実際の値は、この 2 つの組み合わせになります。

DeviceSync.Count.<SyncReturnCode>

指定した戻りコードを伴うデバイス同期の回数です。 最も一般的な戻りコードは、次のとおりです。200=OK、408=要求のタイムアウト (デバイスが応答せず、サーバーでセッションのタイムアウトが発生しました)、409=競合 (デバイスが開始した新しいセッションによってこのセッションが中止されました)、500=不明なエラー、503=サーバービジー状態

DeviceSync.Documents.ToDevice.Mail.Add

サーバーからデバイスに送信されたメール文書追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Mail.Delete

サーバーからデバイスに送信されたメール文書削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Mail.Update

サーバーからデバイスに送信されたメール文書更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Calendar.Add

サーバーからデバイスに送信されたカレンダーイベント追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Calendar.Delete

サーバーからデバイスに送信されたカレンダーイベント削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Calendar.Update

サーバーからデバイスに送信されたカレンダーイベント更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Contacts.Add

サーバーからデバイスに送信された連絡先追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Contacts.Delete

サーバーからデバイスに送信された連絡先削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Contacts.Update

サーバーからデバイスに送信された連絡先更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.ToDo.Add

サーバーからデバイスに送信されたタスク追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.ToDo.Delete

サーバーからデバイスに送信されたタスク削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.ToDo.Update

サーバーからデバイスに送信されたタスク更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Journal.Add

サーバーからデバイスに送信されたジャーナル文書追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Journal.Delete

サーバーからデバイスに送信されたジャーナル文書削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Journal.Update

サーバーからデバイスに送信されたジャーナル文書更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Folder.Add

サーバーからデバイスに送信されたフォルダ文書追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Folder.Delete

サーバーからデバイスに送信されたフォルダ文書削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToDevice.Folder.Update

サーバーからデバイスに送信されたフォルダ文書更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Calendar.Add

デバイスからサーバーに送信されたカレンダーイベント追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Calendar.Delete

デバイスからサーバーに送信されたカレンダーイベント削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Calendar.Update

デバイスからサーバーに送信されたカレンダーイベント更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Contacts.Add

デバイスからサーバーに送信された連絡先追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Contacts.Delete

デバイスからサーバーに送信された連絡先削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Contacts.Update

デバイスからサーバーに送信された連絡先更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Folder.Add

デバイスからサーバーに送信されたフォルダ文書追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Folder.Delete

デバイスからサーバーに送信されたフォルダ文書削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Folder.Update

デバイスからサーバーに送信されたフォルダ文書更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Journal.Add

デバイスからサーバーに送信されたジャーナル文書追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Journal.Delete

デバイスからサーバーに送信されたジャーナル文書削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Journal.Update

デバイスからサーバーに送信されたジャーナル文書更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Mail.Add

デバイスからサーバーに送信されたメール文書追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Mail.Delete

デバイスからサーバーに送信されたメール文書削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.Mail.Update

デバイスからサーバーに送信されたメール文書更新の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.ToDo.Add

デバイスからサーバーに送信されたタスク追加の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.ToDo.Delete

デバイスからサーバーに送信されたタスク削除の総数です。

DeviceSync.Documents.ToServer.ToDo.Update

デバイスからサーバーに送信されたタスク更新の総数です。

DeviceSync.FetchCache.Add

キャッシュのフェッチがいっぱいのため、レコードをキャッシュに追加できなかった回数の合計です。

DeviceSync.FetchCache.Oversize

レコードがキャッシュのフェッチに追加された回数の合計です。

DeviceSync.FetchCache.Expired

レコードをキャッシュから取り出す前にそのレコードの有効期限が切れた回数の合計です。

DeviceSync.FetchCache.Missing

キャッシュのフェッチでレコードを検索したが、見つからなかった回数の合計です。 デバイスの同期を完了する最後のユーザーの名前です。

DeviceSync.LastUserName DeviceSync.LastSyncDate

デバイスを最後に同期した日付です。

DeviceSync.LastSyncTime

デバイスを最後に同期した時刻です。

DeviceSync.Time.<SyncReturnCode>.Milliseconds

デバイスの同期でサーバーが費やした総時間数 (ミリ秒) です。 最も一般的な戻りコードは、次のとおりです。200=OK、408=要求のタイムアウト (デバイスが応答せず、サーバーでセッションのタイムアウトが発生しました)、409=競合 (デバイスが開始した新しいセッションによってこのセッションが中止されました)、500=不明なエラー、503=サーバービジー状態。

DeviceSync.Time.<SyncReturnCode>.Days

デバイスの同期でサーバーが費やした総日数です。 これが存在するのは、時間 (ミリ秒) が大きくなりすぎたときのみです。そのため、実際の値は、この 2 つの組み合わせになります。 最も一般的な戻りコードは、次のとおりです。200=OK、408=要求のタイムアウト (デバイスが応答せず、サーバーでセッションのタイムアウトが発生しました)、409=競合 (デバイスが開始した新しいセッションによってこのセッションが中止されました)、500=不明なエラー、503=サーバービジー状態。

DeviceSync.Time.Histogram.<SyncReturnCode>.<bucket>

示された同期戻りコードでデバイスの同期を完了するのに費やされた時間 (秒) のヒストグラムです。 最も一般的な戻りコードは、次のとおりです。200=OK、408=要求のタイムアウト (デバイスが応答せず、サーバーでセッションのタイムアウトが発生しました)、409=競合 (デバイスが開始した新しいセッションによってこのセッションが中止されました)、500=不明なエラー、503=サーバービジー状態。バケットは、"000-001"、"001-002"、"002-005"、"005-010"、"010-030"、"030-060"、"060-120"、"120-Inf" です。

Errors Errors.<user>

ログに記録されたエラーの数 (合計)。

ErrorType.<type>

特定のユーザーに関してログに記録されたエラーの数。

GetAlarm.Time.Histogram.<bucket>

特定のタイプに関してログに記録されたエラーの数。

IPC.DelayTime.<bucket>

アラーム UNID を取得するのに費やされた時間 (秒) のヒストグラムです。バケットは、"000-001"、"001-002"、"002-005"、"005-010"、"010-030"、"030-060"、"060-120"、"120-Inf" です。

Memory.C.Current

Traveler サーブレット側で要求オブジェクトが受信されてから、Traveler 処理側でそのオブジェクトが受信されるまでの間の時間 (ミリ秒) のヒストグラムです。 例えば、IPC_DELAY_PREFIX + "250-500" という名前の統計は、Traveler 処理側で受信されるときまでに 250 ミリ秒から 500 ミリ秒 (250 ミリ秒は含むが 500 ミリ秒は含まない) 経過したオブジェクトの数を保持します。 バケットは、"0000-0250"、"0250-0500"、"0500-1000"、"1000-Inf" です。現在の C ネイティブメモリ (MB)。 現在のJava メモリー (MB)

Memory.Java.Current

ユーザーのデータベースの変更が NewAPIMonitor でモニターされているユーザーの数です。

Monitor.NewAPI.Users Monitor.NewAPI.LoopTime

ユーザーのデータベースの変更を調べる継続的な検査の間隔 (ミリ秒) です。(データベースは NewAPIMonitor でモニターされています)。

NameLookup.Time.Histogram.<returncode>.<bucket>

名前の検索要求を完了するのに費やされた時間 (秒) のヒストグラムです。 戻りコードが 0 の場合は成功であり、それ以外の値の場合は失敗です。バケットは、"000-001"、"001-002"、"002-005"、"005-010"、"010-030"、"030-060"、"060-120"、"120-Inf" です。

PrimeSync.Count.InQueue

キューに入れられており、実行する必要があるが、まだ実行を開始していない主な同期の数です。

PrimeSync.Count.Current

現在実行中の主な同期。

PrimeSync.Count.<SyncReturnCode>

指定した戻りコードを伴う主な同期の数。 最も一般的な戻りコードは、次のとおりです。200=OK、408=要求のタイムアウト (デバイスが応答せず、サーバーでセッションのタイムアウトが発生しました)、409=競合 (デバイスが開始した新しいセッションによってこのセッションが中止されました)、500=不明なエラー、503=サーバービジー状態

PrimeSync.Time.<SyncReturnCode>.Milliseconds

主な同期でサーバーが費やした総時間数 (ミリ秒) です。 最も一般的な戻りコードは、次のとおりです。200=OK、408=要求のタイムアウト (デバイスが応答せず、サーバーでセッションのタイムアウトが発生しました)、409=競合 (デバイスが開始した新しいセッションによってこのセッションが中止されました)、500=不明なエラー、503=サーバービジー状態

PrimeSync.Time.<SyncReturnCode>.Days

主な同期でサーバーが費やした総日数です。 これが存在するのは、時間 (ミリ秒) が大きくなりすぎたときのみです。そのため、実際の値は、この 2 つの組み合わせになります。 最も一般的な戻りコードは、次のとおりです。200=OK、408=要求のタイムアウト (デバイスが応答せず、サーバーでセッションのタイムアウトが発生しました)、409=競合 (デバイスが開始した新しいセッションによってこのセッションが中止されました)、500=不明なエラー、503=サーバービジー状態

PrimeSync.Time.Histogram.<SyncReturnCode>.<bucket>

示された同期戻りコードで主な同期を完了するのに費やされた時間 (秒) のヒストグラムです。 最も一般的な戻りコードは、次のとおりです。200=OK、408=要求のタイムアウト (デバイスが応答せず、サーバーでセッションのタイムアウトが発生しました)、409=競合 (デバイスが開始した新しいセッションによってこのセッションが中止されました)、500=不明なエラー、503=サーバービジー状態。バケットは、"000-001"、"001-002"、"002-005"、"005-010"、"010-030"、"030-060"、"060-120"、"120-Inf" です。

Push.Users.Total

プッシュで登録されたユーザーの合計数です。

Push.Users.Online

プッシュで登録されたユーザーのうち、ユーザーオンライン状態のユーザーの数です。 ユーザーオンライン状態とは、ユーザーのメールデータベースが、変更がないかアクティブにモニターされていることを意味します。このユーザーのデバイスが接続されているかどうかを示すものではありません。

Push.Devices.Total

プッシュで登録されたデバイスの合計数です。

Push.Devices.Online

プッシュで登録されたデバイスのうち、デバイスオンライン状態または状況不明状態のデバイスの数です。 これらの状態は、このデバイス用のユーザーのメールデータベースが、変更がないかアクティブにモニターされていることを意味します。デバイスが接続されているかどうかを示すものではありません。

Push.Devices.ActiveSync

ActiveSync 通知用に登録されたデバイスの数。

Push.Devices.HTTP

HTTP 通知用に登録されたデバイスの数です。

Push.Devices.SMS

SMS 通知用に登録されたデバイスの数です。

Push.Devices.TCP

TCP 通知用に登録されたデバイスの数です。

Push.Devices.ActiveSync.Connected

接続された ActiveSync ソケットを持つデバイスの数です。

Push.Devices.HTTP.Connected

接続された HTTP ソケットを持つデバイスの数です。

Push.Devices.TCP.Connected

接続された TCP ソケットを持つデバイスの数です。

Push.Sent.ActiveSync

送信された push ActiveSync メッセージの合計数です。

Push.Received.ActiveSync

受信された push ActiveSync メッセージの合計数です。

Push.Sent.HTTP

送信された push HTTP メッセージの合計数です。

Push.Received.HTTP

受信された push HTTP メッセージの合計数です。

Push.Sent.SMS

送信された push SMS メッセージの合計数です。

Push.Sent.TCP

送信された push TCP メッセージの合計数です。

Push.Received.TCP

受信された push TCP メッセージの合計数です。

ThreadPool.GetThreadDelayTime.<threadtype>.<bucket>

スレッドが要求されてから、そのスレッドが実際に実行を開始するまでに費やされた時間 (秒) のヒストグラムです。 スレッドのタイプは、PS (主な同期)、DS (デバイスの同期)、ワーカー (一般的な使用)、TC (Tell コマンド)、およびアラーム (定期的なタスク) です。 バケットは、"00-02"、"02-05"、"05-10"、"10-Inf" です。 例えば、統計 ThreadPool.GetThreadDelayTime.PS.01-02 は、1 秒から 2 秒 (1 秒は含むが 2 秒は含まない) の間の遅延で開始した主な同期の数を保持します。

TPR.Upload

デバイスからサーバーにアップロードされた TPR (Traveler Problem Report) の総数です。

TSS.Assert.Failed

サーバーコードの TSS 部分でアサーションが失敗した回数の合計です。

TSS.Assert.Exception

サーバーコードの TSS 部分でアサーション例外が発生した回数の合計です。

バージョン

Lotus Notes Traveler のバージョンです。

Version.BuildNumber

Lotus Notes Traveler のビルド番号です。

既読または未読の変更の同期の有効化

Lotus Notes Traveler サーバーでは、未読マークがデバイスと正しく同期するように、未読の複製がユーザーごとに自動的に有効になります。 このセクションでは、Lotus Domino Administrator クライアントを使用して未読の複製を 手動でアクティブにする方法について説明します。

未読の複製を手動でアクティブにするには、以下の手順を実行します。
  1. Domino Administrator で、[ファイル] タブをクリックします。
  2. 未読マークの複製を有効化するデータベースを選択します。
  3. [ツール] パネルで、[データベース] > [詳細なプロパティ] をクリックします。
  4. [選択] をクリックし、[未読マークの複製] をクリックします。
  5. 選択されているデータベースの未読マークの複製をすべてのサーバーに対して有効化するには、[すべてのサーバー] をクリックします。
  6. データベースの複製が格納されている任意のクラスタに対して未読マークの複製を有効化するには、[クラスタサーバーのみ] をクリックします。
  7. [OK] をクリックします。

Lotus Notes カレンダーへの外部カレンダーの追加

Lotus Notes カレンダーに外部カレンダーを追加し、[オフラインまたはモバイルデバイスでこのカレンダーを表示 ] オプションを選択できます。その場合、IBM Lotus Notes Traveler はオフラインまたはモバイルでの表示用に保存された外部カレンダーイベントをデバイスに同期させることができます。

重要: ご使用のデバイスに同期させることができるのは、Google カレンダーなどの外部カレンダーのみです。制限により、他の Lotus Notes ユーザーのカレンダーと同期させることはできません。Notes カレンダー追加機能の詳細については、Lotus Notes および Domino wiki[Lotus Notes 8.5 documentation] > [Lotus Notes] > [カレンダーとタスクリスト] > [Lotus Notes カレンダーにカレンダーを追加する] を参照してください。

これらのカレンダーイベントは読み取り専用となるように設計されているので、デバイス上で加えた変更をサーバーと同期させることはできません。

繰り返し発生するクラッシュからの保護

特定の Notes 文書が破損しているか非標準コンテンツを含んでいる場合、Lotus Notes Traveler サーバーがそれらの文書を処理しようとするたびに、サーバーが繰り返しクラッシュすることがあります。繰り返し発生するクラッシュからの保護機能は、このような場合に Lotus Notes Traveler サーバーの停止を最小限に抑えるのに役立ちます。

この機能は、Lotus Notes Traveler 8.5.2.3 以降のリリースで使用可能です。 この機能は、特定の文書について、繰り返し発生するクラッシュのシナリオを検出し、サーバーによるその文書の処理を禁止します。管理者がクリアしない限り、その文書は永続的に禁止されたままになります。これにより、サーバーの起動と稼働を正常に行うことができます。エンドユーザーへの唯一の影響は、禁止文書がモバイルデバイスに同期されないことです。

設定

デフォルトでは、繰り返し発生するクラッシュからの保護は有効になっており、2 度目のクラッシュ後に文書を検出して禁止するように設定されています。文書を禁止するまでのクラッシュの回数を構成するには、次のパラメータを notes.ini ファイルに追加します。
NTS_BAN_DOC_LIMIT=2

このパラメータに 0 を設定すると、クラッシュ保護が無効になります。 変更を有効にするには、Lotus Notes Traveler サーバーを再起動する必要があります。

管理

禁止文書を管理するために、以下の Tell コマンドが Lotus Notes Traveler サーバーに追加されました。
表 42. 追加の Tell コマンド
コマンド 説明
Tell Traveler BannedDoc show DocID UserID 指定された禁止文書を表示します。DocID は、UNID または文書の noteID です。
Tell Traveler BannedDoc show * UserID 指定されたユーザーのすべての禁止文書をリストします。
Tell Traveler BannedDoc show * システム上のすべての禁止文書をリストします。
Tell Traveler BannedDoc Remove DocID UserID 特定の文書から禁止を削除します。 DocID は、UNID または文書の noteID です。
Tell Traveler BannedDoc Remove * UserID 指定されたユーザーのすべての禁止文書から禁止を削除します。
Tell Traveler BannedDoc Remove * サーバー上のすべての禁止文書から禁止を削除します。
Tell Traveler BannedDoc Add DocID UserID 特定の文書の同期を禁止します。 DocID は、UNID または文書の noteID です。
Tell Traveler BannedDoc dump すべての禁止文書を DumpDoc.nsf にダンプします。このコマンドを使用するのは、問題の文書をトラブルシューティング用に IBM サポートに提供する場合のみです。

パフォーマンス向上のためのデータベースのデフラグ

Lotus Notes Traveler のインストール済み環境の規模が拡大し、実行期間が長くなるにつれて、内部データベースのサイズが大きくなります。 これは、システムパフォーマンスに影響する場合があります。データベースのデフラグを実行すると、データベースを圧縮してパフォーマンスを最適化することができます。

デフラグ機能は、以下に示す手順に従って、起動時にのみ実行できます。Lotus Notes Traveler 8.5.2.2 以降のリリースでは、デフラグコマンドは、サーバーのアップグレードに伴うデータベース移行の一環として自動的に実行されます。 システムを最適に動作させるために、デフラグコマンドを月に 1 回くらいの頻度で実行してください。

Lotus Notes Traveler 内部データベースとは何か

Lotus Notes Traveler は、各デバイスに関する状態情報を Derby リレーショナルデータベース内に保持します。 この情報には、デバイス情報やデバイスセキュリティのほか、デバイスを同期する必要があるかどうかを Lotus Notes Traveler サーバーが認識できるようにするためのデータが含まれます。 このデータベースのファイルは、Lotus Notes Traveler システムの data¥traveler¥ntsdb ディレクトリに保存されます。 デフラグコマンドを実行する頻度を判断する方法として、フォルダのサイズを確認したり、変更をモニターしたりすることができます。
重要: システム上の ntsdb フォルダは削除しないでください。状態情報を削除すると、すべてのユーザーが自分のデータを再同期しなければならず、すべてのセキュリティ情報 (アクセスを拒否されたデバイスやワイプされたデバイス、同期を禁止された文書など) を失うことになります。

デフラグの実行

デフラグを実行するには、次の手順を実行します。
  1. Lotus Traveler と、サーバー上の Lotus Domino HTTP タスクをシャットダウンします。
    tell traveler quit
    tell http quit
  2. HTTP と Traveler の処理がどちらも完全に停止していることを確認します。
  3. defrag パラメータを使用して Lotus Notes Traveler を開始します。
    load traveler -defrag
  4. サーバーを開始すると、defrag コマンドが実行されます。 defrag 操作が完了すると、サーバーは通常通りに起動します。
    注: データベースのサイズとシステムの能力によっては、デフラグ操作が完了するまでに 30 分以上かかる場合があります。
  5. Lotus Domino HTTP タスクが Lotus Notes Traveler によって自動的に開始されない場合は、次のコマンドを使用して手動で開始してください。
    load http

Apple デバイスのアドレスエンコード

Apple デバイスでは、許容される Lotus Domino メールアドレスを完全にはサポートできません。非標準のインターネットアドレス形式を Apple デバイスで正しく処理できるようにするために、Lotus Notes Traveler は、非標準のインターネットアドレス形式を、Apple デバイスでサポートされるインターネットアドレスにエンコードする機能を備えています。

サポートされない形式のアドレスが Apple デバイスに送信されると、Apple デバイスから無効なアドレスに関するエラーが出力されます。また、メール送信エラー、カレンダーと連絡先の無効なエントリ、さらにはデバイスアプリケーションの破損などのケースが考えられます。この機能を使用すると、スペース、特殊文字、各国語文字、DBCS 文字を含むアドレスをエンコードできます。エンコードは、グループ名のほか、個々のアドレスに適用されます。たとえば、以下のアドレスが変換されます。
  • John Doe/City/Company
  • John's_address@company.com
  • ABC Group (Test)

デバイスでエンコードされたアドレスは、"John Doe/City/Company" <Sm9obiBEb2UvQ2l0eS9Db21wYW55@Int.noninternet.sub> のようになります。

多くの場合、Apple デバイスには表示名 (John Doe/City/Company) のみが表示されますが、インターネットアドレス (Sm9obiBEb2UvQ2l0eS9Db21wYW55@Int.noninternet.sub) がデバイス上または返信履歴に実際に表示される場合もあります。

Apple デバイスからメール、カレンダーの更新、招待への応答、連絡先の更新などが Lotus Notes Traveler サーバーに送信されるたびに、サーバーはアドレスをデコードし、元の値で置き換えます。Lotus Notes Traveler は、Apple デバイスから送信されたメールメッセージ本文の検査や変更は行いません。そのため、エンコードされたアドレスがメールメッセージ本文に含まれる場合、そのアドレスは置き換えられず、受信者がメール本文内で目にすることになります。

設定

アドレスエンコードはデフォルトで有効になっていますが、必要な場合は管理者が無効にすることができます。この設定は、data¥traveler¥cfg¥NTSConfig.xml ファイルの TrueSyncServer セクション内に定義されています。
<PROPERTY NAME="TSS_ADDRESSCACHE_ENCODING_ENABLED_AS" VALUE="false"/>

この構成ファイル内に存在しない場合は、この設定を追加してください。アドレスエンコードを無効にするには、この設定を false にします。変更を有効にするには、Lotus Notes Traveler サーバーを再起動する必要があります。

エンドユーザーに対するデータ制限の強制

Lotus Notes Traveler 8.5.2.3 以降のリリースでは、管理者はすべてのユーザーに対してデータ制限を強制できます。この制限を一度設定すると、ユーザーがカレンダーデータとメールデータについて [設定なし] を選択しても、特定のアプリケーションタイプのすべてのデータを受け取るのではなく、管理者が定義したフィルタ制限を通過したデータだけを受け取ることになります。

これにより、予期しない高負荷がサーバーにかかるのを防ぐことができます。この設定は、システム上のすべてのユーザーに適用されます。

設定

これらの設定は、デフォルトでは存在せず、有効になりません。最大のフィルタサイズを設定するには、以下のパラメータを data¥traveler¥cfg¥NTSConfig.xml の TrueSyncServer セクションに追加します。
表 43. データ制限の設定
設定 説明
<PROPERTY NAME="USER_EMAIL_LIMIT" VALUE="14"/> 最大のメールフィルタウィンドウを設定します。
<PROPERTY NAME="USER_EVENTS_LIMIT" VALUE="30"/> 最大のカレンダーフィルタウィンドウを設定します。
<PROPERTY NAME="USER_NOTES_LIMIT" VALUE="30"/> 最大のメールフィルタウィンドウを設定します。

すべての値は日数で指定します。モバイルデバイスユーザーは、定義された最大値よりも低いフィルタ制限を設定できますが、これよりも高い制限はサーバーによって無視されます。設定を有効にするには、サーバーの再起動が必要です。

使用状況ログ

使用状況ログには、システムがモバイルユーザーのために実行した同期コマンドとデバイスコマンドがすべて表示されます。

このログはテキストファイルであり、<Domino data root>¥IBM_TECHNICAL_SUPPORT¥traveler¥logs¥NTSUsage_YYMMDD_HHMMSS.log にあります。 タイムスタンプは、ログファイルが作成された日時と一致します。定義された使用状況ログの最大サイズに達すると折り返しが行われますが、古いバージョンのファイルを保管するようログシステムを構成することができます。使用状況ロガーの制限値は、<Domino data root>¥traveler¥cfg¥NTSLogging.properties ファイルで定義されます。

ファイルの各行は単一トランザクションを表し、各トランザクションは (開始時ではなく) 完了時にログに記録されます。これにより、同期しているユーザー、頻度、エラーが発生したかどうかを容易に確認できます。すべての使用状況ログエントリは Activity ログにも記録されます。ただし、Activity ログにはより多くの情報が含まれるため、折り返しの頻度も高くなります。

以下の例に、サンプルトランザクションログの詳細を示します。
"07/12 14:58:37.817" 9.27.157.16 9.37.16.125 "CN=John Doe/O=ACME" http://acme.ibm.com/mail%2Ftest13.nsf sp 200 2390 "Lotus Traveler Android 8.5.3" Android_26608076e563affa 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 "S2D Mail 2A"
使用状況ログの最初の部分に、データを識別するための列があります。列名は以下のとおりです。
  • Timestamp: 要求のタイムスタンプ。
  • Device Address: デバイスの IP アドレス。
    注: フロントエンドプロキシがある場合、このアドレスは、実際のデバイスではなく、そのプロキシのアドレスになります。
  • Server Address: サーバーの IP アドレス。
  • User ID: ユーザー ID (HTTP サーバーがユーザー名を正規化した ID であり、必ずしもユーザーがデバイスに入力した ID ではありません)。
  • Database URL: 同期対象のデータベース URL (メールファイル)。
  • Sync Origin: 同期を要求したユーザーを示します (ps = 主な同期、dm = デバイスマニュアル、dp = デバイスプッシュ、sp = サーバープッシュ)。
  • Status Code: 終了した同期の状況を示すコード (例: 200 = 成功、408 = タイムアウト、409 = 同期の実行中に新しい同期が開始されたことによる同期の中止、500 = サーバーエラー、503 = サーバーがビジー状態)。
  • Duration: アクションの完了にかかったミリ秒数。
  • User Agent: デバイスによってレポートされた HTTP ユーザーエージェントのヘッダー (主な同期の場合、実デバイスがないため、ユーザーエージェントでは "primesync" としてログに記録されます)。
  • Device ID: デバイス ID。
  • D->S Mail Adds: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたメールの数。
  • D->S Mail Modifies: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたメールの数。
  • D->S Mail Deletes: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたメールの数。
  • D->S Contacts Adds: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたアドレス帳エントリの数。
  • D->S Contacts Modifies: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたアドレス帳エントリの数。
  • D->S Contacts Deletes: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたアドレス帳エントリの数。
  • D->S Calendar Adds: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたイベントの数。
  • D->S Calendar Modifies: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたイベントの数。
  • D->S Calendar Deletes: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたイベントの数。
  • D->S Todo Adds: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたタスクの数。
  • D->S Todo Modifies: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたタスクの数。
  • D->S Todo Deletes: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたタスクの数。
  • D->S Journal Adds: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたジャーナルエントリの数。
  • D->S Journal Modifies: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたジャーナルエントリの数。
  • D->S Journal Deletes: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたジャーナルエントリの数。
  • D->S Folder-Add: デバイス上で作成され、サーバーに送信されたメールフォルダの数。
  • D->S Folder-Update: デバイス上で更新され、サーバーに送信されたメールフォルダの数。
  • D->S Folder-Delete: デバイス上で削除され、サーバーに送信されたメールフォルダの数。
  • D<-S Mail Adds: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたメールの数。
  • D<-S Mail Modifies: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたメールの数。
  • D<-S Mail Deletes: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたメールの数。
  • D<-S Contacts Adds: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたアドレス帳エントリの数。
  • D<-S Contacts Modifies: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたアドレス帳エントリの数。
  • D<-S Contacts Deletes: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたアドレス帳エントリの数。
  • D<-S Calendar Adds: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたイベントの数。
  • D<-S Calendar Modifies: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたイベントの数。
  • D<-S Calendar Deletes: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたイベントの数。
  • D<-S Todo Adds: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたタスクの数。
  • D<-S Todo Modifies: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたタスクの数。
  • D<-S Todo Deletes: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたタスクの数。
  • D<-S Journal Adds: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたジャーナルエントリの数。
  • D<-S Journal Modifies: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたジャーナルエントリの数。
  • D<-S Journal Deletes: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたジャーナルエントリの数。
  • D<-S Folder-Add: サーバー上で作成され、デバイスに送信されたメールフォルダの数。
  • D<-S Folder-Update: サーバー上で更新され、デバイスに送信されたメールフォルダの数。
  • D<-S Folder-Delete: サーバー上で削除され、デバイスに送信されたメールフォルダの数。
  • 要約: 簡単な要約の 0 以外の表示は、デバイスまたはサーバーの更新のカウントです。例えば、"S2D Mail 2A" は、2 つのメール文書がサーバーからデバイスに追加され、同期されたことを意味します。

トラブルシューティング、既知の制限、制約事項

このセクションでは、参考となるトラブルシューティングのヒント、既知の制限、制約事項を示します。

サーバーのトラブルシューティング

このセクションでは、IBM Lotus Notes Traveler サーバーのトラブルシューティングのためのヒントを紹介します。

Lotus Notes Traveler サポートのためのログの収集の詳細については、サポート用のログファイルの収集を参照してください。

始動および構成

Lotus Traveler を始動しようとすると、メッセージ [ライブラリ j9gc24(5) の初期化エラー: ヒープをインスタンス化できませんでした。(Initialization error for library j9gc24(5): Failed to instantiate heap;)] が表示される。

この問題は、システムメモリが不足して Lotus Traveler を始動できないときに発生します。この問題は、32 ビットオペレーティングシステムでのみ発生します。

notes.ini にパラメータ MEM_EnablePreAlloc=1 が含まれていないことを確認してください。

notes.ini に上記のパラメータが含まれていないのに始動しない場合は、システムのメモリの使用状況を分析するために Lotus サポートに連絡してください。

Lotus Traveler サーバーは始動するが、HTTP サーブレットは始動しない。

notes.ini ファイルにパラメータ HTTPDisableJVM=true が 含まれていないことを確認します。

このパラメータが含まれていると、Lotus Traveler サーブレットを含む、すべての Java ベースのサーブレットが無効になります。

接続、ログイン、サーバーのステータス

サーバーが実行中であることの確認

以下のようにして、サーバーが実行中であることを確認します。

  • Lotus Domino Administrator クライアントから show task tell コマンドを実行して、以下を確認します。
    • Lotus Traveler は実行中であり、2 名のユーザーのうちの 2 名がアクティブです (Lotus Traveler Running: 2 of 2 users active)
    • HTTP サーバーが TCP ポート 80 で接続要求を listen しています (HTTP server listen for connect request on TCP Port:80)
  • サーバーのコンソールで以下を確認します。
    • Lotus Traveler サーバーが始動しました (Lotus Traveler Server started)
  • Windows の場合、Traveler の状況を確認するには、Microsoft Windows タスクマネージャで ntraveler.exe を探します。HTTP の状況を確認するには、nhttp.exe を探します。 Linux の場合は、top コマンドを実行して、Traveler と HTTP の状況メッセージを探します。

サーバーへのログイン

Lotus Notes Traveler サーバーにログインできない場合は、以下を確認してください。
  • LotusTraveler.nsf を開いて、ユーザーのセキュリティ状態を確認すること
  • ID が HTTP サーバーからロックされていないこと
  • パスワードが正しいこと
  • サーバー名が正しいこと
  • メールデータベース内で Lotus Notes Traveler サーバーへのアクセスが許可されていること
  • サーバー構成文書の [許可/不許可] セクションを確認すること

Lotus Notes Traveler クライアントがサーバーへの登録エラーをレポートする場合

以下を確認してください。
  • [ユーザー ID] には、Domino サーバーがサポートする文字のみが含まれていなければなりません。サポートされるのは、英字 (A-Z)、数字 (0-9)、アンパサンド (&)、ダッシュ (-)、ピリオド (.)、スペース ( )、下線 (_) です。詳しくは、Lotus Domino Administrator ヘルプトピック「Domino における命名条件」を参照してください。
  • Domino HTTP サーバーがデフォルトの [強いセキュリティで少ない名前のバリエーション] ではなく、[弱いセキュリティと複数の名前のバリエーション] を許可するようにしなければならない可能性があります。Lotus Notes Traveler クライアントは Domino Web サーバーに対し、インターネットクライアントとして動作するため、名前の検索アルゴリズムは Domino サーバーのセキュリティ設定によって制御されます。この設定を変更するには、以下の手順を実行します。
    • Domino Administrator で [設定] をクリックし、サーバー文書を開きます。
    • [セキュリティ] をクリックします。
    • [インターネットアクセス] セクションで [弱いセキュリティと複数の名前のバリエーション] を選択します。
    • 文書を保存して閉じます。
  • Lotus Notes Traveler サーバーがタイのサーバーにインストールされている場合は、NTS_Java_Parms=-Duser.language=th.US という設定が notes.ini ファイルに追加されていることを確認してください。この設定により、デフォルトの Java カレンダーが仏教暦からグレゴリオ暦に変更されます。

システム全体のステータス

LotusTraveler.nsf を使用して、Lotus Traveler サービスを使用しているユーザーおよびそのデバイスに関する詳細情報を収集します。詳しくは、トピック「ユーザーおよびデバイス情報の表示」を参照してください。

status コマンドを使用すると、Lotus Notes Traveler サーバーで多数の検査を実行して、サーバーが正常に動作しているかどうかを確認できます。

ユーザー ID またはパスワードが無効であるという問題

ネットワークのセットアップ方法によっては、認証サービスがダウンした場合、または Lotus Notes Traveler サーバーもしくは中間プロキシが認証サービスにアクセスできない場合、モバイルデバイスクライアントは、ID またはパスワードが無効であるという旨のエラーをモバイルユーザーに表示することがあります。 この状況は、認証サービスが復旧次第、自然に解決されるはずです。

デバイスが Lotus Notes Traveler サーバーから更新を受信しない、または、同期の試行が何度も失敗して戻りコード 503 が戻される。

Lotus Domino コンソールから Tell Traveler Status コマンドを発行します。以下のようなメッセージがあるかどうかに注意してください。
Tell traveler status
アクティブ HTTP 接続数は、使用可能な HTTP スレッド数 (1,200) の 233 % です。
(The number of active HTTP connections is 233 percent of the number of available HTTP threads (1,200).)
HTTP 接続のピーク数は、使用可能な HTTP スレッド数 (1,200) の 233 % です。
(The peak number of HTTP connections is 233 percent of the number of available HTTP threads (1,200).)
デバイスの同期が 37,445 回失敗しました。サーバーがビジー状態です。ステータスコード 503 が戻されました。
(There have been 37,445 device sync failures because the server is too busy and returned status code 503.)
サーバーがビジー状態である以外の理由でデバイスの同期が失敗したのは、24,779 回です。
(There have been 24,779 device sync failures for reasons other than the server is too busy.)

Lotus Notes Traveler の全体的なステータスは赤です。
(The overall status of Lotus Notes Traveler is Red.)

同期が何回も失敗して戻りコード 503 が戻される理由の一つとして、HTTP スレッド数が少なすぎることが考えられます。HTTP スレッド数を増やす前に、サーバーのパフォーマンスチューニングを参照して、詳しい情報を確認してください。HTTP スレッド数を増やしすぎると、メモリが不足して、Lotus Domino サーバーが正常に動作しなくなる場合があります。

ディレクトリ

ディレクトリアクセスの確認

tell traveler show <user> コマンドを実行して、以下を確認します。
  • ユーザー名が期待通りに解決されること。
  • そうでない場合は、[サーバー文書] > [セキュリティ] > [インターネットアクセス] > [インターネット認証] のセキュリティ設定で <user> のフォーマットが許可されていることを確認します。例えば、 <user> に短縮ユーザー名を使用するには、[弱いセキュリティと複数の名前のバリエーション] に設定する必要があります。
統計およびログ情報

Lotus Traveler Server ユーザー統計

tell traveler stat show コマンドを実行して、以下の情報を確認します。
  • システムに既知のユーザー数 (オンライン、オフライン、メールファイル統計を含む)
  • システムに既知のデバイス数 (オンライン、オフライン、接続統計を含む)
  • プライム同期数 (時間および成功率統計を含む)
  • デバイス同期数 (時間および成功率統計を含む)

サーバーでのユーザーのトラブルシューティング

これらのすべてのオプションを常に使用できるわけではありません。 管理者がそれらのいくつかを無効にしている場合があります。

コマンドは Traveler サーブレット (http://<hostname>/servlet/traveler で使用可能) で実行できます。

[Notes ID の管理] を選択すると、ID 管理画面が表示されます。

[コマンドの実行] を選択すると、コマンド画面が表示されます。

このサーブレットを使用して、Traveler タスクがユーザーのメールファイルにアクセスできることや、未読マーク複製のステータスをはじめとする有益な情報を確認できます。[表示] を選択するか、 Lotus Domino コンソールで「show <user> 」コマンドを実行します。

SHOW」コマンドによって表示される情報には、以下のいずれかの情報メッセージが含まれます。
  • Lotus Traveler には、データベース <database name> に対する削除権がありません。
  • Lotus Traveler はデータベース <mail database> を開けませんでした。サーバー <Traveler server name> およびデータベースにサーバー <Domino server name> へのアクセスが許可されていること、これらのサーバーの間でネットワーク接続を使用できることを確認してください。
  • データベース <mail database name> へのアクセスを検証中に内部エラーが発生しました。
  • <mail database name> の Domino サーバー <Domino server name> は Lotus Traveler の <canonical name>をサポートしません。 詳しくは、ログを参照してください。
  • <mail database name> メールファイルをホストする Lotus Domino サーバー <Domino server name> は前のバージョンであるため、一部の機能は完全に実装されません。
  • データベース <mail database name> のサイズは <bytes> バイトで、そのうちの <percent> パーセントが使用されています。これは制限値である <quota> バイトを超えています。
  • <canonical name> のデータベース <mail database name> は、既読マークおよび未読マークを複製するように構成されていません。したがって、未読マークはデバイスで複製されません。

[セキュリティの管理] を選択して、ユーザー管理セキュリティオプションを開きます。 ユーザー管理セキュリティ機能を使用することにより、ユーザーは、管理者の助けをかりることなく、自身のデバイスをリモートでワイプまたはロックすることができるようになります。 自分のアクションを「クリア」することもできます。例えば、ワイプ要求をキャンセルしたり、デバイスのロックを解除したりすることが可能です。

[問題の報告] を選択して問題レポートを生成します。このアクションにより、ユーザーセッションに関する情報が収集され、Traveler サーバーに保管される診断レポートが作成されます。問題を IBM に報告する必要が生じた場合、IBM 技術サポートがサーバー管理者にこれらのログの提出を求めることがあります。

サポート用のログファイルの収集

このセクションでは、関連の IBM Lotus Notes Traveler リンクを示します。 ここでは、Lotus Notes Traveler サポートがサーバーやデバイスの問題を解決する手助けをする場合に役立つログファイルを収集する手順についても説明します。

サーバーログ

ログを収集するときは、2 つの基本的な問題のタイプ、つまり、ユーザーの問題とサーバーの問題を検討します。 ユーザーの問題には、デバイスの接続と同期に関する問題が含まれます。 サーバーの問題には、サーバーの信頼性と構成の問題が含まれます。

Lotus Notes Traveler バージョン 8.5.2 以降では、ログファイルの場所が変更されています。 ログファイルは、<data>/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/traveler ディレクトリに配置されるようになりました。 また、Java ダンプファイルは、<data>/IBM_TECHNICAL_SUPPORT ディレクトリに作成されるようになりました (以前のリリースでは、<DominoProgramDirectory> ディレクトリに作成されました)。

サーバーの異常終了
サーバーの異常終了または [Traveler が異常終了しました] と述べるエラーを調査するには、次のデータを IBM Lotus サポートに提出する必要があります。
  • Javacore*.txt ファイル
  • Heapdump*.phd
  • NSD*.log
  • Lotus Notes Traveler ログ
  • Domino コンソール
これらのファイルは、次の場所にあります。
表 44. ファイルの場所
ファイルタイプ ロケーション
Java コアダンプファイル <DominoDataDir>/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/javacore.traveler.*.log
ヒープダンプファイル <DominoDataDir>/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/heapdump.traveler.*.log
Traveler ログ <DominoDataDir>/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/traveler/logs/ directory
NSD ファイル <DominoDataDir>/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/NSD*.log
Domino コンソール <DominoDataDir>/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/console*.log
HTTP スレッドログ <DominoDataDir>/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/htthr*.log
ユーザーベースの問題のログの収集
ユーザーベースの問題のトラブルシューティングに役立つ一連のログを生成するには、以下の手順を実行します。
  1. 以下のコマンドを実行して、問題が起きている特定のユーザーのログレベルを高くします。
    tell traveler log adduser finest <username>
  2. 以下のコマンドを実行して、ログレポートにフィールドデータを含めます。
    tell traveler log fields *
  3. 接続または認証のエラーが発生している場合は、HTTP スレッドログを作成すると役立ちます。 これを行うには、以下のコマンドを実行します。
    tell http debug thread on
    上記のコマンドは、HTTP スレッドのみをログに記録しますが、通常はこれで十分です。 HTTP スレッドと HTTP 本体を返す場合は、以下のコマンドを使用します (ただし、ファイルサイズははるかに大きくなります)。
    tell http debug thread all
  4. 問題を再現して Traveler Problem Report (TPR) を送信するようにユーザーに要求します。詳しくは、デバイスログを参照してください。
  5. ユーザーが TPR を送信したら、以下のコマンドを実行します。
    tell traveler dump <username>
  6. 次のコマンドを実行します。
    tell traveler pmr <pmr_number> 
    <pmr_number> には、正しい形式の PMR 番号を指定します。これにより、すべてのログファイルのシステムダンプが実行され、それらのファイルが 1 つの zip ファイルに収集され、このログ収集からの出力が、指定された PMR 番号で ECuRep に自動的にアップロード (FTP) されます。
    注: バージョン 8.5.3 以降では、コマンド tell traveler systemdump は、Notes System Diagnostic (NSD) が実行を完了するのを待ってからログを収集します。 長期実行タスク (システムダンプ、ログ収集、PMR アップロードなど) を実行しているときは、タスクが依然として実行中であることを示すコンソールメッセージが 30 秒ごとに表示されます。
    注: すでにシステムダンプを実行済みで、IBM サポートに送信するファイルログのリストがある場合は、次のようにコマンドに [log file list] を追加します。
    tell traveler pmr <pmr_number> [log file list]

    [log file list] には、アップロードするログファイルのリストを指定します。この場合、コマンドはログファイルのシステムダンプもログファイルの収集も実行しません。[log file list] で定義されているファイルを、指定された PMR 番号で ECuRep にアップロードするだけです。ファイルが複数ある場合は、ファイルをスペースで区切り、各ファイル名を「¥」文字で囲む必要があります。

    [log file list] で使用するログファイルにログを収集するには、tell traveler log collect を使用します。 このコマンドは、NTS*.log ファイルが収集された後、これらのファイルを削除しなくなりました。 これらのファイルを削除するには、tell traveler log clear を使用する必要があります。

    注: Traveler サービスがまったく起動しないことがあります。このような場合でも、ファイルシステムからコマンドを実行することにより、オフラインでログファイルの生成、収集、転送を行うことができます。コマンドは、ディレクトリ <Domino data root>/traveler/util directory から実行する必要があります。

    Windows オペレーティングシステムの場合: travelerOfflineUtil.cmd PMR <pmr_number> [log file list]

    Linux オペレーティングシステムの場合: ./travelerOfflineUtil PMR <pmr_number> [log file list]

  7. 以下のコマンドを実行して、手順 1 と 2 で構成したシステム設定を元に戻します (必要な場合)。
    tell traveler log removeuser <username>
    tell traveler log fields <previous setting>
サーバーベースの問題のログの収集
サーバーベースの問題をトラブルシューティングするための一連のログを生成するには、以下の手順を実行します。
  1. 以下のコマンドを実行して、システムのログを増加させます。
    tell traveler log level finest
  2. 以下のコマンドを実行して、ログレポートにフィールドデータを含めます。
    tell traveler log fields *
    注: 現在、サーブレットのロギング設定は、Traveler タスクのロギングにリンクされています。 したがって、レベル、カウント、制限、ユーザー上書きなどを /data/cfg/NTSServletLogging.properties で変更する必要がなくなりました。 現在、サーブレットのロギング設定は、NTSLogging.properties の一部になっています。サーブレットのロギング設定を変更するには、このファイルを使用するか、または既存の tell traveler log コマンドを使用します。
  3. 問題を再現します。
  4. 次のコマンドを実行します。
    tell traveler pmr <pmr_number> 
    <pmr_number> には、正しい形式の PMR 番号を指定します。これにより、すべてのログファイルのシステムダンプが実行され、それらのファイルが 1 つの zip ファイルに収集され、このログ収集からの出力が、指定された PMR 番号で ECuRep に自動的にアップロード (FTP) されます。
    注: バージョン 8.5.3 以降では、コマンド tell traveler systemdump は、Notes System Diagnostic (NSD) が実行を完了するのを待ってからログを収集します。 長期実行タスク (システムダンプ、ログ収集、PMR アップロードなど) を実行しているときは、タスクが依然として実行中であることを示すコンソールメッセージが 30 秒ごとに表示されます。
    注: すでにシステムダンプを実行済みで、IBM サポートに送信するファイルログのリストがある場合は、次のようにコマンドに [log file list] を追加します。
    tell traveler pmr <pmr_number> [log file list]

    [log file list] には、アップロードするログファイルのリストを指定します。この場合、コマンドはログファイルのシステムダンプもログファイルの収集も実行しません。[log file list] で定義されているファイルを、指定された PMR 番号で ECuRep にアップロードするだけです。ファイルが複数ある場合は、ファイルをスペースで区切り、各ファイル名を「¥」文字で囲む必要があります。

    注: Traveler サービスがまったく起動しないことがあります。このような場合でも、ファイルシステムからコマンドを実行することにより、オフラインでログファイルの生成、収集、転送を行うことができます。コマンドは、ディレクトリ <Domino data root>/traveler/util directory から実行する必要があります。

    Windows オペレーティングシステムの場合: travelerOfflineUtil.cmd PMR <pmr_number> [log file list]

    Linux オペレーティングシステムの場合: ./travelerOfflineUtil PMR <pmr_number> [log file list]

  5. 以下のコマンドを実行して、手順 1 と 2 で構成したシステム設定を元に戻します (必要な場合)。
    tell traveler log removeuser <username>
    tell traveler log fields <previous setting>
Lotus Domino のログに関する考慮事項
多くの場合、Lotus Domino のログファイルも収集すると有益です。Lotus Domino のログファイルを生成するには、以下の手順を実行します。
  1. 問題がサーバーのパフォーマンスまたは信頼性に関する問題である場合は、Notes System Dump (NSD) を生成します (できれば、問題が最初に発生する時点で生成します)。NSD アプリケーションは、Lotus Domino プログラムディレクトリ内にあり、コマンドプロンプトから実行できます。
  2. 接続または認証のエラーが発生している場合は、HTTP トレースを作成すると役立ちます。 これを行うには、以下のコマンドを実行します。
    tell http debug thread all
    上記のコマンドは、HTTP スレッドのみを返しますが、通常はこれで十分です。 HTTP スレッドと HTTP 本体を返す場合は、以下のコマンドを使用します (ただし、ファイルサイズははるかに大きくなります)。
    tell http debug thread all
  3. 問題に関するメッセージが Lotus Domino コンソールに表示される場合は、以下のコマンドを実行して、コンソールログを有効にします。
    start consolelog
  4. Lotus Domino のログを収集した場合は、IBM_TECHNICAL_SUPPORT ディレクトリの内容を zip して、IBM Lotus サポートに送信します。
    注: このステップは、コマンド tell traveler log collect を使用する場合は不要です。
レビュー用のログを送信する前のチェックポイント
Lotus サポートスタッフがより適切に問題のトラブルシューティングを行えるようにするため、問題レポートのログを送信する前に、以下のチェックリストを確認してください。
  1. 問題がユーザーに関する問題である場合は、ユーザーが実行しているクライアントが Lotus Traveler サーバーのレベルに一致していることを確認します。 バージョン番号は、デバイスから送信された TPR の log.html ファイルの先頭行です。これは、<data>/traveler/cfg/client/VersionInfo.txt のバージョンおよびビルド番号に一致します。一致していない場合は、最新のクライアントにアップグレードするようにユーザーに要求し、問題を再現できるかどうかを確認します。
  2. NTSActivity* ログファイルに含まれるデータが TPR の日付と時刻に一致しているかどうかを確認します。 設定されているログレベルが高すぎる場合、これらのファイルは、すぐに循環する可能性があります。[Lotus Traveler] タブで設定を変更すると、NTSActivity ログの数とサイズを増加させることができます。ただし、ほとんどのケースでは、影響を受けるユーザーのログレベルを高くすれば十分です。
  3. ユーザーの問題を報告する場合は、ユーザー名、使用しているデバイスのタイプ/モデル、およびエラーの発生日時を必ず含めてください。
  4. 接続に関する問題を報告する場合は、接続のタイプ (WiFi や 3G など) とデバイスの通信業者も報告します。

デバイスログ

このセクションでは、エンドユーザーのデバイスからシステム管理者に問題を報告する際のベストプラクティスについて説明します。 Traveler Problem Report (TPR) は、システム管理者が製品サポートと共に問題を解決するときの非常に貴重な情報となります。Lotus サポートスタッフがシステム管理者から TPR を入手するのに手間取ると、問題解決が週単位で遅れる場合があります。

送信された TPR は、<data>¥traveler¥logs¥tprs ディレクトリに保管され、(UserName)_tpr_(Date).zip という名前が付けられます。 日付は GMT のものであり、その形式は YYYYMMDDHHmmss です。各文字の意味を以下に示します。
  • YYYY - 4 桁の年 (例: 2010)
  • MM - 2 桁の月 (例: 3 月 の場合は 03)
  • DD - 月の 2 桁の日 (例: 月の 26 日の場合は 26)
  • HH - 24 時間制の 2 桁の時 (例: 午後 5 時の場合は 17)
  • mm - 2 桁の分
  • ss - 2 桁の秒

例えば、JoeSmith_tpr_20100326173533.zip は、モバイルユーザー JoeSmith が 2010 年 3 月 26 日 5:35:33 PM GMT に報告した TPR を意味します。

TPR ファイルの拡張子が .zip であることに注意してください。 logs¥tprs ディレクトリには、.stmp.tmp で終了するファイルも含まれている場合があります。 これらのファイルは、部分的にアップロードされた TPR であり、問題判別には役立ちません。

Windows Mobile デバイス
Windows Mobile デバイスからシステム管理者に問題レポートを送信するには、以下の手順を実行します。
  1. 問題が検出されたら、Lotus Traveler アイコンをクリックし、[メニュー] > [設定] > [ログ] > [ログ] > [オン] を選択して、ログをオンにします。
  2. 可能な場合は、問題を再現します。 ログをオンにした状態で問題を再現させることが重要です。
  3. Lotus Traveler アイコンをクリックし、[メニュー] > [ツール] > [問題の報告] を選択して、TPR を送信します。
  4. デバイスは、ログを収集してサーバーに送信します。通常、ログは、traveler/logs/tprs フォルダに保管されます。
  5. この問題が接続に関連している場合は、ログファイルがサーバーに送信されない可能性があります。この場合は、デバイスの Program Files/Lotus Traveler/logs ディレクトリにある TPR 圧縮ファイルを、ノートブック PC を接続してコピーします。 Lotus Traveler サーブレットの [問題の報告] 機能を使用して、圧縮ファイルをアップロードします。サーブレットは、http://hostname/servlet/traveler でアクセスできます。 SSL の場合、ブラウザーの URL には HTTP ではなく HTTPS を使用します。
  6. システム管理者に問題を通知します。 できるだけ多くの詳細情報と、問題再現ステップを必ず含めてください。
Nokia デバイス
Nokia デバイスからシステム管理者に問題レポートを送信するには、以下の手順を実行します。
  1. 問題が検出されたら、Lotus Traveler を開き、[オプション] > [設定] > [ログ] > [ログ] > [オン] を選択して、ログをオンにします。
  2. 可能な場合は、問題を再現します。 ログをオンにした状態で問題を再現させることが重要です。
  3. Lotus Traveler を開き、[オプション] > [ツール] > [問題の報告] を選択して、TPR を送信します。
  4. デバイスは、ログを収集してサーバーに送信します。通常、ログは、traveler/logs/tprs フォルダに保管されます。
  5. この問題が接続に関連している場合は、ログファイルがサーバーに送信されない可能性があります。この場合は、デバイスの C:/data/LotusTraveler/ ディレクトリにある TPR 圧縮ファイルを、ノートブックを接続してコピーします。Lotus Traveler サーブレットの [問題の報告] 機能を使用して、圧縮ファイルをアップロードします。サーブレットは、http://hostname/servlet/traveler でアクセスできます。 SSL の場合、ブラウザーの URL には HTTP ではなく HTTPS を使用します。
  6. システム管理者に問題を通知します。 できるだけ多くの詳細情報と、問題再現ステップを必ず含めてください。
Apple デバイス
Apple デバイスは、Lotus Notes Traveler クライアントを残念ながら備えていないので、送信するログはありません。このデバイスについては、接続された任意の Web ブラウザを使用して Lotus Traveler サーブレットページから TPR を送信するのが最善の処置です。サーブレットは、http://hostname/servlet/traveler でアクセスできます。 SSL の場合、ブラウザーの URL には HTTP ではなく HTTPS を使用します。 必要に応じて、追加のファイルをアップロードすることが可能です。例えば、同期できない特定の E メールや、エラーメッセージの画面捕そく/テキスト文書をアップロードすることもできます。 できるだけ多くの詳細情報を含めて、システム管理者にも問題を通知してください。 通常、生成された TPR は、サーバーの traveler/logs/tprs フォルダに書き込まれます。
Android デバイス
Android デバイスからシステム管理者に問題レポートを送信するには、以下の手順を実行します。
  1. 問題が発生したら、Lotus Traveler アイコンをクリックし、[メニュー] > [設定] > [ログ] > [ログを記録する] を選択してログ機能を有効にします。
  2. 可能な場合は、問題を再現します。 ログをオンにした状態で問題を再現させることが重要です。
  3. Lotus Notes Traveler アイコンをクリックし、[メニュー] > [ツール] > [問題の報告] を選択して、TPR を送信します。
  4. デバイスは、ログを収集してサーバーに送信します。通常、ログは、traveler/logs/tprs フォルダに保管されます。
  5. この問題が接続に関連している場合は、ログファイルがサーバーに送信されない可能性があります。その場合は、[メニュー] > [ツール] > [問題の報告] を選択して [問題の報告] 画面に戻り、[エクスポート] を選択します。TPR は SD カードに格納されます。 Lotus Notes Traveler サーブレットの [問題の報告] 機能を使用して、圧縮ファイルをアップロードします。サーブレットは、http://hostname/servlet/traveler でアクセスできます。 SSL の場合、ブラウザーの URL には HTTP ではなく HTTPS を使用します。
  6. システム管理者に問題を通知します。 できるだけ多くの詳細情報と、問題再現ステップを必ず含めてください。
Lotus Mobile Installer

Nokia デバイスの場合:

Lotus Mobile Installer で「#」に続いて「1」を入力すると、ログを有効にすることができます。[Lotus Notes Traveler > ツール]>[問題の報告] を選択します。 LMI に戻り、もう一度「#」に続いて「1」を入力してログを無効にし、収集されたログを C:¥data¥LotusInstaller¥lmi_log.txt に書き出します。

Windows Mobile デバイスの場合:

ログは常に有効になっています。[Lotus Notes Traveler > ツール]>[問題の報告] を選択します。 ログは ¥LotusInstaller¥Logs に収集されます。

詳細情報とサポートの要求

このトピックには、IBM Lotus Notes Traveler の情報、リソース、サポートへのリンクが記載されています。

トラブルシューティングのヒント

このトピックでは、IBM Lotus Notes Traveler およびそれと共に使用されるデバイスのトラブルシューティングのためのヒントを紹介します。

Windows Mobile のトラブルシューティング

このセクションには、Windows Mobile ユーザー向けのトラブルシューティングのヒントを記載します。

Lotus Mobile Installer

Lotus Mobile Installer のトラブルシューティング

Lotus Mobile Installer

LMI を使用して Traveler をインストールするときに問題が発生した場合は、以下のことを確認してください。
  • サーバー名フィールドにポート番号を指定していない場合、LMI は、HTTP 用にポート 80、HTTPS 用にポート 443 を想定します。サーバーが非標準のポートで稼働している場合は、サーバーと共にポート番号が指定されていることを確認します。 例えば、サーバーがポート 8080 で稼働している場合は、mytest.server.com:8080 としてサーバーを指定する必要があります。
  • Traveler サーブレットが /servlet/traveler 以外の場所に配置されている場合は、 サーバー名と共にサーブレットを指定する必要があります。 例えば、Traveler サーブレットが mytest.server.com/servlet/traveler ではなく、 mytest.server.com/s/t で使用可能な場合は、 mytest.server.com/s/t としてサーバーを指定する必要があります。 サーブレットが /s/t に配置されており、ポート 8080 上に存在している場合は、 mytest.server.com:8080/s/t としてサーバーを指定する必要があります。 ポートもサーブレットのパスも標準ではありません。
  • サーバーへの接続を手動でテストするには、ブラウザでサーブレットにアクセスします。HTTP プロトコルを使用している場合、URL には http://<server>:<httpport>/<servlet> を使用します。 HTTPS プロトコルを使用している場合は、代わりに https://<server>:<httpsport>/<servlet> という URL を使用します。 このサイトにアクセスできる場合は、LMI のサーバーフィールドに同じ URL を入力します。これで LMI が Traveler をインストールできるようになるはずです。

Lotus Notes Traveler クライアント

インストール

インストールの確認

以下のようにして、Lotus Notes Traveler クライアントが正しくインストールおよび登録されるようにします。
  • デバイスに適切な CAB ファイルを選択します。
    • WM 6 Professional = LotusTravelerWM6_xx.armV4I
    • WM 6 Standard = LotusTravelerWM6SP_xx.armV4I
  • IBM Lotus Notes Traveler クライアントインストールでは、実行に必要なメモリおよび使用可能スロットの両方についてデバイスを確認します。いずれかのリソースでも不足している場合には、[IBM Lotus Notes Traveler クライアントインストールによって、この製品を実行するために十分なデバイスのリソースがないことが検出されました] というメッセージが表示されます。 また、インストールログにも、[インストールが、IBM Lotus Notes Traveler のデバイスリソースをチェックしています (Install is checking your device resources for IBM Lotus Notes Traveler)] というエントリが表示されます。
Lotus Notes Traveler クライアントのインストールは続行されます。ただし、上記のメッセージが表示された場合には、実行中の他のアプリケーションを終了するか、またはソフトリセットを実行してリソースを解放する必要があります。

登録の確認

  • サーバー名フィールドに http://、https://、ポート番号、またはサーブレットが含まれていないことを確認します。
  • クライアントのログでさらに詳しい情報を確認します。

接続の確認

以下のようにして、サーバーとの接続を確認します。
  • ActiveSync を使用している場合は、ActiveSync デスクトップダイアログが背景に「隠れて」いないことを確認します。
  • Lotus Mobile Connect (LMC) を使用している場合は、VPN ページで LMC 設定を確認し、LMC ユーザーインターフェースを使用してステータスをチェックします。
  • ファイアウォールまたはプロキシを使用した Lotus Notes Traveler サーバーアクセスを確認します。
  • [サーバーのチェック] ツールとブラウザを使用して、接続問題をさらに詳しく診断します。
  • 同期のプロトコルを確認します。

認証の確認

以下のようにして、サーバーでの認証を確認します。
  • サーバーへの ACL アクセスが正しいことを確認します。
  • ファイアウォールによってサーバーへのアクセスがブロックされる可能性がないかどうかを確認します。

構成の確認

以下のようにして、サーバーでの構成を確認します。
  • サーバーポートを確認します。
  • 同期のプロトコル (HTTP または HTTPS など) を確認します。
  • AutoSync フラグを確認します。

競合の確認

以下のようにして、デバイスとサーバーとの間のその他の問題を確認します。
  • 他のアプリケーションが原因で Traveler プロセスのリソースが不足していないかどうかを確認します。重要でないアプリケーションはシャットダウンしてください。
  • デバイスの電力が不足していないことを確認します。デバイスを電源に接続し、重要でないアプリケーションはシャットダウンしてください。
  • デバイスのストレージが不足していないことを確認します。[メール/カレンダー] および [その他のアプリケーション] のフィルタを調整します。
  • デバイスがインターネットに接続できることを確認します。

セキュリティの確認

セキュリティポリシーは、Lotus Notes Traveler 管理者によって有効にされるオプションです。デバイスがモバイルデバイスのセキュリティポリシーに準拠していることを確認するには、セキュリティの状況の表示を参照してください。

クライアントの状況

状況画面

これは Lotus Notes Traveler クライアントのホームページです。状況画面にアクセスするには、クライアントを起動するか、システムトレイで Lotus アイコンをクリックします。この状況画面には、Lotus Notes Traveler クライアントの状況がテキストとアイコンの形式で表示されます。

状況アイコン

AutoSync オフ状況アイコン AutoSync オフ。公称状況です。

AutoSync オン状況アイコン AutoSync オン。公称状況です。

同期中状況アイコン サーバーと同期中です。

新規メール通知アイコン 新規メールメッセージの通知です。

サーバー到達不可状況アイコン サーバーに到達できません。

AutoSync のバッテリ不足状況アイコン AutoSync にはバッテリが足りません。

接続不可状況アイコン デバイスを接続できません。

一般エラーメッセージ状況アイコン 一般的なエラーメッセージです。

セキュリティエラーメッセージ状況アイコン デバイスのセキュリティに問題があるため、自動同期および同期が無効化されています。

フライトモード状況アイコン デバイスはフライトモードになっているため、自動同期および同期が無効化されています。

メール

複数の受信者宛の E メール送信が機能しない

複数の E メールアドレスが、コンマ (,) ではなくセミコロン (;) で区切られていることを確認します。

名前に「@」文字とスペースが含まれる Domino に送信した E メールが配送されない

「< >」を使用して E メールアドレスを区切ってください。たとえば、<John Doe/IBM@US> です。

モバイルデバイスで作成したフォルダが Domino サーバーで表示されない

モバイルデバイスでフォルダを作成した場合、メールデータベースを閉じて再び開くまで、作成されたフォルダは Domino サーバーに表示されません。

重複するメールまたは PIM データが、デバイスでは表示できても、サーバーでは表示されない

この問題を解決するには、Lotus Notes Traveler クライアントを使用して「データの置換」操作を行います。次の手順を実行します。
  1. Lotus Traveler メインメニューに移動します。
  2. [ツール] -> [データの置換] に移動します。
  3. 重複したデータがあるアプリケーションを選択し、[置換] を選択します。
クライアント上のデータが、サーバーデータのコピーに置き換えられます。
エラー・メッセージ

エラー番号

エラーメッセージ

メモ

エラー解決手順

1

受信した同期データが無効です

これは、サーバーによって提供される SyncML パッケージの処理中にエラーを検出したときに同期クライアントから報告される一般的なエラーです。ほとんどの場合、進行中の同期が中止されます。

ユーザーは、現在同期中のすべての PIM タイプのデータを置き換えることができます。

3

サーバーとの通信に問題があります

このエラーは、「InternetOpen」 API が失敗した場合に返されます。

ステップ 1 - 完全な接続性を保持している別のデバイスまたはシステムで Web ブラウザを使用して、サーバーにアクセスしてみます。

ステップ 2 - デバイスで PocketIE を使用してサーバーにアクセスしてみます。サーバーがオンライン状態であると思われる場合は、デバイスで使用するものと同じユーザー ID とパスワードを使用してログインできることを確認します。 最後に、可能であれば、デバイスのソフトリセットを試します。

4

サーバー名が有効な形式ではありません

このエラーは、ユーザーによって指定されるサーバー名に無効な文字が含まれている場合に返されます。

Traveler アプリケーションのアカウント設定ダイアログボックスでサーバーの名前を確認します。サーバー名の形式が適切であることを確認します。他の方法を使用してサーバーにアクセスしてみます。

6

サーバー名が解決できません

このエラーは、クライアントが ERROR_INTERNET_NAME_NOT_RESOLVED 状況コードを受信した場合に返されます。

エラー番号 4 と同様の手順を実行してください。

8

Lotus Traveler サーバーが使用不可です

これは、HTTP GET または POST が失敗した場合に構成コンポーネントによって使用されるデフォルトのエラー戻りコードです。

エラー番号 3 と同様の手順を実行してください。

9

同期は完了しましたが、エラーがあります

これは、さまざまな原因のいずれかにより、同期が失敗した場合に同期クライアントによって返される一般的なエラーです。

エラー番号 1 と同様の手順を実行してください。

10

サーバーはビジー状態です

サーバーによってステータス SML_STATUS_IN_PROGRESS (101) が返されたため、クライアントが同期を中止しました。

ユーザーは、何らかの懸念がある場合には、手動で同期を実行することができます。このエラーは、サーバーが引き続き稼働していれば、自動的に解決されるはずです。

11

変更/削除中にレコードが見つかりません

変更や削除などの同期操作でサーバーによって参照されるレコードを同期クライアントが見つけられませんでした。

エラー番号 10 の場合の手順と同じく、ユーザーは、随時、手動同期を実行することができます。このエラーは、情報提供のために出力されますが、基本的には、システムは正常に動作しています。

13

メモリ不足です

クライアントがデバイスでメモリのブロックを割り当てようとしましたが失敗しました。

デバイスの使用可能メモリを確認し、記憶域を空けるために必要な措置をとってください。

16

同期はユーザーによってキャンセルされました

   

17

ユーザー ID またはパスワードが無効です

クライアントがサーバーに対して HTTP ポストを実行しようとし、サーバーから認証エラー応答が返されました。

エラー番号 3 と同様の手順を実行してください。

18

ユーザー ID のアクセスが禁止されていることをサーバーが報告しました (403)

指定されたユーザー ID はサーバー管理者によってロックされています。

サーバー管理者がそのユーザーをロック解除する必要があります。

20

サーバーが不明な要求を行いました

同期処理中にサーバーによって提供された XML が不正であると見なされました。このエラーメッセージは情報提供を目的として同期クライアントによって送信されます。このエラーが発生しても同期は中止されません。

エラー番号 1 と同様の手順を実行してください。

21

パラメータが無効です

同期クライアントが必要な情報を構成ユーティリティから取得できませんでした。

ユーザー名、パスワード、サーバー名、HTTP プロトコルを再確認します。Traveler に正しい情報が保存されていることを確認してください。

22

バッファが小さすぎます

サーバーによって WM クライアントに提供されたメッセージが事前に設定されている最大メッセージサイズを超えています。

理論上、このようなことは起こりません。もし起こった場合は、開発チームによる調査が必要な障害です。回避策として、ユーザーは、エラー番号 1 の場合の手順を実行することができます。

23

同期中にサーバーから無効なデータを受信しました

サーバーとクライアントそれぞれでサポートされている SyncML のバージョンが一致していません。

理論上、このようなことは起こりません。もし起こった場合は、開発チームによる調査が必要な障害です。これに対する回避策はありません。

25

同期を初期化できませんでした

同期クライアントが、サーバーによって使用されている SyncML のレベルに必要な機能が欠落していることを検出しました。

エラー番号 23 の場合と同様。

26

同期を初期化できませんでした

エラー番号 25 の場合と同様。

エラー番号 25 の場合と同様。

29

サーバー %s ポート %d との接続でエラーが発生しました

同期クライアントでサーバーへの接続が失われました。

エラー番号 3 の場合と同様。

30

エラーが 500 件あるため、同期はキャンセルされました

サーバーがクライアントから送信されたコマンドを拒否しました。

エラー番号 22 の場合と同様。

31

同期は完了しましたが、エラーがあります

何らかの理由でデバイスが追加できないレコードをクライアントが受け取りました。この障害は、現在定義されている他のいかなるメカニズムによっても記録されません。したがって、サーバーがこの障害を送り返さないようにするには、SMLERROR_COMMAND_FAILED を使用するだけでは不十分です。

エラー番号 22 の場合と同様。

32

メモリ不足です

エラー番号 13 の場合と同様。

エラー番号 13 の場合と同様。

33

Lotus Traveler のメールボックスが見つかりませんでした

Lotus Traveler の E メールメッセージストアが破損しているか、または、デバイス上に存在しません。

Messenger アプリケーションを開き、Lotus Traveler E メールメッセージストアを探します。メッセージストアが存在しない場合は、L2 に連絡して、デバイスでメッセージストアを作成する特別なプログラムを入手してください。

34

データをストレージカードに同期しようとしたときにエラーが発生しました

WM クライアントに対して何かをストレージカードに保存するように命令が出されましたが、要求に対応するのに十分な容量がストレージカードにありません。

ストレージカードの容量を空けてみてください。また、ストレージカードを出力先として指定しているあらゆる E メール設定をオフにてください。

35

Lotus Traveler サーバーが使用不可です。開始されていない可能性があります。または、現在ビジー状態です (503)

WM クライアントがサーバーに接続しようとしましたが、接続できませんでした。

エラー番号 3 の場合と同様。

37

内部エラーが発生したことがサーバーにより報告されました (500)

クライアントがサーバーと通信しようとしましたが、サーバーで内部エラーが発生していることを示す状況コード 500 がサーバーによって返されました。

エラー番号 10 の場合と同様。

38

同期は異常終了しました。HTTP 状況コードは %d です。

クライアントが HTTP ステータスエラー 415 をサーバーから受け取りました。このステータスは、メディアがサポートされていないことを示し、通常は、クライアントが XML パッケージを圧縮したときにサーバーでそのデコードに関する問題が発生した場合に返されます。

サーバーの zlib 圧縮をオフにします。

39

設定の更新をサーバーにアップロードできませんでした。これは、次回の同期時に再試行されます

クライアントが自身の最新の構成設定をサーバーに送信しようとしましたが、送信できませんでした。

エラー番号 3 の場合と同様。

40

バッテリレベルが低すぎるため、自動機能が無効です

デバイスのバッテリ残量が Traveler クライアントの自動同期ダイアログで指定されたパーセントを下回っています。

デバイスのバッテリレベルが戻るまで充電します。

41

設定の更新をサーバーからダウンロードできませんでした。これは、次回の同期時に再試行されます

サーバーがクライアントに新しいデバイス設定を通知しようとしましたが、クライアントがサーバーから更新情報を取得するのを妨げる、接続に関する問題が発生しました。

エラー番号 3 の場合と同様。

42

デバイスのセキュリティポリシー違反のため、管理者により同期は無効にされました

Traveler クライアントによってセキュリティ違反が検出されました。セキュリティポリシー違反に対する違反アクションにより、同期が無効に設定されました。

Traveler クライアントの現在のセキュリティ状態を表示して、サーバー管理者によって指定されているとおりにセキュリティ設定に準拠するために必要な手順を実行します。

43

デバイスのセキュリティ違反

Traveler クライアントによってセキュリティ違反が検出されました。

エラー番号 42 の場合と同様。

44

ユーザー ID のアクセスが禁止されていることをサーバーが報告しました (403)

エラー番号 18 の場合と同様。

エラー番号 18 の場合と同様。

45

サーバーはエラーを報告しました。詳細はログを表示してください。

サーバーによってクライアントに報告される各種のエラーのうちの一般的なエラーです。

エラー番号 3 の場合と同様。

46

デバイスセキュリティポリシーをサーバーにアップロードするときにエラーが発生しました (An error occurred when uploading the device security policy to the server)

デバイスがセキュリティポリシーをアップロードしようとしましたが、失敗しました。最も考えられる原因は、接続エラーです。

エラー番号 3 の場合と同様。

47

ファイルをサーバーにポストするときにエラーが発生しました (An error occurred when posting a file to the server)

デバイスがファイルをサーバーにポストしようとしましたが、失敗しました。最も考えられる原因は、接続エラーです。

エラー番号 3 の場合と同様。

48

サーバーからファイルを取得するときにエラーが発生しました (An error occurred when getting a file from the server)

デバイスがファイルをサーバーから取得しようとしましたが、失敗しました。最も考えられる原因は、接続エラーです。

エラー番号 3 の場合と同様。

49

デバイスはローミング中です (The device is roaming)

デバイスがローミング中の場合はアクセスを拒否するように Traveler クライアントが構成されています。

ローミング中のアクセスを許可するには、[メニュー] > [設定] -> [自動同期] に移動して [ローミング時に接続] を有効にします。

50

ユーザーには公開されません。

ユーザーには公開されません。

ユーザーには公開されません。

51-55

プッシュ接続エラー (Push connection errors)

サーバーへのプッシュ接続でエラーが発生しました

エラー番号 3 の場合と同様。

56

電話の呼び出しが進行中です (Phone call in progress)

ボイスコールが進行中で、この接続で必要なリソースを使用しています。

呼び出しを終了します。

57

電話がオフになっています (Phone is off)

電話がオフになっているため、接続エラーが発生しています。

電話をオンにします。

58

接続のリセット (Connection reset)

サーバーとの接続がリセットされました

エラー番号 3 の場合と同様。

59

change log サービスが実行されていません。

何らかの理由で change log サービスが実行されていません。

Traveler を終了してから再起動してください。

Nokia のトラブルシューティング

このセクションには、Nokia ユーザー向けのトラブルシューティングのヒントを記載します。

Lotus Mobile Installer

表 45. Lotus Mobile Installer のトラブルシューティング

Lotus Mobile Installer

LMI を使用して Traveler をインストールするときに問題が発生した場合は、以下のことを確認してください。
  • サーバー名フィールドにポート番号を指定していない場合、LMI は、http 用にポート 80、https 用にポート 443 を想定します。 サーバーが非標準のポートで稼働している場合は、サーバーと共にポート番号が指定されていることを確認します。例えば、サーバーがポート 8080 で稼働している場合は、mytest.server.com:8080 としてサーバーを指定します。
  • Traveler サーブレットが /servlet/traveler 以外の場所に配置されている場合は、 サーバー名と共にサーブレットを指定する必要があります。例えば、Traveler サーブレットが mytest.server.com/servlet/traveler ではなく mytest.server.com/s/t で使用可能な場合は、mytest.server.com/s/t としてサーバーを指定します。サーブレットが /s/t に配置されており、ポート 8080 上に存在している場合は、mytest.server.com:8080/s/t としてサーバーを指定します。 ポートもサーブレットのパスも標準ではありません。
  • アクセスポイントが正しく選択されていること、およびアクセスポイントがサーバーに接続していることを確認してください。 サーバーへの接続を手動でテストするには、同じアクセスポイントを使用して、 ブラウザでサーブレットにアクセスします。HTTP プロトコルを使用している場合、URL には http://<server>:<httpport>/<servlet> を使用します。 HTTPS プロトコルを使用している場合は、代わりに https://<server>:<httpsport>/<servlet> という URL を使用します。 このサイトにアクセスできる場合は、LMI のサーバーフィールドに同じ URL を入力します。これで LMI は Traveler をインストールできます。
  • サーバーが LMI をサポートしていない、または LMI が予期しない応答を受け取ったという旨のメッセージが表示された場合は、 デバイスでファイルマネージャを開き、C:¥Data¥LotusInstaller¥ を参照します。unexpected_response.html ファイルを開きます。 これは、LMI がサーバーから受信した応答です。多くの場合、このファイルを表示すると、ファイアウォールまたはプロキシが LMI の動作を妨げているかどうかが分かります。

Lotus Notes Traveler クライアント

インストール

インストールの確認

以下のようにして、Lotus Notes Traveler クライアントが正しくインストールおよび登録されるようにします。
  • インストールする前に、空き容量が十分にあることを確認します。デバイスの空き容量を確認するには、[メニュー] > [オプション] > [メモリ詳細 (Memory Details)] > [電話メモリ (Phone Memory)] を選択します。
  • IBM Lotus Notes Traveler クライアントインストールでは、実行に必要なメモリおよび使用可能スロットの両方についてデバイスを確認します。いずれかのリソースでも不足している場合には、[IBM Lotus Notes Traveler クライアントインストールによって、この製品を実行するために十分なデバイスのリソースがないことが検出されました] というメッセージが表示されます。 また、インストールログにも、[インストールが、IBM Lotus Notes Traveler のデバイスリソースをチェックしています (Install is checking your device resources for IBM Lotus Notes Traveler)] というエントリが表示されます。
Lotus Notes Traveler クライアントのインストールは続行されます。ただし、上記のメッセージが表示された場合には、実行中の他のアプリケーションを終了するか、またはソフトリセットを実行してリソースを解放する必要があります。

登録の確認

  • サーバー名フィールドに http://、https://、ポート番号、またはサーブレットが含まれていないことを確認します。
  • クライアントのログでさらに詳しい情報を確認します。

認証の確認

以下のようにして、サーバーでの認証を確認します。
  • サーバーへの ACL アクセスが正しいことを確認します。
  • ファイアウォールによってサーバーへのアクセスがブロックされる可能性がないかどうかを確認します。

構成の確認

以下のようにして、サーバーでの構成を確認します。
  • サーバーポートを確認します。
  • 同期のプロトコル (HTTP または HTTPS など) を確認します。
  • AutoSync フラグを確認します。

競合の確認

以下のようにして、デバイスとサーバーとの間のその他の問題を確認します。
  • 他のアプリケーションが原因で Traveler プロセスのリソースが不足していないかどうかを確認します。重要でないアプリケーションはシャットダウンしてください。
  • デバイスの電力が不足していないことを確認します。デバイスを電源に接続し、重要でないアプリケーションはシャットダウンしてください。
  • デバイスのストレージが不足していないことを確認します。[メール/カレンダー] および [その他のアプリケーション] のフィルタを調整します。
  • デバイスがインターネットに接続できることを確認します。
  • VPN を使用している場合は、設定が正しいことを確認します。
  • 接続をテストするために、ブラウザでサーブレットに手動でアクセスすることによってサーブレットの接続性をテストします。HTTP プロトコルを使用している場合、URL には http://<server>:<httpport>/<servlet> を使用します。 HTTPS プロトコルを使用している場合、URL には https://<server>:<httpsport>/<servlet> を使用します。

セキュリティの確認

セキュリティポリシーは、Lotus Notes Traveler 管理者によって有効にされるオプションです。ポリシーを確実に有効にできるようにするため、Nokia セキュリティ有効化ライブラリがそれぞれのデバイスにインストールされていることを確認してください。このライブラリは、Nokia の IBM Lotus Notes Traveler サイトから入手することができます。

Lotus Notes Traveler の状況画面に「Traveler のセキュリティサポートがインストールされていません。」というメッセージが表示された場合、Lotus Notes Traveler のセキュリティ機能を有効にするには Nokia セキュリティライブラリをインストールする必要があることを意味します。

Lotus Notes Traveler の状況画面に「Traveler のセキュリティファンクションは、このデバイスではサポートされていません。」というメッセージが表示される場合は、そのデバイスではセキュリティをサポートしていないことを意味します。

デバイスがモバイルデバイスのセキュリティポリシーに準拠していることを確認するには、セキュリティの状況の表示を参照してください。

クライアントの状況

状況画面

デバイスで Lotus Notes Traveler アプリケーションを開くと、状況画面が表示されます。

状況アイコン

AutoSync オフ状況アイコン AutoSync オフ。公称状況です。

AutoSync オン状況アイコン AutoSync オン。公称状況です。

同期中状況アイコン サーバーと同期中です。

新規メール通知アイコン 新規メールメッセージの通知です。

サーバー到達不可状況アイコン サーバーに到達できません。

AutoSync のバッテリ不足状況アイコン AutoSync にはバッテリが足りません。

接続不可状況アイコン デバイスを接続できません。

一般エラーメッセージ状況アイコン 一般的なエラーメッセージです。

セキュリティエラーメッセージ状況アイコン デバイスのセキュリティに問題があるため、自動同期および同期が無効化されています。

フライトモード状況アイコン デバイスはフライトモードになっているため、自動同期および同期が無効化されています。

Apple のトラブルシューティング

このセクションには、Apple デバイスユーザー向けのトラブルシューティングのヒントを記載します。

同期と接続の問題のトラブルシューティング

Apple デバイスで同期の問題が発生した場合は、最初に、IBM Lotus Notes Traveler サーバーが動作しているかどうか、およびデバイスがサーバーへのデータ接続を開くことができるかを判別します。デバイス上の Safari ブラウザを使用して、URL https://traveler_hostname/servlet/traveler を開きます。 (この URL は管理者が Lotus Notes Traveler サーバーをどのようにセットアップしたかによって、わずかに異なる場合があります。詳細については、管理者に問い合わせてください。) デバイスが正常に Lotus Notes Traveler サーバーに接続した場合は、ユーザー ID とパスワードを入力するプロンプトが出ます。Web ページにユーザーのステータスが表示されます。

このページに接続できないか、他のエラーメッセージが表示された場合は、Lotus Notes Traveler サーバーが動作していないか、デバイスとサーバーの間にネットワーク接続の問題があります。同期の問題がある場合は、デバイスをいったんオフにしてからオンに戻してみるという方法もあります。

このページに接続できない場合は、例えば、Lotus Notes Traveler の操作を許可するためにメールファイルに対して適切なアクセスリストが設定されていない可能性があること、または Lotus Notes Traveler サーバーがメールサーバーに接続できないこと、あるいはメールファイルが現在、制限を超過していることを示すメッセージなど、追加の診断情報が表示される場合もあります。このページでは、モバイルデバイス上で入手するより、はるかに多くの診断情報が得られます。

このページにブックマークを付け、Apple デバイスのホーム画面に追加します。それによって、あとで再びこのページを簡単にアクセスできるようになります。

パスワードのロックアウト

会社のパスワードポリシーにより、Lotus Notes Traveler のログインパスワードの定期的な変更が必要になる場合もあります。 会社のパスワードサービスを使用してパスワードを変更した場合は、自分が所有していて Lotus Notes Traveler サービスにアクセスするすべてのモバイルデバイスでも、忘れずにパスワードを変更する必要があります。それを忘れると、多くの場合、モバイルデバイスは Lotus Notes Traveler サーバーへの接続、またはリモートアクセスポイントとして使用されているサービスへの接続に古いパスワードを使用し続けます。多くの場合、これらのシステムは、パスワードの試行が何回か失敗すると、そのユーザーアカウントをロックアウトするようにセットアップされています。iPhone の同期は主としてデバイスのバックグラウンドで行われるため、デバイスはログインの試行を続行します。このため、ユーザーのアカウントがサーバー上でロックアウトされた状態になることがあります。

Lotus Notes Traveler ログインパスワードの変更

バックエンドパスワードまたは HTTP パスワードを変更する時期が来たら、モバイルデバイスで以下の手順を実行します。

注: 複数のデバイスがある場合は、デバイスごとに以下の手順を実行しますが、必ず、すべてのデバイスでステップ 1 を実行したことを確認してから、ステップ 2 から 4 を実行してください。そうしないと、2 番目のデバイスで自分自身をロックアウトしてしまいます。
  1. Apple デバイス上で、すべての WiFi および電話データ接続がオフになるよう、機内モードを有効にします。[設定] > [機内モード] > [オン]を選択します。
  2. コンピュータ上で、Lotus Notes Traveler ログインパスワードをパスワード変更手順に従って変更します。
  3. Apple デバイス上で、Lotus Notes Traveler アカウント内のパスワードが、新しい Lotus Notes Traveler ログインパスワードになるように設定します。このパスワードの入力は、確認をする機会がないので、注意して行ってください。[設定] > [メール/連絡先/カレンダー] > [IBM Lotus Notes Traveler] > [アカウント情報 (Account Info)] > [パスワード] を選択して、変更を行います。
  4. Apple デバイス上で、機内モードを無効にします。[設定] > [機内モード] > [オフ] を選択します。必要であれば、WiFi を再び有効にします。

パスワードのロックアウトのトラブルシューティング

バックエンドシステムのパスワードを変更したときに、デバイスのことを忘れる場合があります。 その結果、相当時間が経過してからでないと、何か問題があることに気付きません。 Apple デバイス上のこの問題には、さまざまな症状があります。デバイス上に、ユーザー ID またはパスワードが無効であることを述べるポップアップメッセージの警告が表示される場合もあれば、メールを開いたときに、デバイスがサーバーに接続できないことを述べたメッセージが表示される場合もあります。比較的に少ない失敗回数 (例えば、5 回) でユーザーのアカウントをネットワークからロックアウトするパスワードロックアウトポリシーを会社が実施している場合は、アカウントからロックアウトされる可能性が高くなります。

これを確認するには、コンピュータ上で Web ブラウザを開き、https://traveler_hostname/servlet/traveler に接続します (この URL は管理者が Lotus Notes Traveler サーバーをどのようにセットアップしたかによって、わずかに異なる場合があります。詳細については、管理者に問い合わせてください。) プロンプトが表示されたら、Lotus Notes Traveler のユーザー ID とパスワードを入力します。ページにアカウントがロックされたことが表示されたら、以下の手順に従います。

  1. Apple デバイス上で、すべての WiFi および電話データ接続がオフになるよう、機内モードを有効にします。[設定] > [機内モード] > [オン]を選択します。
  2. Apple デバイス上で、Lotus Notes Traveler アカウント内のパスワードが、新しい Lotus Notes Traveler ログインパスワードになるように設定します。このパスワードの入力は、確認をする機会がないので、注意して行ってください。[設定] > [メール/連絡先/カレンダー] > [IBM Lotus Notes Traveler] > [アカウント情報 (Account Info)] > [パスワード] を選択して、変更を行います。
  3. 管理者に連絡するか、自動サービスを使用してアカウントのロックを解除します。
  4. Apple デバイス上で、機内モードを無効にします。[設定] > [機内モード] > [オフ] を選択します。必要であれば、WiFi を再び有効にします。

デバイスは自動的に Lotus Notes Traveler サーバーに接続し、メールの受信を再び開始します。

プッシュのトラブルシューティング

Lotus Notes Traveler 管理者が Lotus Notes Traveler サーバー上でユーザーのアカウントをリセットする必要がある場合は、すべてのメール、カレンダー、連絡先が自動的に Apple デバイスと再同期します。 しかし、メールフォルダを開いたときにのみメールがデバイスと同期することに気付いた場合は、いったんプッシュをオフにしてから再びオンします。これを行うには、[設定] > [メール/連絡先/カレンダー] > [データの取得方法] を選択し、[プッシュ] を [オフ] にしてから、再び [オン] に戻します。

問題の報告

Lotus Notes Traveler を使用する Apple デバイスのすべてのログ情報とトレース情報は、Lotus Notes Traveler サーバー上で入手できます。デバイスから問題を報告するには、デバイス上のブラウザを使用して Lotus Notes Traveler ユーザーホームページにログインします。問題を報告するオプションを選択してから Lotus Notes Traveler 管理者に通知してください。

このダイアログにはファイルをアップロードするためのオプションがありますが、実際には、Apple デバイスを使用してファイルをアップロードすることはできません。この機能は、PC または他のタイプのデバイスを使用するユーザーが、画面キャプチャー、添付ファイル、または問題解決に役立つ可能性のある説明が含まれているその他の資料をアップロードするためのものです。ただし、重要なこととして、問題報告を送信している間もサーバーは引き続き情報を収集して管理者に警告を出すということを留意しておいてください。結果的に、Apple ユーザーはファイルを添付することはできませんが、それでもこの方法は、問題報告を送信するためには便利なものです。

Lotus Notes Traveler デバイスおよび Apple デバイスのエラーメッセージ

以下の表は、Apple デバイスで Traveler を使用しているときに表示される可能性のある既知のエラーメッセージの一覧です。それぞれのメッセージには、そのメッセージに関連のあるアプリケーションと、考えられる原因が含まれます。
表 46. Apple デバイス のエラーメッセージ
アプリケーション/機能 エラーメッセージ 原因
アカウントの手動セットアップ

新しいパスコードが必要です (New Passcode Required)

新しいパスコードが設定されるとアカウント「<account name>」が再び新しいデータの受信を開始します。[続行] を押して、パスコードをすぐに変更してください。

閉じる/続行

デバイスのパスコードが使用可能になっていません。または、使用可能になっているがセキュリティポリシーを満たすのに不十分です。
プロファイルのインストール

プロファイルをインストールしてください (Install Profile)

重要: 「<account name>」の権限を検証できません。このプロファイルをインストールするとご使用の iPhone の設定が変更されます。

今すぐインストール (Install Now)/キャンセル

Traveler が ユーザーおよびサーバー固有の情報が含まれている Apple プロファイルを動的に生成します。そのため、署名は付けられません。常に署名が付けられないので、[今すぐインストール (Install Now)] を選択してください。
プロファイルのインストール

ユーザー名またはパスワードが正しくありません (User name or Password are incorrect)

これらがないと、インストールが完了したときに情報がダウンロードされません。

再試行 (Try Again)/無視

ユーザーまたはパスワード (あるいは両方) が無効であるため、HTTP 401 応答を受信しました。
プロファイルのインストール

サーバーとの通信中にエラーが発生しました (An error occurred while contacting server)

アカウントが検証されないと、インストールが完了したときに情報がダウンロードされません。

OK

考えられる原因は、以下のとおりです。
  1. HTTP OPTIONS 要求のためのサーバーとの接続を確立できませんでした (サーバーがダウンしています)。
  2. HTTP OPTIONS メソッドは許可されていません。OPTIONS は、インターネットサイト文書からのみ、無効にすることができます。OPTIONS が許可されるようにインターネットサイト文書を変更してください。
プロファイルのインストール

サーバーとの通信中にエラーが発生しました (An error occurred while contacting server)

Error Domain=DAErrorDomain Code=0「オペレーションを完了できませんでした (Operation could not be completed)(DAErrorDomain エラー 0)」

OK

考えられる原因は、以下のとおりです。
  • HTTP OPTIONS 応答に非 OPTIONS データが含まれています。多くの場合、これは、OPTIONS 要求が Traveler までフローすることをプロキシが許可しないために発生します。代わりに、プロキシは、別の Web ページ (通常は、ログインフォーム) を返します。
  • Apple プロファイルの Host に、解決できないサーバー名またはアドレスが含まれています。デバイスのネットワークから、作成されたプロファイルのアドレスにアクセスできることを確認します。
プロファイルのインストール

サーバーとの通信中にエラーが発生しました (An error occurred while contacting server)

Domain=kCFErrorDomainCFNetwork Code=303 UserInfo=0x4220400「オペレーションを完了できませんでした (Operation could not be completed)(kCFErrorDomainCFNetwork エラー 303)」

OK

HTTP OPTIONS 応答が HTTP 500 (内部エラー) でした。
プロファイルのインストール

接続できません (Could not connect)

アカウント「<account name>」によるサーバーへの接続を確立できませんでした。認証エラーが原因であると考えられます。

キャンセル/無視

HTTP OPTIONS 応答が HTTP 449 (プロビジョンが必要) でした。
プロファイルのインストール

サーバーと通信できません (Could not contact server)

<server name> が応答しません。インストールが正しく実行されるようにするためにアカウント情報を検証することができません。

再試行 (Try Again)/無視

HTTP OPTIONS 応答が (30 秒以内に) 受信されませんでした。
プロファイルのインストール

ポリシー要件 (Policy Requirement)

アカウント「<account name>」には、この iPhone でサポートされていない暗号化が必要です。

OK

Traveler のデフォルト設定またはポリシーで暗号化要件が使用可能になっていますが、デバイスが暗号化をサポートしていません。
プロファイルのインストールにおける手動アカウントセットアップ同期

証明書を検証できません (Unable to Verify Certificate)

アカウント「<account name>」について「<server name>」からの証明書を検証できませんでした。

受諾/キャンセル

HTTP サーバーは、自己署名または信頼できる署名がない SSL 証明書を、HTTPS 用に使用しています。
Safari

Web サイト証明書を受け入れます (Accept Website Certificate)

この Web サイトの証明書が無効です。それでもこの Web サイトに接続する場合は、[受諾] をタップしてください。

受諾/キャンセル

HTTP サーバーは、自己署名または信頼できる署名がない SSL 証明書を、HTTPS 用に使用しています。
同期

パスワードが正しくありません (Password Incorrect)

「<account name>」のパスワードを入力します。

キャンセル/OK

HTTP 401 応答を受信しました。考えられる原因は、以下のとおりです。
  1. プロファイルのインストール時またはアカウントの手動セットアップ時にユーザーおよびパスワードの検証が正常に完了しませんでした。
  2. パスワードが HTTP サーバーで変更されたため、更新する必要があります。
同期 - メール

メールを取得できません (Cannot Get Mail)

サーバーへの接続に失敗しました。

OK

サーバーとの接続を確立できませんでした。接続が確立しても、デバイスで応答待ちのタイムアウトが発生する場合は、メッセージは表示されず、要求が再試行されます。
同期 - メール

メールを送信できません (Cannot Send Mail)

[設定] > [メール]、[連絡先]、[カレンダー] で送信サーバーの設定を確認してください。

OK

メッセージを送信するためのサーバーとの接続を確立できませんでした。または、指定された E メールアドレスに問題があります。
同期 - メール

メッセージを移動できません (Unable to Move Message)

メッセージをメールボックスのごみ箱に移動することができませんでした。

OK

メッセージを削除するためのサーバーとの接続を確立できませんでした。メッセージの削除は、ごみ箱への移動として実行されます。
同期 - メール

メッセージを移動できません (Unable to Move Message)

メッセージをメールボックスの <folder name> に移動することができませんでした。

OK

メッセージを他のフォルダに移動するためのサーバーとの接続を確立できませんでした。

Android トラブルシューティング

このセクションには、Android ユーザー向けのトラブルシューティングのヒントを記載します。

Lotus Notes Traveler クライアント

インストール/アンインストール

Lotus Notes Traveler クライアントのインストール中に発生する問題。

Lotus Notes Traveler のインストール中に問題が発生した場合は、以下のことを確認してください。
  • サーバー名フィールドにポート番号を指定していない場合、LMI は、HTTP 用にポート 80、HTTPS 用にポート 443 を想定します。サーバーが非標準のポートで稼働している場合は、サーバーと共にポート番号が指定されていることを確認します。 例えば、サーバーがポート 8080 で稼働している場合は、mytest.server.com:8080 としてサーバーを指定する必要があります。
  • Traveler サーブレットが /servlet/traveler 以外の場所に配置されている場合は、 サーバー名と共にサーブレットを指定する必要があります。 例えば、Traveler サーブレットが mytest.server.com/servlet/traveler ではなく、 mytest.server.com/s/t で使用可能な場合は、 mytest.server.com/s/t としてサーバーを指定する必要があります。 サーブレットが /s/t に配置されており、ポート 8080 上に存在している場合は、 mytest.server.com:8080/s/t としてサーバーを指定する必要があります。 ポートもサーブレットのパスも標準ではありません。
  • サーバーへの接続を手動でテストするには、ブラウザでサーブレットにアクセスします。HTTP プロトコルを使用している場合、URL には http://<server>:<httpport>/<servlet> を使用します。 HTTPS プロトコルを使用している場合は、代わりに https://<server>:<httpsport>/<servlet> という URL を使用します。 このサイトにアクセスできる場合は、LMI のサーバーフィールドに同じ URL を入力します。これで LMI が Traveler をインストールできるようになるはずです。

Android デバイスを構成しても何も実行されない。

上部の通知バーをプルダウンして、ダウンロードの進行状況を確認してください。

LotusInstaller.apk のダウンロードの進行が、「データ接続の待機中」または「接続中」などの状態で停止する。

デフォルトの Android ブラウザでは、自己署名 SSL 証明書を使用するサイトからのダウンロードはサポートされていません。HTTP を使用してサーバーに接続するか、別のアプリケーションを使用してインストーラをダウンロードしてください。

インストールの確認

以下のようにして、Lotus Notes Traveler クライアントが正しくインストールおよび登録されるようにします。
  • デバイスに適切な APK ファイルを選択します。
    • Android = LotusTraveler.apk
  • IBM Lotus Notes Traveler クライアントインストールでは、実行に必要なメモリおよび使用可能スロットの両方についてデバイスを確認します。いずれかのリソースでも不足している場合には、[IBM Lotus Notes Traveler クライアントインストールによって、この製品を実行するために十分なデバイスのリソースがないことが検出されました] というメッセージが表示されます。 また、インストールログにも、[インストールが、IBM Lotus Notes Traveler のデバイスリソースをチェックしています (Install is checking your device resources for IBM Lotus Notes Traveler)] というエントリが表示されます。
Lotus Notes Traveler クライアントのインストールは続行されます。ただし、上記のメッセージが表示された場合には、実行中の他のアプリケーションを終了するか、またはソフトリセットを実行してリソースを解放する必要があります。

登録の確認

  • サーバー名フィールドに http://、https://、ポート番号、またはサーブレットが含まれていないことを確認します。
  • クライアントのログでさらに詳しい情報を確認します。

接続の確認

以下のようにして、サーバーとの接続を確認します。
  • ファイアウォールまたはプロキシを使用した Lotus Notes Traveler サーバーアクセスを確認します。
  • [サーバーのチェック] ツールとブラウザを使用して、接続問題をさらに詳しく診断します。
  • 同期のプロトコルを確認します。

認証の確認

以下のようにして、サーバーでの認証を確認します。
  • サーバーへの ACL アクセスが正しいことを確認します。
  • ファイアウォールによってサーバーへのアクセスがブロックされる可能性がないかどうかを確認します。

構成の確認

以下のようにして、サーバーでの構成を確認します。
  • サーバーポートを確認します。
  • 同期のプロトコル (HTTP または HTTPS など) を確認します。
  • AutoSync フラグを確認します。

競合の確認

以下のようにして、デバイスとサーバーとの間のその他の問題を確認します。
  • 他のアプリケーションが原因で Traveler プロセスのリソースが不足していないかどうかを確認します。重要でないアプリケーションはシャットダウンしてください。
  • デバイスの電力が不足していないことを確認します。デバイスを電源に接続し、重要でないアプリケーションはシャットダウンしてください。
  • デバイスのストレージが不足していないことを確認します。[メール/カレンダー] および [その他のアプリケーション] のフィルタを調整します。
  • デバイスがインターネットに接続できることを確認します。

セキュリティの確認

セキュリティポリシーは、Lotus Notes Traveler 管理者によって有効にされるオプションです。デバイスがモバイルデバイスのセキュリティポリシーに準拠していることを確認するには、Windows Mobile デバイスのセキュリティの状況を表示する方法を参照してください。

Lotus Notes Traveler を削除しようとすると、アンインストールが失敗したことを示すメッセージが表示される。

このメッセージが表示された場合、Android アプリケーションマネージャを使用して Lotus Notes Traveler を削除しようとしています。 Android のデバイス管理機能が有効になっているアプリケーションをアンインストールすることはできません。Lotus Notes Traveler を正しくアンインストールするには、Lotus Traveler クライアントを開き、[メニュー] > [ツール] > [アプリケーションのアンインストール] を選択します。 これにより、Lotus Notes Traveler と、すべての同期された関連データが完全に削除されます。

Lotus Notes Traveler を Android 管理アプリケーションメニューから削除する必要がある場合は、最初に Lotus Notes Traveler のセキュリティアドミニストレータを無効にする必要があります。 この機能を無効にするには、ホーム画面から [メニュー] > [設定] > [現在地情報とセキュリティ] > [デバイス管理者を選択] を選択します。 次に、[Lotus Traveler のセキュリティ] の選択を解除します。 この操作により、アプリケーションを正常に削除できるようになります。

クライアントの状況

状況アイコン

AutoSync オフ状況アイコン AutoSync オフ。公称状況です。

AutoSync オン状況アイコン AutoSync オン。公称状況です。

同期中状況アイコン サーバーと同期中です。

サーバー到達不可状況アイコン サーバーに到達できません。

AutoSync のバッテリ不足状況アイコン AutoSync にはバッテリが足りません。

接続不可状況アイコン デバイスを接続できません。

一般エラーメッセージ状況アイコン 一般的なエラーメッセージです。

セキュリティエラーメッセージ状況アイコン デバイスのセキュリティに問題があるため、自動同期および同期が無効化されています。

フライトモード状況アイコン デバイスはフライトモードになっているため、自動同期および同期が無効化されています。

メール/カレンダー

モバイルデバイスで作成したフォルダが Domino サーバーで表示されない

モバイルデバイスでフォルダを作成した場合、メールデータベースを閉じて再び開くまで、作成されたフォルダは Domino サーバーに表示されません。

重複するメールまたは PIM データが、デバイスでは表示できても、サーバーでは表示されない

この問題を解決するには、Lotus Notes Traveler クライアントを使用して「データの置換」操作を行います。次の手順を実行します。
  1. Lotus Traveler メインメニューに移動します。
  2. [ツール] -> [データの置換] に移動します。
  3. 重複したデータがあるアプリケーションを選択し、[置換] を選択します。
クライアント上のデータが、サーバーデータのコピーに置き換えられます。

外部ストレージカードを消去したら、メールとカレンダーのデータがデバイスから消えた

外部ストレージカードにデータを保存するよう Lotus Notes Traveler が構成されている場合、そのデータが存在するフォルダが消去されるときに、この問題が発生することがあります。 この問題を解決するには、Lotus Notes Traveler クライアントを使用して、以下の手順でデータの置換操作を行います。
  1. Lotus Traveler メインメニューに移動します。
  2. [ツール]>[データの置換] を選択します。
  3. 重複したデータがあるアプリケーションを選択し、[置換] を選択します。

クライアント上のデータが、サーバーデータのコピーによって復元されます。

エラー・メッセージ

エラー番号

エラーメッセージ

メモ

エラー解決手順

1

受信した同期データが無効です

これは、サーバーによって提供される SyncML パッケージの処理中にエラーを検出したときに同期クライアントから報告される一般的なエラーです。ほとんどの場合、進行中の同期が中止されます。

ユーザーは、現在同期中のすべての PIM タイプのデータを置き換えることができます。

3

サーバーとの通信に問題があります

このエラーは、「InternetOpen」 API が失敗した場合に返されます。

ステップ 1 - 完全な接続性を保持している別のデバイスまたはシステムで Web ブラウザを使用して、サーバーにアクセスしてみます。

ステップ 2 - デバイスでインターネットアプリケーションを使用してサーバーにアクセスしてみます。サーバーがオンライン状態であると思われる場合は、デバイスで使用するものと同じユーザー ID とパスワードを使用してログインできることを確認します。 最後に、可能であれば、デバイスのソフトリセットを試します。

4

サーバー名が有効な形式ではありません

このエラーは、ユーザーによって指定されるサーバー名に無効な文字が含まれている場合に返されます。

Traveler アプリケーションのアカウント設定ダイアログボックスでサーバーの名前を確認します。サーバー名の形式が適切であることを確認します。他の方法を使用してサーバーにアクセスしてみます。

6

サーバー名が解決できません

このエラーは、クライアントが ERROR_INTERNET_NAME_NOT_RESOLVED 状況コードを受信した場合に返されます。

エラー番号 4 と同様の手順を実行してください。

8

Lotus Traveler サーバーが使用不可です

これは、HTTP GET または POST が失敗した場合に構成コンポーネントによって使用されるデフォルトのエラー戻りコードです。

エラー番号 3 と同様の手順を実行してください。

9

同期は完了しましたが、エラーがあります

これは、さまざまな原因のいずれかにより、同期が失敗した場合に同期クライアントによって返される一般的なエラーです。

エラー番号 1 と同様の手順を実行してください。

10

サーバーはビジー状態です

サーバーによってステータス SML_STATUS_IN_PROGRESS (101) が返されたため、クライアントが同期を中止しました。

ユーザーは、何らかの懸念がある場合には、手動で同期を実行することができます。このエラーは、サーバーが引き続き稼働していれば、自動的に解決されるはずです。

11

変更/削除中にレコードが見つかりません

変更や削除などの同期操作でサーバーによって参照されるレコードを同期クライアントが見つけられませんでした。

エラー番号 10 の場合の手順と同じく、ユーザーは、随時、手動同期を実行することができます。このエラーは、情報提供のために出力されますが、基本的には、システムは正常に動作しています。

13

メモリ不足です

クライアントがデバイスでメモリのブロックを割り当てようとしましたが失敗しました。

デバイスの使用可能メモリを確認し、記憶域を空けるために必要な措置をとってください。

16

同期はユーザーによってキャンセルされました

   

17

ユーザー ID またはパスワードが無効です

クライアントがサーバーに対して HTTP ポストを実行しようとし、サーバーから認証エラー応答が返されました。

エラー番号 3 と同様の手順を実行してください。

18

ユーザー ID のアクセスが禁止されていることをサーバーが報告しました (403)

指定されたユーザー ID はサーバー管理者によってロックされています。

サーバー管理者がそのユーザーをロック解除する必要があります。

20

サーバーが不明な要求を行いました

同期処理中にサーバーによって提供された XML が不正であると見なされました。このエラーメッセージは情報提供を目的として同期クライアントによって送信されます。このエラーが発生しても同期は中止されません。

エラー番号 1 と同様の手順を実行してください。

21

パラメータが無効です

同期クライアントが必要な情報を構成ユーティリティから取得できませんでした。

ユーザー名、パスワード、サーバー名、HTTP プロトコルを再確認します。Traveler に正しい情報が保存されていることを確認してください。

22

バッファが小さすぎます

サーバーによってデバイス・クライアントに提供されたメッセージが事前に設定されている最大メッセージサイズを超えています。

理論上、このようなことは起こりません。もし起こった場合は、開発チームによる調査が必要な障害です。回避策として、ユーザーは、エラー番号 1 の場合の手順を実行することができます。

23

同期中にサーバーから無効なデータを受信しました

サーバーとクライアントそれぞれでサポートされている SyncML のバージョンが一致していません。

理論上、このようなことは起こりません。もし起こった場合は、開発チームによる調査が必要な障害です。これに対する回避策はありません。

25

同期を初期化できませんでした

同期クライアントが、サーバーによって使用されている SyncML のレベルに必要な機能が欠落していることを検出しました。

エラー番号 23 の場合と同様。

26

同期を初期化できませんでした

エラー番号 25 の場合と同様。

エラー番号 25 の場合と同様。

29

サーバー %s ポート %d との接続でエラーが発生しました

同期クライアントでサーバーへの接続が失われました。

エラー番号 3 の場合と同様。

30

エラーが 500 件あるため、同期はキャンセルされました

サーバーがクライアントから送信されたコマンドを拒否しました。

エラー番号 22 の場合と同様。

31

同期は完了しましたが、エラーがあります

何らかの理由でデバイスが追加できないレコードをクライアントが受け取りました。この障害は、現在定義されている他のいかなるメカニズムによっても記録されません。したがって、サーバーがこの障害を送り返さないようにするには、SMLERROR_COMMAND_FAILED を使用するだけでは不十分です。

エラー番号 22 の場合と同様。

32

メモリ不足です

エラー番号 13 の場合と同様。

エラー番号 13 の場合と同様。

33

Lotus Traveler のメールボックスが見つかりませんでした

Lotus メールアプリケーションが破損しているか、またはデバイス上に存在しません。

Lotus メールアプリケーションが存在しない場合は、IBM に連絡して、デバイス上でこのアプリケーションを再作成する特別なプログラムを入手してください。

34

データをストレージカードに同期しようとしたときにエラーが発生しました

Android クライアントに対して何かをストレージカードに保存するように命令が出されましたが、要求に対応するのに十分な容量がストレージカードにありません。

ストレージカードの容量を空けてみてください。また、ストレージカードを出力先として指定しているあらゆる E メール設定をオフにてください。

35

Lotus Traveler サーバーが使用不可です。開始されていない可能性があります。または、現在ビジー状態です (503)

Android クライアントがサーバーに接続しようとしましたが、接続できませんでした。

エラー番号 3 の場合と同様。

37

内部エラーが発生したことがサーバーにより報告されました (500)

クライアントがサーバーと通信しようとしましたが、サーバーで内部エラーが発生していることを示す状況コード 500 がサーバーによって返されました。

エラー番号 10 の場合と同様。

38

同期は異常終了しました。HTTP 状況コードは %d です。

クライアントが HTTP ステータスエラー 415 をサーバーから受け取りました。このステータスは、メディアがサポートされていないことを示し、通常は、クライアントが XML パッケージを圧縮したときにサーバーでそのデコードに関する問題が発生した場合に返されます。

サーバーの zlib 圧縮をオフにします。

39

設定の更新をサーバーにアップロードできませんでした。これは、次回の同期時に再試行されます

クライアントが自身の最新の構成設定をサーバーに送信しようとしましたが、送信できませんでした。

エラー番号 3 の場合と同様。

40

バッテリレベルが低すぎるため、自動機能が無効です

デバイスのバッテリ残量のレベルが下がっています。

デバイスのバッテリレベルが戻るまで充電します。

41

設定の更新をサーバーからダウンロードできませんでした。これは、次回の同期時に再試行されます

サーバーがクライアントに新しいデバイス設定を通知しようとしましたが、クライアントがサーバーから更新情報を取得するのを妨げる、接続に関する問題が発生しました。

エラー番号 3 の場合と同様。

42

デバイスのセキュリティポリシー違反のため、管理者により同期は無効にされました

Traveler クライアントによってセキュリティ違反が検出されました。セキュリティポリシー違反に対する違反アクションにより、同期が無効に設定されました。

Traveler クライアントの現在のセキュリティ状態を表示して、サーバー管理者によって指定されているとおりにセキュリティ設定に準拠するために必要な手順を実行します。

43

デバイスのセキュリティ違反

Traveler クライアントによってセキュリティ違反が検出されました。

エラー番号 42 の場合と同様。

44

ユーザー ID のアクセスが禁止されていることをサーバーが報告しました (403)

エラー番号 18 の場合と同様。

エラー番号 18 の場合と同様。

45

サーバーはエラーを報告しました。詳細はログを表示してください

サーバーによってクライアントに報告される各種のエラーのうちの一般的なエラーです。

エラー番号 3 の場合と同様。

59

change log サービスが実行されていません。

何らかの理由で change log サービスが実行されていません。

Traveler を終了してから再起動してください。

既知の制限

このトピックでは、IBM Lotus Notes Traveler の既知の制限事項をデバイスタイプ別に示します。

Windows Mobile の制限および制約事項

このトピックでは、IBM Lotus Notes Traveler で Windows Mobile デバイスに関して認識されている制限および制約事項について説明します。

インストール

表 47. インストールの問題
問題 詳細

ホームメールサーバーがダウンしていると、モバイルデバイスユーザーは登録を完了できません。

Lotus Notes Traveler へのモバイルデバイスユーザーの登録中には、Lotus Notes Traveler サーバーが Domino ディレクトリからホームメールサーバーとメールパス名を読み取ります。それから、ユーザーに構成済みのレプリカメールデータベースがあるかどうかを判断するために、このメールサーバーとの通信を試行します。登録の試行中にこのホームメールサーバーがダウンしている場合、このサーバーがオンライン状態に戻るまで、またはこのユーザーのホームメールサーバーエントリが Domino ディレクトリ内の別のメールサーバーに変更されるまで、登録は失敗する場合があります。

登録が完了して Lotus Notes Traveler サーバーがメールレプリカのロケーションを学んだ後は、ホームサーバーがダウンしていても、Lotus Notes Traveler はプッシュおよび同期演算を別のレプリカにリダイレクトできます。

Lotus Notes Traveler がデバイスにインストールされている他のサードパーティ同期ソリューションと競合することがあります。

Lotus Notes Traveler を他のサードパーティ同期ソリューションと同じデバイスで実行するという運用方法はサポートされていません。そのようにすると、データの喪失、変更済みエントリの喪失、パフォーマンスの低下を招く可能性があります。

デバイスに対して適切なクライアントダウンロードが示されるときに、一部のデバイスが正しく認識されないことがあります。

Opera ブラウザを使用する Moto Q WM6 Smartphone は、Windows Mobile 6 ではなく、Windows Mobile 5 として認識されます。

Samsung SGH-i600V WM 5 Smartphone は、Windows Mobile 5 ではなく、Windows Mobile 6 として認識されます。

注: 正しく認識されない場合は、正しいバージョンを手動で選択するように促すテキストが表示されます。
古いクライアントをインストールして新しいバージョンを上書きすることはできません。 何らかの理由で、既により新しいバージョンの Lotus Notes Traveler が存在しているデバイスに古いバージョンをインストールする必要がある場合は、先に、より新しい方のバージョンをアンインストールする必要があります。それから、古いバージョンのインストールに進むことができます。

メール

表 48. メールの問題
問題 詳細

モバイルデバイスで削除されたメールメッセージは、デバイスの [削除済みアイテム] (ごみ箱) フォルダに表示されません。

モバイルデバイスで削除されたメールメッセージは、デバイスの [削除済みアイテム] (ごみ箱) フォルダに表示されません。

[回答期限を設定する] を使用して回答期限日付きで受信されたメールメッセージがタスクリストに表示されません。

[回答期限を設定する] オプションを指定してメールメッセージが送信された場合、Lotus Notes クライアントでは、通常、そのメールメッセージが受信者の受信ボックスとタスクリストの両方に表示されます。Lotus Notes Traveler クライアントでは、受信ボックスにのみ表示されます。

ドラフトメールメッセージをキャンセルすると、そのメッセージの古いバージョンのドラフトも削除されます。

[メニュー][メッセージのキャンセル] を選択してドラフトメールメッセージを破棄した場合は、そのメールについて以前に保存されたドラフトもクライアントおよびサーバーの両方から削除されます。

[受信ボックス]、[ドラフト]、または [送信ボックス] フォルダのサブフォルダに移動したメールメッセージが表示されません。

Windows Mobile クライアントでは、[受信ボックス]、[ドラフト]、[送信ボックス] フォルダにサブフォルダを作成できますが、Lotus Domino メールシステムでは、これらのフォルダにサブフォルダを作成することはできません。 ユーザーがこのようなサブフォルダをデバイスで作成しても、これらのサブフォルダは Lotus Domino サーバーには送信されません。 ユーザーにはこのイベントが通知されます。

ユーザーがメールメッセージを [受信ボックス] やその他のフォルダから [ドラフト] または [送信ボックス] フォルダに移動した場合には、その変更は取り消されてユーザーに通知されます。ただし例外として、[ドラフト] フォルダ内のメッセージはデバイス上で [送信ボックス] に移動することが可能で、移動したメッセージは送信されます。

ソフトリセットによってメール最新表示同期が行われる場合があります。

クライアントデバイスのソフトリセットを実行すると、メールがサーバーに同期されて最新表示される場合があります。

ドラフトメッセージについて [完全な E メールを取得 (Retrieve Full Email)] アクションを使用できません。

ドラフト状態のメッセージは、[完全な E メールを取得 (Retrieve Full Email)] アクションを使用して取得することはできません。

ごみ箱フォルダが同期されない。 Lotus Domino のごみ箱フォルダは、ビューであって実際のフォルダではありません。したがって、Lotus Notes Traveler は、フォルダのアクティビティをモニターするときにごみ箱フォルダ関連の通知を受信しません。

メールが返信アドレスに送信されません。

ユーザーが、[送信者] アドレスではないアドレスに返信フィールドが設定されたメールメッセージに返信した場合、その返信は返信アドレスではなく、[送信者] アドレスに送信されます。

Notes クライアントを使用してメールフォルダを開くと、セキュリティ警告がポップアップ表示される。 Lotus Notes Traveler クライアントを使用してメールフォルダ操作をサポートするモバイルデバイス上にメールフォルダを作成する場合、フォルダは Lotus Traveler サーバーを使用してメールデータベースに作成されます。フォルダは設計要素であり、デジタル署名が必要なため、 フォルダにはそのフォルダを作成した Lotus Notes Traveler サーバーの署名が付きます。デフォルトでは、Notes クライアントによって、 未知の署名が検出されると警告が表示され、フォルダによって要求された操作を許可するように求められます。この警告が表示された場合は、[この操作について署名者を信頼する] を選択します。これにより、この操作に対してこのプロンプトが表示されないようになります。
返信および転送時にメールの添付ファイルが必ずしも添付されません。 モバイルデバイスで Lotus Notes Traveler の切り捨てオプションのため添付ファイルが削除されたメールメッセージに対して返信または転送操作を実行する場合は、最初に E メールメッセージ全体を取得してからデバイスで返信または転送を実行する必要があります。この制限は、切り捨てられる可能性のある大容量の E メール本文のテキストにも同様に適用されます。メッセージ全体をデバイスから再送信するには、先に [メッセージのダウンロード] オプションを使用してそれを取得する必要があります。
Windows Mobile デバイスからグループ受信者への暗号化メールの送信はサポートされていません。 送信者は、メッセージが送信されなかったという通知メールを受け取ります。メールは、ドラフトフォルダに保存されます。

カレンダー

表 49. カレンダーの問題
問題 詳細

カレンダーのフィルタ処理は、繰り返し会議および繰り返し予定の個々のインスタンスには適用されません。

繰り返し会議に、カレンダーのフィルタ基準と一致するインスタンスと一致しないインスタンスが含まれる場合、その会議のすべてのインスタンスがデバイスに同期されます。

[代理] および [変更要求] はサポートされません。

Lotus Notes カレンダーアクションの [代理] および [変更要求] は、Lotus Notes Traveler デバイスに対してはサポートされません。

Windows Mobile カレンダーアプリケーションが、辞退通知を送信しない場合がある。

Windows Mobile カレンダーアプリケーションの一部のバージョンでは、参加者がそのデバイスカレンダーから会議を削除した場合には、会議主催者への辞退通知の送信をサポートしません。参加者に対して、主催者からの辞退返答の通知を希望するかを具体的に尋ねるメッセージが表示されない限り、カレンダーアプリケーションが辞退通知を送信することはありません。

参加者によってモバイルデバイスから削除された会議招集が依然としてその参加者の [すべての会議] ビューに表示されます。

デバイスからカレンダーイベントが削除されると、Domino サーバーはその会議招集をカレンダービューから削除しますが、会議招集は [すべての会議] ビューに表示されたままになります。

Lotus Notes の繰り返しカレンダーイベントで、同じ日に発生する複数のイベントのインスタンスはサポートされません。

繰り返しカレンダーイベントに、同じ日について、イベントが発生するタイムゾーンが同一の複数のインスタンスが含まれている場合、その日に対して 1 つのインスタンスのみがモバイルデバイスに送信されます。Windows Mobile は、デバイスのタイムゾーンに関して同じ日に発生する繰り返しカレンダーイベントの複数のインスタンスをサポートしません。

カレンダーエントリを作成した後にそのエントリの繰り返し設定を変更することができません。

Lotus Notes では、カレンダーエントリが作成された後に、ユーザーがそのエントリの繰り返し設定を変更することはできません。例えば、毎週の繰り返しエントリを毎日の繰り返しエントリに変更したり、非繰り返しエントリを繰り返しエントリに変更したりすることはできません。

繰り返し会議の一部のインスタンスが表示されません。

デバイスから無期限のイベントを作成すると、Lotus Notes Traveler サーバーはそのイベントを 10 のインスタンス (年間の繰り返し設定の場合) または 250 のインスタンス (それ以外の繰り返し設定の場合) に省略します。

デバイスおよびサーバーのいずれにおいても、2067 年より後のカレンダーエントリは同期されません。

Smartphone では、出席者の追加/削除を含め、議長の招集オプションをいずれも指定できません。

これは、Windows Smartphone デバイスソフトウェアによる制限です。Windows Mobile Professional は、すべての機能をサポートします。

Windows Mobile 6 デバイスで会議を削除するときに、予期しない動作が発生する。

ユーザーのデバイスカレンダーに、ユーザー自身が会議の出席者としてリストされている場合、ユーザーがその会議を削除することを選択すると、会議の主催者に返答を送信するかどうかを尋ねられます。 [はい] を選択すると、返答のテキストを入力できるメールメッセージフォームが表示されます。このフォームの [宛先] フィールドは、空白のままになります。 [宛先] フィールドに入力した内容に関わらず、返答は会議の主催者に送信されます。これは、フィールドを空白のままにしたとしても同じことです。

ユーザー名にスペースが含まれていると会議招集の送信が失敗します。

会議エントリから [返信] または [全員に返信] を使用して作成された E メールの受信者の何名かのアドレスにスペースが含まれている場合、それらの受信者に対する送信は失敗します。これは、Windows Mobile Calendar アプリケーションの問題です。このアプリケーションでは、スペースが適切に処理されません。例えば、アドレスが Firstname Lastname/Company/GEO の場合は Firstname<Lastname/Company/GEO> というように誤って変更され、送信が失敗します。回避策は、アドレスを手動で編集してから送信することです。

カレンダーイベントに [会議室] と[リソース] 情報を使用するときの制限事項。

イベントがデバイスと同期すると、[会議室] フィールドは [場所] フィールドに追加されます。Lotus Notes カレンダーの [会議室] フィールドは、デバイスからは更新できません。[リソース] フィールドはサポートされません。

終日招集が 16 時間招集に変換されます。

Windows Mobile デバイスでは終日招集を作成できます。ただし、このタイプの招集は Lotus Notes ではサポートされません。その結果、デバイスで終日収集を作成すると、参加者に送信される前に、午前 4 時 ~ 午後 8 時までの会議に変換されます。

Lotus Domino 統合カレンダーエントリへの変更がサーバーに同期されない。

複数のカレンダーソースを表示したり、Lotus Notes クライアントがオフラインのときでもカレンダーを表示したりするよう Lotus Notes カレンダーを構成すると、カレンダーは Lotus Notes Traveler デバイスカレンダーに同期されます。 ただし、これらのカレンダーイベントをデバイス上で変更しないでください。これらのイベントのいずれかをデバイス上で変更または削除すると、元のイベントがサーバーに同期され、デバイス上の変更されたイベントが上書きされます。

添付ファイルとカレンダーイベントに関する制限事項。 カレンダーイベントに添付ファイルを追加したり、カレンダーイベントで添付ファイルを表示することはできません。

タスク

表 50. タスクの問題
問題 詳細

タスク項目を作成した後に、そのタスクの繰り返し規則を変更することができません。

Lotus Notes では、タスクが作成された後に、ユーザーがそのタスクの繰り返し規則を変更することはできません。たとえば、繰り返し単位を毎週から毎日に変更したり、繰り返すか繰り返さないかを変更したりはできません。

グループタスクを割り当てることができません。

グループタスクを割り当てることはできません。これは、Windows デバイスソフトウェアによる制限です。

開始日がタスクエントリから欠落しています。

[開始日] と [期日] は両方ともタスクの必須フィールドです。 [開始日] だけを指定して、[期日] を指定しないと、[開始日] は取り消されます。

デバイスで繰り返しタスクのインスタンスを削除しても、サーバーには伝搬されません。

Windows Mobile 5 ユーザーにのみ適用されることですが、ユーザーが繰り返しタスクの単一のインスタンスを削除した場合、その削除はサーバーに伝搬されません。これは、Windows Mobile 5 のソフトウェア制限で、Windows Mobile 6 では修正されています。

連絡先

表 51. 連絡先の問題
問題 詳細

SIM カードに保管されたアドレス帳が同期されません。

Lotus Notes Traveler は、SIM カードに保管されたアドレス帳を同期しません。サーバーと同期されるのは、Microsoft Pocket Outlook の連絡先データベースに保管された連絡先のみです。

Lotus Notes Traveler は、SIM カードのデータを直接読み取ることも、直接変更することもありません。SIM カード上の連絡先を同期するため、特定の電話には、ユーザーが SIM カードと Pocket Outlook の連絡先データベース間で連絡先をコピーするためのアプリケーションが組み込まれています。SIM の連絡先を Pocket Outlook の連絡先データベースにコピーすると、連絡先は、Lotus Notes Traveler によってサーバーメールファイルと同期されることになります。

個人用グループがデバイスの連絡先アプリケーションと同期されない。

連絡先アプリケーションはグループの同期をサポートしていません。

通話履歴に含まれる名前は、初期またはデータ置換後の連絡先同期によって失われます。

通話履歴情報は連絡先ストア内の隠しフィールドに保管されます。この非表示情報は、初期またはデータ置換後の連絡先同期によって失われます。 その後の同期によって、通話履歴が影響されることはありません。すべての同期では、電話番号が通話履歴に保持されるため、失われるのは電話番号に対応する名前のみです。

ノートブック

表 52. ノートブックの問題
問題 詳細

Windows Mobile 6 標準 Smartphone を使用してノートブックエントリを作成できない。

これは、Windows デバイスソフトウェアによる制限です。

ボイスメモが同期できない。

ボイスメモは別個のアプリケーションであるため、Lotus Notes Traveler クライアントデバイスに同期させることはできません。

ノートブックエントリが同期されない。

ノートブックのエントリは、サーバーからデバイスに対してのみ同期されます。デバイス上でノートブックエントリを変更しても、その変更はサーバーに対しては同期されません。

ポリシー

表 53. ポリシーの問題
問題 詳細

Windows Mobile デバイスの [暗号化ストレージカード (Encrypt Storage card)] チェックボックスが、[強制] 違反アクションを [ストレージカード暗号化] に使用している場合に無効にならない。

デバイスユーザーは [ストレージカードの暗号化] をオフにできます。ただし、[強制] 違反アクションが設定されている限り、Lotus Notes Traveler クライアントは定期的 (10 分ごと) にユーザーがストレージカードの暗号化をオフにしたことを検出し、設定をオンに戻します。

Nokia の制限および制約事項

このトピックでは、IBM Lotus Notes Traveler で Nokia デバイスに関して認識されている制限および制約事項について説明します。

インストール

表 54. インストールの問題
問題 詳細

メッセージングの受信ボックスから起動した sisx ファイルを使用して重複インストール (アップグレード) すると、「インストールできません」というエラーを受け取ります。

この問題は、メールを表示または編集するために開いている状態のときに、メッセージングアプリケーションの受信ボックスから起動した LotusTraveler.sisx ファイルをインストールしようとすると発生します。このエラーを受け取ったときには、タスクマネージャを使用して開いているメールを終了し、次にメッセージングアプリケーションを終了してから、もう一度やり直してください。

ホームメールサーバーがダウンしていると、モバイルデバイスユーザーは登録を完了できません。

Lotus Notes Traveler へのモバイルデバイスユーザーの登録中には、Lotus Traveler サーバーが Domino ディレクトリからホームメールサーバーとメールパス名を読み取ります。それから、ユーザーに構成済みのレプリカメールデータベースがあるかどうかを判断するために、このメールサーバーとの通信を試行します。登録の試行中にホームメールサーバーがダウンしている場合、サーバーがオンライン状態に戻るまで、またはこのユーザーのホームメールサーバーエントリが Domino ディレクトリ内の別のメールサーバーに変更されるまで、登録は失敗します。

登録が完了して Lotus Notes Traveler サーバーがメールレプリカのロケーションを学んだ後は、ホームサーバーがダウンしていても、Lotus Notes Traveler はプッシュおよび同期演算を別のレプリカにリダイレクトできます。ただし、これは初期登録の場合には該当しません。

ユーザーが不明な SSL 証明書を永続的に受け入れることができません。 Nokia デバイスによっては、SSL 証明書の固有名がサーバーのホスト名に一致しない場合は、 デバイスのセキュリティポリシーが SSL 証明書を永続的に受け入れません。この状況では、以降の同期が失敗します。[これを一度受け入れる (Accept this one time)] を選択すると、証明書をその一度限り同期することができます。この問題を解決するには、SSL 証明書の共通名と、デバイスがサーバーにアクセスするときに使用するホスト名が一致するようにします。 また、セキュリティ有効化ライブラリをインストールすると、デバイスの動作の安全性が向上します。
古いクライアントをインストールして新しいバージョンを上書きすることはできません。 より新しいバージョンの Lotus Notes Traveler が実行されているデバイスに古いバージョンをインストールする必要がある場合は、先に、より新しい方のバージョンをアンインストールする必要があります。それから、古いバージョンのインストールに進むことができます。
32 文字を超えるユーザー ID とパスワードを使用すると認証にパスしません。 Nokia Download Manager API には、ユーザー ID とパスワードに対して 32 文字の制限があります。 そのため、32 文字を超えるユーザー ID とパスワードを使用すると、サーバーの認証にパスできない可能性があります。
Lotus Mobile Installer がサーバーに接続して Lotus Notes Traveler クライアントをインストールできない。 Nokia デバイスの制限により、基本認証が許可されていない場合、Lotus Mobile Installer クライアントはサーバーに接続できません。この制限には、環境で使用されるすべてのプロキシサーバーが含まれます。Lotus Domino サーバーでセッション認証および匿名アクセスをオフにすることで、基本認証を無効にすることができます。TCP または SSL の匿名アクセスをオンにすると、[Lotus Notes Traveler サーブレットへの基本認証の許可 (Allow Basic Authentication to the Lotus Notes Traveler servlet)] が許可されます。Nokia デバイスではセキュリティ設定が有効になっていません。Nokia セキュリティ設定は、セキュリティが有効な Nokia デバイスにのみ適用されます。Nokia N- シリーズデバイスには適用されません。デバイスのセキュリティを有効にするには、Nokia セキュリティ有効化ライブラリをインストールすることが必要な場合があります。このライブラリは、Nokia の IBM Lotus Notes Traveler サイトから入手することができます。サイトで、[More info] タブを選択して、Nokia デバイス用のセキュリティ有効化ライブラリをダウンロードします。

アンインストール

表 55. アンインストールとワイプの問題
問題 詳細

アンインストール後、カレンダーエントリと連絡先が残ります。

Lotus Notes Traveler は、アンインストール時にカレンダーエントリと連絡先を削除しません。

アプリケーションのワイプ中に、Lotus Notes Traveler がアンインストールされません。

すべての企業データと、Lotus Notes Traveler インストールからの構成が削除されます。 その結果、Lotus Notes Traveler のバイナリファイルだけがデバイス上に残りますが、これは重要なファイルではありません。

メール

表 56. メールの問題
問題 詳細

回答期限が設定された受信メールは、タスク項目には表示されません。

回答期限を設定したメールが送信された場合、Lotus Notes クライアントではそのメールが受信者の受信ボックスとタスクリストの両方に表示されます。 Lotus Notes Traveler クライアントでは、受信ボックスにのみ表示されます。

[完全な E メールを取得 (Retrieve Full email)] は、ドラフトには使用できません。

ドラフト状態のメールは、[完全な E メールを取得 (Retrieve Full email)] アクションを使用して取得することはできません。

Nokia S60 デバイスのメールビューアーで返信/転送してから削除すると、「メッセージ削除 -7005 (Message deleted -7005)」というエラーが表示されます。

Lotus Notes Traveler 受信ボックスから返信または転送したメール回答を削除すると、「メッセージ削除 -7005 (Message deleted -7005)」というエラーメッセージを受け取る場合があります。その場合でも、回答は正常に削除されます。この問題は、メールビューアーアプリケーションでメールを表示しながら返信メッセージまたは転送メッセージを作成し、そのメッセージを送信する前に削除した場合にのみ発生します。

ファイル名の拡張子が S60 デバイスで認識されない場合には、受信した添付ファイルを保存できません。

S60 デバイスでは、このデバイスが認識しない拡張子を持つファイルが添付されたメールを表示している場合、[保存] オプションは使用できません。使用できるのは、[開く] (オブジェクトタイプ非サポートという情報が返されます) または [送信] のみです。添付ファイルは、IR、Bluetooth、E メールなどの SendAs 関数を使用して送信できます。

ごみ箱フォルダが同期されません。

Lotus Domino のごみ箱フォルダは、ビューであって実際のフォルダではないため、Lotus Notes Traveler は、フォルダのアクティビティをモニターするときにごみ箱フォルダ関連の通知を受信しません。

サブフォルダは第 3 エディションの S60 デバイスでは使用できません。

Nokia S60 第 3 エディション (3.0) のデバイスはサブフォルダをサポートしません。サブフォルダはメッセージとして表示され、これを開くことはできません。このため、Lotus Notes Traveler はこれらのデバイスのサブフォルダをサポートしません。サブフォルダは、[フォルダサブスクリプション] および [フォルダに移動] ユーザーインターフェースに表示されません。

Nokia S60 第 3 エディションのフィーチャーパック 1 および 2 デバイスは、サブフォルダの完全なサポートを提供します。

Notes クライアントを使用してメールフォルダを開くと、セキュリティ警告がポップアップ表示される。

Lotus Notes Traveler クライアントを使用してメールフォルダ操作をサポートするモバイルデバイス上にメールフォルダを作成する場合、フォルダは Lotus Traveler サーバーを使用してメールデータベースに作成されます。フォルダは設計要素であり、デジタル署名が必要なため、 フォルダにはそのフォルダを作成した Lotus Notes Traveler サーバーの署名が付きます。デフォルトでは、Notes クライアントによって、 未知の署名が検出されると警告が表示され、フォルダによって要求された操作を許可するように求められます。この警告が表示された場合は、[この操作について署名者を信頼する] を選択します。これにより、この操作に対してこのプロンプトが表示されないようになります。

返信および転送時にメールの添付ファイルが必ずしも添付されません。

モバイルデバイスで Lotus Notes Traveler の切り捨てオプションのため添付ファイルが削除されたメールメッセージに対して返信または転送操作を実行する場合は、最初にメールメッセージ全体を取得してからデバイスで返信または転送を実行する必要があります。この制限は、切り捨てられる可能性のある大容量のメール本文のテキストにも同様に適用されます。 完全なメッセージをデバイスから再送信するには、最初に [メッセージの取得 (Retrieve Message)] オプションを使用して、 完全なメッセージを取得する必要があります。

Lotus Notes Traveler on Symbian からメールで受信した添付ファイルにサイズ制限が指定されている。

Lotus Notes Traveler を実行する Nokia Symbian デバイスでは、メールで受信した添付ファイルのサイズが base64 エンコードの最大 7MB に制限されています。 これは、実際のサイズでは約 5MB です。

Nokia デバイスからグループ受信者への暗号化メールの送信はサポートされません。

グループ受信者はサポートされていません。送信者は、メッセージが送信されなかったという通知を受け取ります。メールは、ドラフトフォルダに保存されます。

Symbian^3 デバイスで、メールメッセージ内の電話番号をクリックできません。

リッチ HTML メールをサポートする Symbian^3 デバイスを使用している場合、メールメッセージ内に電話番号のクリック可能なリンクは表示されません。現時点では、この機能はサポートされていません。

Symbian^3 デバイスでのメールメッセージの返信または転送時に、元のメッセージが表示されません。

Symbian^3 用の Lotus Notes Traveler メールクライアントでは、HTML 形式のメールメッセージを表示することはできますが、作成することはできません。 メッセージの返信時または転送時には、メール作成エディタのメッセージ応答に以下の行が追加されます。
[[Original message will be appended below ]] 

デバイスがメッセージを送信すると、このテキストの位置に元のメッセージが付加されます。

カレンダー

表 57. カレンダーの問題
問題 詳細

カレンダーのフィルタ処理は、繰り返し会議および繰り返し予定の個々のインスタンスには適用されません。

繰り返し会議に、カレンダーのフィルタ基準と一致するインスタンスと一致しないインスタンスが含まれる場合、その会議のすべてのインスタンスがデバイスに同期されます。

[代理] および [変更要求] はサポートされません。

Notes カレンダーアクションの [代理] および [変更要求] は、Lotus Notes Traveler デバイスに対してはサポートされません。

参加者がモバイルデバイスから会議招集を削除しても、会議参加者の [全ての会議 (All Meetings)] ビューにはその会議招集が表示されます。

デバイスからカレンダーイベントが削除されると、Domino サーバーはその会議招集をカレンダービューから削除しますが、会議招集は [全ての会議 (All Meetings)] ビューに表示されたままになります。

カレンダーエントリを作成した後に、そのエントリの繰り返し規則を変更することはできません。

Lotus Notes では、カレンダーエントリが作成された後に、ユーザーがそのエントリの繰り返し規則を変更することはできません。たとえば、繰り返し単位を毎週から毎日に変更したり、繰り返すか繰り返さないかを変更したりはできません。

繰り返し会議のすべてのインスタンスが表示されるわけではありません。

ユーザーがデバイスから無期限のイベントを作成すると、Traveler サーバーはそのイベントを 10 のインスタンス (年間の繰り返し規則の場合) または 250 のインスタンス (それ以外の繰り返し規則の場合) に省略します。

デバイスおよびサーバー両方での 2067 年より後のカレンダーエントリは、同期されません。

Nokia デバイスでカレンダーエントリをすべて削除しても、サーバーには同期されません。

Nokia カレンダーアプリケーションには、すべてのカレンダーエントリを削除するオプションがあります。Lotus Notes Traveler の実行中にこのオプションを選択すると、すべてのカレンダーエントリがデバイスから削除されます。ただし、これらのカレンダーイベントはサーバーに保存されません。 このオプションは使用しないでください。S60 デバイスのカレンダーイベントを置換または更新する場合には、Lotus Notes Traveler メニューから [オプション] > [ツール] > [データの置換] > [カレンダー/タスク] を選択してください。

カレンダーイベントの同期で、[なし] がオプションとしてサポートされません。

一部の Nokia デバイスでは、カレンダーイベントを作成するときに、[同期] フィールドを [公開]、[非公開]、または [なし] に指定することができます。[公開] を選択すると、カレンダーイベントは通常の方法でサーバーに同期します。[非公開] または [なし] を選択すると、カレンダーイベントは非公開カレンダーエントリとしてサーバーに同期します。

参加者がいる会議招集を作成することができません。

これは、デバイスのカレンダーアプリケーションの制限です。カレンダーで自分用のリマインダとして会議通知を作成できます。

カレンダーイベントに [会議室] と[リソース] 情報を使用するときの制限事項。

イベントがデバイスと同期すると、[会議室] フィールドは [場所] フィールドに追加されます。Lotus Notes カレンダーの [会議室] フィールドは、デバイスからは更新できません。[リソース] フィールドはサポートされません。

サーバーとの同期後に、Nokia デバイス上で作成されたメモが 24 時間のイベントになります。

これは、Nokia カレンダーアプリケーションの制限です。

Lotus Domino 統合カレンダーエントリへの変更がサーバーに同期されない。

複数のカレンダーソースを表示したり、Lotus Notes クライアントがオフラインのときでもカレンダーを表示したりするよう Lotus Notes カレンダーを構成すると、カレンダーは Lotus Notes Traveler デバイスカレンダーに同期されます。ただし、これらのカレンダーイベントをデバイス上で変更しないでください。これらのイベントのいずれかをデバイス上で変更または削除すると、元のイベントがサーバーに同期され、デバイス上の変更されたイベントが上書きされます。

添付ファイルとカレンダーイベントに関する制限事項。

カレンダーイベントに添付ファイルを追加したり、カレンダーイベントで添付ファイルを表示することはできません。

タスク

表 58. タスクの問題
問題 詳細

タスク項目を作成した後に、そのタスクの繰り返し規則を変更することができません。

Lotus Notes では、タスクが作成された後に、ユーザーがそのタスクの繰り返し規則を変更することはできません。たとえば、繰り返し単位を毎週から毎日に変更したり、繰り返すか繰り返さないかを変更したりはできません。

開始日が期日になります。

[期日] は、タスクの必須フィールドです。開始日は指定されていても、期日が指定されていない場合は、その開始日が期日として設定されます。[開始日] と [期日] がどちらも指定されていない場合には、期日は [今日] に設定されます。

連絡先

表 59. 連絡先の問題
問題 詳細

SIM カードに保管されたアドレス帳が同期されません。

Lotus Notes Traveler は、SIM カードに保管されたアドレス帳を同期しません。

個人用グループがデバイスの連絡先アプリケーションと同期されない。

連絡先アプリケーションはグループの同期をサポートしていません。

ノートブック

表 60. ノートブックの問題
問題 詳細

ノートブックエントリが同期されません。

ノートブックのエントリは、サーバーからデバイスに対してのみ同期されます。デバイス上でノートブックエントリを変更しても、その変更はサーバーに同期されません。

セキュリティ

表 61. セキュリティの問題
問題 詳細

一部の N シリーズデバイスでストレージカードのリモートワイプが失敗します。

N シリーズデバイスによってはストレージカードの内容を削除するためのリモートワイプオプションを実行するとカードをフォーマットできないというエラーが出力されて失敗します。この問題の回避策はまだ見つかっていません。

Series 60 デバイスが非準拠としてマークされます。

サーバーがデバイスの暗号化を強制している場合、Series 60 デバイスは非準拠としてマークされます。

同期

表 62. 同期の問題
問題 詳細

ネットワークの検索中に、デバイスにローミング中と表示されます。

ネットワークの検索中、Lotus Notes Traveler は、使用コストが高くなるのを防ぐため、ローミングのデフォルトステータスを使用します。 デバイスでローミングを行わないことが分かっている場合、頻繁に更新する必要があれば、ポーリング接続に切り替えても構いません。

同期処理が停止し、ログに以下のメッセージが生成されます。
05/17 1:16:21 AM ERROR 
Cannot resolve server name
<server name>. Device is 
up-to-date as of 05/16/2011 
11:31 PM.

デバイスはこの状態のままになり、Traveler サーバーへの接続を拒否します。これは、Symbian TCP/IP コードの問題によるものです。ネイティブの Symbian DNS 解決機能は処理を停止し、文書化されていないエラーコードを返します。

デバイスをオフにしてから再びオンに戻します。これにより、Symbian DNS リゾルバがリセットされ、同期が続行されます。

Apple の制限および制約事項

このトピックでは、IBM Lotus Notes Traveler を使用する場合の Apple デバイスでの既知の制約および制限事項について説明します。

セットアップとログイン

表 63. セットアップとログインの問題
問題 詳細

アカウントを Lotus Notes Traveler でセットアップすると、Microsoft Exchange アカウントのセットアップが失敗する。

モバイルユーザーが HTTP 接続を使用して Lotus Notes Traveler サーバーに接続を試みていないことを確認してください。また、Lotus Domino 管理者によって HTTP ポートが自動的に SSL にリダイレクトするように構成されていることも確認してください。Apple デバイスは ActiveSync アカウント内から SSL へのリダイレクトをサポートしていません。

Microsoft Exchange アカウントのセットアップが、正しくないユーザー ID メッセージで失敗する。

Apple デバイス上で Exchange アカウントのセットアップに使用されるユーザー ID に「/」文字が含まれていないことを確認してください。 Apple デバイスは、ユーザー ID に「/」文字が含まれている場合、正しい資格情報を送信しません。

Apple デバイスがログイン ID 内のマルチバイト文字を処理しません。

2 バイト文字またはマルチバイト文字を持つユーザー ID でログインを試みると、Exchange アカウントのセットアップが失敗します。この問題を回避するには、1 バイト文字だけを含んでいるログイン名別名を使用します。

注意:
ファームウェアのバージョンが 3.0 より前のデバイスでは、連絡先とカレンダーを同期するようにデバイスを設定すると、既存のカレンダーデータと連絡先データが保存されません。これは、デバイスのオペレーティングシステムによる制限です。
既存の連絡先データまたはカレンダーデータを保存するには、ファームウェアを少なくとも 3.0 にアップグレードするか、説明に従って連絡先データまたはカレンダーデータの同期を無効にするように手動でデバイスを設定してください。

連絡先

表 64. 連絡先の問題
問題 詳細

個人用グループがデバイスの連絡先アプリケーションと同期されない。

連絡先アプリケーションはグループの同期をサポートしていません。

メール

Apple デバイスは返信マークおよび転送マークの同期をサポートしていません。これらのマークはデバイスにローカルであるか、サーバーにローカルであると見なされ、決して同期しません。ただし、Lotus Notes Traveler バージョン 8.5.3 以降では、デバイスでメールメッセージを返信または転送した場合、サーバーメールデータベース内の対応するメッセージに返信マークまたは転送マークが反映されるようになりました。

表 65. メールの問題
問題 詳細

大きな添付ファイルがデバイスと同期しない場合があります。

管理者は、添付ファイルに許容される最大サイズ (デフォルトでは 4 MB) を設定できます。メールメッセージが、このサイズより大きい添付ファイルを持つ Apple デバイスと同期した場合、ユーザーはメッセージ内の添付ファイルアイコンをクリックすることにより、その添付ファイルを手動でダウンロードできます。

しかし、ユーザーが [メッセージ全体をダウンロード (Download full message)] を選択した場合は、すべての添付ファイルと完全なメール本文を含むメッセージの取り出しが試みられ、最大許容サイズより大きい添付ファイルがデバイスと同期しなくなります。

iPhone は ASCII 文字のメールアドレスのみをサポートします。

ASCII 以外の文字を持つアドレスにメールメッセージを送信すると、送信エラーになります。

ドラフトのメールメッセージがサーバーと同期しません。

Apple デバイスはドラフトメッセージの同期をサポートしていません。ドラフトはデバイスにローカルであるか、サーバーにローカルであると見なされ、決して同期しません。

[最新 x 件のメッセージ (Show x Recent Messages)] のメール設定が Lotus Notes Traveler メールでは機能しません。

この設定は Lotus Notes Traveler メールには適用されません。デバイス上のフォルダに保持するメールの量を制御するには、[同期するメール日付] のメールフィルタ設定を使用してください。

メールフォルダのリストが横方向にスクロールしません。

この機能は Apple デバイスにはありません。メールフォルダの構造が深くネストしている場合は、最も深くネストしたフォルダを表示できない場合があります。

Lotus Notes クライアントの受信ボックスにあるメールメッセージの件名を変更すると、デバイスと同期しなくなります。

メールメッセージがいったん Apple デバイスと同期すると、そのメッセージを再び変更することはできません。サーバー上での変更は、既読/未読の状況変更を除いて、デバイス上のメールと同期しません。

メールで、埋め込まれたイメージの代わりに「?」が表示されます。

この問題は、デバイスをオフにしてから再びオンに戻すと修正される場合があります。

メールメッセージの本文に使用されたフォントが小さすぎます。

メールメッセージに埋め込みイメージ、表、またはその他のグラフィック要素が含まれていて、それらが Apple の小さな画面には大きすぎる場合は、スクロールしなくてもグラフィック要素を見ることができるよう、メッセージ全体が縮小されます。メッセージの残りの部分を表示するには、文書をズームインしてからスクロールします。

デバイスがサーバーに接続している場合以外、メールを削除または移動できません。

Apple デバイスの [メール] アプリケーションでは、Lotus Notes Traveler サーバーとの同期が即時に完了しないと、メール操作の多くが許可されません。例えば、デバイスを機内モードにして WiFi を無効にし、サーバーとの接続を無効化すると、メールの移動および削除の操作はぼかし表示になり、使用できません。 また、受信ボックスから移動または削除したはずのメールが、後で受信ボックスに再表示される場合もあります。これは、デバイスがサーバーと連絡できないときに発生し、Apple デバイスの制限事項の 1 つです。

最初に同期した直後にメールメッセージを開くと、画面が正しく描画されない場合があります。

メールメッセージは、最初に Apple デバイスと同期した時点では、プレーンテキストだけを含んでおり添付ファイルが含まれていません。一般に、デバイスはメールの残りをサーバーから直ちに取り出し、それには HTML テキストと小さな添付ファイルが含まれます。場合によっては、この取り出し操作の途中で、デバイス上でメールを開くと、画面が正しく描画されません。 いったんフォルダに戻り、あとでメールを開けば、この問題は修正されます。

メールの返信には、添付ファイルや埋め込みイメージは含まれません。

Apple デバイスで返信に添付ファイルや埋め込みイメージを含める場合は、メールを転送して [ファイルの添付 (Include Attachments)] を選択してください。 メールに対して単に返信すると、添付ファイルと埋め込みイメージは返信に組み込まれません。

ごみ箱フォルダ、フォローアップフォルダ、ジャンクフォルダが同期されない。 Lotus Domino のごみ箱フォルダは、ビューであって実際のフォルダではないため、Lotus Notes Traveler は、フォルダのアクティビティをモニターするときにごみ箱フォルダ関連の通知を受信しません。
カレンダーイベントに [会議室] と[リソース] 情報を使用するときの制限事項。

会議室情報がサーバーイベント内にある場合、Lotus Traveler では、[場所] フィールドの代わりになるように [会議室] フィールドが付加されます。それから、その情報が場所情報としてデバイスと同期されます。サーバーイベントからの [リソース] フィールドはデバイスと同期されません。

サーバーイベントに会議室情報が含まれている場合、Lotus Traveler では、デバイスから [場所] フィールドに変更を加えることができなくなります。

また、デバイスから会議室情報またはリソース情報を使用してイベントを作成することはできません。

Notes クライアントを使用してメールフォルダを開くと、セキュリティ警告がポップアップ表示される。 Lotus Notes Traveler クライアントを使用してメールフォルダ操作をサポートするモバイルデバイス上にメールフォルダを作成する場合、フォルダは Lotus Traveler サーバーを使用してメールデータベースに作成されます。フォルダは設計要素であり、デジタル署名が必要なため、 フォルダにはそのフォルダを作成した Lotus Notes Traveler サーバーの署名が付きます。デフォルトでは、Notes クライアントによって、 未知の署名が検出されると警告が表示され、フォルダによって要求された操作を許可するように求められます。この警告が表示された場合は、[この操作について署名者を信頼する] を選択します。これにより、この操作に対してこのプロンプトが表示されないようになります。
「サーバーで検索を続行... (Continue Search on Server...)」機能を使用できない。 これにより、ユーザーが定義した条件を持つメールに対する ActiveSync 検索要求がサーバーに送信されます。現在、Traveler では、すべての検索が名前検索と見なされるため、デバイスが期待する内容は返されません。
返信マークおよび転送マークがデバイスとサーバーで同期されません。

Apple デバイスは返信マークおよび転送マークの同期をサポートしていません。これらのマークはデバイスにローカルであるか、サーバーにローカルであると見なされ、決して同期しません。

既読/未読の変更をデバイスからサーバーに同期できないことがあります。 これは、Apple デバイスによる制限です。変更内容を即座に同期できない場合、デバイスがその変更のことを「忘れて」しまい、後で同期させないことがよくあります。
Apple デバイスからグループ受信者への暗号化メールの送信はサポートされていません。 送信者は、メッセージが送信されなかったという通知メールを受け取ります。メールはドラフトフォルダに保存されます。

カレンダー

表 66. カレンダーの問題
問題 詳細

「this and future」インスタンスオプションを使用して繰り返し会議がキャンセルされた場合にキャンセル通知が会議の参加者に送信されません。

会議の議長が繰り返し会議のインスタンスを選択し、「this and future」インスタンスについては削除する場合、会議の参加者にキャンセル通知は送信されません。 これは、iPhone OS バージョン 3.1.2 と同様、iPhone デバイスの既知の制限事項です。

繰り返し会議の例外がキャンセルされた場合にキャンセル通知が会議の参加者に送信されません。

会議の議長が繰り返し会議の例外 (例えば、件名、場所、または時間が変更された会議インスタンスなど)を選択し、それを削除する場合、会議の参加者にキャンセル通知は送信されません。これは、iPhone OS バージョン 3.1.2 と同様、iPhone デバイスの既知の制限事項です。

いくつかの繰り返し会議インスタンスに対する参加者の追加または削除はサポートされていません。

繰り返し会議の特定のインスタンスの参加者を追加または削除する場合 (例えば、1 つの会議だけに参加者を追加する場合など)、Traveler では、一連の繰り返し会議全体に対してその参加者が追加または削除されます。このようなことは、Traveler では参加者リストの例外がサポートされていないために発生します。

Apple デバイスでは、電話番号に対するワンクリックでのコール発信は、Notes のカレンダーエントリ (具体的には、[説明] フィールド) からのみ使用することができます。

[件名] フィールドや [場所] フィールドに電話番号が含まれている場合、それらの番号は表示されますが、ワンクリックでのコール発信機能を使用することはできません。この機能は、[説明] フィールドに含まれている電話番号についてのみ、使用可能です。

カレンダーイベントに [会議室] と[リソース] 情報を使用するときの制限事項。

イベントがデバイスと同期すると、[会議室] フィールドは [場所] フィールドに追加されます。Lotus Notes カレンダーの [会議室] フィールドは、デバイスからは更新できません。[リソース] フィールドはサポートされません。

[メモ (Notes)] フィールドにすべての会議データが表示されないことがあります。

記述が長いため Lotus Domino カレンダーエントリからのデータ全部が Apple カレンダーの [メモ (Notes)] フィールドに表示されないことがあります。デバイスでカレンダーエントリを編集すると、元々のビューから切り捨てられたデータの部分を見ることができません。

カレンダーエントリに含まれている添付ファイルがデバイスと同期されません。

これは、Active Sync プロトコルによる制限です。添付ファイルは、カレンダーエントリに対して定義されません。

ユーザーが Apple デバイスから会議を了承または辞退した場合に、その参加者が了承と返信したか辞退と返信したかを議長が確認できない。

現在、Lotus Notes Traveler では、サポートされているデバイスに対する会議ステータスの表示をサポートしていません。Apple はこの情報を表示できる唯一のデバイスであり、この機能は今後のリリースで実装が検討されています。

Apple デバイスからユーザーが会議を了承または辞退するか、招待を送信すると、送信者が実際のユーザーではなく Traveler_server/domain と表示される。

これは仕様どおりの動作です。通知の処理は、標準のメールの場合とは異なります。Lotus Notes Traveler は Traveler サーバー上の Lotus Domino カレンダー API を使用して会議通知を生成および送信します。Lotus Notes Traveler はそのサーバー ID で実行され、API では「送信者」情報を他のユーザーに変更する ことは許可されません。この制限は、将来のリリースで修正が検討されています。

Lotus Domino 統合カレンダーエントリへの変更がサーバーに同期されない。

複数のカレンダーソースを表示したり、Lotus Notes クライアントがオフラインのときでもカレンダーを表示したりするよう Lotus Notes カレンダーを構成すると、カレンダーは Lotus Notes Traveler デバイスカレンダーに同期されます。ただし、これらのカレンダーイベントをデバイス上で変更しないでください。これらのイベントのいずれかをデバイス上で変更または削除すると、元のイベントがサーバーに同期され、デバイス上の変更されたイベントが上書きされます。

ノートブックとタスク

表 67. ノートブックとタスクの問題
問題 詳細

ノートブック文書またはジャーナル文書は Apple デバイスと同期しません。

Apple デバイスは、ノートブックアプリケーションの ActiveSync をサポートしていません。

To Do 文書またはタスク文書は、Apple デバイスと同期しません。

Apple デバイスは、To Do アプリケーションの ActiveSync をサポートしていません。

Android の制限および制約事項

このトピックでは、IBM Lotus Notes Traveler を使用する場合の Android デバイスでの既知の制約および制限事項について説明します。

Android プラットフォーム

表 68. Android プラットフォームに関する問題
問題 詳細
ユーザーが選択した形式に従って日付形式が設定されない。 Java の日付書式設定 API では、Android の [日付と時刻] > [日付形式] の設定は無視されます。そのため、Android プラットフォームのアプリケーション (カレンダーなど) では、この設定に対する変更は反映されません。Android の [言語とキーボード] > [言語を選択] 設定を使用して、言語とロケールを選択してください。ここで選択したロケールが、Lotus Notes Traveler 内で使用されます。
アプリケーションアイコンが正しくないか機能しない。正しくないアイコンのいずれかをクリックすると、「リンク先のプログラムは携帯電話にインストールされていません (The Linked program is no longer installed on your phone)」というエラーが表示される。 一部のデバイスでは、前のベータバージョンのクライアントからアップグレードすると、アプリケーションアイコンが正しく作成されず、機能しない場合があります。これは、これらのデバイスにおける既知の問題です。この問題を解決するには、前のバージョンのアプリケーションをアンインストールしてから、最新バージョンをインストールしてください。
Lotus Notes Traveler アプリケーションが [アプリケーション管理者] の下の間違った場所に表示される。 [メニュー] > [設定] > [アプリケーション] > [アプリケーション管理者] メニューで、Lotus Notes Traveler アプリケーションが「C」の下にソートされる場合があります。 これは一時的な状態のようです。[戻る] を押して [アプリケーション管理者] に戻ると、正しいソート順に戻ります。

インストール

表 69. インストールの問題
問題 詳細

ホームメールサーバーがダウンしていると、モバイルデバイスユーザーは登録を完了できません。

Lotus Notes Traveler へのモバイルデバイスユーザーの登録中には、Lotus Notes Traveler サーバーが Domino ディレクトリからホームメールサーバーとメールパス名を読み取ります。それから、ユーザーに構成済みのレプリカメールデータベースがあるかどうかを判断するために、このメールサーバーとの通信を試行します。登録の試行中にこのホームメールサーバーがダウンしている場合、このサーバーがオンライン状態に戻るまで、またはこのユーザーのホームメールサーバーエントリが Domino ディレクトリ内の別のメールサーバーに変更されるまで、登録は失敗する場合があります。

登録が完了して Lotus Notes Traveler サーバーがメールレプリカのロケーションを学んだ後は、ホームサーバーがダウンしていても、Lotus Notes Traveler はプッシュおよび同期演算を別のレプリカにリダイレクトできます。

8.5.2.x からの移行。

8.5.2.x から 8.5.3 に移行するには、Lotus Notes Traveler のアンインストールと再インストール、およびスタンドアロンの Lotus Installer アプリケーションの削除が必要です。

Android フォンに Traveler 8.5.2.x をインストールしており、それを 8.5.3 に更新する場合、Lotus Installer のガイドに従って、8.5.2.x バージョンをアンインストールし、8.5.3 バージョンをインストールした後、Lotus Installer アプリケーションを削除してください。

アンインストール

表 70. アンインストールの問題
問題 詳細
デバイスから Lotus Notes Traveler をアンインストールした後、使用できないデータが SD カードに残る。 Android 2.2 の場合、データを格納するために Lotus Notes Traveler で使用される SD カード上のディレクトリは Android OS によって指定され、アプリケーションのアンインストール時に OS によって削除されることを想定しています。 一部のデバイスでは、アンインストール後にこのデータが SD カードに残る場合があります。SD カードに残るデータは暗号化されています。キーはアンインストール時に削除されるため、このデータにはアクセスできません。したがって、ユーザーがカード上のスペースを回復する必要がある場合、データを安全に削除できます。
アンインストール後にパスワードポリシーが変更される。 Android 2.2 の場合、Lotus Notes Traveler デバイス管理機能の有効化と無効化が、ユーザーが設定する必要があるパスワードの長さに影響することがあります。 一部のデバイスでは、デバイス管理機能を無効にした後でも長いパスワードが引き続き必要な場合があります。

連絡先

表 71. 連絡先の問題
問題 詳細

個人用グループがデバイスの連絡先アプリケーションと同期されない。

連絡先アプリケーションはグループの同期をサポートしていません。

メール

表 72. メールの問題
問題 詳細

ソフトリセットによってメール最新表示同期が行われる場合があります。

クライアントデバイスのソフトリセットを実行すると、メールがサーバーに同期されて最新表示される場合があります。

ごみ箱フォルダが同期されません。

Lotus Domino のごみ箱フォルダは、ビューであって実際のフォルダではありません。したがって、Lotus Notes Traveler は、フォルダのアクティビティをモニターするときにごみ箱フォルダ関連の通知を受信しません。

インラインイメージと E メール本文のファイルサイズに関する制限事項。

500 キロバイトを超えるインラインイメージは、デバイスと同期されません。また、500 キロバイトを超える E メール本文は切り捨てられます。

Notes クライアントを使用してメールフォルダを開くと、セキュリティ警告がポップアップ表示される。

Lotus Notes Traveler クライアントを使用してメールフォルダ操作をサポートするモバイルデバイス上にメールフォルダを作成する場合、フォルダは Lotus Traveler サーバーを使用してメールデータベースに作成されます。フォルダは設計要素であり、デジタル署名が必要なため、 フォルダにはそのフォルダを作成した Lotus Notes Traveler サーバーの署名が付きます。デフォルトでは、Notes クライアントによって、 未知の署名が検出されると警告が表示され、フォルダによって要求された操作を許可するように求められます。この警告が表示された場合は、[この操作について署名者を信頼する] を選択します。これにより、この操作に対してこのプロンプトが表示されないようになります。

添付ファイルに関する制限事項。

10MB を超える添付ファイルは、デバイスに同期させることができません。また、10MB を超えるメールメッセージ本文は切り捨てられます。

Android デバイスからグループ受信者への暗号化メールの送信はサポートされていません。

送信者は、メッセージが送信されなかったという通知メールを受け取ります。メールは、ドラフトフォルダに保存されます。

カレンダー

表 73. カレンダーの問題
問題 詳細

[代理] および [変更要求] はサポートされません。

Lotus Notes カレンダーアクションの [代理] および [変更要求] は、Lotus Notes Traveler デバイスに対してはサポートされません。

会議がゴースト化されない。

ゴースト化された会議とは、カレンダーには表示されるが、まだ了承されていない会議のことです (会議情報は会議招集から取得されます)。

Lotus Notes の繰り返しカレンダーイベントで、同じ日に発生する複数のイベントのインスタンスはサポートされません。

繰り返しカレンダーイベントに、同じ日について、イベントが発生するタイムゾーンが同一の複数のインスタンスが含まれている場合、その日に対して 1 つのインスタンスのみがモバイルデバイスに送信されます。

カレンダーエントリを作成した後にそのエントリの繰り返し設定を変更することができません。

Lotus Notes では、カレンダーエントリが作成された後に、ユーザーがそのエントリの繰り返し設定を変更することはできません。例えば、毎週の繰り返しエントリを毎日の繰り返しエントリに変更したり、非繰り返しエントリを繰り返しエントリに変更したりすることはできません。

カレンダーイベントに [会議室] と[リソース] 情報を使用するときの制限事項。

[会議室] フィールドと [リソース] フィールドは、カレンダーイベントには表示されません。

参加者の応答に関する制限事項。

参加者の応答 (了承、辞退、仮了承、代理) は表示されません。

カレンダーイベントの連絡先名に関する制限事項。

参加者の連絡先名は操作できません。また、議長にコメントを送信するためのオプションは、会議で使用できる操作には含まれていません。

添付ファイルとカレンダーイベントに関する制限事項。

カレンダーイベントに添付ファイルを追加したり、カレンダーイベントで添付ファイルを表示することはできません。

カレンダーイベント検索に関する制限事項。

カレンダーエントリは検索できません。

プライバシー情報が表示されない。

イベントが公開であるか非公開であるかに関する情報は表示できません。

イベントの説明をリッチテキストで表示できない。

現在、イベントの説明を HTML 形式の文字列として Android クライアントに送信することはできません。そのため、イベントの説明をリッチテキストで表示することはできません。

繰り返しイベントのすべてのインスタンスを一括で別のスケジュール日付に変更できない。

このリリースでは、この機能は使用できません。 この操作を実行する場合は、Lotus Notes クライアントを使用してください。

Lotus Domino 統合カレンダーエントリへの変更がサーバーに同期されない。

複数のカレンダーソースを表示したり、Lotus Notes クライアントがオフラインのときでもカレンダーを表示したりするよう Lotus Notes カレンダーを構成すると、カレンダーは Lotus Notes Traveler デバイスカレンダーに同期されます。ただし、これらのカレンダーイベントをデバイス上で変更しないでください。これらのイベントのいずれかをデバイス上で変更または削除すると、元のイベントがサーバーに同期され、デバイス上の変更されたイベントが上書きされます。

月単位のビューを使用できない。

この問題については、今後のリリースで検討される予定です。

実装されていない機能

表 74. 実装されていない機能
問題 詳細

タスク

この問題については、今後のリリースで検討される予定です。

ジャーナル

この問題については、今後のリリースで検討される予定です。

詳細情報と IBM サポートの要求

このトピックには、IBM Lotus Notes Traveler の情報、リソース、サポートへのリンクが記載されています。

Windows Mobile デバイスの使用法に関するよくある質問

Windows Mobile デバイスでのクライアントのインストール方法

IBM Lotus Notes Traveler クライアントは、簡単で使いやすいインターフェースを備えており、必要な追加の構成設定の数が最小で済みます。

クライアントを使用すると、新規データ着信時のユーザーへの通知方法をユーザーがカスタマイズできます。ユーザーは、デバイスの機能に応じて、新規のメールメッセージが着信したときに、デバイスを振動させるか、視覚的な標識を表示させるか、サウンドを再生させるかを設定できます。クライアントを使用することにより、デバイスのメモリ使用量を最適化するために、デバイスと同期するデータの量をカスタマイズすることもできます。

IBM Lotus Notes Traveler クライアントを Windows Mobile デバイスに ダウンロードしてインストールするには、Lotus Mobile Installer (LMI) アプリケーションを使用します。

Lotus Notes Traveler のベータ版を使用していた場合は、そのベータ版をアンインストールしてから手順を進めてください。

TouchFLO インターフェースを使用してデバイスを実行する場合、TouchFLO を無効にしてから Lotus Notes Traveler をインストールおよび構成してください。このデバイス設定は、クライアントの構成後にもう一度有効にできます。

LMI と Lotus Notes Traveler クライアントの両方を Windows Mobile デバイスにダウンロードする際にサポートされる方法のいくつかを以下に示します。

  • 無線接続
  • ActiveSync
  • E メールの添付ファイル
  • Bluetooth
  • 赤外線通信
  • 取り外し可能メモリカード
以下のステップを使用して、Lotus Mobile Installer アプリケーションを Lotus Notes Traveler ユーザーホームページから ダウンロードします (必要な場合)。次に、Lotus Notes Traveler クライアントをインストールします。
  1. Lotus Mobile Installer をダウンロードします。Lotus Notes Traveler クライアントをダウンロードするには、最初に Lotus Mobile Installer アプリケーションをデバイスにインストールしておく必要があります。 デバイスによっては、あらかじめ LMI がプリロードされているものもあります。 LMI が既に用意されている場合は、手順を飛ばしてステップ 2 へ進み、Lotus Notes Traveler クライアントのインストールを開始します。 LMI をデバイスにインストールしていない場合は、以下の手順を使用して、 Lotus Notes Traveler ユーザーホームページから LMI を入手します。
    1. モバイルデバイスをオンにします。
    2. デバイスのブラウザを起動します。
    3. Lotus Notes Traveler ユーザーホームページ (http://hostname/servlet/traveler) にアクセスします。
    4. [IBM Lotus Mobile Installer のダウンロード] を選択します。 ファイルをモバイルデバイスに転送し、ファイルを開きます。
    5. ダウンロードが完了すると、Lotus Mobile Installer が開始されます。
  2. Lotus Mobile Installer を使用して、Lotus Notes Traveler クライアントをインストールします。
    1. Lotus Mobile Installer アプリケーションを開始します (上記のステップを使用してインストールした場合は、自動的に開始されます)。
    2. [受諾] を選択して、End User License Agreement (EULA) を受け入れます。
    3. ウェルカム画面が表示されます。[次へ] を選択します。
    4. Lotus Notes Traveler サーバーに接続するときに使用するサーバーアドレスを入力します。カスタムポート番号を使用して接続する場合は、以下の例と同様の形式を使用してサーバー名を入力します。
      traveler.server.com:8880 
      標準ポート (HTTPS 用に 443、HTTP 用に 80) をサーバーで使用している場合、追加のポートは不要です。LMI は、まず HTTPS を使用しようとするため、HTTP:// または HTTPS:// を含める必要はありません。
    5. Lotus Notes Traveler サーバーに接続するときに使用するユーザー ID とパスワードを入力して、[次へ] を選択します。
    6. LMI が接続してスキャンを開始し、インストールする新しい更新またはアプリケーションがないかどうかを確認します。Lotus Notes Traveler アプリケーションが見つかり、インストールの準備ができている場合は、 [はい] を選択して、クライアントのダウンロードとインストールを開始します。
    7. インストールが完了すると、Lotus Notes Traveler の構成ウィザードが開始されます。
    8. [次へ] を選択して、Lotus Notes Traveler クライアントの登録を開始します。
    9. 同期するアプリケーションを選択して、[次へ] を選択します。
    10. [OK] を選択します。
  3. プロンプトが表示されたら、デバイス画面の指示に従い、デバイスのパスワードを設定して確認します。デバイスのパスコードまたは PIN コードは、LotusLive Notes™ のパスワードとは同じではないことにに注意してください。このパスワードは、一定時間にわたって操作が行われない場合に、デバイスの画面をロックするために使用されます。 パスワードの強度は、モバイルデバイスのポリシーが社内でどのように設定されているかによって異なります。

Windows Mobile デバイスでのクライアントのアンインストール方法

以下の説明に従って、IBM Lotus Notes Traveler クライアントを Windows Mobile デバイスからアンインストールします。

  1. 使用しているデバイスに応じて、[スタート] > [設定] > [システム] > [プログラムの削除]、または、[スタート] > [設定] > [プログラムの削除] を選択します。
  2. [IBM Lotus Notes Traveler] を選択します。
  3. [削除] を選択します。
  4. 削除を確定します。

Windows Mobile デバイスでの Lotus Notes Traveler の構成方法

Lotus Notes Traveler クライアントが Lotus Notes Traveler サーバーと同期するためには、クライアントで最小限の構成を行う必要があります。デバイスの構成および設定値を設定して更新する方法には、ポリシーが設定された Lotus Domino Administrator で自動的に行う方法か、またはユーザーがデバイス上で手動で行う方法があります。

このトピックでは、デバイスから手動で構成を設定する方法について説明します。

表 75. Windows Mobile デバイスでの Lotus Notes Traveler の構成
操作内容 アクション
デバイスのサーバーへの登録 基本的な構成情報が入力されると、Lotus Notes Traveler クライアントは、指定された 1 次構成サーバーに接続します。追加のデフォルト構成情報をダウンロードして、クライアント自体を登録し、PIM および E メールの受信を開始します。
Windows Mobile デバイスの手動同期の開始

メニュー設定で自動同期を有効にしている場合は、IBM Lotus Notes Traveler の同期は自動的に実行されます。ただし、この設定を無効にした場合、またはそれ以外に必要な場合には、手動でデータを同期させることができます。

  1. Lotus Notes Traveler アイコン Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [今すぐ同期] を選択します。

Windows Mobile デバイスでの Lotus Notes Traveler パスワードの変更または再設定

IBM Lotus Notes Traveler サーバーでの認証に使用される HTTP パスワードが変更された場合は、新しいパスワードを使用するようにモバイルデバイスを更新する必要があります。LotusLive™ Traveler サービスでの認証に使用される LotusLive パスワードが変更された場合は、新しいパスワードを使用するようにモバイルデバイスを更新する必要があります。

デバイスでパスワードを変更または再設定するには、以下の手順を実行します。

  1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [アカウント] を選択します。
  5. [パスワード] フィールドに、Lotus Domino HTTP のパスワードを入力します。
  6. [完了] を選択し、設定を保存して閉じます。

Windows Mobile デバイスでのフォルダの同期方法

デバイスで自動同期の実行を構成する方法はいくつかあります。

  • 手動 - Traveler の [オプション] メニューから [今すぐ同期] を選択したときのみデバイスが同期されます。
  • 常に接続 - デバイスはサーバーに接続されたままであり、サーバーまたはデバイスで変更が発生するたびに同期が実行されます。
  • 時間指定 (Timed) - デバイスは、15 分、30 分、1 時間、または 2 時間ごとにサーバーと同期されます。

これらの操作モードのいずれかをピーク時間に使用し、 別の操作モードをオフピーク時間に使用することを指定できます。例えば、午前 8 時から午後 5 時までのピーク時間はデバイスを接続したままにします。さらに、オフピーク時間中と週末はデバイスを 1 時間に 1 回だけ同期させることをお勧めします。

自動同期を構成するには、次の手順を実行します。
  1. Lotus Notes Traveler を開きます。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [自動同期] を選択します。
  5. [スケジュールの編集] を選択します。
  6. [ピーク同期タイプ] を選択して、ピーク時間に使用するモードを選択します。
  7. [オフピーク同期タイプ] を選択して、オフピーク時間に使用するモードを選択します。
    ピーク時間の同期モードとオフピーク時間の同期モードが同じ場合は、スケジュールを設定する必要はありません。ただし、モードが異なる場合は、以下のオプションを設定することにより、ピーク曜日とピーク時間を定義してください。
    • ピーク曜日 - ピークと見なされる曜日
    • ピーク開始時間 - 選択したピーク曜日にピーク同期タイプをアクティブにする時間
    • ピーク終了時間 - 選択したピーク曜日にピーク同期タイプを非アクティブにする時間

[自動同期] 設定では、スケジュール設定のほかに、以下のオプションも構成できます。

ローミング時に接続:
  • はい - デバイスがローミングネットワーク中であるかどうかにかかわらず、Traveler クライアントは通常どおりに動作します。
  • いいえ - デバイスがローミング中に Traveler クライアントがユーザー以外の要求でサーバーに接続することを防止します。

デバイスの SMS メールアドレス: (The SMS mail address for the device:)

指定した場合、Traveler クライアントは、セキュリティの目的で SMS メッセージを使用します (例えば、デバイスが紛失したり盗まれた場合、デバイスをワイプします)。 各種の通信業者の Mail-to-SMS ゲートウェイアドレスのリストは、http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_carriers_providing_SMS_transitに記載されています。SMS アドレスが分からない場合は、ネットワークプロバイダに問い合わせてください。

SMS 通知を有効にする:
注: このオプションは、SMS メールアドレスを指定した場合にのみ表示されます。
  • オン - 通信業者のネットワークに SMS メッセージを送信することにより、Traveler サーバーを補佐して、同期するべき新規データの存在をクライアントに通知できるようにします。これができるようになると、バッテリの寿命を飛躍的に延ばすことができます。ただし、これは、 通信業者が一定料金で SMS メッセージを使い放題にしている場合にのみ行ってください。
  • オフ - SMS メッセージを新規データの通知に使用することを許可しません。 ただし、サーバーは、セキュリティ上の理由のため、依然としてデバイスに SMS メッセージを送信できます。
バッテリ残量が少ないときは同期を無効にする:
  • はい - バッテリ残量が少ないときに、Traveler クライアントがユーザー以外の要求でサーバーに接続することを防止します。
  • いいえ - バッテリ残量が少ないかどうかにかかわらず、Traveler クライアントは通常どおりに動作します。

Windows Mobile デバイスのカスタマイズ

Lotus Notes Traveler クライアントが Lotus Notes Traveler サーバーと同期するためには、クライアントで最小限の構成を行う必要があります。デバイスの構成および設定値を設定して更新する方法には、ポリシーが設定された Lotus Domino Administrator で自動的に行う方法か、またはユーザーがデバイス上で手動で行う方法があります。

このトピックでは、デバイスを手動でカスタマイズする方法について説明します。

表 76. Windows Mobile デバイスのカスタマイズ
操作内容 アクション

Windows Mobile デバイスのネットワーク設定の再構成

  1. Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [アカウント] を選択します。
  5. [メニュー] を選択します。
  6. [再構成] を選択します。
  7. [はい] を選択して、デバイスを再構成します。
  8. [次へ] を選択します。
  9. [サーバー] フィールドに Lotus Notes Traveler サーバーの完全修飾ドメイン名を入力します。たとえば、hostname.example.com と入力します。
  10. [次へ] を選択します。
  11. Lotus Mobile Connect がインストールされている場合は、[プロファイル] を選択します。
  12. [次へ] を選択します。
  13. [VPN 設定] を入力します。
  14. [次へ] を選択します。
  15. 同期させるアプリケーションを選択します。
  16. [次へ] を選択します。
  17. 連絡先の [置換] または [マージ] を選択します。
  18. [完了] を選択します。

デバイスの SSL サポートの有効化

  1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [サーバーの設定] を選択します。
  5. [同期のプロトコル] フィールドで、[HTTPS] を選択します。
  6. [完了] を選択します。
同期させるメールとカレンダーの選択
  1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [メールとカレンダー] を選択します。
  5. [メールおよびカレンダーの同期] をチェックします。
  6. [完了] を選択し、設定を保存して閉じます。
Windows Mobile デバイスでの同期化する他のアプリケーションの選択
  1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [ほかのアプリケーション] を選択します。
  5. 同期させるアプリケーションを選択します。
    • [連絡先の同期] では、アドレス帳の連絡先が同期されます。
    • [Notes の同期] では、ジャーナルエントリが同期されます。
    • [タスクの同期] では、タスクが同期されます。
Windows Mobile デバイスでのデータ置換操作の発行
  1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [ツール] > [データの置換] を選択します。
  4. 置換の対象にするデータ一式を以下から選択します。
    • メール
    • カレンダー
    • 連絡先
    • メモ
    • タスク
  5. [置換] を選択します。
  6. [はい] を選択してデータを置換します。
  7. [OK] を選択して終了します。
Windows Mobile デバイスでの VPN 設定の構成
  1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [VPN 設定] を選択します。
  5. [プロファイル] を選択します。
  6. サーバー名を入力します。
  7. [完了] を選択し、設定を保存して閉じます。
Windows Mobile デバイスでの Lotus Notes Traveler パスワードの変更または再設定
  1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [アカウント] を選択します。
  5. [パスワード] フィールドに、Lotus Domino HTTP のパスワードを入力します。
  6. [完了] を選択し、設定を保存して閉じます。

Windows Mobile デバイスでメールとカレンダーのフィルタを設定する方法

メールとカレンダーのフィルタは、スペースを確保するため、および不要なデータをモバイルデバイスと同期させないようにするために使用されます。

デバイス上のメールの量を管理するには、以下のステップを実行します。

  1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [メールとカレンダー] を選択します。
  5. 以下のフィルタから選択します。
    フィルタ 説明 オプション
    次の後にメールを削除 指定した間隔に基づいて、モバイルデバイス上に E メールメッセージが保持されます。E メールメッセージが指定の間隔を超えると、そのメッセージは自動的にデバイスから削除されます。E メールメッセージは、サーバー上の Lotus Notes メールボックスからは削除されません。 この設定は、デバイス上のすべてのフォルダに適用されます。
    • 1 日
    • 3 日
    • 5 日 (デフォルト)
    • 1 週間
    • 1 カ月
    • すべて表示
    重要度 至急の E メールのみ、またはすべての E メールを同期させます。
    • すべてのメッセージ (デフォルト)
    • 至急のメッセージ
    許可する添付ファイルの数 デフォルトでは、どの添付ファイルもモバイルデバイスに同期されません。 添付ファイルを許可するには、サイズの値を設定する必要があります。すべての添付ファイルを含めて E メールメッセージ全体を取得するには、[ダウンロード] 機能を使用します。
    • Off (デフォルト)
    • 1 K
    • 5 K
    • 10 K
    • 25 K
    • 50 K
    • 100 K
    • 500 K
    メールの切り捨て このフィルタは、デバイスに同期させる各 E メール内の文字数を制御します。[オフ] を設定すると、切り捨て機能が無効になります。E メールが切り捨てられても、[メッセージのダウンロード (Download Message)] 機能を使用すれば、すべての添付ファイルを含めて E メールメッセージ全体を取得できます。
    • Off
    • 1 K
    • 2 K (デフォルト)
    • 5 K
    • 10 K
    • 50 K
    • 100 K
    過去のイベントを表示 指定した期間を超えたイベントがモバイルデバイスから削除されます。これらのイベントは、サーバー上の Lotus Notes Calendar からは削除されません。フィルタ範囲内のインスタンスデータを持つ繰り返しイベントがある場合、または繰り返し会議の複数のインスタンスがフィルタ範囲の前または後にある場合は、一連の繰り返し項目全体がデバイスに同期します。
    • 1 日
    • 3 日
    • 1 週間 (デフォルト)
    • 2 週間
    • 1 カ月
    • 3 カ月
    • 6 カ月
    • すべて表示
    将来のイベントを表示 将来のイベントは、指定した間隔に基づいてデバイスに同期されます。フィルタ範囲内のインスタンスデータを持つ繰り返しイベントがある場合、または繰り返し会議の複数のインスタンスがフィルタ範囲の前または後にある場合は、一連の繰り返し項目全体がデバイスに同期します。
    • 1 日
    • 3 日
    • 1 週間
    • 2 週間
    • 1 カ月
    • 3 カ月 (デフォルト)
    • 6 カ月
    • 1 年
    • すべて表示
    注: Traveler サーバー管理者が Traveler ポリシー設定文書を使用してユーザーのアカウントのフィルタ情報を設定すると、ユーザーは、デバイスでそれらのフィルタを変更できません。
  6. [完了] を選択し、設定を保存して閉じます。

Windows Mobile デバイスでの他のフィルタの設定方法

フィルタは、スペースを確保するため、および不要なデータをモバイルデバイス上で同期させないために使用されます。

デバイス上の文書、タスク、カレンダーのデータの量を管理するには、以下のステップを実行します。

  1. IBM Lotus Notes Traveler アイコンLotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [ほかのアプリケーション] を選択します。
  5. 以下のフィルタから選択します。
    オプション 説明
    文書の保管期間
    • 1 日
    • 3 日
    • 1 週間
    • 2 週間
    • 1 カ月
    • 3 カ月
    • 6 カ月
    • すべて表示
    注: フィルタ範囲内の変更済みのジャーナルエントリは、デバイスに同期します。ジャーナルエントリは、エントリ変更日付がフィルタ範囲を超えるまでデバイスに保持されます。
    タスクの表示
    • すべて表示
    • 未完了のみ表示
      注: 完了とマーク付けされていないすべてのタスクはデバイスに同期します。
    注: Traveler サーバー管理者が Traveler ポリシー設定文書を使用してユーザーのアカウントのフィルタ情報を設定すると、ユーザーは、デバイスでそれらのフィルタを変更できません。
  6. [完了] を選択し、設定を保存して閉じます。

Windows Mobile デバイスで SSL サポートを有効にする方法

Windows Mobile デバイスで SSL を有効にする手順を示します。

次の手順に従って、デバイス上で SSL を有効にします。
  1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [サーバーの設定] を選択します。
  5. [同期のプロトコル] フィールドで、[HTTPS] を選択します。
  6. [完了] を選択します。

Windows Mobile デバイスでのステータスおよび接続情報の表示

Windows Mobile デバイスの状況を表示する方法

現在のネットワークおよび同期の状況を表示できます。 この情報は、接続の問題をトラブルシューティングするときに役立ちます。

ネットワークおよび同期の状況を表示するには、IBM Lotus Notes Traveler アイコン Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。

デバイスの 1 つ以上のセキュリティ設定が管理者定義の Lotus Notes Traveler デバイスセキュリティポリシーに反する場合、ホーム画面のデバイスステータスにロックアイコンと「デバイスのセキュリティ違反」というメッセージが表示されます。ポリシーに違反すると、デバイスの設定がポリシーに準拠したものになるまで、デバイスがサーバーと同期されなくなる可能性があります。違反している設定、デバイスのセキュリティ設定の値、デバイスのセキュリティポリシーの値を確認するには、セキュリティの状況の表示を参照してください。Lotus Notes Traveler のセキュリティポリシーに準拠している値を使用して、電話の該当の設定を更新し、違反を解消してください。

Windows Mobile デバイスのセキュリティの状況を表示する方法

デバイスのセキュリティ準拠ステータス、IBM Lotus Notes Traveler のセキュリティポリシー設定の値、各ポリシー設定のデバイス値を表示することができます。

この情報を使用して電話の設定を変更し、デバイスの設定がセキュリティポリシーに準拠するようにします。

  • セキュリティの状況を表示するには、Lotus Notes Traveler ホーム画面に移動して、[メニュー] > [ツール] > [セキュリティの表示] を選択します。
  • セキュリティ設定の詳細を表示するには、該当の設定を選択します。デバイスおよびポリシーの値が、画面の [詳細] セクションに表示されます。

電話の設定を更新したら、セキュリティの状況を再び表示して準拠チェックを更新し、設定が準拠するものになったことを確認できます。セキュリティの状況の表示を更新するには、[更新] を選択します。

Windows Mobile デバイスでログを表示およびクリアする方法

ログに収集された情報は、トラブルシューティングするデバイスや接続の問題を診断するのに役立ちます。ログのクリアは、IBM Lotus Notes Traveler がデバイス上で使用するディスクスペースの削減に役立ちます。

IBM Lotus Notes Traveler ログを表示およびクリアするには、以下の手順を実行します。

  1. 以下のようにして、Lotus Notes Traveler ログを表示します。
    1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
    2. [メニュー] を選択します。
    3. [ツール] を選択します。
    4. [ログの表示] を選択します。
  2. 以下のようにして、Lotus Notes Traveler ログをクリアします。
    1. IBM Lotus Notes Traveler アイコン を選択します。
    2. [メニュー] を選択します。
    3. [設定] を選択します。
    4. [ログ] を選択します。
    5. [メニュー] を選択します。
    6. [ログのクリア] を選択します。

Windows Mobile デバイスでの連絡先の管理

IBM Lotus Notes Traveler によって、仕事上の連絡先と個人の連絡先を整理することができます。 連絡先エントリを使用して、名前、住所、電話番号、E メールなどの情報を保管します。

自分のホームページから連絡先リストを開くには、[連絡先] を選択します。

Windows Mobile デバイスで連絡先の同期を有効にする方法

ローカルの連絡先ファイル (names.nsf) をご使用のデバイスの連絡先と同期させるには、まず、IBM Lotus Notes クライアントを使用して、ローカルの連絡先ファイルとメールファイルとの同期を有効に設定してあることを確認する必要があります。

ローカルの連絡先ファイルとメールファイルを同期するための手順は、メールファイルのテンプレートバージョンにより異なります。連絡先と写真を同期するには、Domino 8.x メールファイルテンプレートを使用している必要があります。

Windows Mobile デバイスで、Lotus Notes 8.x メールファイルの連絡先の同期化を有効にする

連絡先の同期を有効にすると、メールファイルの連絡先とデバイスの連絡先が最新の状態に維持されます。 連絡先を同期するには、その前に、同期を有効にする連絡先のプリファレンスを設定する必要があります。

  1. IBM Lotus Notes クライアントを使用してメールファイルを開きます。次に実行するステップは、使用しているクライアントによって異なります。
  2. Lotus Notes 8 Standard 版を使用している場合は、以下のステップを実行します。
    1. [ファイル] > [プリファレンス]をクリックします。
    2. [連絡先] をクリックします。
    3. レプリケータの [連絡先の同期] にチェックマークを付け、[OK] をクリックします。
    4. [開く] > [複製] をクリックします。
    5. [連絡先の同期] が有効になっていることを確認します。
    6. [複製の開始] をクリックします。
  3. Lotus Notes 8 Basic 版を使用している場合は、以下のステップを実行します。
    1. ブックマークバーで 連絡先ブックマーク をクリックし、ローカル連絡先ファイル (names.nsf) を開きます。
    2. [アクション] > [次へ] > [プリファレンス] をクリックします。
    3. [レプリケータで [連絡先の同期] を有効にする] を選択し、[OK] をクリックします。
    4. ブックマークバーで ブックマークの複製および同期 をクリックします。
    5. [連絡先の同期] が有効になっていることを確認します。
    6. [複製の開始] をクリックします。

Windows Mobile デバイスでの Lotus Notes 7.x メールファイルの場合の連絡先同期の有効化

  1. IBM Lotus Notes クライアントを使用してメールファイルを開きます。
  2. [アクション] > [アドレス帳の同期]を選択して、モバイルデバイスがメールファイルから連絡先データを受信できるようにします。ローカルアドレス帳 (連絡先) とご使用の任意のモバイルデバイスの間の相違を同期させたいときは、その都度このアクションを実行します。

Windows Mobile デバイスで自身の連絡先を表示する方法

連絡先を表示するには、いくつかの方法があります。

連絡先を開くには、ホームページから [連絡先] を選択します。

表のタスクを実行すると、選択した方法で連絡先を表示できます。

タスク アクション
連絡先リストの名前を検索する 連絡先名の先頭の数文字を検索バーに入力します。
索引を有効または無効にする
  1. [メニュー] > [オプション] を選択します。
  2. [索引の表示 (Show alphabetical index)] を選択すると索引が有効になり、 この設定をクリアすると索引が無効になります。
連絡先名のみを表示する
  1. [メニュー] > [オプション] を選択します。
  2. [連絡先名のみ (Contact names only)] を選択します。
名前または会社別に表示する
  1. [メニュー] > [表示順] を選択します。
  2. [名前] または [会社] を選択します。
連絡先の一部を表示する
  1. [メニュー] > [フィルタ] を選択します。
  2. [すべての連絡先]、[最近表示した連絡先 (Recently Viewed)]、[カテゴリを指定しない (No Categories)] を選択するか、リストからカテゴリを選択します。
注: 連絡先の写真を表示するには、8.0 以降のメールテンプレートを使用する必要があります。

Windows Mobile デバイスで自分の連絡先を操作する方法

名前、住所、電話番号、E メールなどの、仕事上の連絡先と個人の連絡先に関する情報を保管します。

表 77. 連絡先の作成、編集、削除
操作内容 アクション
連絡先の作成
  1. ホームページから [連絡先] を選択します。
  2. [新規] を選択します。
  3. フィールドのいずれかまたはすべてのフィールドに情報を指定します。
  4. [OK] を選択し、設定を保存して閉じます。
連絡先の編集
  1. 編集する特定の連絡先を開きます。
  2. [メニュー] > [編集]を選択します。
  3. 連絡先情報を更新します。
  4. [OK] を選択し、設定を保存して閉じます。
連絡先の削除
  1. ホームページから [連絡先] を選択します。
  2. 削除する連絡先を選択します。
  3. [メニュー] > [削除]を選択します。
  4. 連絡先を完全に削除したい場合は、[はい] を選択します。
法人検索による連絡先の検索
  1. [スタート] > [Traveler Lookup] を選択します。
  2. 連絡先の姓または名の最初の数文字を入力します。 [検索結果] ウィンドウに、類似の文字を含む名前のリストが表示されます。
    注: メール受信データベースのほか、Lotus Notes グループ名を検索することもできます。
  3. リストから該当する名前を選択して、[開く] を押します。
  4. ここから、その連絡先に電話をかけたり E メールを送信したり、またはその連絡先をローカルの連絡先リストに追加したりすることができます。

Windows Mobile デバイスでのメールの管理

IBM Lotus Notes Traveler を使用すると、同僚、友人、家族と電子的に通信できます。E メールの作成、送信、応答、転送を実行できます。ファイルや画像などの添付ファイルを送信することができます。また、メッセージをフォルダで整理できます。ユーザーに関する情報を連絡先リストに保存できます。

Lotus Notes Traveler はリッチテキストを送信および表示します。組み込み画像は表示されません。

メールの既読/未読の変更を同期する方法については、既読または未読の変更の同期の有効化を参照してください。

Windows Mobile デバイスでのメッセージの作成方法

モバイルデバイスで新規の E メールメッセージを作成できます。

メッセージを作成するには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] > [メッセージング] を選択します。
  2. [新規] を選択します。
  3. 宛先、Cc (carbon copy)、Bcc (blind carbon copy) のアドレスフィールドのいずれかに 1 つ以上の E メールアドレスを入力して、メッセージの宛先を指定します。 連絡先リストからアドレスを選択し、[To] フィールドのラベルを選択するか、[メニュー] > [受信者の追加] を選択します。[受信者の検索] オプションを使用して、Domino ディレクトリの名前を検索することもできます。
    注: 複数のアドレスを指定した E メールメッセージを作成するには、それぞれの名前の後にセミコロン (;) を付加します。コンマ (,) は使用できません。
  4. [件名] フィールドに件名を入力します。
  5. メッセージの本文を入力します。
  6. オプション: 以下のいずれかを実行します。
    • ファイルを 1 つ以上添付するには、[メニュー] > [挿入] を選択します。
    • 優先度などの送信オプションを指定するには、[メニュー] > [メールオプション]を選択します。
  7. 以下のいずれかを実行します。
    • [メニュー] > [送信]を選択して、指定した受信者にメッセージを送信します。
    • [メニュー] > [ドラフトに保存] を選択して、このドラフト E メールのコピーをクライアントとサーバーの両方に保存します。
    • [メニュー] > [メッセージのキャンセル (Cancel Message)] を選択し、このドラフト E メールをクライアントとサーバーの両方から破棄します。

Windows Mobile での画像、ボイスメモ、または添付ファイルの挿入方法

画像、ボイスメモ、添付ファイルなどのファイルを E メールメッセージに添付できます。

画像、ボイスメモ、または添付ファイルをメッセージに挿入するには、次の手順を実行します。

  1. [メニュー] を選択します。
  2. [挿入] を選択します。
  3. 以下のようにして、挿入する項目を選択します。
    • [画像] を選択して、手順 4 に進みます。
    • [ボイスメモ (Voice Note)] を選択して、手順 5 に進みます。
    • [ファイル] を選択して、手順 6 に進みます。
  4. リストから画像を選択します。
  5. [記録]アイコンを選択して、ボイスメモを録音します。ボイスメモを録音したら、[停止] を選択します。
  6. リストからファイルを選択します。

Windows Mobile デバイスでテキストフレーズを E メールまたはテキストに追加する方法

E メールメッセージに定義済みテキストフレーズを追加します。独自の定義済みフレーズを作成することもできます。

メッセージまたはテキストに定義済みフレーズを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. 以下のようにして、E メールにフレーズを追加します。
    1. [メニュー] を選択します。
    2. [マイ テキスト] を選択します。
    3. フレーズを選択します。
  2. 以下のようにして、テキストにフレーズを追加します。
    1. [メニュー] を選択します。
    2. [マイ テキスト] を選択します。
    3. [マイテキストメッセージの編集 (Edit My Text Messages)] を選択します。
    4. フレーズを入力します。
    5. [OK] を選択し、設定を保存して閉じます。

Windows Mobile デバイスで E メールにアクセスする方法、および受信ボックス内の E メールの表示をカスタマイズする方法

デバイスの電源をオンにした後、E メールメッセージにアクセスするには 2 つの方法があります。

E メールメッセージにアクセスするには、以下のいずれかのステップを実行します。
  • ホームページのメールアイコンを選択します。
  • [スタート] > [メッセージング] を選択します。

上記の両方の方法により、受信ボックスに E メールメッセージが表示されます。

受信ボックス内の E メールメッセージの表示方法をカスタマイズするには、ソートオプションを選択します。選択可能なソートオプションは、以下の 4 つです。
表示順序 説明
メッセージの種類 (Message type) メッセージの種類に基づいてソートします。
送信元 (From) 名前でアルファベット順にソートします。
受信 日付順にソートします。
件名 件名フィールドでアルファベット順にソートします。

E メールの本文が切り捨てられていたり、添付ファイルが欠落している場合には、メッセージの残りの部分をダウンロードする方法について、トピック「切り捨てられた E メールメッセージのダウンロード」を参照してください。

切り捨てられたメールメッセージを Windows Mobile デバイスでダウンロードする方法

デバイスに同期させたメールメッセージの本文が切り捨てられる場合があります。メールフィルタ設定が適用されると、このような切り捨てが行われます。デバイスに十分なスペースがあり、管理者によって許可された場合は、メールメッセージの残りをダウンロードできます。

  1. ダウンロードするメールメッセージを選択します。
  2. [メニュー] を選択します。
  3. [メッセージのダウンロード (Download Message)] を選択します。
    注: メッセージに、管理者が定義した最大許容サイズより大きい添付ファイルが含まれている場合、メッセージをダウンロードするオプションは表示されません。また、現時点では、メールに切り捨てが行われた場合、[Drafts] フォルダ内のメールをダウンロードできないという制限があります。